カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年04月30日 | 一般
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IMF 世界経済見通し2018春 カンボジアは成長続くと予測

2018年04月30日 | 経済
 国際通貨基金(IMF)は、毎年2回世界経済見通し(WEO)を発表しています。
 4月17日に発表されたWEO2018年4月版では、世界経済の成長回復傾向の中で、カンボジアの高度成長が続くと予測しています。2018年6.9%(前回6.8%)、2019年6.8%、2020年6.5%と好調が続くとしています。また、2021年以降は若干引き上げましたが、2023年まで6.0%~6.3%の成長が続くと予測しており、中期的にも好調な成長が続くとしています。一人当たりGDPも、2013年に1000ドルを突破して1011ドルとなり、2018年は1499ドル、2023年にはついに2000ドルを突破して2123ドルに達すると見ています。物価上昇率は、低位安定を予測しており、2018年3.3%(前回3.5%)、2019年3.3%と見込んでいます。順調な輸出増等により国際収支も改善すると見ていて、経常収支の赤字(対GDP比)も2018年10.7%、2019年9.5%、2020年8.6%と安定的に推移し、2023年には7.8%にまで低下すると予測しています。
(写真はプノンペン市内)

国際通貨基金(IMF) 世界経済見通し2018年4月版(和文新聞発表)
http://www.imf.org/external/japanese/np/blog/2018/041718j.pdf


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ケップでカニ三昧 Srey Mao Mlob Duong Restaurant

2018年04月29日 | 生活環境
 海辺の保養地ケップは、カニが有名です。ケップのカニ市場のすぐ近くにあるちょっと新しいレストラン「Srey Mao Mlob Duong Restaurant」に行ってみました。レストランは、オープンな造りで、海に張り出すテラスもあり、そこから遠浅の海岸に降りることもできます。遠浅の海には周辺のレストランのカニの生け簀が目につきます。レストランの内装は、このあたりのお店としては、小ぎれいで、ちょっと安心です。メニューは様々な海鮮料理がありますが、ケップに来たらやはりカニです。地元の方は、小型のワタリガニ系が好みの様ですが、私はやっぱりMud Club(和名:ノコギリガザミ)が食べ甲斐があって好きです。このカニは、大きいものは全長20センチくらいあります。店先の生け簀にうようよいる中から大きいものを選んでもらって、シンプルに茹でてもらいます(スチームかもしれません)(今回は一匹で12.5ドルでした)。鋏のところも大きくて美味しいです。特に味付けなしでも、塩味がついていて美味しく感じます。ワタリガニの方は、スープにしてもらいました(こちらは、2匹で5ドルでした)。カニのダシが効いて、こちらも絶品でした。お客さんは、ほとんどカンボジアの方でした。ちなみに隣の家族連れが食べていた巨大なエビ(全長30センチくらいに見えました)の素揚げも、美味しそうでした。次はぜひ試したいです。ケップのカニは、リーズナブルな価格で美味しくて、本当にお勧めです。ぜひお試しください。

Srey Mao Mlob Duong Restaurant
Phsar Kdam, Khan Keb
012 663 404

大きなカニの丸茹でとワタリガニのスープ


ワタリガニのスープ。


店内はちょっと明るいイメージです。



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新しいラーメン屋さん M’s Ramen

2018年04月28日 | 生活環境
 プノンペン南部ロシアンマーケット近くに開店したラーメン屋さん「M's Ramen」です。場所は、ロシアンマーケットの南西で、新しいサンチャと同じ通りで、旧Tipicoの隣です。ちょっとわかりにくいかもしれません。店内は、清潔感があり、入り口近くにラーメンの厨房を配しています。メニューは、ラーメン中心で、チャーハンや餃子もあります。今回は、醤油ラーメン(4.5ドル:約480円)と餃子(2ドル:約210円)を頼んでみました。ラーメンは、美しいプレゼンテーションです。餃子は、私にとっては「懐かしい味」のような感じで、とても美味しかったです。メニュー数はまだ限られているようですが、ラーメンには、醤油のほか、塩、みそ、に加えて、山椒、スパイシーもあります。次はぜひ試してみたいと思います。お試しください。

M’s Ramen
#78, St. 454
https://www.facebook.com/Ms-Ramen-553665331664244/

醤油ラーメン(4.5ドル:約480円)と餃子(2ドル:約210円).



