mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

何を急ぐか、でも、テキパキを望む

2024-05-21 08:02:11 | 日記
 昨日(5/20)、浦和駅まで歩いて行って、高野山へ行く切符を買ってきた。カミサンと私の分2枚。近頃減らされている「みどりの窓口」はものすごく混む、一仕事だったと、先日チケットを買いにいったカミサンはぼやいていたから、雨の日こそ空いているんじゃないかと出かけた次第。私の読みは当たり、3人くらいの列の後ろに並んで、待った。
 窓口は二つしかない。1番窓口が空いて、次の人がそちらへ入る。そうか、この調子だと私は2番窓口だねと、見当をつける。2番窓口は、カウンターに肘をついて話していた方が、「はい、ありがとう」といって、さっさと終わってしまい、「ハイお次の方、どうぞ」といわれて、並んでいた人が入る。おっ、早いぞとうれしくなる。なんでこんなことで、一喜一憂してるんだろう。バカだなあと自分を嗤う。
 1番窓口は、代金の支払いを済ませる操作をしているから、すぐに終わりそうだ。2番窓口の職員は、まだ若い男の人。事務処理はテキパキしている。発行されたチケットをカウンターに置いて確認していた1番窓口が、その後、電車の往還の相談でもしているのか、なかなかカウンターを離れない。ゆっくりとサイドバッグを開けてチケットを仕舞うのも、何だかのろくさしている。とみているうちに2番窓口が開いて、私の前の人はそちらへ呼ばれていく。ほぼ同時に、1番が空いて私の番が来た。
 チケットを通しで買えるように高野山への行程を紙に書いて、それとジパング手帳を窓口に出す。1番のスタッフはアラフィフの男の職員。なにやら戸惑っている。
「行程をお話ししましょうか」というと、「お願いします」と返事が返ってきた。
 新幹線で新大阪まで往き、その後地下鉄で「なんば」、南海高野線の「難波」から九度山まで。そこから歩いて高野山へ行き、帰りは高野山駅から極楽橋を経て、逆方向で「難波」、地下鉄で「なんば」から新大阪と、乗り継ぎ乗り換えの行程を説明する。
「わかりました」と言って、まだ時刻表を見て、「高野山へは高速交通、バスですよね」と、奇異なことを言う。
「難波から極楽橋へ鉄道がありますよ」そう言って、スマホで新大阪から極楽橋への経路を出して、ほらっ、みて、と差し出す。彼はそれをみてもなんだか、納得がいかないようだ。ふと気づいて、「高野山駅から極楽橋へはケーブルカーです」と言うと、やはりそこが引っかかっていたのか、「勉強になります」と笑顔になった。
 列をみると、やはり3人くらいが並んでいる。(なにやってんだ)と思ってるだろうなあと、先程の私を思い出す。
 窓口スタッフは「ちょっと調べてきます」といって、バックヤードへ姿を消す。ジパングの割引が効くかどうかを調べに行ったのだろうか。戻ってきたから、私の方から「新大阪までが簡単なら、そこまででいいです。その先は、こちらで買いますから」といって、やっとコトは動き始めた。
 親切丁寧はいいが、窓口はテキパキしなくちゃねえと思いつつ、雨の上がった道を、傘をリュックの袖にぶら下げて、また50分ほど歩いて帰ってきた。気持ちの良い散歩になった。

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