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HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

去年の夏はまだ知らなくて

2009年09月03日 | JET LILY STAR
かなり前に一度Jet Lily Starのプロデューサーの片岡大志さんについて書いたことがある。
でも、そのときは正直、プロデューサーという方で、兄先生と呼ばれて、たまにヒデトさんの
ブログに登場する人物だということしか知らなかった。もちろん矢井田瞳の育ての親っていうのは
知っていたけれど、彼がどういう人物で今何歳で、どのような人生を今まで歩んでこられた方なのか
もまったく知らなかった。

ただ、もともと音楽が先にありきな私なので、たとえば細美くんにしても彼の生い立ちとか
どうやってエルレができたとか、どこ出身とかもかなり後になってから少し知ったぐらいで、
誕生日や年齢なんかもおそらく休止前か後かそのぐらいに知ったんじゃないかな?
それぐらい、うっかりすると作り手がどういう人か知らずに、自分の勝手な解釈のみで
音楽を聴いていることもある。ただ、歌詞からその人の人物像というのは浮き上がってくるので
彼の生い立ちは知らなくても、彼の心はどういうことに揺れ動くのかとか
どういうことで悩むのかとか、どういう恋をしてきたのとかは
感じることができて、その中でその作り手を好きになっていくわけだ。

そんな私なので、中学生や高校生の頃は別にしても
今はどんな人なのかなぁ~って思いつつも、それをどうにか知ろうとする
パワーはなくて、それよりもっと音楽を聴きたいという方へ向く。

しかしながら、大志さんの音楽を聴くチャンスはなくて
時は流れて行った。

ところがあることがきっかけで
少しずつ大志さんのことを知るようになった。
もちろん、まだほんのわずかなピースだろう。

でも、それが自然な流れの中でだったので
そういうタイミングというものが
やっぱり人生には用意されているんだろうなって
思った。


こちらの日記の思いもかけないところから
それは繋がっていった。


そして、自然と少しずつ彼の音楽を
聴けるチャンスがめぐってきて

この間、京都のα-ステーションの中嶋ユキノさんの番組で
大志さんの曲を彼女のカバーも含めて何曲か聴く事ができた。

その中に「Sitting Alone」という曲があった。
とても、素敵な曲で心に滲み渡った。
ライブ演奏の収録なので、そのギターのきゅきゅという音も
聴こえて、余計に心の奥の感情の泉を揺らした。

全体的に素敵な詩なんだけれども
その中のあるフレーズが特に響いて
そこから、ある曲を思い出した。

Jet Lily Starの「PARADE」だ。

そうだったんだ。
アンサーソングだったんだ。

もしかして、と思って
過去のヒデトさんの日記を見たら
そこに書いてあった。
そのときはまだきっと大志さんは
文字上の人物であって、
聴いたことのない曲だったから

「そうなんだ」という確証が
得られてなくて、時を進めてしまったんだろう。


でも、今ははっきりわかる。
しっかり、その曲を聴いて。

そこから繋がる歌同士の赤い糸が。

そう、都会のパノラマの世界で

誰もが共通の思いを今夜も抱いて


有効期限の切れた今夜でも
まだまだ大丈夫かもと
私はこうして思いを綴っている。










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夏!海!花火!セカンドライン!!(追記)

2009年08月10日 | JET LILY STAR
セットリストの順番ばやっぱり違いましたね。

17才
destroy
願い
重要事項
彼女のショコラ
Natural Born Rockers
parade

でした。

すいません。

サマソニに2日間行ってきたのですが、
今回のサマソニでいろんなことを感じました。
またそれは別に書きますが、
その前に見たJet Lily Starのライブが
サマソニにリンクして
不思議な気持ちでした。

ボーカルの存在を今回ほど
強く感じたサマソニはなかったです。

また、いろんなシーンにおいて
なぜか先日見た真田さんの歌っている姿を
思い出したりしました。


これって魂込めているボーカルに
共通な何かなのかな?って

とにかくサマソニでも
福島セカンドラインでも
夏と海と花火を
しっかり感じられました。

素敵なライブをしてくださった
みなさんに感謝です。


あと、Hippogriffのことで
嫌な気持ちをされた方には
ごめんなさい。

やはりそういうことは
書くべきではないと反省してます。


そして、もっと彼らの音を
聴いてみようと思いました。


とにかくこの数日のライブで
私は本当に歌魂をいっぱい
受け取りました。

すばらしいボーカルたちに
拍手です!
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夏!海!花火!セカンドライン!!後編

