7月25日、米国下院は、カンボジアでの自由で公正な選挙、政治的自由、人権を促進し、フン・セン及びその側近に制裁を課すためのカンボジア民主主義法(the Cambodia Democracy Act of 2018: H.R. 5754)を可決しました。
下院のエド・ロイス外交委員長は、「カンボジアの今回の選挙は、いかなる意味においても正当化することはできない。フン・セン(敬称無し)とその側近のチンピラども(Thugs)は、野党党員を排除し、暴力を加え、収監して、選挙結果を前もって決定するようにしてきた。」、「この法案は、カンボジアに政治的多元性をもたらすだけでなく、米国議会がこのような人権弾圧を決して見逃すことはないという強いシグナルを送るものである。」と述べました。委員長のスピーチは、最近のトランプ流なのか、敬称をつけなかったり、側近をチンピラ(Thugs)と呼んだり、やくざのような政権(Hun Sen’s thuggish regime)と呼んだり、あまり品格を感じさせないところもあります。
この法案により、フン・セン首相及びその側近は、米国への入国が禁止され、かつ米国内の資産を凍結されます。誰を対象とするかは大統領権限で決定されますが、ロイス委員長は、フン・セン首相、サー・ケン内務大臣、オウン・ポンモニロット経済財政大臣、スン・チャントル公共事業運輸大臣、プラック・ソコン外務大臣等の主要閣僚や、フン・マネ氏(首相の長男)等の親族、合計17名のリストを添付しています。
米国の厳しい対応は、今回のカンボジア総選挙には影響を与えることはできませんでした。しかし、米国の今後の対応によっては、カンボジア経済にも大きな影響を与える懸念があり、米国の動きに引き続き注目していく必要があるものと見られます。
米国上院外交委員会の発表(英文です)
https://foreignaffairs.house.gov/press-release/house-passes-cambodia-democracy-act/
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下院のエド・ロイス外交委員長は、「カンボジアの今回の選挙は、いかなる意味においても正当化することはできない。フン・セン(敬称無し)とその側近のチンピラども(Thugs)は、野党党員を排除し、暴力を加え、収監して、選挙結果を前もって決定するようにしてきた。」、「この法案は、カンボジアに政治的多元性をもたらすだけでなく、米国議会がこのような人権弾圧を決して見逃すことはないという強いシグナルを送るものである。」と述べました。委員長のスピーチは、最近のトランプ流なのか、敬称をつけなかったり、側近をチンピラ(Thugs)と呼んだり、やくざのような政権(Hun Sen’s thuggish regime)と呼んだり、あまり品格を感じさせないところもあります。
この法案により、フン・セン首相及びその側近は、米国への入国が禁止され、かつ米国内の資産を凍結されます。誰を対象とするかは大統領権限で決定されますが、ロイス委員長は、フン・セン首相、サー・ケン内務大臣、オウン・ポンモニロット経済財政大臣、スン・チャントル公共事業運輸大臣、プラック・ソコン外務大臣等の主要閣僚や、フン・マネ氏(首相の長男)等の親族、合計17名のリストを添付しています。
米国の厳しい対応は、今回のカンボジア総選挙には影響を与えることはできませんでした。しかし、米国の今後の対応によっては、カンボジア経済にも大きな影響を与える懸念があり、米国の動きに引き続き注目していく必要があるものと見られます。
米国上院外交委員会の発表(英文です)
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