mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

こんなことって、あるんだ!

2015-10-20 09:52:53 | 日記

 今朝(10/20)の朝日新聞「埼玉版」を読んで驚きました。9月の大雨で、登山口・日向大谷への道路が崩落して、通れないとあったのです。記事の内容は、そのことを報じるものではなく、「両神山の天然林を守る」というトラスト運動を紹介する記事でした。小鹿野町の観光協会に問い合わせたところ、20日朝現在、まだ回復していないとのこと。

 じつは明日、このルートから両神山を登る月例登山を予定していた。すでに西武秩父駅からのrent-a-carの借用予約もしている。お天気もいい。まさか中止するってことは考えられない。近くに「二子山」という岩登りの名所がある。東岳に登らなければ、行けないところではないが、でも、両神山の「岩登り」と聞いただけでしり込みする人もいるから、いきなり二子山は無理かもしれない。

 さて、どうするか。白井差の登山口を、むかし登ったことがある。白井差口から表参道の清滝小屋に出て、両神山に登るルート。わりと短時間に近づけて、ラッキーなルートだと思っていたが、いつのころからか、「もめごと」があって、このルートは使えなくなっていた。その頃仄聞したところでは、「もめごと」というのは、県と山の所有者との間で登山道の整備・費用などをめぐって、折り合いがつかなかったということだった。

 その後2008年、表参道をつかって全国高校総体(インターハイ)の登山大会などが行われたときも、まだこの問題は解決を見ていない。ただ、土地所有者が、独自に(表参道を通らない)両神山へのルートを開発し、白井差新道として開放していると聞いてはいた。土地所有者の連絡先を(観光協会に)聞き、白井差口から清滝小屋へ抜けるルートが通れるか聞いてみた。そこは環境省の指導によって、すでに廃道になり通れないとのこと。

 こうして、白井差新道を使うことになりった。私はこのルートを歩いたことはない。ルートを記す地図は入山時に麓の土地所有者から借用し、下山時に返却するとのこと。ただ、整備費用として一人千円を頂戴していると説明があった。このルートは(ネット見る限り)所要時間も4時間程度、岩登りも難しいところはなく、歩きやすいと評判である。さあ、紅葉がどうなっておりますか。歩いてきましょう。

 でも、ホッとして参加する皆さんに「ルート変更」のメールをしてから考えたのだが、もしこの記事が出ていなかったら、どうなったろう。あるいはさらに「トラスト運動」という見出しを見て、ふむふむと読み飛ばしていたら、道路が通行止めということにも気づかなかった。私よりも早起きのカミサンが読んで、「ここは通らないの?」と言ってくれなければ、読み落としていた可能性は高い。

 明日現地に行って、道路が通行止めと知る。そこから白井差への変更は、(たぶん)「予約が必要」ということからすると、ムツカシイかもしれない。まして、その場に行って(地図もないのに)「二子山にしましょう」なんて、出たとこ勝負のような山歩きはできない。では、中止にしましょうというと、(なんで事前に調べてなかったのかと)非難を浴びるに違いない。

 

 こんなことって、あるんだ。ほんとうに幸運というか、ついてないというか。


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