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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その20

2024-06-29 13:12:15 | フリッチャイ
○ハイドン 四季
セッション録音とライヴ録音各1種の2種があります。
(1) トレッチェル(S)、ルートヴィヒ(T)、グラインドル(Bs)
  RIAS交響楽団・室内合唱団、聖ヘドヴィッヒ大聖堂聖歌隊 1952年1月21~28日(セッション録音、DG)(M)

(2) シュターダー(S)、ヘフリガー(T)、グラインドル(Bs)
  ベルリン放送交響楽団、聖ヘドヴィッヒ大聖堂聖歌隊 1961年11月11日(ライヴ録音)
 ア DG盤(フリッチャイ・エディション)(M)
 イ DG盤(a life in music)(M)
 ウ DG盤(DG録音全集)(M、冬のみS)


演奏時間
 (1) 春 33’43 夏 41’49 秋 33’03 冬 32’03
 (2) 春 33’35 夏 40’42 秋 31’21 冬 29’59
 ((2)は、冬の34番のカヴァティーネがカットされています)

演奏について
(2)は、結果としてベルリンでの最後となった演奏会のライヴ録音です。この演奏には、人生の最後に近づいたフリッチャイが、達観しているかのような深遠な音楽があるように思えます。音楽評論家のヴェルナー・エールマンが、没後15年を記念して発売されたフリッチャイ・エディションでのフリッチャイの紹介文の中で、「ハイドンのオラトリオ《四季》はフリッチャイにとって、生きていることへの喜ばしい回顧となり、同時にそれは、彼岸の高き世界を敬虔な心で仰ぎ見る結果となった」と記しているように、まさに記念碑的な演奏と思います。(1)の演奏は、真面目、几帳面なものですが、(2)の演奏を聴いてしまうと表面的で少し物足りないと感じてしまいます。

(2)の音質等について
アは没後15年を記念して発売された「フリッチャイ・エデイション」(LP)、イは生誕90年を記念して発売された「a life in music」(初めてCD化)ですが、音質は同じです。ウは没後50年、生誕100年を記念して発売されたDG録音全集で、冬のみステレオとなり臨場感が格段に増しています。
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