HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ねぇ、君は誰なの?~真田暎人と植田健一のUESA

2011年11月04日 | 真田暎人/UESA
今朝、夢を見た。
どうしてこんな時にそんな夢みちゃうんだろう。
別に見ようと思ったわけじゃないのに。
UESAの2人がそろって登場。
夢の中でどうして今のリアルな話を聞かせてくれるの?
なんか痛かった。聞いてて。
夢なのに。別に聞かせてって言ったわけじゃないのに。
どうして出て来ちゃったの?私の夢に。
夢のドアに鍵かけとけばよかった。ほんと。


昨日、UESAが来年の2月で活動休止するって
ふたりのブログに書かれた。
多くのファンは動揺し、お蔭でこのブログは
いつもの細美氏や村松氏や栄喜氏をふっとばして
ほぼ20位ぐらいまでの検索はみんな「UESA」だった。
心配しなくていいよ。ここはmixiみたいに
誰が見に来たとかそんなことはまったくわかんない。
ただ、何人来たとか、どんな検索ワードで来たとか
そんな程度さ。

正直、UESA関連の記事なんて最近書いてなかったし
ちょっと前ので申し訳ないなって思ってた。

しかも、最近のその内容たるもの
UESAファンにとっては
あまり気持ちのいいものじゃなかったんじゃないかな?

どんな内容かはまたカテゴリーで「真田暎人/UESA」か
「bye bye circus」のところを探してみてもらったら
いいかと。


♪駆け込み乗車のイメージで思い切って聞いてみるよ
「あなた、私が嫌いでしょ?」
鏡の前で独り言 なんだか恥ずかしくなったよ
握った右手 振り下ろしそうになって
グッとこらえるとこだとかそんなお前が嫌いじゃない♪
 (大人になって by 真田暎人)

この歌は実は聴いたことがない。
でも、この歌詞を読んだ時に
暎人さんの今の気持ちが見えたような気がした。

今の自分があまり好きじゃないんじゃないかなって。

休止を発表する前のブログを読んでいても
音楽を楽しめてないっていうような内容のがあって
彼はもう自分を偽れなくなってるのかなって
感じていた。

私はほんと辛かった。
私の知る真田暎人って言う人は
ほんとうにいたのだろうか?って
最近、思う程彼をとりまく環境や彼の作る音楽さえ
なんだか違う世界に行ってしまうようだった。
だから、Jet Kellyの時代からJet Lily Starまでの
音楽をくりかえし聞いて、そして涙してた。

こういう音楽をもう彼はやってくれないのか?
彼はもうUESAのヒデトで生きて行くのか?って

bye bye circusを始めてもUESAのライブが多過ぎて
それが入る余地がない感じで、なんだかそのbye byeも
立ち消えそうで、このままUESAがメインになってしまうんだと
私の中から真田暎人というミュージシャンが
過去に吸い込まれて行くような
だんだん薄まって行くような
脱力感が私を包んでいった。

UESAにも名曲はたくさんある。
でも、その名曲たちを聞きたいというような
以前のような燃え上がるような気持ちは
どこか取り残されたろうそくの火のように
うっすらと燃えるだけでライブハウスへ
行く力さえ、もうなくなりそうだった。

私にとって真田暎人っていうミュージシャンは
細美武士氏と渡會将士氏と並ぶ3大天才詩人であり
作曲家であり、歌い手だ。

それなのに今の環境はなんなんだ?ってずっと思っていた。
あのくだらないステージでのやりとりに
笑う観客。何がおもしろいの?
音楽聴きに来てるんじゃないの?あんな会話するぐらいなら
あと1曲やってよって。グダグダとつまんない話ばかり。
こんな時間つぶしをする人だったっけ?って。

正直、私は観客にもイライラした。
UESAをだめにした一因は観客にもあると思っている。
甘やかし過ぎたんだ。植田健一という人を。
そして、みんなは知らないうちに真田暎人と彼を引き裂いていったんだ。

ミュージシャンに「ちゃん」づけで呼ぶのも私はいやだった。

たとえば、細美さんに「武ちゃん」とかファンはいわないし
the Birthdayのチバさんに「ゆうちゃん」なんていわない。

アイドルじゃないんだよって。

あなたは彼の近所のおばちゃんなの?
あるいは近所のお姉さん?って

私は真田さんであり植田さんであってほしかった。
それが私なりの彼らに対するリスペクトだった。
もちろん、1回ぐらい「健ちゃん」って
どこかに書いたこともある。で、自分でぞっとした。
そう彼を呼ぶことで彼のミュージシャンとしての
価値がなんだか下がった気がした。
これはいけないとやっぱり植田さんと呼ぶ事にした。

暎人さんがギターの弦の話をしていた。
これは大事なことだと思う。
弦を一度切ったら、その日のライブがすべて
台無しになるぐらいの緊張感が必要なんだと思う。

植田さんは音楽に命を懸けていたと書いていたけれど
弦を何度も切ってしまうあなたにはそれはあてはまらないと
私は思っていた。

今までいろんなバンドやアーティストのライブを
見て来たけれど、洋楽邦楽含めてほとんど
ギターの弦を切るっていうのは1、2回見たぐらいで
98%ぐらい一流のバンド、いやインディーズの
パンクバンドだってそんなことはめったになかった。
それはどういうところで違ってくるのか?
なぜ弦が切れるのか何度も考えたこと、あるいは悩んだことはあるのかな?
その時の運によるって思っていたとしたら大間違いだと思う。
それを一度したら2度としないのがプロっていうもんじゃないのかなって。

