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HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

風の日

2006年10月06日 | Weblog
強風のために電車が止まって、途中下車させられる人が駅前の広場に溢れた。私はそこが最寄りの駅だったので、とりあえずセーフだった。しかし、この町にこんなに人がいただろうか?というぐらいの大賑わい。JRから代替え運行を要請された地元のバスが結構はりきって列をなす。

しかし、今日はでかい荷物の人が多い。キャリーバッグだったり、スーツケースだったり。おそらく単身赴任とかで遠くで働くお父さんたちが3連休前の金曜日に久しぶりに家族の待つ家に戻るところなんだろうな・・・もちろんすべてではないけれど。

結構その荷物に皆が冷たい視線を下ろす。だって、それをバスに乗せるとそのスペースはもうひとり分になるんだもの。肩身の狭い思いをしながら帰らないといけないんだろうね。

「ついてない」

そう心で思っている事だろう。でも、怒るどころか疲れ果てた様子だ。


単身赴任をして、帰宅すると家族は果たして歓待してくれるんだろうか?よく聞く話では単身赴任している間に留守している家族の間ではルールや生活リズムができてしまって、そこに入るとまるで他人のような居心地の悪さを感じるということ。

「こんなに家族のために働いているのに」

そう思うんだろうな。なんか可哀想だ。


私は今まで生きてきた人生の中で単身赴任の家族を持ったことがない。でも、いっとき父が入院した時は離ればなれだったけど。その時だけだな~。いやいや、留学してた時は私がひとり家族の中から外れていたといえる。

でも、できたら家族はいっしょに住んでいたいよね。いつも同じ場所に戻って来る。安心できる居場所がそこにある。それはとても大事なことかもしれない。


強風のために人が溢れた駅前でふとこんなことを考えていた。
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夜の電車

2006年10月05日 | Weblog
最近は暗くなるのが早くて、帰りの電車に乗る頃にはあたりは真っ暗だ。窓の外を見ていても、自分の姿や車内の人たちなんかがガラス窓に写し出される。

ふと昔のことを思い出した。

大阪でOLしていた時、私はある人に恋をしていた。すごく好きなのに素直に心を表せず、逆に憎まれ口をたたいて接してしまう自分。でも、何を考えているのかわからないその人は急に私に「ライブチケットがあるんだけどいっしょにいこう」とか「美術館へいこう」とか言って誘ってくる。いつも「え?」って思うタイミングで私を慌てさせた。「これいいから」と音楽を入れてくれたり、私が好きそうだからとアジア系の絵をくれたり。

「この人いったい何を考えているの?」

っていつも悩んでいた。

結局「私のことどう思っているの?」ってことは聞かず終い。

でも、最初に勤めた会社での思い出はその人との思い出が大部分を占める。つかみどころが無くて
ちょっと疲れることがある。すごく好きなんだけど、この人とは結婚できないな~って思っていた。

そんな心の葛藤の中、夜その人とどこかへ行って別れた後、環状線に乗った。その時、窓の外を見ると自分が立っている場所からは見えない人が窓には映っていた。それを見た時に「もしかして、ここに映っている世界の自分は違う世界を生きている自分なのかもしれない」って思った。

「今恋している?」
「今悩んでいる?」
「その人は優しい?」

そう思いながら、窓に映る自分を見ていた。


そんなことをふと今日の帰りの電車の中で思い出した。


「今、向こうのあなたはお元気ですか?」

って窓の中の自分に向って、心の中でつぶやいてみた。
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吹奏楽

2006年10月04日 | Weblog
合唱コンクールの合間に吹奏楽のステージがあった。これが驚くべき素晴らしさでまたまた感動した。

京都府のマーチングで金賞。さらに関西大会でも金賞に輝いた力がそこにあった。


とにかくうまい。ドラムの子もすごいの一言に尽きる。それぞれいろんな楽器の見せ場がある。さしずめ「スウィングガールズ及びボーイズ」だ。

3曲やったら会場から「アンコール」の声。
素敵な学校だ。


そしてアンコールに答えて、またまた最高に楽しいライブ(そうもうまさにライブだ)をやってくれた。体を動かしながらの演奏。ステップふみながら・・・

これって中学生?っていうぐらいパワーがある演奏だ。


彼らの未来が楽しみだ。
コメント (2)
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京都会館第二ホール

2006年10月04日 | Weblog
2年ぶりぐらいかな~。京都会館第二ホールに行ってきた。

私の今までの人生の中で記憶に残っているのでは今日で三回目となるはずだ。

一度目はイギリスのバンドThe JAMを観に。


オアシスもリスペクトしているポール・ウエラーは本当にかっこよかった。

次に来たのはChairという京都のインディーズバンドが出たキッズライブの時だ。もうあれから2年も経つんだ。懐かしいな。


そして今日はある中学の合唱コンクールがここで行われ、ちょっとした撮影を頼まれた私は思いがけずこの場所に舞い戻った。

中学の合唱コンクールを京都会館でやるというのはかなりの実績と先生の努力が必要だ。

私は最近地元の中学の合唱コンクールを見るチャンスがあったが、今日見た合唱コンクールは全く生徒たちの気合いが違った。

特に三年生は午後からだったんだけど、昼休みの間会館の外で力いっぱい練習していた。横に流れる疎水のベンチに座ってその歌声を聴いていたら、ときおり聞こえる「ファイト」だったり気合いの掛け声がまるでスポーツの試合が始まる前の力強さで微笑ましかった。練習でこんなにすごいわけだから本番はさぞすごいものを届けてくれるだろうと期待してしまった。

そして、それは期待以上のものだった。


中学生でこんなに感動を呼び起こす合唱があるんだ。

終了後泣きそうになった。実際、まず三年の合唱が始まる前に課題曲を音楽の先生が指揮して練習として三年全員で歌った時に、その素晴らしさにその先生までも感極まって泣きそうだった。本当に歌うことの楽しさを全身で表現している子供たちは光り輝いて見えた。

その音楽の先生が伝えたかったものが伝わったんだね。

「思い出は一人では作れない。誰かと作るもの。いっしょに思い出を作りましょう。」

と生徒たちに語りかけた先生の言葉が耳に残る。



実はハプニングがあった。プロのエンジニアが来てすべて録音していたのにトラブル発生である3年のクラスの1曲だけが収録できなかったと報告された。しかし、すぐに対応してまた録音できるようになった。そこでそのクラスだけもう一度1曲だけ歌うことになった。こんなこと初めてだと思う。そして、もう一度彼らは一生懸命歌った。そして終わった時、ピアノ伴奏の子が手で目のあたりを何度も拭いているのがみえた・・・泣いていたんだ。感極まって・・・


最優秀賞と優秀賞が発表され、会場は歓喜の声。

でも、賞をもらえなかったクラスもすごくよかった。本当に・・・


そして私はいい時間を彼らからもらえた。

ありがとう。



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colors

2006年10月01日 | Weblog
私がステージに立ったのはピアノの発表会だったり、学校の演劇の発表だったり、あるいは会社の技術発表会のステージでの司会を任された時ぐらいなもので、めったにない。

ほとんどは見る側にいる人だ。

だから思うんだ。

あのステージからはどんな色が見えているんだろう?って

ステージにあがり最初に目に入る色はいったい何色なんだろう?って

赤・青・深緑・紫あるいは銀色?

その日によっても見える色は違うんだろうな。

それならば、その日に見えた色がその日のライブを象徴するのかもしれないね。


素敵なライブができた日にはどんな色が最初に目に入ったのだろう?




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アコーディオン

2006年09月27日 | Weblog
会社でアコーディオンを習っている人と出会いました。まだ20代前半の女の子。ほんと最近話し始めたばかりで、知らないことの方が多いのだけれど、どこかの小さなお店で弾くらしい。すごいな~って思う。あれ、結構重いんだよね。

そんなアコーディオンが家にはなんと2つもあります。ある方がどうしても我が家にプレゼントしたいと下さったのですが、今だに誰も弾いてません。場所だけとってます。その方に申し訳ないです。

そんな時、若い子なのにアコーディオンを習っているという子に出会ってすごく新鮮でした。だって、普通はギターとかピアノとか習う子の方が多い気がするからです。それで、また今度家でアコーディオンを出して弾いてみようかなって・・・ちょっと思ってます(笑)

でも、アコーディオンでロックやれるのかな~



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たとえカレーライスでも

2006年09月26日 | Weblog
私はカレーが好きだ。そして、だいたいの人はきっとカレーが好きだ。しかしながら、毎日朝昼晩カレーばかり食べていたら、やっぱりたまにはハンバーグとかオムレツとか肉じゃがとか違うものも食べたくなるだろう。

只今、私のi-Podは買ってから2度目の入院中・・・ゆえにMDウォークマンを連れて通勤している。MDにはとりあえず、マイケミカルロマンスを入れて、何日か聴いていたんだけれど、いくら好きだからっていってもこう毎日じゃあ・・・そうカレーといっしょだ。違う音楽も聴きたくなる。

そこで以前いろいろ録音していたMDの中から選んで、それを聴いていた。だいたいはアルバムをまるごと録音していたりするんだけど、私はときどきその終わりにぜんぜん関係ないけれど1曲だけ好きな曲とかシングル曲を入れていたりする。

そんなことを忘れていて聴いていたら、突然ぽつりとまったく違う曲が流れてきた。ほんと久しぶりに聴いたその曲をなぜか繰り返し聴いてみた。いや聴きたくなったんだ。

だんだんと息苦しくなって胸の奥が詰まってきた。


そんな曲もあるんだね。悲しい思い出だけが詰まった曲。最初はきっとふつうに聴いていた曲だと思うんだけど、ある時から悲しい曲になってしまったんだね。


それでも何度も聴いてみた。そのうちに空は暗くなりまるで涙のように雨が降ってきた。

空まで泣かしちゃったじゃないか。


やっぱりカレーライスをいやほど食べておけばよかったのかな(笑)
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脱皮

2006年09月09日 | Weblog
最近、何か少しづつ自分の中に変化を感じる。まあ、歳を1つ重ねたせいもあるかもしれないけど、急に感じてきた。それは体の衰えとかそんなもんじゃない・・・まあ、確かにそれはあるとは思うけど、まだまだ自分の中では若いつもり(笑)

そうじゃなくて、心の中の変化。何か違う方向へ向おうとしている。何かを捨てて、何かを始める決断がそこに来ているような。

もう終わってもいいんじゃないか・・・って思うことがある。でも、なかなか決断がつかなくて。



ちっぽけな世界に捕われて、大きな世界が見えなくなってきている・・・そんな気が最近している。

そんなところに留まっていていいのか・・・って自問自答。
何やっているんだ。って



やろうと春ごろにはすごく気合が入っていたものが、なんかすっかりやる気をなくして、部屋の片隅にある。いや心の片隅かな?それをやれば、もしかしたらすごい変化が起こるかもしれない。でも、やって何の意味があるのか・・・って思い始めた。

初心に戻ろうと思う。

自分がやりたかった事。



心をまっさらにして、一から始めてみようかと。
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つれづれなる戯言

2006年09月08日 | Weblog
会社で言われた。

「いつも朝早くからがんばっているのにすがすがしい顔しているね」

(心の中)「えっ?スガシカオ?」

やはり会社で言われた。

「怒ることってないでしょ。いつもゆったりとした穏やかな話し方で怒っているの想像できない」

(心の中)「は~あっ?ゆったり話すのは修行のうちなんだよ。騙されているよ。私は本当はかなり喧嘩っぱやいよ。」

おそらく、見た目と内面がこれほどギャップのある人も珍しいかもね。

関西においてはゆっくり話すのが良しとされているので、私はそれなりに修行して今のように他人様から「ゆったり話すね」といわれるようになった。しかし、興奮してくると修行なんてどこへやら、かなり早口になって、しかもストレートで相手に留めを差す事も多々ある。

私のいとこで純粋に京都生まれで、京都育ちの子が私と妹が話しているのを聞いて

「何話しているのか、まったくわからない・・・早すぎて」

とまるで外国人を見るような目で見てたっけ。

時間は限られている・・・ゆえにたくさん話すには早口が一番。



それと、怒るとかなりのものだ。
「あ~そうですか、わかりました。」・・・「ってわかってるって言ったやろ。」みたいにいつの間にか男言葉になってしまう。口が悪くなる・・・


