HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

「Deerhounds」PVを見て

2011年11月23日 | 細美武士/the HIATUS
タワレコJPで予約してたのに届かない「A World Of Pandemonium』。
発売日に届くというのでタワレコに直に行けそうになかったから
頼んだのに、同日発売の他のCDが入らないからという理由で
届かない。フラッドのも届かない。ならあと一枚をあとにして
先に2つ送ってくれたらいいのに。新譜発売日に出ない国内盤が
あることすら信じられないけれど、アマゾンなら先にあるやつだけ
送ってくれるよ。なんとかしてよ。タワレコさん。

さて、まあそんなこと言っても届かないのはしかたがない。
ゆえに昨日スカパーで見た「Deerhounds」のPVを
またくりかえし見ていた。

最初見た第一印象は映像においては
映画「かいじゅうたちのいるところ」である。
この映画を見たことがある人は納得できると思う。

細美くんがこの映画を見たかどうかは知らないし
この歌はまったく違う次元でできたと思う。

でも、この監督、深津昌和氏が「Deerhounds」を
聴いて「かいじゅうたちのいるところ」をイメージしてしまったのは
理解できる。あの空気感がそこにあるもの。

曲の歌詞を全部聞き取るほどの能力はないけれど

♪朝の霜~っていう(英語だけれど)
部分から
♪ゴミを捨てて(英語だけれど)

っていう最初の部分から私はなぜか
震災後の町を思い浮かべてしまった。

もちろん、私は実際に行ったわけではない。
テレビでの映像や写真や人の話からの
想像に過ぎない。

でも、細美くんは実際にそこに行った人だ。
実際にボランティア活動をしている人だ。

だからこそ、感じたこと
実際に経験したことが
そこに出ているのかもしれない。

この歌の中にアルバムタイトルの
「the world of pandemonium」という言葉が
出て来た。

混沌の世界。

震災後の日本もそうだし、
今年は世界中で政変による混乱
洪水による被害など
あるいはやはり地震に見舞われたトルコなど
いろいろな国で人々が辛いできごとに
出会った一年だった。

私はここではないけれど
別のところに「かいじゅうたちのいるところ」の
映画を見たあとの感想を書いていたんだけれど
次のようなことを書いていた。


「絵本のテーマは母子愛だったのかもしれないけれど
映画ははみだしっこ、悪い子って言われる子の葛藤と
そんな子が愛を感じる時がどんなときかを
かいじゅうと子どものふれあいの中で
ほろっと感じさせてくれる映画だった。
映画の終わりは万々歳のハッピーエンドって訳じゃない。
「ごはんがあってお母さんの笑顔があって」
みたいなほろっと感じる幸せが描かれる結末。」

この当たり前のような日常が
ほんとうは一番幸せなんだということを
震災は教えてくれたし、
そんなことをこのPVの監督はもしかして
同じように感じて、あえてこの曲に
この映画のイメージを取り入れたのかなって
思った。

素の音が響く感じの歌。
いろんなものをそぎ落として
何が一番大事なのか
そういうものを考えさせてくれる
歌のような気もした。

これを聴いて
アルバムが届いたら
またどんな印象を受けるのだろう。

早く全部聴きたいな。

ちなみにdeerhoundってスコットランドの大型犬のことだよね。
細美くんはイギリスで見たのかな?
それとも被災地で見たのかな?
もともとは狐狩り用の犬だけれど
でかいから救助犬にもかり出されるかもしれない。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする