カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2020年11月30日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、またはブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
https://www.mag2.com/m/0001154670.html


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナ カンボジアの状況 11月30日

2020年11月30日 | 経済
 カンボジアでの新型コロナウイルスの国内感染による新規陽性者数は、4月12日以降ゼロの日が続いていました。しかし、11月3日にカンボジアを訪問し、その後陽性が確認されたハンガリーのシーヤールトー外務貿易大臣関係で国内感染が疑われる陽性者が11月7日以降に4名確認されました(11月3日事変と呼ばれています)。更に、先週、国内感染が疑われる6名の陽性者が確認されました。また、海外帰国者の陽性者が空港での検査や2回目以降の検査等で発見されています。先週の海外帰国者の新規陽性は3名です。11月29日の保健省発表によれば、累計陽性者数は315名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は301名です。なお、海外からの入国者の新規陽性者は、米国から韓国経由で帰国したカンボジア・米国人2名、ネパールからカタール、韓国経由で入国したネパール人1名とのことです。
 11月28日に、感染経路不明のカンボジア人女性1名が陽性と確認されました。国内感染が疑われます。更に、女性の夫(内務省職員)及び同居家族4名の陽性も確認されました。サー・ケン内務大臣を始め内務省幹部職員多数が濃厚接触者となり、隔離に入ったとのことです。また、女性が、イオンモール1を訪れていたため、11月29日からイオンモール1は臨時休業となっています(休業は2~3日間の見込み)。この他、陽性者がプールジムを利用していたプノンペンホテルは2日間の休業、陽性者が通っていた学校は2週間の休校等の影響が出ています。
 11月18日からカンボジアへの入国規制が大幅に変更されましたが、カンボジア政府内でも情報が錯綜し、混乱が続いている模様です。手続きの詳細は、日本大使館、日本人会等のサイトをご参照ください。なお、当初の説明と違っていたり、カンボジア各省関係者で説明が異なる等の事例もあり、運用も確定していない模様です。くれぐれもご留意ください。
 11月24日、保健省は、国王陛下、フン・セン首相等のVIPに面会する際の新型コロナ対策手続きを発表しました。11月3日事変の経験から、外国高官等にも同手続きの遵守を求めるとのことです。
 11月25日、全日本空輸(ANA)は、成田~プノンペン直行便を12月から再開すると発表しました。毎日運航ではなく、2020年12月2日、5日、9日、12日、16日、19日、2021年1月9日、23日が運航日となっています。運航ダイヤは、NH817便が成田発16:00~プノンペン着21:00、NH818がプノンペン発22:50~成田着06:40+1(翌日)となっています。詳細は、ANAのサイトをご覧ください。
 カンボジアでは、新規陽性者の数が落ち着いていることから、感染防止対策が次第に緩んできていて、経済活動も復旧してきていました。しかし、11月3日事変や感染経路不明で国内感染が疑われる事例が出たことにより、一般国民レベルでも国内感染への不安が広まったこともあって、対策がかなり引き締められている模様であり、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策が再び強化されています。

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000197.html

ANAのサイト
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202011/20201125-4.html


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりにシャトーブリアン New York Steakhouse

2020年11月29日 | 生活環境
 プノンペン南部63通りの本格的なステーキレストラン「New York Steakhouse」です。店の前にある、星条旗に塗られた牛が目印です。インテリアは、重厚な木材と赤を活かしたソファーの組み合わせがシックで、壁にはたくさんのハリウッド美人女優の白黒写真が飾られていて、素敵な印象です。メニューは、もちろんステーキがメインで、たくさんの肉の種類、ボリュームから選べます。熟成された美味しいお肉をビッグボリュームで出していただけます。シャトーブリアン(78ドル)は、600グラムという分量なので、3~4人いないと頼めません。今回は4人だったので、シャトーブリアンとDry-Agedのリブアイ(300グラム。36ドル)を頼みました(写真上)。ステーキはシンプルですが、3種類のソース、4種類のマスタード、6種類のスパイスが付いてくるので、バラエティ豊かに楽しめます。前菜のエビのフランベは。目の前で調理してくれます。ちょっと目を惹くのが、ステーキナイフを選ばせてくれるところです。10種類ほどのナイフボックスから選べます。ちょっと嬉しいサービスと演出です。お値段は、プノンペンとしては破格ですが、水曜日はレディースデーで割引があります。メンバーシップカードでも割引もあります。お肉好きの方にはお薦めです。お試しください。

