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HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

去年マリエンバードで

2006年09月23日 | 音楽・映画・本
ずいぶんと昔に見た映画なので記憶もやや薄れてきてはいるけれど、定期的にこの映画のシーンが頭をよぎる。

これはドイツ映画だったと思うし、おそらくアート系の映画館でたまに昔の映画特集みたいなのでやったりしていると思う。

ストーリーはある夫婦がとある高級ホテルに静養に訪れる。そして、ある日その妻が一人でホテル内を歩いているとある見知らぬ男性がそっとささやきかける。

「去年お会いしましたね」

最初は何かの間違いかと知らぬふりをしていたその妻だったが、何度もその見知らぬ男性と会うたびに

「去年お会いしましたね」

と言われるとだんだん

「そうだったのかもしれない」

と思い始めてくる。


「自分が忘れているだけかもしれない」

と記憶をたぐりよせる。


でも、思い出せない。


しかし、だんだんとその男性に惹かれていく妻。
その夫はどうしていたのか、映画の大部分が薄れている今は思い出せない。


ただ、この映画をなぜにこんなに思い出すのかというと

その映像の手法だ。

彼女と見知らぬ男性以外、まわりは静止したり動いたりするのだ。


その静止感・・・


2人の感情の動きを見事に表している。


モノクロの映画で、女性も黒の似合う女性。


もしかしたら、初めてだと思っていた人も実は前に出会ってたのかもしれない。


**********


ちなみに、ブラーというUKのバンドのPVの中に(なんの曲か忘れたけど)この映画からヒントを得ただろうな~というのがある。映画のクライマックスに出て来る屋敷から庭園に続くシーン。

そういえば、最近ブラーはどうしているのかな?デーモンが好きだった(今も好きかな)。彼の出ている映画『フェイス』(アメリカ映画でも同名タイトルがありますが、イギリス映画の方)もなかなかいいシリアスな映画ですよ。イギリス映画だな~って感じで・・・

『去年マリエンバードで』と『フェイス』・・・この秋の夜長のひとときにDVDででも是非・・・
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9月がきっと

2006年09月21日 | 音楽・映画・本
私の中できっと9月というのはいろんな意味で思い出の多い月なんだろうな・・・ということを大崎善生の『九月の四分の一』という短編集を読んで改めて、というか初めて感じた。

ものすご~く不思議な縁なんだけれど、この短編集の舞台となる箱根にある彫刻の森美術館へ私が初めて行ったのも9月。そして、ベルギーのブリュッセルのグランプラスに立ったのも9月。パリに行ったのも9月。そして、ロンドンでの生活を始めたのも9月だった。

なんか、この作者の大崎さんにすごくお会いしたくなった。

この短編集の最後に石田依良さんが解説を書いているけれど、彼がいうように男前な文章(彼はあえて、それを「美声」と表現しているけれど)が書ける作家であり、透明感があり、まさにブルーというイメージの文章を書く。

私は透明感のあるブルーが好きだ。



彼のこの短編集を読み終えて、急に昔、一人でヨーロッパを旅していた時の日記を読み返したくなった。引き出しの奥底に仕舞っていた小さいな手のひらサイズの日記を何年ぶりかに取り出してちらちらと読んでみた。あの頃がよみがえってきた。


まるで夢のようだったあの頃。出会った人たち。その残像は今もここにある。


またいつか何年後か9月に君たちに会いに行こうか・・・

でも、一体あの場所はどこだったのか?あのアパルトメントはどのあたりにあったのだろう?記憶は断片となって、印象的な場面しか浮かんでこない。ただ、日記には案外細かいことが書かれているんだけれど、住所とかそういう肝心なところが欠落している。アドレス帳はどこへいってしまったのかな・・・


元気だといいな。幸せだといいな。

そして、改めて思った。



私は9月が好きだ。

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悲しくて翼もなくて

2006年09月19日 | 音楽・映画・本
「歌は結局それを聴く人間の中で完結していくものなのではないだろうか。」

これは大崎善生の短編集『九月の四分の一』の中の1つの「悲しくて翼もなくて」の一節だ。私は歌の作り手にはなったことはないので、作り手の気持ちを知ることはできないけれど、聴き手として、素敵な歌に出会うと自分の中で感じるままに解釈し、そしてそんな歌に悩みを和らげてもらったり、力をもらったり、幸せな気分にしてもらったりする。

この小説を読んだ後、すごくせつなくなった。

これは音楽を愛する人、バンド経験のある人、あるいはライブハウスやストリートでそこで奏でられる演奏やら歌やらを聴いた事がある人には、何かを投げかけてくれる小説のような気がした。


なんだろうな~。ときどき無性に君の歌を聴きたくなる。そう、もちろん生で。

君の歌が聴けなくなったら、すごく悲しいだろうな~って思うし、そういうのに耐えられるかな~なんて考える。

絶対に自分が死ぬ前に「あ~もう一度聴きたい」って思うだろう。きっといろいろ思い出しながら、泣けてくるだろう。

時の積み重ねはときどき重ね方を間違えて、好きだった音楽がいつの間にか遠くにいってしまって、もう自分は戻れない場所に来てしまっていることがある。

そういう事が何度かあった。


だから思う・・・もうそんなのは嫌だと。

ずっと好きな音楽から私を離さないでほしいと。


離れてしまった音楽にも本当はまた巡り逢いたいんだ。もう一度だけ生で聴きたいんだ。
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トレインマン

2006年09月17日 | 音楽・映画・本
テレビで映画『電車男』をやっていた。ついつい見てしまった。やっぱりテレビ版より映画の方が静かで厚みがあるし、映像がやっぱり映画だな~って思った。

エルメスさんがなぜに電車男を好きになったのか・・・

「なんでもないものを素敵なものに変えてくれる」

そんな感じのことを言っていた。


私もそういう人に昔から惹かれた。うっかり見落としてしまいそうな事を気付かせてくれる人。そういう人に出会うと何かこれからもたくさん素敵なことが起こるような気がするし、そういう人は大事なことも見落とさないような気がするから・・・


もちろん、外見的に素敵だな~って思うことはあるけれど、やはり私はその人から感じられる温かさ、ぬくもり(同じか~笑)に一番惹かれる。

*******

また夢の話だけれど、つい最近夢にあのキムタクが出てきた。
実は私はあまり好きではなかった。いっときはテレビでの彼を見ると嫌悪感を覚えるほどだった。別に彼自身を知るわけではないのに、失礼な話だよね。申し訳ない。

でも、最近かな~。CMとかドラマとか映画とかに出ている彼を見て、彼はすごく自分を変えようともがいているな~って感じていた。私の勝手な印象だけど、あのスマップの中で一番何も無い人というのがキムタクで彼の話すことはいつも彼から出たものではなくて、誰かからのものだろうなと薄っぺらく感じていた。でもそんな彼が最近変わってきた気がしていた。


そんな時に夢に出て来て言うんだ。

「これでいいんだろうか?」って
「自分から出るものを見つけようとしているんだ」って

そんな言葉を聞いて「一生懸命今自分探しをしているんだね」って思った。


目覚めた後から、なんか彼の印象が変わった。夢によって変わるなんてどうかと思うけど、なんか

「頑張ってるんだ。もがいているんだ。」って思えてしまって、

「がんばれ!」ってそれ以来テレビで彼を見ると応援している自分がいる。


******

マイケミの話が続いてしまうけど、ジェラルドってサマソニの来日前のPV撮りでじん帯を切っていたんだね。ステージではあれほど動きまわっていたのに、裏では杖をついていたんだと思うとプロだな~って思う。ボブがこの前入院したのもその同じPV撮りの時のやけどのせいだったみたいで、皆ほんとサマソニではそんなそぶりを見せなかったのに・・・ますます好きになる。

ジェラルドは日本に住みたがっているようで、京都に住んだらいいのにな~って・・・そしてやっぱり彼の一番のリスペクトアーティストがフレディだった。

でも、ジェラルドは長生きしないとだめだよって声を大にして言う・・・絶対に生き方はフレディではなくミックジャガーを目指すべきだ。おじいさんになってもロックンローラーであり続ける生き方。


今日はなんか支離滅裂な日記になってしまったね。電車の車両のようにいくつもの話を連結してみた(笑)

そうそうi-Podがまた故障して治療に出た。また戻ってきたら音源を入れ直さないと・・・900曲近く入れているから故障するのかな~?

