英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「あれでしょう?」(中田七段作詰将棋)の解答

2014-03-01 21:56:02 | 詰将棋
「あれでしょう? ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2013年7月号」の解答です。
「あれでしょう?(中田七段作詰将棋)のヒントなど」もご参照を)


 初形の桂の配置、特に3三の龍と4五の桂の位置関係が怪しいです。龍を捨てて、そこに桂を跳ねるのだろうと予想できます。持駒に桂馬があるので「三桂詰」の気配を感じます。

 初手は▲4三桂も有力ですが△3二歩で詰みません。(詳しくは「あれでしょう?(中田七段作詰将棋)のヒントなど」
 初手は▲1二角。


 これに対し△1二同金だと▲1三桂で

△1三同金▲2二桂成(または▲2二龍)で詰みます。また、▲1三桂(変化図)に△1一玉は▲3一龍で詰み。

 なので、▲1二角には△同玉と取ります。これには▲2四桂と打ち△2一玉と元の位置に押し込めます。


 この途中図2は初図から2四に桂馬を打った形になっているのですが(持駒の角はなくなりましたが)、実はこの途中図2では邪魔な駒があるのです。
 そうです、龍ですね。この龍がいなければ、▲3三桂不成で詰みます。
 というわけで、龍を2三に捨てれば

 △2三同角に▲3三桂不成で詰みます。



 龍の捨て方ですが、▲3二龍も有力です。しかし、これに△3二同角なら▲3三桂不成で詰みますが△3二同歩で詰みません。

      詰手順:▲1二角△同玉▲2四桂△2一玉▲2三龍△同角▲3三桂不成まで7手詰
  
 
コメント
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