New York Steakhouse
https://steakhouse.asia/phnompenh/
https://web.facebook.com/NewYorkSteakhousePhnomPenh/?ref=page_internal


シックなインテリア。なかなか良いです。


ナイフセレクション。大きなボックスもあります。



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プノンペンでベルギー料理 Brussels Restaurant

2020年11月28日 | 生活環境
 プノンペン北部、中央郵便局向かいにできたベルギー料理のレストラン「Brussels Restaurant」です。内装は落ち着いた感じで。2階席もお勧めです。テラス席もあり、常連さんたちがベルギービールを楽しんでいました。メニューはもちろんベルギー料理とベルギービールが中心です。今回は、ベルギーの黒ビールと白ビールを頼んでみました。料理は、前菜はムール貝のグラタンとカニのマヨネーズ和え、メインは牛肉のビール煮込みとムール貝(写真上)としました。いずれも美味しくて楽しめました。ベルギー料理として有名なタルタルステーキは次回のお楽しみです。ワインもリーズナブルな価格でいろいろありました。お客さんは、西洋系の方が多かったようです。なお、メニューのQRコードを読みこむと、日本語、韓国語、クメール語等々の写真付きメニューがスマホに表示されるのには驚きました。便利な世の中になりました。お勧めです。お試しください。

Brussels Restaurant
https://web.facebook.com/brusselsrestaurant/?ref=page_internal
https://www.brussels-restaurant.com/

前菜のムール貝のグラタンとカニのマヨネーズ和え


白ビールと黒ビール



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンボジアの最新の政治・経済事情セミナー2020

2020年11月27日 | 経済
 日本アセアンセンターは、12月9日(水)15時00分~16時00分(日本時間)にオンライン(Zoom)で、 カンボジアへの進出をご検討されている企業の方等を対象に、カンボジアにおける最新の政治・経済事情を紹介するウェビナーを開催します。
 カンボジアは、内戦や貧困を乗り越えて高度成長を続け、低位中所得国まで駆け上がってきました。しかし、今年は新型コロナウイルスのパンデミックで、大きな困難に直面しています。カンボジアの主要産業は、欧米への輸出がメインの縫製産業、中国等からも観光客に支えられた観光業、海外投資による建設・不動産業等です。これらの産業は、いずれも新型コロナウイルスによる世界的な経済の落ち込みにより、大きな打撃を受けています。
 しかし、南部経済回廊による国際的サプライチェーンや低賃金といったカンボジアのメリットが失われたわけではありません。こうしたメリットを活用した部品製造業等も輸出に貢献し始めています。また、日本からは、イオン等の第三次産業の投資も増えてきています。更に、世界に先駆けて、中央銀行デジタル通貨「バコン」を稼働させ、動きの遅い先進国を一気に追い越すような動きも見せています。
 他方、政治外交面では、現政権の強権的対応に欧米は批判を強めており、EUは特恵関税を一部停止しました。また、米中対立深刻化の中で、カンボジアは中国への傾斜を強めつつあります。
 そのようなカンボジアの最新の政治・経済事情、日系進出企業の企業戦略について、カンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストの鈴木博が解説します。
 今回のセミナーは、カンボジア初心者の方にもわかりやすくご説明したいと思っております。皆様のご参加をお待ちしております。カンボジアを含めて海外からのご視聴も可能です。お申し込みは下記の日本アセアンセンターのサイトからお願い申し上げます。

日本アセアンセンターのサイト
https://www.asean.or.jp/ja/invest-info/eventinfo-2020-17/

【日時】 2020年 12月 9日(水) 15時00分~16時00分(日本時間)
【会場】 オンライン (Zoom)
【講師】 カンボジア総合研究所 CEO/チーフエコノミスト 鈴木 博
【主催】 国際機関 日本アセアンセンター


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中央銀行 新型コロナ影響の借入人の貸付条件変更 期間を延長