しばらくはMD生活だ。




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難しそう

2006年09月09日 | 音楽・映画・本
最近、あまり他のHPとかを見て無くて、久しぶりにあるバンドのHPのBBSを見たら、すごいことになっていた。知名度があがるとそういうことになるんだね。だからかエルレもTOKYO DROPもBBSはない。TOKYO DROPはなぜ無いのか知らないけど、エルレはよく心無い書込みがあったからね。仕方がないのかもしれない。

まあ、そういう書き込みはすぐに削除すべきだ。なんでも早期対応がいい。悪いことには迅速な対応。警察も早く動けば事件が早く解決する・・・気がする。


いっておくけど、恋人探しにライブに来るのは最悪。たまたまそこでふつうに知り合って、それから自然に友達になって、自然に発展していくのならいいけど、それを第一の目的に来るやつはライブに来るなといいたい。


ライブに行くのは音楽を浴びるため・・・それ以外何が必要なんだ?


********

話は変わるけど、あるCDを聴いた。

ちゃんとタワーレコードとかでも売っているようなCDだ。聴いたら、聴きやすい曲だ。でも、何かが足りない。なんなんだろう?

正直、きれいになりすぎた?


ときどき、プロデューサーはすごいバンドに育てるけれど、一方でよいバンドのよい所を無くしてしまうこともある。

売れるためには・・・一般大衆に受けるには・・・

そうなるのかもしれないね。


メジャーに向うには初期衝動さえうやむやになっていくのかな~。



やけどしそうなくらい熱いものだったのが、ぬるくなってきている。

デビュー前にそんな風になってしまったら、どうなんだろう。


って大丈夫さ。私はマイナーな路線が好きだから、一般大衆に受けそうなものが
あまり好きでないから、私がいいと思わない方が売れるかもしれない。




まあ、エルレとかは特別だったけれど。


ジャニーズとかエイベックスの歌手たちとか倉木麻衣のいるレーベルの歌手たちとか
ああいう路線は嫌いだから・・・実際は今の日本のCD売り上げの大部分を牛耳っている。


ダンスミュージックもヒップホップも実際はどうでもいい。


でも、残念だな。

時々思う。今まで知らなくて初めて彼らの曲を聞いたら、好きになったかな?って。どういう印象だったかな?って。


正直、「すごいよ」「いいよ」って言われるわりにふつうだ。

初めて聞いたあの音源の方が数倍新鮮で今聞いても心を震わす。


はっきり言って、どこにもありそうで新鮮味がなくなった。



新しい個性・・・難しいんだろうな。

エルレやRADWIMPSやストレイテナーを聴いた時はその個性がいっぱつで心をとらえた。やっぱりそういうバンドはあまりいないんだね。

過去ではサザン・ミスチル・スピッツ・・・彼らも最初のインパクトがすごかった。そのまま今に至る。

SIAM SHADEももちろんだ。



まあ、私なんてファンでなくてもちっとも彼らには痛くも痒くもない。忘れられているほどだから・・・。でも、出会った頃の曲は今でも繰り返し聴いているし、大好きだ。この曲がデビュー曲だったらいいのに・・・って思うほど。


こうして、大きな音楽界の川に彼らは流され、必死で泳がないといけなくなるんだろうね。溺れそうになったら、あの初期の名曲を思い出すときっと岸にたどりつける・・・そんな気がする。



やっぱり音楽は難しそう。


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9月の曲

2006年09月02日 | 音楽・映画・本
9月というのを取り込んだ曲で好きなものがある。

ELLEGARDEN「No.13」

英語で歌われているこの曲の最初にセプテンバーっていう言葉が出て来る。ライブでもほとんど毎回のように演奏されている曲・・・13という数字に何か細美くんの思い出があるんだろうな。彼の着るTシャツとかにもよく13という文字が書かれているもの。

RADWIMPS 「セプテンバーさん」

今年出会ってすっかり大好きになってしまったバンドのRADWIMPS。この歌詞も独特で、このバンドのカラーがすごく現れている。私の中では彼らイコール「セプテンバーさん」だ。

