4月19日、フン・セン首相は、与党人民党の目標として、2018年までに労働者の法定最低賃金を月額160米ドル(約1万9000円)、公務員と軍人の給与を月100万リエル(約2万9800円)まで引き上げると明らかにしました。現在、最低賃金は128ドルのため、平均毎年8%程度の引き上げとなります。
カンボジアの最低賃金は2014年2月に、それまでの80ドルから100ドルに、今年初めにはさらに128ドルまで引き上げられています。急激な賃金の上昇や予測不可能な動きは海外投資家に懸念を与える材料となっているものと見られています。カンボジア縫製製造業協会(GMAC)は、2015年1月~3月に縫製業へ新規参入した企業数が前年同期よりも減少したとしています。ケン・ルー事務局長は、同期に製品を輸出した縫製工場数の増加数は、前年同期の40工場から13工場に激減したと述べました。
このような中で、フン・セン首相が、安定的で漸進的な賃金の引き上げを目標として発表したことは、海外の投資家に安心感を与える効果があるものと見られます。最低賃金について政労使の三者で協議する労働諮問委員会でも、同様な中期的見通しについて合意されることが、今後の投資誘致についても好影響を与えることになるとみられ、今後の前向きの討議が期待されます。
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カンボジアの最低賃金は2014年2月に、それまでの80ドルから100ドルに、今年初めにはさらに128ドルまで引き上げられています。急激な賃金の上昇や予測不可能な動きは海外投資家に懸念を与える材料となっているものと見られています。カンボジア縫製製造業協会(GMAC)は、2015年1月~3月に縫製業へ新規参入した企業数が前年同期よりも減少したとしています。ケン・ルー事務局長は、同期に製品を輸出した縫製工場数の増加数は、前年同期の40工場から13工場に激減したと述べました。
このような中で、フン・セン首相が、安定的で漸進的な賃金の引き上げを目標として発表したことは、海外の投資家に安心感を与える効果があるものと見られます。最低賃金について政労使の三者で協議する労働諮問委員会でも、同様な中期的見通しについて合意されることが、今後の投資誘致についても好影響を与えることになるとみられ、今後の前向きの討議が期待されます。
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