2020年11月26日 | 経済
 11月20日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、新型コロナや最近の洪水の影響で返済が困難になっている借入人に対する条件変更を認める特例の適用期間を、2020年末から2021年年央まで延長しました。今年3月27日、NBCは、新型コロナの影響を受けている借入人に対する貸付条件の緩和を求める通達を発出しています。この通達では、商業銀行、マイクロファイナンス機関等のすべての金融機関に対し、返済期限の延長や元本の支払い猶予、金利の引下げ等により、新型コロナの影響を受けている借入人を救済することを求めています。特に4つの優先セクター(観光、縫製、建設、運輸)に最大限の配慮を行うように求めています。
 カンボジアの金融セクターは、このNBCの通達に従い、貸付期間の延長や利息の繰り延べ、利息・手数料の減免等の対応を行ってきました。不良債権比率は、年初の1%程度から2.5%程度に悪化したものの、こうした対応により2%台で留まり、今のところ健全な範囲内にあります。マイクロファイナンス大手のLOLCでは、不良債権比率は2019年9月末の0.61%から2020年9月末には1.19%に、プラサックでも2019年9月末の0.31%から2020年9月末には1.16%になったとのことです。
 金融機関がこうした貸付条件の緩和を行うのは、厳しく取り立てをした場合、多くの借入人が一度に返済不可能となる可能性があり、その場合、金融機関自身も危機に陥る可能性があることが背景にあります。貸付条件の緩和によって、なるべく多くの借入人から粘り強く返済を続けてもらうことにより、各機関の傷を最小限に抑えるとともに、金融システム全体への危機の波及を防ぐことは大変に重要なことです。新型コロナの影響は、当分続くことが予想され、経済状況も不透明な状況が続くと見られます。NBCが条件変更の期間を来年半ばまで延長することは、極めて妥当と見られます。
(写真は、NBCの旧本店。現在建て替え工事中です)


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米国議員8名 カンボジア制裁を求める

2020年11月25日 | 経済
 11月16日、米国のエドワード・マーキー上院議員をはじめとする上院議員4名とテッド・ヨホ下院議員を含む下院議員4名は連名で、ポンペオ国務長官に対し、カンボジアに経済制裁を科すよう強く求める文書を提出しました。なお、全員が共和党議員です。
 文書では、「カンボジアの人権侵害問題と民主主義の状況は、2017年の旧最大野党カンボジア救国党の解散以降、悪化の一途をたどっている。」とし、「野党の指導者や政府を批判した人々が次々と逮捕されている。」と指摘しています。国務長官に対し、財務省と連携し、人権侵害の加害者に対する資産凍結や米国への入国禁止などの措置をとるほか、カンボジアへの優遇関税の適用廃止を検討するよう求めています。
 ヨーホー下院議員らは2019年にも、カンボジアの政府・軍・治安関係者で、カンボジアの民主主義を損なった者、または人権問題に関わった者に対してアメリカ国内の資産の凍結や、ビザの発給を制限するなどの制裁を課すというカンボジア民主法を提案していました。2019年7月15日にこの法案は下院で可決されています。
 欧米は、フン・セン政権に対する厳しい批判を続けています。フン・セン政権側も、懐柔策も打ち出しているものの、双方の主張は平行線をたどっていると見られます。厳しい批判は、カンボジアを更に親中国に傾かせる可能性もあります。日本は我慢の外交で粘り強く働きかけを続けており、違うアプローチでカンボジアの民主化を支えていくと見られます。引き続きカンボジアの外交関係を注視していく必要があるものと見られます。
(写真は、プノンペン市内。記事とは直接関係ありません)

ブログ「カンボジア経済」2019年7月19日「米国下院 カンボジア民主法を採択 資産凍結等の制裁継続へ」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/ca34a486af8ce1db35519a79164e93f1


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英国 EU離脱後もカンボジアに特恵関税措置 

2020年11月24日 | 経済
 11月10日、英国国際貿易省は、英国のEU離脱に伴うガイダンスの一つとして「2021年1月1日以降の開発途上国との貿易」を発表しました。英国のEU離脱に伴う経過措置期間が2020年末で終了するため、開発途上国から英国への輸入については、2021年1月1日より英国独自の一般特恵関税制度(UKGSP)に移行します。UKGSPは、原則としてEUのGSPを踏襲したものとなる模様です。
 UKGSPは、3つのカテゴリーに分類されます。後発開発途上国(LDC)枠組、一般枠組、強化枠組です。カンボジアは、国連の分類で後発開発途上国(LDC)に分類されているため。後発開発途上国枠組の適用を受けます。この枠組は、EUの特恵関税制度EBAと同じで、武器以外のすべての品目について、関税ゼロ・数量枠無しでの輸入を認めています。なお、原産地規則については、EUの基準を準用するとしています。
 UKGSPでは、GSPの適用除外となるケースとして、所得向上等による国としての卒業、英国との自由貿易協定の適用、EUが適用している特定品目(2022年まで)を挙げています。カンボジアについては、いずれも当てはまりません。従って、現在、EUがカンボジアに対して行っているEBAの一部資格停止とコメに対するセーフガード措置が適用されるかについては、明言されていません。カンボジア縫製製造業協会では、カンボジア商業省と共に詳細について確認中としており、結果が注目されます。
 英国がEBAの一部資格停止とコメに対するセーフガード措置を引き継がない可能性も残されているものと見られます。新型コロナで苦しんでいるカンボジアにとって、英国が特恵関税措置を完全に履行することは、重要な決定となります。今後の展開が注目されます。