2009年08月07日 | JET LILY STAR
かなりインターバルがあいて
久しぶりに見たJet Lily Star。

彼らは関東では結構ライブやっているので
彼ら自身のブログとかでその状況を
想像するしかなかったし

あまり表立って
彼らのライブレポを書いてくれる人も
いないから、とにかく本物を見るしかないという
感じでこの日を待ち焦がれていた。


インターバルがあるほど
その違いがよくわかるというのか
すごい成長ぶり(っていうと失礼かもしれないけど)
想像以上にヤバいことになっていて
それがすごくうれしかった。

オープニングの入り方から
違っているような気がした。

「ジェットリリースターだ!」っていうのが
すっごく力強く響いた。

「17才」っていう曲はたぶん過去1回ぐらいしか
聞いたことはないと思うけど、
こんなにかっこいい曲だったっけって
改めて感動するほど。

こういう曲だよ。彼らに求めているのは。
ってほんとうれしくなった。
きっと前聞いた時より分厚くなっていると思う。
楽器すべてが自分を強調し、
そこから生まれる不協和音がまた
すごくかっこよくて

一曲目からこれだから
もうテンションが一気にヒートアップ!

2曲めは「destroy」だったんだけど
わからなかった。前に聞いたことがあるのに
きっとすごくこれも分厚くなったんだと思う。
こんな曲あったっけ?って思ったもの。
荒々しくて、ちっとも甘くない。
そこがすごくよかった。

3曲目は「願い」
まるでマグナムフォトを思い浮かべるような歌詞で
強く心にその思いが伝わってくる。これもどんどん進化して
CDで聞くよりも数倍ライブの方が歌が深く聴こえる。

4曲目(このあたりはやや順番は自信がない。
一晩寝ると忘れちゃって)
「彼女のショコラ」
この驚くべき変化に鳥肌が立った。
こんな曲になったんだって。
まるでこの前見た少女が美しい女性になって
びっくりしたように。
あるいは丸坊主の男の子が立派な青年になって
びっくりしたように。
UKサウンドの雰囲気で。
ソウさんがthe Whoが好きで、そのイベントにも
ベーシストとして参加したことがあるんだけど
そのフーの曲から漂う空気と同じ空気が感じられた。
メンバーはフーには興味ないからと言っていたソウさんだけど
知らぬ間にソウさんのベースからメンバーは引き込まれているんじゃ
ないかなって思った。

たぶんここで新曲
「重要事項」をやってくれたと思う。

この曲のことはブログに書かれていたので
いろいろ想像していた。
で、その想像はかなりいいセン行っていた。

やっぱり彼らのやりたい音楽っていうのは
これなんだって。

その「重要事項」っていう漢字から
感じられるように重い感じ。
そうヘヴィな感じ。
それがいい具合でJet Lily Starスタイルで
表現されている。
一言でいうなら、ロックである。って
当たり前だけど、純ロックである。

「ナチュラルボーンロッカーズ」は
まさにロックでいくぞ~宣言している歌。
生まれながらにしてロッカーとして生きる人生。
ロッカーというのは音楽を超えるひとつの生き方だから。
この4人のメンバーもそうだし、私自身もそう思っている。
ロッカーであることで、痛みにも耐えられるんだ。

最後にやった「parade」
この曲を聴く率が私は高いと思う。
信号で待って、誰かに背中を押されて歩いて行くというような
ところがあるけれど、その信号っていうのは
人生の分かれ道を表すんだろうね。
どの道を渡るのか、そこで立ち止まるのか。
それを誰かがそっとわからせてくれるときがある。
そうして、人は自分の前にたたずむ人の背中をそっと押して
進むようにうながすのかな?そのまた後ろの人はその押した
人の背中を押して。
そして終わりのないパレードが続いて
自分の人生を歩んで行くのかなって
そんなことを思いながら聞いていた。

ラストの曲のときはいつも思うけど
終わらないでほしい、この瞬間!って。

このパレードの最後に近いところで
真田さんがいつもと違うアドリブを
入れた。言葉なしで歌ったところ。
演奏も静まり、声が会場中に響き渡った。
なんか今掘っているんだって思った。
このステージに
そして会場に
そして大阪に
種を蒔くいっぱいの場所を
そして、そこに声から
出される見えない種が
いっぱい蒔かれているのが
見えるような気がした。

