○ベートーヴェン 交響曲第8番
セッション録音と放送録音各1種の2種があります。
(1) ベルリン・フィル 1953年4月8、9日(セッション録音、DG)(M)
(ジャケットはデッカから発売されていたときのもの)
(2) RIAS交響楽団 1954年1月11、12日(RIAS放送録音、audite)(M)
演奏時間
(1) Ⅰ 8’49 Ⅱ 3’48 Ⅲ 4’26 Ⅳ 7’43
(2) Ⅰ 10’04 Ⅱ 4’00 Ⅲ 4’44 Ⅳ 7’49
演奏について
(1)は、極めて速い演奏で、特に1楽章と4楽章は、まるで何かに向かって一直線に突進しているかのような勢いです。田代秀穂は、1954年に発刊した『世界の指揮者』(音楽之友社)で、この(1)の演奏について「トスカニーニの解釈をもってワインガルトナーの表現を創造したとも言うべき」と評しています。(2)は、(1)と比べると中庸なテンポで、ティンパニが目立ちます。第2楽章は、(2)のほうが明晰かつエレガントな感じがします。
セッション録音と放送録音各1種の2種があります。
(1) ベルリン・フィル 1953年4月8、9日(セッション録音、DG)(M)
(ジャケットはデッカから発売されていたときのもの)
(2) RIAS交響楽団 1954年1月11、12日(RIAS放送録音、audite)(M)
演奏時間
(1) Ⅰ 8’49 Ⅱ 3’48 Ⅲ 4’26 Ⅳ 7’43
(2) Ⅰ 10’04 Ⅱ 4’00 Ⅲ 4’44 Ⅳ 7’49
演奏について
(1)は、極めて速い演奏で、特に1楽章と4楽章は、まるで何かに向かって一直線に突進しているかのような勢いです。田代秀穂は、1954年に発刊した『世界の指揮者』(音楽之友社)で、この(1)の演奏について「トスカニーニの解釈をもってワインガルトナーの表現を創造したとも言うべき」と評しています。(2)は、(1)と比べると中庸なテンポで、ティンパニが目立ちます。第2楽章は、(2)のほうが明晰かつエレガントな感じがします。