カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

アジア開発概観2011秋 成長率予測を引き上げ

2011年09月30日 | 経済
 アジア開発銀行は、9月14日に「アジア開発概観見直し2011」を発表しました。
http://beta.adb.org/publications/asian-development-outlook-2011-update-preparing-demographic-transition

 カンボジアについては4月時点の予想の6.5%から今回は6.8%に上方修正されました。その要因として、対米縫製品輸出の好調(1月~6月:23%増)、観光客数増加(1月~6月:13%増)、コメの輸出の急増等をあげています。物価上昇については、海外市場の物価上昇、ベトナム等周辺国のインフレ等の影響に懸念を示しつつも、4月の予測と同じ5.5%としています。
 なお、2012年の成長率は、欧米経済のスローダウンによる輸出の鈍化を予測し、4月の6.8%から6.5%に引き下げました。



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ベトナム・ダナン投資環境セミナー

2011年09月29日 | 経済
 9月16日、ベトナム・ダナンでダナン投資環境セミナー(ダナン人民員会、JETRO共催)が開催されました。日本側は、林哲三郎JETRO理事、横田順子在ラオス日本大使、東西回廊ミッション団員等50名以上が参加しました。ベトナム側は、Van Huu Chienダナン人民委員会副委員長以下、ダナン港、ダナン投資促進センター等の関係者が多数出席しました。
 チエン副委員長は、「インフラ整備にODAを供与してくれた日本に感謝しています。今後は日本から民間企業の進出がさらに増えることを期待しています。ベトナムとしても、東西回廊に加えて、ダナンからラオス・セコンを結ぶルートの開発、ダナンハイテクパーク、リエンチウ港の開発等について努力を続けます。」と述べました。林理事は「インフラに加えて、通関手続きの円滑化、迅速化等のソフト面での改善もお願いします。また、既に進出している日本企業を満足させることがさらなる投資促進には最も効果があるので、引き続き官民対話にご協力いただきたい。」と述べました。
 この後、ダナンの投資環境、ダナン港の詳細な説明が行われ、日本の円借款で整備されたダナン港を視察しました。

 また、セミナーに先立って、ダナンに進出された日系の工場を見学しました。ホアカイン工業団地内でリース工場を保有されているDAIKU社、リース工場を利用されているHOSO社(木製カウンター等の製造)、ベガン社(スポーツ手袋製造)を見学しました。課題としては、人手不足問題があるとのことです。ダナンでも最低賃金で工員を集めるのは難しくなりつつあり、最低賃金の1.2倍から1.5倍程度は必要となってきているとのことでした。ハノイやホーチミンで問題となっている電力不足については、ダナンでは今年の計画停電は1回のみとのことで大きな問題とはなっていないとしていました。

円借款で整備されたダナン港。日本直行便はないものの、取扱量は順調に増加中。


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東西回廊を走る その2 通関等のソフトインフラの現状

2011年09月28日 | 経済
 タイ~ラオス~ベトナムを結ぶ東西回廊は、第二メコン国際橋(タイ・ラオス:円借款)、国道9号線(ラオス:日本無償)、国道9号線(ベトナム:ADB)、国道1号線(ベトナム:円借款等)、ハイバントンネル(ベトナム:円借款)、ダナン港(ベトナム:円借款)等のハードインフラの整備が完了し、陸上輸送の活用の準備が整ってきています。
 しかし、ハードに加えて、通関の円滑化等のソフトインフラの整備も欠かせません。越境交通協定(CBTA)に基づき、タイ~ラオス~ベトナムは、1台のトラックで一気通貫で輸送することが可能となっています。しかし、様々な運用上の問題もあって、まだ実際の運用は開始されていません。また、タイ・ムクダハン~ラオス・サワンナケート、ラオス・デンサワン~ベトナム・ラオバオの国境では、CBTAに基づき、シングルストップ、シングルウインドウの通関・入出国管理等を行う方向ですが、これもまだ完全実施に至っていません。また、細かい運用上の問題点として、国境事務所の営業時間が朝7時~夕方5時と短い点、土日は書類審査ができない点も解決が必要です。
 今回、ラオス・ベトナム国境を50名のミッションで超えましたが、出入国手続きだけで、ラオス20分、ベトナム50分の合計70分を要しました。手続きの簡素化、迅速化、シングルストップ化がぜひとも必要と実感させられました。
 ベトナム・ダナンに工場を持つ日系メーカーによりますと、ダナン~バンコクの海上輸送は1週間以上かかるのに対し、陸送では現状でも3日しかかからず、日数短縮効果は大きいとしています。また、日系ロジスティクス会社では、東西回廊はまだ黎明期にあるが、アセアン域内の海上輸送の伸びが著しいことを鑑みると東西回廊利用の陸送の需要も今後伸びていくことが期待されるとのことでした。
 今後、通関等の手続きのワンストップ化等の進展により、更に必要時間の短縮が図られ、東西回廊経由の輸送量が増加すれば、輸送コストの低下も期待できるものと思われます。