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シアヌークビルの現状 その5 観光開発

2018年04月27日 | 経済
 シアヌークビルは、港湾として重要ですが、観光地としても注目を集めつつあります。2017年に観光省は、シアヌーク州への観光客の誘致拡大を図るため、海岸地域の清掃促進などの政策を打ち出しています。2017年1~9月に同州を訪れた外国人観光客は40万人で、中国人は国籍別で最多の9万人でした。このため、外国人観光客の主なターゲットは中国人に設定され、「チャイナ・レディー」政策が進められています。カンボジア人の雇用に当っても、中国語能力が問われることが多いとのことで、政策の一環として、中国語の研修などを実施しているとのことです。更に、シアヌークビルのビーチでは中国によるホテル開発も進み、街にはカジノやネオン街も目立つようになっています。ただ、全体として、昔ののんびりしたビーチの雰囲気が失われつつあるのは残念です(写真上)。
 シアヌークビルのビーチが、中国資本に荒らされつつあるのに対し、ケップ州のビーチは昔ながらの良い雰囲気を維持しているように見えました。ケップのビーチの道路沿いには、ゴザを敷いただけの海の家が並び、呼び込みも盛んです。カンボジアの人たちは、服のまま海で遊び、ゴザで車座になってカニを肴に一杯やっています。また、ホテルも西欧系のブティックホテルが多く、落ち着いたリゾート感を演出しています。ケップの方がプノンペンからは近く(150キロほど)、道路の整備も進んできているため、今後の発展が期待されます。

ケップのビーチを目指す国道33a号線。改修工事が進められています。


ゴザを敷いただけの海の家。のんびりするには最適です。


服のまま海に入るのは昔ながらという感じです。


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シアヌークビルの現状 その4 輸送インフラ

2018年04月26日 | 経済
 プノンペンとシアヌークビルを結ぶ主な輸送インフラとしては、国道3号線、国道4号線、鉄道南線があります。また、目立たなかったシアヌークビル空港も役割を増してきています。
 国道3号線は、プノンペン(チョムチャオ・ロータリー)からカンポットを経由して、国道4号線に連結してシアヌークビルまで、202.7キロを結ぶ重要路線です。韓国の支援で2010年に改修を完成したものですが、完成直後から一部で穴が開く等のダメージが見られ、改良工事が継続的に行われていました。現在も、良好な状態とはいいがたいところがあります(写真上)。なお、今後、プノンペン寄りの62キロメートルは、中国の支援により片側2車線に拡幅される予定です。
 国道4号線は、プノンペン~シアヌークビル間で最も重要なインフラですが、特に大型のコンテナトラック等により交通量が増えており、時間がかかるようになってきています。国道4号線も少しずつ改修が進められており、プノンペン空港付近は片側3車線化工事が行われています。また、シアヌークビル付近では、速度の遅い大型車のための登坂車線の整備が行われています。
 こうした状況下で、中国支援のBOT方式によるプノンペン~シアヌークビル間高速道路の計画が進められています。全長190キロメートルで、所要時間を2時間半程度に縮めたいとしています。2019年にも着工し2023年には完成させるとの中国らしい意欲的な計画です。
 鉄道南線は、内戦を経て、線路等が劣悪な状況となったため、2009年からアジア開発銀行(ADB)等の支援を得て、線路や関連設備のリハビリ工事が行われました。シアヌークビル~プノンペン間でのコンテナの輸送は、2014年中盤から開始され、現在は一定の役割を果たしています。この他、石油類、セメント、石炭、砂利等を運搬する貨物列車に利用されています。旅客サービスについては、週末だけですが2016年から運行再開されています。
 なお、シアヌークビル空港は、クアラルンプールとの直行便も運航されるようになり、旅客数も増加傾向にあるため、空港ターミナルの拡張工事中でした。アンコールワットのあるシェムリアップとの空路での接続も人気があり、今後の発展が大いに期待されます。