英国国際貿易省のサイト
https://www.gov.uk/guidance/trading-with-developing-nations-from-1-january-2021


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2020年11月23日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、またはブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
https://www.mag2.com/m/0001154670.html


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナ カンボジアの状況 11月23日

2020年11月23日 | 経済
 カンボジアでの新型コロナウイルスの国内感染による新規陽性者数は、4月12日以降ゼロの日が続いていました。しかし、11月3日にカンボジアを訪問し、その後陽性が確認されたハンガリーのシーヤールトー外務貿易大臣関係で国内感染が疑われる陽性1名が11月7日に確認されました。更に、この関係(11月3日事変と呼ばれています)で、先々週3名の陽性者が確認されました。また、海外帰国者の陽性者が空港での検査や2回目以降の検査等で発見されています。先週の海外帰国者の新規陽性は4名です。11月22日の保健省発表によれば、累計陽性者数は306名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は295名です。なお、海外からの入国者の新規陽性者は、米国から台湾経由で帰国したカンボジア・米国人1名、米国から韓国経由で帰国したカンボジア人2名、日本から韓国経由で帰国したカンボジア人1名とのことです。
 11月3日事変で濃厚接触者となったフン・セン首相は、先週4回目の検査でも陰性となり、14日間の隔離を終了しました。フェイスブックにゴルフをする姿をアップして、自身の健康を誇示しています。また、閣僚や政府関係者等の隔離も終了し、11月3日事変は終了したと述べています。この状況を受けて、教育省は、プノンペン都及びカンダール州で休校を命じていた学校の11月23日からの再開を許可しました。また、閉鎖を命じていた施設等については、11月18日から映画館・博物館が再開され、19日にはジムやフィットネスクラブの再開も許可されました
 11月18日からカンボジアへの入国規制が大幅に変更されましたが、カンボジア政府内でも情報が錯綜し、混乱を招いている模様です。今回の変更では、13日間までの短期出張者と14日以上滞在の長期駐在で、対応が異なっています。中国、日本、韓国、ベトナム、タイ、米国、欧州連合加盟国からの短期出張者で、条件を満たすビジネス関係者は、到着空港でのPCR検査で陰性が判明後は(通常到着後2日程度)、事前に提出した計画書に沿って業務を行うことが認められます(いわゆるビジネストラック)。長期滞在者は、到着時のPCR検査が陰性であっても、14日間政府指定のホテル等での強制隔離となります。詳細は、日本大使館、日本人会等のサイトをご参照ください。なお、当初の説明と違っていたり、各省関係者で説明が異なる等の事例もあり、運用も確定していない模様です。くれぐれもご留意ください。
 カンボジアでは、新規陽性者の数が落ち着いていることから、感染防止対策が次第に緩んできていて、経済活動も復旧してきていました。しかし、11月3日事変により、一般国民レベルでも国内感染への心配が広まったこともあって、対策がかなり引き締められている模様であり、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策が再び強化されています。
(写真は、政府関係者のPCR検査。クメールタイムズ紙より)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000197.html


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しいスカイバー Rukkha Sky Bar & Tapas

2020年11月22日 | 生活環境
 プノンペンのリバーサイドに開店した新しいスカイバー「Rukkha Sky Bar & Tapas」です。角地に建設された新しいビルの屋上なので、素晴らしい眺望です。トンレサップ川を行きかう観光船や、川向うの明かりもきらびやかで、夜景も素敵です。全くのオープンスペースなので、雨が降った時は大変そうです。スカイバーということで、アルコール中心にドリンクは色々と揃っています。ソフトオープンということでしたので、おつまみ類はまだ数が少なかったようです。今回は、ビールとクメールソーセージをお願いしてみました。お客さんは、地元の方や、西洋系の方が多いようでした。夕方から夜にかけて川風に吹かれながら一杯やるには最適です。お試しください。

Rukkha Sky Bar & Tapas
https://web.facebook.com/RukkhaSkyBar/?ref=page_internal

バーからの夜景です。


店内はこんな感じです。



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァタナックゴルフリゾート 西コースオープン 36ホールに