タイ・ラオス国境に日本の支援で導入されたコンテナスキャナー。コンテナトラックごとX線でチェックすることができる。


ラオス・ベトナム国境に日本の支援で建設されたシングルストップオフィス。将来は、ここだけですべての手続きが完了できるようになる予定。


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東西回廊を走る その1 道路等のハードインフラの整備

2011年09月27日 | 経済
 JETRO主催の東西経済回廊ミッションに参加して、東西経済回廊を視察してきました。今回は、ラオスのサワンナケートから、ベトナムのダナンまで約450キロを走破しました。

 まず、タイとラオスの国境でもあるメコン河を渡る第二メコン国際橋(写真)を訪問しました。日本のODA(円借款)で建設されたもので、全長1600メートルのコンクリート橋です。この橋の効果で、ラオス側のサワンナケートには経済特区やカジノが建設されています。日本の靴下メーカーも進出して、タイ経由で日本へ輸出されています。橋のラオス側には円借款で整備された出入国管理、税関等の事務所、ゲートが設置され、コンテナをトラックごとチェックできるX線スキャナーも装備されていました。一日当たりの通行量は、出国が、自動車280台、3300人、コンテナ15~20台で、入国もほぼ同数とのことでした。
 次に、ラオス・サワンナケートからベトナム国境を結ぶ国道9号線を走りました。この国道は、日本の無償資金協力により整備されたものです。国道9号線の西側区間を中心として、路面の損傷はかなり進行していました。大きな穴が開いていたり、舗装が大きくダメージを受けたりしているところが数十か所も見られ、高速走行、夜間走行は相当に困難な状況でした。東西回廊に期待して参加した方々からは、残念との声が聞かれ、ミッションの熱意に水を差した形となりました。なお、日本政府はこの国道9号線の補修を行うために32億7300万円を更に供与することとし、今年8月3日に調印、2年間をかけて補修工事を実施する予定です。ダナンに工場を持つ日系メーカーでは、タイ・バンコク周辺の顧客への納品を東西回廊経由で行うことを検討中ですが、この道路状況を見て、梱包の強化やエアークッション付トラックによる輸送等の対策が必要と見ていました。
 国道9号線沿いには、日本が拠出したアセアン統合基金により、「道の駅」が建設されていました。外国人旅行者にとってはありがたい設備です。
 ラオス・ベトナム国境には、出入国や通関をワンストップで処理するための施設が、これもアセアン統合基金により建設され、今年完成したばかりです。ただ、ベトナム側の準備が整っておらず、完全な運用開始には至っていませんでした。
 この後、ベトナムに入り、国道9号線、国道1号線を走りました。路面状況、保守状況も問題なく、大型バスも順調に走ることができました。ただ、坂道やカーブが多いこともあり、コンテナトラックにはちょっときつい部分もあるかと感じました。なお、国道1号線では、ダナン近くにあるハイバントンネル(約6キロ)を通りました。日本の円借款により建設されたもので、それまできつい峠道を超えるのに1時間以上もかかっていたところを10分に短縮したとのことです。
 最後に、東西回廊の海の玄関口であるダナン港を視察しました。この港も円借款で整備されたものです。コンテナ船が入り、盛んにコンテナの積み下ろしを行っていました。
 

ラオス国道9号線沿いに日本の支援で建設された「道の駅」。現地の特産品の販売もしています。東西回廊ミッションを歓迎する垂れ幕もかけていただいていました。


ベトナム国道9号線。思ったよりも山道でした。



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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2011年09月26日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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ラオス投資セミナー