そこからいっぱい芽が出る事を
祈りながら、魂のこもった
エンディングに
胸がいっぱいになった。

あとで聞いたんだけど
あのアドリブのところは
メンバーはもちろん
知らなくて
それでもちゃんと
ついてきてくれたんだって。

それがロックバンドだよね。
メンバーが何をしようとしてるのか
わかるんだよね。

かつてエルレでライブを中断した
細美くんを心配そうに見守りながら
ドラムでその場をしのいだ
高橋さんのように
心を感じとれるんだね。


こうして、見事なまでに
感情を奪われてしまったように
全身全霊で入りこんでしまった
彼らJet Lily Starのライブ。

今回のライブで
彼らが何をしようとしているのか
どんな音楽を目指しているのかが
見えた気がした。

これなんだね?って

それは私の思い描いていた音楽で
彼らがそこに向かう決意みたいなのが
このライブで出ていて
それがすごくうれしくて
しあわせな気持ちになれた。


これからもずっと応援していこうと思った。
たとえライブに行けなくても、
この日のライブは私の感情を
新鮮に保ち続けてくれるだろうって思う。


ギターが
ドラムが
ベースが
そして
ボーカルが

すべてがそれぞれに「俺」を表現している。
そんな音楽が一番かっこいいんだ。




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夏!海!花火!セカンドライン!!前編

2009年08月07日 | JET LILY STAR
2009年8月6日(木)大阪福島LIVE SQUARE 2nd LINE

「夏!海!花火!セカンドライン!!」というイベントに
行ってきた。もちろん、Jet Lily Starを見るために。

でも今回は別の楽しみもあった。

それは対バン。

SAY MY NAME. と mark muffinという2つのバンド。

SAY MY NAME.は実はうぶさんのブログで知ったバンド名。
Nothing's carved in stoneと対バンしたバンドだ。
メンバーの2人と知り合いだってうぶさんが書いてたけど
どの人たちだったのかな?

mark muffinというバンドは一番最後に出演が
決まったんだけど、かつてFoZZtoneとも対バンしている。
元ミッシェルガンエレファントのウエノさんの
Radio Caroline(残念ながら7月に活動休止)
ともやったことがあるそんなバンドだった。

彼らの曲もmy spaceで先に聞いてたんだけど
これはやばいなぁ~ってすごく期待してた。

さて、オープニングはそのmark muffinで
出てきたときから彼らは空気を変えるそんな
雰囲気だった。

ボーカルの方の目力はかなりのもので
なんか刺される感じだった。
ギターさんもすごく雰囲気があって
あの弾きっぷりは怪しげで挑発的だった。
ベースさんも全身で表現する人だった。
ドラムさんはあまり見えなかったんだけど
彼らの音楽にはドラムのリズムとか
骨太感はとっても重要だと思うので
それを表現されている方だと思った。

きっと下北沢ではモッシュとかダイブとか
みんなしてるんだろうなぁ~とか思って
想像してた。

というのも今回のイベントのファン層は
彼らのおそらくライブに来るファン層とは
違う人たちが多かったと思うから
(って見たことないし、まったく初の
お目見えなのに・・・あくまで私の主観というか
感じたままですので、鵜呑みにはしないように)


体揺らしている人もいたけど
だいたいはボー然と立っているイメージだったなぁ~。
なんか映画を見ているみたいに。

どうして、新しい音楽を前にしたら
フリーズしちゃうんだろう?
もっと自由に動けばいいのに
もっと自由に反応すればいいのに
って思っちゃった。

どう見たって血が騒ぐ音楽だっただろう?って

「振動」っていう曲はイメージ的に
彼らと合う気がした。
「これが俺らです」っていうのに
名刺代わりの曲っていうのか。

ゆえに購入しました。

かっこいいバンドだったなぁ~ほんと。
オープニングにしておくのはもったいない感じ。

さて、2番手は
butterfly in the stomachというバンド。
このバンドの音源もmy spaceで聴いてたんだけど
ライブの方がずっとよかった。

音源だけではそう届いてなかったんだけど
ライブ見たら、いい感じで
やっぱりライブ見ないとだめだと思った。

お腹に蝶って誰かタトゥーでもしてるのかな?

ボーカルさんの雰囲気はどこかテナーのホリエさんっぽ
かったなぁ~(って勘違いかもしれないけど)

関係ないけど
butterfly on the stomachだったら
お腹の上に蝶だから
どこか「くまのプーさん」を連想しそうだと
ばかみたいにライブ中思ってた。

バンド的には好青年バンドっていう感じで
さわやかなイメージだった。

次がSAY MY NAME.

なんか期待しすぎて・・・って感じで
見たんだけど、裏切らないバンドだった。
神奈川から来たって行ってたけど
うぶさんて神奈川だったんだって
今更ながら思った。

てっきり千葉かと。

音源もmy spaceで聴いててよかったけど
やっぱりライブはそれ以上によかった。
安定している演奏と
特徴のあるボーカル。

デモ音源のみの発売だったけれど
きっとこれから伸びて行くバンドだろうな。

関西初お目見えのときに行けて本当に
よかった。彼らは私の好きなバンド
Nothing's carved in stoneと
Jet Lily Starと短い間に同じステージに
立って、そこに縁っていうのを感じる。

たぶんうぶさんのブログ読んでなかったら
まったく知らないバンドだったし
音源も聴く機会はなかったと思う。

よくぞ、うぶさん書いてくれたって思う。

そして、彼らの後がいよいよ
Jet Lily Star。

彼らについては後編で書くとして

先にトリのHippogriffについて書こうと思う。

彼らは実はチケットには名前が載ってない。
でも、トリだった。

関西では人気のあるバンドなんだよね。
やっぱり。

あのボーカルさんの笑顔のせい?

ある意味今回のバンド群で
一番色合いが違ったバンドだった気がした。


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人間の行為の結果は

2009年08月05日 | JET LILY STAR
人間の行為の結果は行為者の知らないところにまで旅をします。
(「風をつむぐ少年」作・ポール・フライシュマン)

この言葉が最近のいろんなこととリンクする。

でも、その中でも音楽というものを強く連想してしまう。

マイケミカルロマンスのメンバーが私がこんなに曲を聴いてるなんて
知る由もないわけで、音楽っていうものはいったいどこまで
届いていくんだろう?って


ここを誰かミュージシャンがたまたま見てて
その人の音楽をまさか私が聴いているなんて
思いもしないかもしれない。

カテゴリーにないバンドやアーティストでも
すっごく好きな人たちって実はいる。

そのひとつの曲が
今日の私を救ってくれるかもしれない。

何かを思い詰めているときに
ふっと風が吹いて
顔をなでていく。
すると目が覚めたような感覚になって
ふたたび生きる希望を持てるようになる。

そんなふうに音楽も私にそよいでいく。


明日は3ヶ月ぶりにJet Lily Starのライブに行く。
最近、関西ではあまりやってくれないけれど
それは仕方がないこと。

でも、ホームタウンライブは
やっぱりいつもの数倍も意味を
そこに置いて帰ってほしいと願う。

単に置くばかりじゃなくて
そこから何か芽がでるような
生命力のあるものを。


弱い音楽はいらない。
どんなときでも
這い上がる音楽が欲しい。


風向きは変わった。


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Play the Guitar in TOKYO

2009年07月28日 | JET LILY STAR
東京っていう街を好きな人もいれば嫌いな人もいる。
もう何年も行ってないので、今はどうなのかわからない。

私の仕事場からの帰り道に長距離バスの停留所があって
新宿行きが出てる。これにふらっと乗って東京へ行けたらな~って

地方から東京へ出た人が
東京を好きになるにはちょっと時間がかかる。

でも、ひとたび好きになったら
たびたび恋しくなる。

そんな街だ。

でも、きっとそれぞれの抱く東京は違うだろう。

なぜなら私の抱く東京は下町の東京だから。
それは私が育った東京だから。

カエルがゲロゲロ鳴く東京だから。

夏が似合う
浴衣が似合う東京だから

髪を束ねて今風じゃない
古風なアップにして
うちわをパタパタさせながら
ほうずき市に行くイメージだから


お台場でもなく
六本木ヒルズでも
H&Mでもない。


さて、そんな東京で今夜はJet Lily Starのライブがある。
イベントライブなので、何組かといっしょだ。

ときどき思うんだけど
彼らは迷い子になってここに来たのかな?って
彼らの対バンには
ガレージなパンクなバンドが実はよかったりするんじゃないかと。

たとえば、the Birthdayのようなバンドが集うようなイベント。
こういうところに彼らを連れて行きたいって思う。

ボーカルの真田さんが愛用しているギターはグレッチのテネシーローズ
これはブランキージェットシティの浅井さんが愛用しているギターだ。
また、グレッチといえばチバさんのギターでもある。


Jet Lily Starがどういうバンドが好きで
初期衝動がどういう音楽だったかは
そのギターを見ればわかる。


以前にも書いたけれど彼らの「雷」という曲は
最高にかっこいい。

これをライブで聴けた日は
すっごくうれしい。

でも、最近はなかなかやってくれないけれど
また聴きたい。

iTunesでJet Kelly(Jet Lily Starのかつての名前)の「雷」で検索するとちょっとだけ視聴できるので
是非一度聴いてください。


とにかく、彼らはまだ多くに知られてないけど
すっごくかっこいいバンドだってこと。




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打たれ強く生きる事

2009年06月23日 | JET LILY STAR
「石、転がっといたらええやん」

っていうのは雑誌ロッキンオンジャパンでくるりの岸田さんが
書いているコラムのタイトル。


ときどき思うんだ。


いろいろうまくいかないとき。


「転がっといたらええやん」って


正直、今の仕事が自分に合っているかどうかは
まったくわかんないし、

むしろ合ってないのかもしれない。


でも、別の仕事って思うと
それよりはこちらの方が・・・って思うし、
続けようって思う。


ただ、気持ちがすぐに折れてしまうようでは
絶対に続けられない仕事なので、打たれ弱い人には
難しいかもしれない。

といっても私自身が打たれ強いって言えるような人でもない。

ただ、不思議なんだよね。

遠い昔「ロック」という音楽に出会ってから

「ロックだぜ」って思えば

なんかくいしばれるっていう感じで


そして、音楽をバカほど聴くことで救われる事が
ほんといっぱいで。

Thanks MUSIC!

って感じ。

ほんとうにいっぱい聴くうちに

どこかでつっぱっている自分の石ころが
コロコロと転がっていき、

なんか風通しがよくなっていく。


今日も実はくやしいことがあって
爆発しそうになったけれど

なんとか自分の心で収めた。


「転がっとこ」って思った。


で、最近i-Podに入れた

パフィの新譜を聴いていたら


ハードロックじゃないけど、

妙に癒された。


って曲提供者たちは
ロッカーだけどね。


たとえば

the pillowsのさわおさんとか
椎名林檎さんとか
The HIATUSの細美さんとか
フジファブリックの志村さんとか
齊藤和義さんとか

海外からも
ブッチ・ウォーカーとか
早々たるメンツで

ゴージャズ極まりないんだけど
それぞれがちゃんと作曲者の色出していて
クレジット見なくても

「この曲は椎名林檎だな」
とか
「これはサワオさん」
とかすぐわかる。


さらにそれをパフィ色に
しているのが彼女たちのすごさなのかな。

不思議とやっぱり歌うとPUFFYなんだよね。



Avenged Sevenfold聴く人がパフィ?って
思うかもしれないけど、音楽って
やっぱり線引きできないんだよ。


人間の心には無数の感情が張り巡らされている
と私は思うんだけど、だからその感情だけ
揺り動かされる音楽も無数にあると思う。


だから、音楽そのものを愛しているなら

たとえば、ライブに行ったときに

荷物をフロアに置いてどうとかとか
入場のときに並んだ順番だとか
整理券順とかそういうことで
嫌な思いをするはずはないんだよね。


だって、音楽は聴こえるもの。


そこに行けば

ドラムやベースの低音ビートは
床の底から心臓に波打ってくるし
ギターの音やボーカルは上の方の
スピーカーから聴こえてくるもの。

もちろん、メンバーとかの姿を
見る事でよりリアルに感じるけれど


申し訳ないけれど
私はステージのメンバーが元気であることが
確認できればそれでいい。
遠目であれ、近くであれ、

そのあとはそこでしか聴けない音楽に
すべてを委ねる。

その音楽だけを抱きしめて帰ろうとする。


とあるインディーズのバンドのギターさんが

「平等と平和」を望んでいた。


これはきっと誰もが望むもの。

でも、きっと完全には手に入れられないもの。

そこに集中してちゃだめだと思う。

むしろいっしょに石ころがせる聴き手を
増やすことだ。


もっと野郎どもを連れてくるしか
そのバンドが抱えるトラブルを解決できないだろうな。


音楽よりあなたたちに恋している聴き手が多い今は。


野郎どもが多いとさすがに音楽よりあなたたちに
恋する割合は減るだろうから。



あと、この人すごいな~っと思ったのは

Jet Lily Starの真田さん。


彼はある知り合いのバンドのファンのトラブルに対して
実に男前な(って男気っていう意味での)言葉を書いた。


それをあえてここには書かないけど


そのとおりって言ったら
失礼かもしれないけど

そうなんだよね。


それが答えだ。


私は信じてる。

こんなにも潔い
男気のある真田さんが

いつも怒りを忘れずに

転がる事を恐れずに


進んでいこうとしている

打たれ強さに


必ず


本物が生まれるはずだと。


その本物を本当にロックを愛するファンが
見つけてくれると。

そういう君がいることも
私ががんばれる一つなのかもしれない。


長くなったけど、



それが今日は書きたかった。


Thanks Mr. Sanada!












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NOT初めての人パート2

2009年05月10日 | JET LILY STAR
ラストの曲「時を止めて」

これも新曲ですね。
素敵なラブソングです。


でも、私の場合
時を止めてと思うのは
いつもライブの時です。


こんな楽しい時間
どうか終わらせないでって
いつも思うもの。


私はやっぱり音楽にいつも恋しているんですね。

ずっと昔から



約半年ぶりのJet Lily Starのライブは
期待どおりでした。
特にやぶさんの以前おニューだった
ギターがすっかりやぶさんの手に
とけ込んでいるのが印象的でした。

真田さんは最近はめっきりマイクだけ持って
すごく動き回るようになり、会場に
もっともっとって
煽ってくるのですが、きっと彼の思う盛り上がり方
と会場のノリとは温度差がまだ多少あるように
感じました。

「そうじゃないだろう。みんな~」

って自分もいえないけれど

あの雰囲気じゃちょっとそういうロックなノリ方は
やりにくいもの。

音楽は男っぽいのに
どうしてなかなか会場は男くさくなんないのだろう?

もっと男子来いよ!
って思います。

男の子に「よい」音楽を彼らはやっていますよ。
男の子に「効く」音楽を彼らは鳴らしてますよ。

こういうときだけ思います。
私が男ならよかった~って。


「僕らを繋ぐ音」のときに久しぶりに真田さんが
グレッチを持って弾いてくれたんですが、その姿が
心に滲みました。

動き回らなくても
ロックンロールを意識しなくても

そこにロックの魂が
蒼い炎のように存在しているって
今日は強く感じたからです。


そこにあなたの30年の軌跡が
ロックのオーラと共に見えた気がしました。


あなたはあなたのままでいい。



次のサブステージは

せきずいのボーカルさんとキーボードさんの
2人が登場。

で、なんと「百万回生きたねこ」の朗読でした。

キーボードの静かな伴奏をバックに
なんてうまいんだろう~って思うほどの朗読。

ねこの姿が目の前に浮かんできましたよ。


この絵本は有名ではありますが、
私は読んだ事なかったので、今日おかげで
読み聴かせしていただきました。

ありがとうごさいます。


そして次のメインは

そよかぜ

3人組で2人がギター。

バンドではありませんでした。

見た目はバンドっぽかったのですが、

不思議なチームでした。


歌はやっぱり上手くて
曲もやっぱり日本人好みの感じで


でも、何より私が感じたのは
ヨッシーとメンバーが呼んでいた
男前のギタリストさんの音。

あのギターなんていうのか
うっかり聞き忘れて帰ってしまったのが
今悔やまれますが

あのギターがあることで
このバンドが

「そよかぜ」

でいられる気がしました。

あの音が「そよかぜ」なんですよ。

海辺で感じる「そよかぜ」がそこにありました。

サーフミュージックの音です。


あ~あのギターなんていうんだろう。
あの音好きだ~。


あと、この「そよかぜ」さんにブラボーと
言いたくなった場面がありました。

それはラストの曲のとき。

そのヨッシーさんのギターのアンプトラブルで
音が出なくなったのです。

歌いながらボーカルさんはとっさに判断して
もう1人のアコギのギタリストさんから
(この方がまたなんともユニークで楽しい方で)
マイクを外すように歌いながら合図して
自分もマイクをやめて素で歌い始めたのです。


まさに場を感じる人であり
危機管理のできる人がこのボーカルさん。


すべてをマイク無しですることで
ヨッシーさんのギターの音をアンプを通さなくても
聞けるように音量をそろえたわけです。

すばらしい!

としか言えません。


これがすごく私を感動させてくれたのはいうまでもありません。


最後のサブステージはひまり。

なんとAIの「ストーリー」のカバーでした。
私の好きな曲だったのでうれしかったです。
あとはなんか「給料の歌」とか言ってましたが
これはなんともコメントしずらいです。
笑えるといえば笑えますが。


そしていよいよメインステージのトリは

せきずい

5人組のバンドでした。


バンドになるとほっとする私です。


ボーカルさんがどうやら緑好きのようで
私も緑が好きなのでちょっと親近感を覚えました。

実はこの日の私の服は緑とオフホワイトの組み合わせ
だったので(といっても会場での見た目ではわかんないと
思いますが)なんか私ファンみたい?って思いました。


ボーカルさんのギターがきれいなグリーンだったのですが
ブランドが判明しなかったので、あとでたずねたら
モモセっていうブランドでのカスタムメイドらしいです。
彼のオリジナルというのでしょうか。
私も欲しいと思いました。

で、最後の曲でもったアコギはボディが赤くて
緑と赤で

まるで「ノルウエーの森」やんって1人つっこみしてました(笑)

そういえば、ボーカルさんとギターさんの会話に
ときどきオードリーの香りがしましたね。


でも、このアコギ、ギブソンで
ちょっと高そうでした。音よかったし。


ボーカルさんは目力のある人でしたね。

そして、サプライズは彼らの「バースデー」って
曲があるのかな?タイトルはわからないのですが
それを真田さんのバースデーとひっかけて
歌の途中で真田さんをステージに呼んで上げて
会場のみんなでその歌を真田さんに捧げました。

すっごくまたまたシャイボーイになっていた
真田さんでしたが、

そこにジェリスタのメンバーも登場し
バースデーケーキではなくバースデーピザが
登場。そこには30ってオリーブかなんかで
書かれてました。

せきずいさん曰く

真田さんは甘いものいっさいだめだから
ケーキは断念したとのこと。


ほんとうのお酒のみさんなんですね。
筋金入りの

SAKE ROCKER


でも、すてきなハッピーバースデーでした。

せきずいさんってやることかっこいいですね。

エンディングもやっぱりラジオ体操で
出演者集合で体操していました。

これが終わって

やっぱりコステロの「SHE」が流れて

この日のイベントが滞り無く終了しました。


時間を実にうまくさばいて
ちょうどいい時間に終わらせてくれました。

イベントの企画力と
時間配分のよさ

せきずいさんに拍手です。


そんな感じで珍しくライブ見たその後に
これを書いてます。


ちょっと明日仕事もあるので、
忘れないうちにと書きました。



真田さんが言った言葉が今日のタイトルです。

これは「今日初めてJet Lily Starを見た人」って会場に聞き、
次に「今日が初めてでなくて何度か見た人」って言っている
うちにそれがノット初めての人ってなったわけで。

ノット初めての人が今日自分の中では受けてしまいました。

これ使おうかなぁ~仕事場で。



では今夜はこんな感じで


愛すべきロッカーの30歳のバースデーに乾杯!








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NOT初めての人パート1

2009年05月10日 | JET LILY STAR
まず最初に5月9日は真田さんのバースデー

お誕生日おめでとうございます。

仲間由紀恵さんと同い年なんですね。

さて

大阪心斎橋RUIDOでせきずいpresents!!
「Japan Happy-Deli Classic vol.1」~大阪RUIDO編~

どのようなライブだったのか。

またまた長くなるかもしれませんが
時間がある方は読んでやってください。


今回はサブステージもあるという実に
たいやきのはじっこまであんこ状態の
充実したイベントでした。

起承転結があるイベントというのでしょうか。

これをしきった「せきずい」に拍手です。


まず、Deep Purpleの「Burn」が流れ
体操服?に着替えたせきずいチームが登場し、
ラジオ体操の第一、第二をほぼ完璧に
そして愉快にやり終え、会場にもそれを
強いる(笑)・・・狭くって指だけラジオ体操って
感じしかできなかったけどね。

次にひまりとそよかぜとジェリスタを呼び込み
いっしょにラジオ体操。

それがオープニング。

で幕。


すぐにサブステージが始まり
Jet Lily Starのやぶさんとソウさんと長尾さんが登場。

真田さんはいない。

まずは「シャララフレンズ」をやぶさんボーカルで
演奏される。やぶバージョンはまた別の味が出てて
よかったです。ギターはギブソンの高そうなアコギで
のちに気がついたのですが、これをせきずいのボーカルさんが
弾いてたので、せきずいのボーカルさんのでした。
やぶさんは今回はアコギは持ってこなかったとのこと。

その曲のあとにヒデトさんの誕生日を祝うべく
会場といっしょにハッピーバースデー合唱で
ヒデトさんを呼ぶとヒデトさんがお客さんの後方から
実に照れくさそうに登場。


遠い昔にカジャグーグーっていうイギリスのバンドがいて
「君はtoo shy」って歌ってたのですが、
この歌の
♪~トゥーシャイシャイ~

っていうのを思い出しました。

ちなみにこのボーカルだったリマールが
映画「ネヴァーエンディングストーリー」の主題歌を
ヒットさせました。

話がそれましたね。

真田さんがその場を逃げるように?
去ったあとに

もう一曲3人が歌ってくれました。

「はじめてのチュウ」

なつかしい曲です。


これにはいろんな思い出があります。


ちょっと昔、私の誕生日に
とあるアーティストさんがこの曲の
オルゴールバージョンをお祝いに
送ってくれて、今でも携帯に
入っています。


また話がそれましたね。


チュウのところを会場との掛け合いをして
楽しく盛り上がったところで
サブステージは終了。

本編が始まります。

ひまり登場。

2人組さんで、すでにメジャーデビューされているんですね。

きっとこういう感じが日本人向けなんだろうなぁ~って
改めて感じました。

さわやかで歌がうまくて、構えずに聴ける歌。

中学生からお年寄りまでオーケーって感じでしょうか?


声も2人ともいいしね。


ただ、コード進行が保守的だなぁ~って
冒険もっとしようよ~って

思った私はギターちゃんと弾けません。
ゆえに生意気は言えません。

でも、やっぱり冒険してほしいなぁ~
超えてほしいな、その勇気あるコードが聴きたいと
かなり思いました。

声がいいからね。


でも赤坂ブリッツで来年(ってまだすごい先だけど)
ワンマンするって。すごいね~。


さて、次のサブステージはそよかぜ。

これは笑いました。楽しませてもらいました。

羞恥心のくちパクダンス。

かなりよかったです。


そして2番目のメインステージは

Jet Lily Star

エルビスコステロの「アリソン」のBGM
から始まりました。


セットリスト

YES
心臓のインベーダー
Beautiful noise
Natural born rockers
ナナ
僕らを繋ぐ音
時を止めて

私の大好きなYESから
始まって、鳥肌もんでした。

ヒデトさんが歌の中で言ったように

あなたがここに生まれて存在することは

イエス

であり、

あなたが音楽をこれから続けていくことも

イエス

なんです。

beautiful noiseはメッセージ色を感じる曲で
マグナムフォトを思い出すような歌詞が
心に刺さってきます。好きな曲です。



Natural born rockersは新曲で
初めて聴いたのですが、ロック色の強い曲でした。

タイトルからすれば

私も音楽はやってないけど生き方は
「ロッカー」だと勝手に思っています。
というか、そう思う事で今まで生きて来れました。
「ロッカー」だからこそ乗り越えられることって
たくさんあるんですよね。しがみついてきましたよ。
その「ロック魂」に。

ナナは聴くたびに分厚くなっていって
でも、会場とはどんどん解け合っていきますね。


そして久しぶりに聴いた「僕らを繋ぐ音」
10年前に作った曲なんですね。名曲です。
これが日本中に届かないなんて
それは大いなる損失なので
これからもどんどんいろんな人の耳に
届けなければなりません。

これを聴くと真田さんたちと出会った頃を
思い出します。

時は驚くほど流れたんですね。


        つづく






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舞い上がる

2009年02月15日 | JET LILY STAR
見てみたいもんだなぁ~と
ぼんやり夜空を見上げた今日。

東京ではJet Lily Starのワンマンライブがあった。

手作りのカードってどんなの?

すごく見てみたいし
欲しい気もする。

でも、正直それを受け取ることに
意味は見いだせないだろう自分がいて
彼らに何をもらいたいのかと
考えてみる。


音楽、まさに音楽


それがやっぱり一番欲しいもの。



それは手の中に残らないかもしれない。
耳の中を通り抜けていくだけかもしれない。


でも欲しいのはあなたたちの音楽。


もっともっと音源が欲しい。
歌が聴きたい。


そう思う日々。


なぜかすごく不安になって
このままいなくなったらいやだなぁ~って
考えてしまうこともあって


足りない何かを
見つけ出そうと
いろんな場所を
捜してみるけれど


それがわからない。



どうかそれを今日のワンマンライブで
見つけてくれてますように。

それを
それを


ただ
ただ


願っている。



どうかカーテンを開いて
風を入れて
心を放って
自由になって


その答えを
早く下さい。



あの子がそこにいくまで
絶対にその場所にいてくれないと
あの子は迷子になってしまう



今から始まるのだから
そこへの旅が
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