国道4号線シアヌークビル近郊で工事が進む登坂車線。


シアヌークビル空港ではターミナルの拡張工事が進められていました。


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シアヌークビルの現状 その3 電力セクター

2018年04月25日 | 経済
 シアヌークビル港の北約20キロのところにあるスタンハウに発電団地が形成されつつあります。CIIDG(Cambodia International Investment Development Group)の石炭火力発電所では、増設工事を行っていた3号機(135MW)が2017年に完成し、運転を開始しています(写真上)。同発電所は、これまで135MWの発電機2基、合計270MWでしたが、3号機の増設により、設備容量は405MWとなっています。また、今後の増設(135MW×2基)により、675MW程度まで設備容量を拡大する予定としています。
 CIIDGの発電所の隣には、丸紅も出資しているマレーシア系のCELの石炭火力発電所(100MW)もあり、こちらでは、2019年11月の完工を目指して、150MWの増設工事を行っているところです。増設工事は、東芝プラントシステム(TPSC)が受注しています。受注額は公表されていませんが、200億円規模となるものと見られます。
 スタンハウで発電された電力は、現在のところ日本の円借款等により建設された230KV送電線でカンポット、タケオ経由でプノンペンに送電されていますが、今後の発電機増設に備えて、国道4号線沿いでも送電線の建設計画が進められています。新設の送電線の主要部分は、カンボジア初の超高圧送電線(500KV)となる見込みです。

東芝プラントシステムによる増設工事が進んでいます。


スタンハウからプノンペン方面に向かう送電線の建設も進んでいます。送電線が張られているものが円借款で整備されたカンポットに向かう既存の230KV送電線です。新しい送電鉄塔にはまだ電線が張られていません。


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シアヌークビルの現状 その2 シアヌークビル港は盛況

2018年04月24日 | 経済
 シアヌークビル港は、これまでも日本の支援でコンテナターミナル等を完成させてきました。現在は、多目的ターミナルの建設がほぼ完成した状況です。この多目的ターミナルが完成すれば、木材チップや石炭等のバルク貨物を大型船に直接積込・積降が可能となる見込みです。また、既存のコンテナターミナルは、当初の取扱能力が50万TEU/年でしたが、2016年実績で既に約40万TEUとなっており、インフラ不足が心配されていました。このため、シアヌークビル港湾公社では、2017年に岸壁用ガントリークレーンをこれまでの2基から4基に倍増させ、ヤード用ガントリークレーンも5基追加して、70万TEU/年までは対応できる体制を構築しています。更に、日本政府が2017年に円借款(約235億円)を供与した新コンテナターミナル整備事業が進められており、5万トン級のコンテナ船も接岸可能な350メートルのバースを備えた新たなコンテナターミナルを2022年までに完成させ、コンテナ取り扱い能力を更に45万TEU増加させたいとしています。
 シアヌークビル港は、カンボジア唯一の深海港として、カンボジアの貿易を支える最も重要なインフラの一つです。2017年のシアヌークビル港湾公社の新規株式公開では、日本政府や民間企業の支援によって、株式が中国に取得されるのを何とか阻止しています。周辺の不動産開発等は、中国資本に圧倒されていますが、この港だけは、カンボジア政府が日本と協力して、カンボジア・ファーストでの開発を進めていくことが期待されます。

ブログ「カンボジア経済」2017年8月11日「カンボジアに過去最大規模の円借款を供与 シアヌークビル港に235億円」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/7cf8c9fb73526938c5f342c5be722224

円借款が供与された新コンテナターミナルは、クレーンの向こうの海面を埋め立てて新しい埠頭とコンテナヤードを建設します。



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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年04月23日 | 一般
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シアヌークビルの現状 その1 中国化が進む

2018年04月23日 | 経済
 4月に1週間ほど、カンボジア南部の港湾都市シアヌークビルに滞在する機会がありました。シアヌークビルとその周辺インフラについて5回に分けてお伝えします。
 1年ぶりにシアヌークビルに行って驚いたのは、本当に「中国化」が進んでいることでした。特に、インディペンデンスビーチ周辺には、高層マンション、カジノ等が数多く建設中で、全く印象が変わりました(写真上)。また、セレンティビティビーチ周辺では、せっかく整備した海岸沿いのレストラン等が完全に破壊されて更地にされ、今後中国企業による開発が行われるとして、中国人労働者が住む飯場が建設されていました。街中にも、中国語の看板があふれ、スーパーやレストランも中国語だらけになっていました。
 この状況で、中国人とカンボジア人の摩擦も強まっている模様です。カンボジア政府は、シアヌークビル州からの要請を受ける形で、国や州レベルの当局者間で問題解決に当たる作業部会を今年1月下旬に設置しました。しかし、中国人の投資等によって、不動産価格や賃貸料の上昇は激しいものがあり、賃貸契約の更新を断られて、廃業せざるを得ない企業も出てきているようです。また、カジノなどを通じたマネーロンダリングや人身売買等の違法ビジネスへの懸念も広がっています。
 中国による不動産開発も、投機的なものも多いと見られ、供給が実需を相当に上回ることになるものと見られます。日本のバブル期のリゾートマンション建設ブームを彷彿させるものがあり、今後の動向も懸念されます。
 なお、シアヌークビル市内から18キロほど離れたところに建設されたシアヌークビル経済特区は、中国企業の入居が順調に進み。入居企業数は100社を超えています。中国の投資が、カンボジアにもきちんと裨益するような形で行われることが肝要と見られます。

せっかく整備した海沿いのレストラン等も全て破壊され更地となっていました。中国企業による不動産開発によるものです。


シアヌークビル港を見下ろす山の上にでも中国資本の不動産開発が続々と進められています。


中国によるシアヌークビル経済特区内では、工場だけでなく、商業施設等の建設も進んでいました。



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和食店のダシが移転して新装開店 D’s Japanese Restaurant

2018年04月22日 | 生活環境
 プノンペンで人気の和食店「ダシ」が、移転して「D’s Japanese Restaurant」として新装開店しました。場所はバンケンコン市場近く、63通り沿いで、もと「京都」があった場所です。お店は、大きく広くなりました。メニューは、お刺身を中心に色々とあります。お酒も各種取り揃えられています。今回は、お刺身スペシャル(45ドル:4人前くらい:写真上)、サーモンホタテサラダ(10ドル)、酒盗、タコの柔らか煮等を頼みましたが、いつもながらに美味しくいただけました。また、コンポンチュナン焼きを使った器も素敵です。このお店は、大将と女将がいつも優しく、いい感じで接してくださるので、気軽に行けるのも嬉しいです。お勧めです。ぜひお試しください。

D’s Japanese Restaurant
https://www.facebook.com/Ds-Japanese-Restaurant-528254603988443/

酒盗とたこの柔らか煮。日本酒がよく合います。



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鉄道 プノンペン空港線に乗ってみました

2018年04月21日 | 社会・風土
 4月10日に開通したばかりの鉄道プノンペン空港線に乗ってみました。
 起点のプノンペン駅もカフェができてベンチも置かれて、駅らしくなっています。7月までは無料なので、切符を買う必要はありません。駅には、一部の航空会社(ANAを含む)に対応しているセルフチェックインカウンターもできていました。
 列車は、今のところ1編成のみで運用されているようです。編成は、1両の客車の前後にディーゼル機関車を連結しています。客車はロングシートでエアコン付きですが、窓は開きません。メキシコ製のモダンなディーゼル車が6月には投入される予定としています。空港までの所要時間は片道25分ほどでした。線路の状態が完全ではないので、結構揺れます。沿線は、バラックのような住宅が立ち並んでおり、また、ごみが散乱しているところも多いのは残念です。運行間隔は、約1時間に1本というところと思われます(時刻表はありません)。
 プノンペン駅からポーチェントン駅までは本線を走り、そこから分岐して道路との併用軌道(約1.5キロ)を走ります。併用軌道の道路部分は、まだ舗装工事が完了していない部分も残されていました。空港駅は新設されたもので、ターミナルから駐車場を横切った国道4号線沿いにあります。ホームや待合室はきれいに整備されていました。なお、空港駅からは、空港側にしか行けず、4号線側には出口がないので注意が必要です。
 乗っていたお客さんは、クメール正月の時期ということもあって、観光目的の地元の方が多いようでした。空港からは欧米系のバックパッカーも乗っていました。なお、鉄道の運賃が無料なのに加え、配車サービスのグラブがプノンペン駅から乗車する場合には、12,000リエル(約3ドル)の無料割引を行っているので、現在は、空港からプノンペン中心部までほぼ無料で行ける形になっています。また、プノンペン駅から独立記念塔までのバス(2ドル)も運行されています。
 今のところ観光鉄道ですが、今後本格運用されれば、空港利用客の10%程度(1日1000人ほど)を運ぶことが可能となるものと見られ、道路の渋滞が激しくなりつつある中で、一定の役割を果たすことが期待されます。

プノンペン駅。きれいに整備されています。


プノンペン駅舎内。カフェもでき、ベンチも置かれ、インフォメーションも整備されました。


プノンペン駅にできたフライトのセルフチェックインカウンター。まだ、全ての航空会社には対応していないとのことですが、ANAは対応済とのことでした。


こんなモダンなディーゼルカーが入線するらしいです。


客車内の様子。クーラーも効いていて、概ね快適です。楽しい雰囲気です。


併用軌道部分。道路部分はまだ工事中です。


空港駅。新設ということもあり、とてもきれいです。


配車サービスのグラブは、空港発着の場合は、12,000リエルの割引を実施中です(コードは「GRABTRAIN」です。)。無料で、バンケンコンやリバーサイドまで行くことが可能だろうと思います。



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世界銀行 東アジア・大洋州地域 半期経済報告2018年春 カンボジアは好調続く

2018年04月20日 | 経済
 4月12日に世界銀行は、東アジア・大洋州地域半期経済報告(2018年春)を発表しました。この報告書は、年2回春と秋に発行されています。
 カンボジアの2018年の成長率についてはこれまでの予測(6.9%)と変わらず6.9%と予測しています。また、経済成長は引き続き好調が続くと予測しており、今後のGDP成長率予測は、2019年6.7%、2020年6.6%と見込んでいます。公的支出の増大と好調な世界経済がカンボジア経済の成長につながると見ています。物価上昇率は、2018年3.2%、2019年3.4%、2020年3.3%と、安定すると予測しています。経常収支(対GDP比)は、輸入の伸び鈍化等で2017年の9.8%の赤字から、2018年9.4%、2019年9.2%、2020年9.9%と安定的に推移する見込みです。また、この赤字は、好調な直接投資等で埋め合わされており、外貨準備は増加を続けており、2017年末時点で87億ドル(輸出の6カ月分)と非常に安定的な水準です。 
 今後のリスクとしては、建設セクターのバブル、選挙に伴う不確実性、最低賃金上昇に伴う輸出競争力の鈍化をあげています。また、実質賃金の上昇により、賃金の安さに頼ってきた競争力が減退しつつあり、これが将来の雇用の確実性に影響を与えていると懸念しています。これに対処するためには、生産性の高い熟練労働力の育成が必要であるとしています。また、地場の中小企業が成長と雇用創出に果たす役割も重要であり、中小企業育成政策や、国内投資奨励政策によって、外資企業や輸出企業とのリンケージを強化することも重要であると指摘しています。また、建設セクターのバブルについては、投機的な投資を抑制することが必要としており、金融機関のモニタリングを強化すべきであるとしています。

世界銀行の新聞発表(和文)  
http://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2018/04/12/growth-prospects-for-developing-east-asia-and-pacific-remain-strong-but-risks-need-attention-world-bank-says?cid=EXTIK_Tokyo_eNews_P_EXT


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アジア経済見通し2018春 カンボジア経済は好調続く

2018年04月19日 | 経済
 アジア開発銀行(ADB)は、4月11日に「アジア経済見通し2018年版(Asian Development Outlook (ADO) 2018)」を発表しました。
 カンボジア経済は引き続き順調に成長するものと見られ、2018年のGDP成長率は7.0%(前回予測7.1%)、2019年7.0%と予測されています。世界経済の好調に支えられた輸出の順調な増加、好調な海外直接投資、順調な観光客数、国内需要の増加等により、2018年のカンボジア経済は、引き続き好調を維持するものと見られます。輸出の主力である縫製品の伸び率は若干鈍化するものの、日系企業等による電子部品・自動車部品、自転車、精米、ゴム等が順調に伸びると予測しています。最低賃金の上昇等による国際競争力の弱まりが懸念されますが、第二次産業は9.6%成長するものと見られます。第3次産業は、好調な観光に支えられて7.1%、第1次産業は1.8%と予測されます。
 物価上昇率は、2018年3.2%(前回3.2%)、2019年3.5%と、当面は安定的に推移するものと予測されています。
 2018年の経常収支の赤字は対GDP比で11.1%と2017年の10.9%から若干悪化する予測ですが、海外直接投資等によって埋め合わされ、外貨準備は2017年末時点で88億ドル、輸入の6か月分以上と十分なレベルにあり、2018年末時点では100億ドルに達する見込みです。
 リスクとしては、対外要因は、米国金利の上昇、国際金融市場の動揺、石油価格の予想外の上昇等を挙げています。国内要因としては、7月に迫った国政選挙を挙げています。政策課題としては、最低賃金の上昇が輸出競争力に影響を与えつつあるため、様々な手続き等のビジネスコストを引き下げる努力が必要としています。

アジア開発銀行のサイト(和文)
https://www.adb.org/ja/news/exports-domestic-demand-deliver-solid-growth-asia-and-pacific-adb


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2018年2月の物価上昇率

2018年04月18日 | 経済
 国家統計庁から発表された2018年2月の物価上昇率(対前年同月比)は、2.3%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2013年後半から若干の上昇が続いた後、2014年後半から下降し、2015年終盤から若干の上昇に転じています(2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%、9月3.6%、10月2.9%、11月2.4%、12月1.1%、2015年1月0.4%、2月1.6%、3月1.1%、4月1.2%、5月1.0%、6月0.7%、7月0.8%、8月1.0%、9月0.9%、10月1.3%、11月1.9%、12月2.8%、2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%、11月3.6%、12月3.9%、2017年1月4.4%、2月4.0%、3月4.2%、4月3.2%、5月2.5%、6月2.3%、7月2.3%、8月2.6%、9月2.7%、10月2.1%、11月2.3%、12月2.2%、2018年1月2.0%)。なお、1月と比べると2月は0.4%の上昇でした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いており、1月の3958リエル/リットルから、2月は3947リエル/リットルに下落しました。ディーゼルも、1月の3663リエル/リットから、2月は3663リエル/リットルと横ばいでした。国際石油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、2018年3月には60ドル台で推移しており、カンボジアのガソリン価格も、この国際価格の動きを受けて、若干上昇してくるものと見られます。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2018年の物価上昇率について、アジア開発銀行は3.2%、世界銀行は3.2%、国際通貨基金(IMF)は3.5%、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(AMRO)は3.5%と予測しています。
(写真は、プノンペン市内のガソリンスタンド。2月2日撮影)

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