2011年09月26日 | 経済
 9月14日に、ラオス・サワンナケートでラオス投資セミナーが開催されました(ラオス計画投資省、在ラオス日本大使館、JETRO、日本アセアンセンター共催)。サワンナケートは、ミャンマー~タイ~ラオス~ベトナムを結ぶ東西経済回廊が、日本が支援して建設した第二メコン国際橋を使ってメコン河を渡る地点のラオス側にあります。
 セミナーには、ソムディ・ダウアンディ計画投資大臣、横田順子日本大使等、ラオス、日本から要人が参加されました。また、日本からはJETRO主催の東西経済回廊(ラオス・ベトナム)ミッション、日本アセアンセンター主催のラオス・東西経済回廊(ラオス・タイ)投資環境視察ミッションの二つのミッションが参加し、日系企業70社以上、合計200名以上が参加する大規模なものとなりました。
 ダウアンディ大臣は「日本からの投資の増大に期待しています。投資環境の改善のために日本ラオス官民合同会議も定期的に開催しています。」と述べ、参加した日系企業のラオスへの投資を熱心に誘致されました。横田大使からは「これまでにない大規模な投資セミナーとなりました。ラオス側からは、いつも日本がトップインベスターとなってほしいとのラブコールを受けています。中国、ベトナム、タイ、韓国等に負けずに、日本からも是非投資をお願いします。」と述べました。更に、ラオスの投資環境、経済特区等について詳細な説明がありました。
 製造業だけでなく、地下資源、水力資源や農業、観光といった産業への投資も奨励したいとしていたのが印象的でした。

セミナーで挨拶される横田順子大使(右)、ソムディ・ダウアンディ計画投資大臣(中央)。


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日中合弁の飼料工場がプノンペン経済特区に完成

2011年09月25日 | 経済
 8月28日、日本の双日と中国の新希望グループが共同で設立した四川新希望農業(カンボジア)有限公司の工場がプノンペン経済特区で操業開始の式典を開催しました。総投資額は約600万ドルで、主に豚、鶏、アヒル等のための飼料を年間20万トン生産する計画です。式典に出席したチャン・サルン農林水産大臣は、飼料工場の完成により、大量の良質な飼料がカンボジアで生産・販売され、カンボジアの家畜生産農家に大きく貢献してくれることを期待すると述べました。
 双日は、ベトナム南部でも飼料生産に乗り出しており、メコン地域での有機的な生産・販売システムの拡大が期待されます。


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アンコールワット訪問客数が順調に増加 早くも100万人を突破

2011年09月24日 | 経済
 アンコールワットへの訪問客数が順調に増加しています。今年1月~8月の訪問客数は前年同期の84万2873人から24.4%増加して104万8158人に達しました。国別では、第一位がベトナムで、37.5%増の18万8064人でした。第2位は韓国、第3位は中国でした。韓国や中国等の近隣諸国からの直行チャーター便の増加が、訪問客数の順調な増加に結びついているものと分析されています。8月だけでも韓国と中国からのチャーター便は28便に上りました。
 観光業はカンボジアのGDPの15%を稼ぎ出す重要産業であり、観光客数の増加は経済にとってもプラスのニュースです。


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丸紅 欧州の精米最大手と連携 カンボジアの米を欧州アフリカに販売へ

2011年09月23日 | 経済
 総合商社の丸紅は、9月14日、欧州最大の精米販売企業であるスペインのエブロ・フーズと、カンボジアを中心とする長粒種の産地開発や、欧州、米国、北アフリカなどでの長・中粒種の販売拡大で提携すると発表しました。丸紅は昨年11 月に、カンボジアの大手集荷・精米企業であるアンコール・カセカムロンルン社と提携を結ぶことで合意しています。カンボジアで精算したコメを、エブロの販路でヨーロッパ、アフリカ方面に輸出する狙いです。エブロの精米販売量は年間150 万トと言われ、世界23 カ国に拠点を有しています。
 カンボジアを中心としたアジアにおいて、世界の米需要の主流である長粒種の輸出基地構築を目指す丸紅と、主要米産地であるアジアに産地確保を模索しているエブロが提携することで、拡大する米需要の取り込みに相乗効果を発揮することが期待されます。また、カンボジアがコメの生産拠点として更に注目を浴びることも予想されます。

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カンボジア政府 今年の成長率予測を8.7%に上方修正

2011年09月22日 | 経済
 カンボジア政府は今年の成長率予測をこれまでの6.0%から8.7%に大幅上方修正しました。9月12日のフン・セン首相のスピーチで明らかにされました。首相は、その要因として、縫製品の輸出と観光客の来訪が予想を上回って伸びていることを指摘しています。今年1月~7月の縫製品輸出は、前年同期比43.3%増の23.3億ドルに達しています。
 その一方で、カンボジア経済に影響する要因として、内的要因よりも外的要因の影響が大きいとして、輸出先と輸出品目の多様化努力が必要であるとしています。アメリカやヨーロッパの信用不安、景気減速懸念がある中で、中国等のアジア諸国向けの輸出を増やす努力をすること、品目も縫製品だけでなく、特に農産品の輸出を振興することが必要としています。