なんだかすごくえらそうなことを言ってるよね、私。
何様なんだって思われているだろうね。

そう、ただの音楽バカだよ。
もう何十年もロックばかり聞き続けて
どれだけギターの音を聞いて来て
どんな音が素晴らしいかを何度体感してきたか
わかんないし、家にもアンプもエレキもエフェクターもある。
ギターを愛していても、自分の才能が無いのもよくわかってる。
だから、私はロックファンのままだ。

与えられた譜面だけじゃなくて
海外のギタータブ譜をダウンロードして
練習したりしているのかな?
英語と数字の並んだタブ譜と
にらめっこしていろんなギタリストの技を
盗んでみようって思ったことあるのかな?
今どきの大学のバンドのギタリストたちは
そんなことを毎日して耳と指とセンスを磨いている。

それでもプロにはなかなかなれない。

だって、プロになるっていうのは
そんなに簡単なわけないもの。

当たり前みたいにテレビに出ている人たちは
ほんとうはみんな天才なんだ。
ふつうみたいな顔していても
神様が選んだ人たちなんだ。

誤解しないでほしい。
植田さんが天才じゃないなんて
誰も言ってない。

彼にわかってほしいのは
あなたはアイドルになりたいのか
ギタリストになりたいのかってこと。

植田さんには実のところ
アイドルになる才能があると思っている。
ならば、それを活かせる場所に行くべきだと思うんだ。

一方、真田さんは根っからのミュージシャンだ。
アイドルにはなれない。なんかお愛想ができなかったり
女の子が喜ぶような台詞を吐いたりできない。
でも、歌で彼はすべてを彼らしく語る。

そんな2人がいっしょにやっていくのは
やっぱり無理だと思うんだ。

いつもいつも植田さんに気を使っていた
真田さんを見るのはいやだった。
なんで?って思ったけれど
「彼はアイドルだから。」とかばってて
私は「どうして天才真田暎人がこんなに
気を使わないといけないんだ。すべて
彼が作っているのに。なぜ。」って


それでも、植田さんにもいいところはある。
そして真田さんが守ろうとする人だから
私も植田さんのいいところをもっと見つけて行こうと
思って来た。

でも、最近はもう限界だった。
どんどん下方に合わせて行く真田さんを
見るのが忍びなかった。

このようなブログを
植田さんが読まれたら
気分はよくないだろう。

でも、彼に気がついてほしいんだ。
誰も彼に言わないし、
彼自身も気がつかない。

彼にギタリストしての才能がないわけじゃないし
音楽で生きて行けないとも思わない。

今、一体彼に何を求められているかを
自分で気がついてほしい。


あ~もう終わったなんて思っていたら
一発お見舞いしたいぐらいだ。

植田さんが持ついいところ。
それは一体何か。
まずは自分でしっかりそれを見つけてほしい。
私にはわかっている。あなたのいいところ。
それに気がつかないのがまた歯がゆい。

ギターであえていうなら、
「summer movie」のあなたのギターが好きだ。
ドライブ感があって、湧き出る熱情が感じられて。

彼のブログへのコメントを読んでいると
「ギターが大好きです。」と山ほど書いてある。
で、ギターのどこが好きなのか?どのフレーズが好きなのか?
どういう弾き方が好きなのか?どういう曲のどのあたりが好きなのか?
誰も具体的に何も書いていない。そんな抽象的なことでは
彼には結局自分のどこがいいのかがわかり得ない。

ちゃんと具体的に言ってあげないと
彼の自信につながらない。
世界で一番彼のギターの音が好きというのなら
どういうところが世界で一番好きなのかを
言ってあげてください。


私は正直、彼はまだまだ発展途上だと思っている。
ジョン・フルシアンテにも
スティーブ・ヴァイにも
ブライアン・メイにも
まだまだぜんぜん近づいていない。

でも、そうじゃない弾き方で
彼しか弾けない弾き方で
多くの人を魅了することだって可能だと思っている。

それにはみんなが具体的にどこが好きなのかを
教えてあげないと。

それを繋ぎ合わせたら彼のオリジナルのギターワークが
肉付けされていくんだと信じている。


あと、ミュージシャンになることに命がけならば
自分の苦手なことにもあえて食いついて行けるはずだ。
歌が苦手なら歌うべきだ。どんどん歌うべきだ。
オペラをやっていた人が言っていた。
人間はだれしも音痴な人なんていないんだ。
生まれながらセンスがある人もいるけれど
訓練によってそれはどうにかなるんだって。

別に植田さんは音痴でもなんでも最初からないし
ただ、自分に自信がないだけで、最初は笑われたって
いいから思いっきり歌ってみればいい。
セックスピストルズだって上手くなんてなかった。
それでもパンクの王になったわけだ。

自分を捨てて
自分を認めるっていうのかな。

そこから新しい自分が見えてくる気がする。

私は真田さんのことはこれからもずっとミュージシャンとして
好きだし、彼の歌を愛し続けるけれど

一方で植田さんがもっと強くなって
「ほら、これが植田健一っていうアーティストだ!」って
見せつけてくれる日も待っている。

逃げちゃだめだ。
今逃げたら後悔する。
まずは「見返してやる!」っていう気持ちで
とにかく捨てちゃだめだよ。ただ、そこから
新しい夢も生まれてくるかもしれない。
そうしたら、そこに行けばいい。
ミュージシャンだけじゃなくて
人を幸せにしてくれる職業は案外
この世界にころがっているんだ。

信じてるからね。

君のどや顔が見れる日を。


ってことでここまで読んで下さった方
あまり期待にそえるような内容でなくて
ごめんなさい。

何を言いたいかもわからないかもしれない。

でも、私は言い訳よりロックンロールを
信じるタイプなんです。昔から。




コメント (4)
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