英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

将棋界の一番長い日2014 途中経過

2014-03-07 20:40:35 | 将棋
(どうして、一番忙しい金曜日なんだよ~)
 昨年から中継が、NHKのBSからスカパーに移行された。昨年は、お試し視聴期間をA級最終局に合わせて視聴したが、今年はそれはなく、『ニコニコ生中継』でとも考えたがプレミアム会員ではないので、途中で追い出されるのも腹が立つので、名人戦棋譜速報のみの観戦にした。
 昼間はほとんど観れず、郷田-羽生戦の経過を追うぐらいだった。

 現在、午後8時。局面も佳境に入ってきている。
 そうだ!この時間帯の局面を切り取り、簡単な感想を書いてみるのも面白いかもしれない。
 (対戦成績などの詳細情報は、後日、補足するかもしれません)


 郷田-羽生戦
 羽生三冠は2局経験があり、先手、後手の両方の経験があり、どちらも勝っているとのこと。
 59手目に郷田九段が手を変え、羽生三冠が馬を作る展開。先手の攻めをいなせるかどうかが焦点。後手としては入玉も視野に入れている。


 佐藤-渡辺戦
 日中、ちらっと見た時、後手は佐藤九段と思ったが、渡辺二冠であった。ゴキゲン中飛車と思いきや、角交換四間飛車であった。
 先手はミレニアムの建て掛け、後手は8四の歩が珍妙。先手の桂跳ねを防いだのかと思ったが、8四の地点で角交換がなされたため。
 将棋は後手の渡辺二冠が1筋から端攻め、さらに2筋を突破した。先手の佐藤九段はその代償に4筋からの突破を目指している。渡辺二冠の1筋の飛車と香車が置いてけぼりになる危険性を感じる。


 行方-屋敷戦
 この将棋は、「先手の行方八段良し」「いや、まだ難しい」と後手が頑張る変化が発掘されるという流れ。
 この図の直前の△3三角では△2三歩が有力と言われていた。△3三角は▲同龍と取らせて△2九龍と金を取る勝負手だが、先手の行方八段は素直に応じ、▲3三同龍△2九龍と進め▲6五角と放った局面。
「2九の竜取りと▲4三角成の両狙い。厳しい。
次に▲4三角成△6二玉▲5三馬△6一玉▲4二竜で後手玉は受けがない。△4二銀とすれば延命できるが、ジリ貧で勝ち目がないとのこと。控室は先手勝勢と結論した。
屋敷は敗れるとその瞬間にA級陥落が決まる。本当にここで終わってしまうのか。」
(中継サイトより引用)
 私も後手に挽回の妙手はないように思う。


 深浦-谷川戦
 互いに9筋を破り、谷川玉に王手が掛かった。後手の2四の銀が異様だ。棋譜を並べると「立石流四間飛車」模様?の指し方。と金で攻めている分だけ後手の谷川九段の方が良いように思えるが、2四の銀も気になる。


 三浦九段-久保九段戦
 後手のゴキゲン中飛車に先手の「超速」、最後に並べてみた将棋だが、少し前なら異様な将棋であるはずだが、この将棋が一番普通に見えてしまう。
 ただ、中盤は互いに行ったり来たり、押したり引いたりと順位戦らしい指し口。局面の優劣は分からないが、こういう長い中盤戦は久保九段のペースとみる。


 あっ、屋敷九段が投了した模様。
 これで、屋敷九段の陥落が決定。
 『将棋界の長い日』であるはずだが、短かったなあ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする