mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

ゆとりのある仕事ぶり

2022-10-17 05:58:24 | 日記
 給水管給湯管排管の、我が家の更新工事が一先ず終わって、隣の階段へと移った。我が家の残りは、こちらがオプションで頼んだ浴室のリフォームだけだから、ま、おまけようなもの。来週に行われる。
 この間、7日から一昨日までの更新工事は、日中業者が出入りしてガリガリと音を立てる。家人の誰かが在宅するという条件もあったから、それなりに煩わしいと思っていたが、リビングのパソコンに向かっていたり、ソファの寝ころんで本を読んでいたて、全く差し支えなかったから、爽やかな心地で過ごすことができた。そのワケを考えている。
(1)住戸の北側と南側はほぼ立ち入らない。冷蔵庫を南側のリビングに置いてもらった。玄関から中程の2室の半分とトイレ、洗面所、洗濯機置き場、キッチンと湯沸かし器のあるベランダが施工場所。購入時から使っていなかった北側のトイレは、便器を外して物置にできるようにしてもらった。庭の蛇口への給水管は取り替えず、水栓を取り付けてもらって、もし給水管が壊れたら止めることができるようにした。
(2)中央2室の施工しない半分は、リビングや洗面所、押し入れなどにあった物をブルーシートを敷いて積み上げている。1室にはタンスなどがあるから毎日出入りするが、日中は踏み込まないように必要な衣類を南側居室にもってきておいた。
(3)作業に立ち入る箇処の床には厚手のシートを敷き末端をテープで留めて固定。そのほかに壁などを汚さないように、廊下から下駄箱、本箱、積み上げた押し入れの物やその他の物品も全部覆うように薄い養生シートを張り巡らす。固定しておいていいそのいくつかを除いて、毎日作業が終わると取り払い、トイレ便器も洗面台も使えるように元に戻した。キッチンとリビングとの境目の養生シートも毎日取り替えた。
(4)午前9時から夕方6時半までの作業タイム以外は、予測していたとおり、余裕を見て設定している。概ね5時に仕事が切り上がるようにしている。1時間半ほどが集中の続く作業時間を見てるのか、午前と午後に少しばかりの休憩を入れることも定着している。うんと遅くなったときにも6時には作業を終了した。考えてみれば、わが棟の作業に入る前すでに8月から1号棟2号棟の居室作業をしてきている。手慣れたものだ。その作業者の安定感が熟練者の手際の良さに見えて、さすがプロだとカミサンはベタ褒めであった。
(5)始まりと終わりに、作業監理をしていると思われるスタッフが挨拶に来る。今日一日の予定を伝え、終了時には翌日の予定を伝え、「何か要望・ご意見は?」と訊ねる。ときに行き違いがあったが、すぐに連絡不十分であったと訂正が入る。
(6)そうして作業を行った(休祭日を除く)6日目で「完了」した。予備日1日を入れて2日ほど早く終わった。つまり作業日も1日早く切り上げることができたのであろう。このゆったりとした進行に感じられる余裕が、爽やかさに繋がっていると思った。
(7)もちろん仕上がりにモンダイがあるわけではない。思った以上によくできている。

 さて一昨日から、一時積み上げていた荷物の片付けをはじめた。作業開始前に、要らないものを随分溜めてるなと思いながらひとまず積み上げておいたから、今度はそのまま元に戻すわけにはいかない。今度こそ「片付けて」始末しようと取りかかる。改修作業のようには運ばない。今度はわが身の断捨離だから、断ち切る決断が問われる。唯一つわかったこと、捨ててしまえば断念できる。目に触れなければ忘れてしまって未練はない。何かを想いだしても、後の祭り。手をつけるのがメンドクサイという方が勝つから、悔しくもない。断捨離とは、後の祭りにすること。そう気づいた。
 身の回りをさっぱりしておくと、断捨離にも未練なく臨むことができる。色即是空・空即是色ってこういうことだったと、改めて実感している。