GREENDAY 「WAKE ME UP WHEN SEPTEMBER ENDS」

とにかく、大好きな曲だ。泣けて来るほど好きだ。歌詞は悲しい感じだけど、メロディが静かに心に滲みて行く。アコースティックギターから始まるイントロの一音目から胸の奥を震わす。サビに向うに連れて、ドラムが力強くビートを叩きはじめる。だんだんと押さえていた感情ががまんできずに爆発していく・・・そんな感じだ。

いろんな事が走馬灯のようによぎる・・・

目の前から消えてしまった人たち・・・

「お元気ですか~?」って

9月の空に向って叫びたくなってしまう。



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涙が出るほど笑える

2006年08月27日 | 音楽・映画・本
MTVで「THE WORLD OF GOLDEN EGGS」というアニメの番組があるんだけど、それが可笑しい。英語の字幕が出るんだけど、声は日本語で出るわけ。その字幕の英語と日本語の関係が実におもしろくて、かなり笑えます。英語の意味にそっているんだけど、ギャル語にちゃんとできていたり・・・結構ブラックだったりしますが

久しぶりに涙が出るほど笑いました。
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朝からスターウォーズ

2006年08月06日 | 音楽・映画・本
今日はWOWOWで朝からスターウォーズのエピソードすべてを一日かけて放映していました。って今もまだやっていますが・・・。それで家では一日中テレビがつきっぱなしで、一日中スターウォーズが流れてました。間で私は買い物にいったり、料理をしたりしていたものの、家族の誰かはテレビを見ていたことになります。

なんかあのライトセイバーの「ウォ~ン、ウォ~ン(こう聞こえる)」という音が耳から離れません。

それにしても朝から一度もチャンネルをかえずに過ごしたのは人生で初ですね。ある意味記念日となりました(笑)


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花火

2006年08月05日 | 音楽・映画・本
今日は家の近くで花火大会がありました。家のベランダからまっすぐ前に見えるので、わざわざ出かけなくても夜空に広がるきれいな打ち上げ花火が見えてしまうんです。今住んでいる所は結構四季折々のイベントを感じられる場所なので、こういうところに住んでいるっていうのもいいかもって最近思うようになりました。

唐突ではありますが、花火といえば何を思い浮かべるでしょう。

たとえばAIKOの「花火」という曲。この頃のAIKOは好きでしたね~。特に「カブトムシ」は今でも彼女の曲では一番好きです。そんなAIKOの曲も最近のはいまいちで・・・なんかワンパターンというか。

あるいは映画『月とキャベツ』・・・これは山崎まさよし主演の映画ですが、彼の名は「HANABI」でヒロインの名は「HIBANA」でしたね・・・この映画はとにかくいい映画なのでお薦めです。

英語ではfire worksというんですが、花火っていう方が情緒がありますよね。

そして、もう1曲今の私が浮かぶ曲は、まだほんの一握りの人にしか届いてないけれども、いつか夜空を超えて、多くの人の心にきらきらと花開いたらいいな~って感じる曲「月 満ちる間に」

これは京都をベースに活動している山口茂さんのオリジナル曲です。そんな彼のHPが最近新しくなりました。

http://shigeru-yamaguchi.com/

このHPはある人が一生懸命作られたんですが、そのお手伝いとして写真だけ提供させてもらいました。結構自分でも気に入っている写真なので、よければこのHPに行って、山口さんの人となりや音楽を知ると同時に私の写真もちらりと見てやってください。

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ソロアーティスト

2006年07月08日 | 音楽・映画・本
浅井健一がソロで始動する。彼のインタビューを読んでいて、そういうもんなんだ~って思うことが多々あった。特にバンドをやってきた人がソロになると、どんな感じなのか・・・

「ひとりでやったら動きが軽くなる」「自由になる」

バンドだとこんな感じの曲をやりたいと思っても自分だけでは意志を通せなかったりするけど、ソロだとたとえば、ドラムにこの曲ではこの人を呼ぼうとかベースは今回はこの人にやってもらって、というような感じで世界が広がるみたい。

私は自分の好きな音楽の大半はバンドだけど、最近ソロでもいいアーティストがいっぱい出てきているな~って感じる。

海外では古いところではエルトン・ジョンやキャロル・キングなんていう人がいて、最初彼らの曲を聴いた時は衝撃的だった・・・すごくメロディアスで詩がいい。それから、スザンヌ・ベガやトム・ウエイツなんかのニューヨークスタイルのソロアーティストにぞっこんの時もあった。もちろん、私にとってのスペシャルなソロアーティストはKATE BUSHだけれど・・・そしてデヴィッド・ボウイ。最近ではジェームズ・ブラントがいい。

こうしてみるとソロでもいろんなパターンがあるんだって改めて思う。デヴィッド・ボウイなんてバンドを背中に背負っているぐらいのオーラとパワーがあるし、エルトン・ジョンなんてピアノが空中を浮いてるような感じさえするすごさがある。

今あげたのは海外のアーティストばかりだけど、日本のアーティストはどうだろう?昔からのソロアーティストで思い浮かぶ人はあまりいない・・・尾崎豊をのぞいては・・・

最近では最初からソロというのでは山崎まさよし、斉藤和義、スネオヘアー、そして木村カエラとサリュ・・・あとバンドの解散後にソロで活動しているところでは吉井和哉、YUKI

そうそうソロから逆にバンドになってしまったのは椎名林檎・・・でもやっぱり東京事変は彼女のソロをささえるバンドだよね。

そろそろソロアーティストの時代が来ているのかもしれない。

私の知るインディーズのアーティストの中に二人ソロでやっている人たちを知っている。一人はつい最近の日記でも書いた山口茂さん。彼もバンドからソロに転向した人だ。絶対にソロっていうわけではないだろうけど、ソロになってからの方がのびのびしていて、どんどん名曲ができてきていて、その勢いはすごいものだ。彼にはチャンスがあれば、十分にそれに答えられるぐらいの曲の力とアーティストとしての力がある。チャンスを絶対に逃してはいけないと思う。

そして、もう一人はやはり関西で活動しているアーティストvanillamanさん。彼の新しいシングルといってもなんと5曲も入っていて、30分以上もあるミニアルバム規模のCDを最近聞かせてもらった。彼の場合はコンピューターを駆使して、打ち込みやらあるいはいろんな音を収集してそこに自分の歌とギターとベースを入れるという方法だ。よく、これまで計算されつくして曲ができるものだと感動する。絶対にコピーなんてできない。まるでモーツアルトの交響曲を聴いているかのようだ。すごいというしか言葉がみつからない。でも、コンピューターミュージックも含まれてはいるものの、彼の歌声は優しく温かく、決してロボット的な冷たさはなく、むしろ温かさが際立つ感じだ。

浅井さんがメジャー契約を結んだ。それまでインディーズだったんだ。彼がいうには自分たちががんばっていい曲を作ってライブしてたらきっといろんな人にも聴いてもらえるようになるって思っていたけれど、やっぱりメジャーの力を借りないとより多くの人に聴いてもらえるチャンスはなかなか巡って来ないことに気付いたようだ。

メジャーになっても会社によっては業界での力具合であるバンドは売れて、あるバンドはなかなかヒットしなかったりする。それはほんとうはバンド自身の力不足ではないんだよね。そこからは営業マンの手腕なんだ。これが社会というもんなんだね。友達にマネージャーしている知り合いがいて、その人から聞いた話だと業界はやっぱり恐いところなんだね。だれと誰が繋がっているかわからないし、逆にそれをうまくつかめばのし上がれるって・・・

でもやっぱり基本はいい曲を作り出すことなんだよね。それがないと始まらない。そしていい曲にめぐりあった人ひとりひとりが自分たちのできる範囲でそれを広めていかないといけないと思う。小さな力もやがては大きな力になる・・・絵本『にじいろのさかな』にあるように・・・

明日、数日後にひかえた検査前のラストライブに行ってくる。それも2人のソロアーティストのライブだ。まあ、ふたりともバンドのボーカルさんだけどね。一人は浅井さんをおそらくリスペクトしているボーカルさんです。ギターもいっしょのを持っているし(笑)

楽しんできます。
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