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熟練労働力がカンボジアの成長に不可欠 国連開発計画の報告書で

2011年09月21日 | 経済
 8月12日、国連開発計画は、「カンボジアの将来の経済開発における人的資源の意味」と題する報告書をセミナーで発表しました。カンボジアでは、大学出身よりも、実際的な技術的ノウハウを身に付けた熟練労働力が重要であると指摘されています。
 カンボジアは若年層人口が多く、15歳から30歳の人口が全体の33%を占め、毎年30万人の若者が労働市場に参入してきます。この若者たちの雇用を確保するためには、適切な人的資源開発が不可欠であるとしています。具体的には、大学のカリキュラムが産業界のニーズに合っていない、人的資源開発と経済発展に必要な人材の間にミスマッチがある等の指摘が多く出されたとのことです。例えば、大学では48%のコースが経営や管理についてのコースであるのに対し、産業界から要望の強いエンジニアリングや農業関係は各4%に過ぎないとの報告もありました。
 報告書では、今後は、短期、中期、長期それぞれの開発戦略に適合した人的資源開発を包括的な形で実施していく必要があるとアドバイスしています。


国連開発計画「カンボジアの将来の経済開発における人的資源の意味」(英文です)
http://www.un.org.kh/undp/pressroom/skilled-workforce-key-to-cambodia-s-sustained-and-resilient-growth?app_id=13


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タクシン元タイ首相がカンボジアを訪問

2011年09月20日 | 経済
 タイのインラック新首相の兄で、現政権に強い影響力を持つタクシン元首相が、9月17日カンボジアを訪問しました。4日間程度の訪問となる予定です。
 タクシン元首相は、首相時代にカンボジアのフン・セン首相との個人的友好関係を活かして、両国間の協力関係を深め、タイ湾の国境未画定地域(OCA)の海上油田の共同開発について覚書まで進めた実績があります。他方、タイ国内ではクーデターで首相の座を追われた後、汚職の罪で有罪判決を受けたため、海外亡命生活を続けてきました。
 今回の訪問では、早速フン・セン首相と会談しています。内容については明らかにされていません。インラック首相のカンボジア訪問の直後でもあり、両国間の友好関係、経済関係の深化に大きな役割を果たすことが期待されます。その一方で、タイ国内の反タクシン派は、元首相の動きに反発を強めている模様です。タイ軍部にも反タクシン派は根強く、今後のタイ国内情勢の動向にも注目が必要となっています。




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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2011年09月19日 | 一般
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タイ・インラック首相のカンボジア訪問 両国間の関係改善への期待高まる

2011年09月19日 | 経済
 タイのインラック首相は、9月15日にカンボジアを訪問し、フン・セン首相、シハモニ国王等と会談しました。タイとカンボジアの関係は、タイの前政権時に悪化していましたが、インラック政権はインラック首相の兄のタクシン氏がカンボジアと友好関係を促進した流れを再開し、カンボジアとの関係改善を図るものと大いに期待されています。
 今回の訪問では、まず、プレアビヒア寺院周辺での紛争について、同地域の非武装化を命じた国際司法裁判所の決定を遵守することで合意し、インドネシアの停戦監視団の受け入れにも前向きの協議がなされたものと見られます。また、アピシット政権により棚上げとなっていたタイ湾の国境未画定地域(OCA)の海上油田共同開発については、タクシン政権時に締結された覚書に沿って交渉を再開することで合意した模様です。
 この他、国境を侵犯して収監されているタイ人2名の恩赦問題、両国間の貿易・観光協力の促進等についても話し合われました。


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リバーサイドのカジュアルバー メコンラウンジ

2011年09月18日 | 生活環境
 トンレサップを望む絶好のロケーションのバー「メコンラウンジ」です。場所は、遊園地ドリームランドの川側になります。室内もモダンな感じですが、テラスも川風に吹かれて良い感じです。客層は、西洋の方とローカルの方が多いようです。生バンドも入っています。ビールやおつまみの値段はローカルレストラン並みなので、ちょっと得をした気分になれます。できれば、夕凪時に行って、暮れゆくメコンを見ながら一杯やりたいものです。

Mekong Lounge
In front of Areyksat Ferry
012 64 35 35


室内はちょっとモダンな感じです。



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