あと自分の中で「あっそう」と見切りをつけたものにはすごくクールになる。一方で、家族には愚直だと言われた。そうとことん正直モノなのだ。


ゆえに「裏切り」や「不誠実」な人には「あっそう」なのだ。

「あっそう。あっそう。あっそう」って何か最近心で叫び過ぎなんだよね









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男気

2006年09月06日 | Weblog
まだ13歳になったばかり。そんなヤツが校内で札付きの2年の不良ども5人に取り囲まれた。

先生すら精神的に参らせて長期休養をさせたことのある連中だ。

とにかく指導が入らないようで好き勝手にしている。校外でもたむろしているので、奴等を見たことがある。そいつらのボス的存在は今人気ある某ボクサーに外見が似ている(想像つくでしょ。見た目の凄みも)

昨日朝学校にいくといろんな子やあるいは知らない他学年の子にまで

「お前すごい事言ったらしいな。奴等探してたぞ。まあ、頑張れや」

と声をかけてくる。本人には何の事かわからない。

何も言ってないのに。

しかし、奴等にひっついている、おそらく実際は気の弱い子がどうやら被害妄想でたまたま、13歳の子が言ってないことを言われたと勘違いし、悪ガキどもに告げ口したようだ。

終わりの会が始まる前にそれは起こった。

奴等が教室に来て名前を呼ぶ。最初は無視していたらしい。しかし、クラスの友達が恐怖で固まってきた様子を見て

「これはオレが出ていかないとクラスの皆に迷惑がかかる」

そう思って出て行ったらしい。

すぐに取り囲まれ、わけのわからない威嚇なのか身も凍るような声をあげる奴等。

もう頭の中は恐怖で真っ白だったそうだ。

しかし、彼は泣かなかった。毅然と

「言ってません。」

と言い続けたみたい。

誰かが先生を呼びに行ってくれたようで先生が助けに来た。


彼は本当に怖くて泣きたかったらしい。


でも、泣くのも嫌だけれど、暗い顔で教室に入るとクラスの雰囲気も暗くなる。
そう思った彼は泣きたいのにその全く反対の笑顔で教室に入ったらしい。
それはきっと暗い顔をするより辛かっただろう。

しかもその日に限って日直で前に出てその日にあった良いことをいわなければならない。

誰かが

「今あったこというの?」

と言った時、

彼は「いやバッドニュースはいえないよ」とかわしたそうだ。

それを聞いた皆はどっと笑ったらしい。
恐さで固まっていたクラスの皆は笑顔になり、彼に言った。

「すごいな。俺だったら足なんてがくがくだよ」


実際は恐くて恐くて泣きたかったんだ。



彼は結局、家に帰るまで泣かなかった。
しかし、家に着くやいなや思いっきり泣いたらしい。



こんな危機的状況にあっても、クラスの事を思える心に私は感動した。
まだ先月13才になったばかりのやつが・・・


5人がかりで囲んできたやつらは結局、彼より小心者だ。5人でしか
来れなかったし、言えなかったわけだから。


よく頑張ったね。って思いっきりほめた。



時々、親によっては「恐いからとりあえず謝っておきなさい。」とか「あんたが悪いのよ。誤解されるような態度とって」とか言って、わが子を責める人もいる。

それは子どもとの信頼関係を崩すものだ。


理不尽な事を子どもにさせてはいけないし、責めてはいけない。どんな事があっても親だけは子どもの味方でなければいけないし、恐いからと謝らせては何も解決しない。


あるいは親や先生に言うと「ちくったな~」って言って余計にいじめられるなんていうけれど、そこで黙ると余計にエスカレートするんだよね。

何度でも「ちくってやるよ」ぐらいにしつこくやらないと・・・


テロが恐いからと黙ってはいないだろう?恐くても負けずに立ち向かうだろう?

***********


君はよくやったよ。

だから今度は大人たちにまかせてよ。

君を守るからさ。

恐かったら逃げていいんだよ。

ちっとも臆病でもなんでもないんだ。

泣きたければ泣いたっていいんだよ。

でも、プライドがあるのなら、そっと一番信頼できる人のもとで泣けばいい。



絶対に守ってやるから。

君のためなら、不思議なんだけどあれほど恐い幽霊でも、不良どもでも
ちっとも恐くないんだ。いつでも「来い!」って感じでさ。

先生をたまには信じてごらん。でも、もしだめだと思ったら
さっさと帰ってきたっていいからさ。

守ってやるから。大丈夫さ。


*******

今日彼は心は重く出かけたけれど、大人たちは動き、彼は笑顔で一日を終えた。


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