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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2019-01-01 21:55:26 | 他の音楽
○ドヴォルジャーク 交響曲第6番 Y.クライツベルク/ネーデルランド・フィル 2005年6月
最近、第6交響曲ブームということで、前回はドホナーニ盤を紹介しましたが、今回はクライツベルク盤です。
この演奏は、Youtubeで見つけて、たちまち気に入り、CDを購入しました。

なんといっても第1楽章が魅力的です。
第2主題でオーボエが出るところでテンポを落として、思い入れたっぷりに演奏しています。
そして、第2主題が終わり、反復する呈示部に戻るまでの接続曲的なところが、さらに魅力的です。こちらも遅めのテンポで、たゆたうような気分でチャーミングなメロデイを奏でます。もう絶品です。
ドヴォルジャークは、この呈示部の反復をしないよう指示(自筆楽譜には「呈示部の演奏は1回かぎり、反復は行わない」と明記されているとか)したとのことですが、なんともったいないことと思います。
この接続曲的な部分は、展開部にいたる部分とは違う曲が14小節あり、他の交響曲と比較できないほど長く、そして魅力的な部分です。
そして、その最後の2小節は、曲の出だしと酷似(弦楽器が刻むさざ波がない。)しており、出だしの3小節目につながっています。このあたりも隠し味的な魅力があります。
2楽章以降も素晴らしく、また優秀な録音でこの素晴らしい演奏を満喫できます。
1楽章第2主題や3楽章、4楽章で見られるテンポの動きは、ノイマンの演奏に似ている感じです。

指揮のクライツベルクさんは、1959年生まれのロシアの指揮者で、ベルリンのコミッシュ・オパーの音楽監督や、ウィーン交響楽団の首席指揮者を歴任し、モンテカルロ・フィルの音楽監督を務めていましたが、2011年、長年治療していた癌が悪化し、51歳の若さで亡くなったとのことです。(ウィキペディア参照)

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