2020年11月21日 | 生活環境
 昨年完成したVattanac Golf Resortに、西コース18ホールが完成し、合計36ホールとなりました。また、昨年完成の東コースは、今般、World Golf Awardsにより2020年のカンボジアベストコースに選ばれました。
 ゴルフ場の場所は、プノンペンの南のタクマウ市からタクマウ橋を渡った先にあります。プノンペン中心部からですと車で1時間弱といったところです。ゴルフ場は、ニック・ファルド氏の設計ということで、池やバンカーが見事に配置されていて、なかなか手ごわいコースです。カートは、一人1台で、残り100ヤードまではフェアウェイには入れるタイプです。また、各カートにタブレットが付いていて、コース図や残り距離が表示されます。コースの途中には、アンコールトム等の遺跡を模したモニュメントもあって楽しいです。まだ、お客さんが少なく、ゆったり回れるのも嬉しいです。また、西コースはナイトゴルフもできるようになるということで、照明塔も整備されています。なお、キャンペーン中で、平日券5枚分の値段(775ドル)で7回ラウンドできます。週末券は、4枚分で5ラウンドか10枚分で13ラウンドです。きれいなゴルフ場ですので是非お試しください。 

World Golf Awards
https://worldgolfawards.com/award/cambodia-best-golf-course/2020

ナイトゴルフのための照明塔です。



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年第3四半期CBC報告 消費者向け信用 V字回復

2020年11月20日 | 経済
 カンボジア信用機構(CBC)は、CBC四半期報告(2020年第3四半期)により、第3四半期の消費者信用統計(Consumer Credit Index)を発表しました。CBCは、多重債務者を防止する目的で、金融機関から集めた信用情報を集積し、各金融機関の貸付審査にその情報を提供しています。この四半期報告では、消費者信用申請状況、消費者信用供与状況、消費者信用の不良債権情報等を取りまとめています。
 今回の報告では、消費者信用申請については、対前期比で、件数は53%増、金額は57%増と第2四半期の落ち込みを取り戻して、まさにV字回復しています。その内訳は、個人向け貸付が件数52%増、金額61%増、住宅ローンは件数50%増、金額39%増、クレジットカード利用は、件数87%増、金額123%増となっています。
 消費者信用供与状況では、消費者信用借入人数が、対前期比0.3%増の約127万人となっています。残高は、前期末比4.4%増の91億1000万ドル(約9470億円)となりました。
 不良債権比率は、第1四半期1.61%、第2四半期2.64%、第3四半期2.42%と推移しています。借入人の26.0%が複数の機関から借り入れを行っています。
 新型コロナの影響で返済に困っている借入人については、各金融機関が返済期限の延長等に応じていることもあって、不良債権比率は2%台にとどまっています。他方、新規貸付需要は.第2四半期は急減したものの、国内での経済活動再開に伴い第3四半期には大きく戻しています。
 なお、こうした基礎情報が、定期的に公開されることは、金融セクターの健全性維持の観点からも重要性が高いものと見られます。
(グラフは、CBC報告書より)

カンボジア信用機構の報告書(英文です)
https://www.creditbureau.com.kh/report-and-publication/consumer-credit-index/


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ASEAN+3銀行間協力メカニズム 新型コロナ対策共同声明

2020年11月19日 | 経済
 11月10日、ASEAN+3(日中韓)銀行間協力メカニズム(ASEAN Plus Three Inter-Bank Cooperation Mechanism)に加盟する13行は、新型コロナウイルス(COVID-19)対策に関する共同声明を発表しました。このメカニズムには、日本からは国際協力銀行(JBIC)、カンボジアからはカナディア銀行が参加しています。
 共同声明は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けるASEAN地域の経済成長を回復させるため、金融システムの安定化や、グローバル市場における流動性の向上等の分野において、加盟各行が一層緊密な協力関係を構築することを目的としています。
 国際協力銀行では、「ASEAN地域には、多くの日本企業が進出しており、その中には新型コロナウイルス拡大による影響を受けている企業やプロジェクトもあり、緊急性の高い金融支援の必要性が高まっています。本共同声明は、こうしたニーズに対応すべく、ASEAN+3銀行間協力メカニズムを通じて、ASEAN域内の経済活動の活性化を目指すものです。」としています。
 銀行セクターにおけるASEAN10か国と日中韓による協力の意義は大きいものがあります。特に、カンボジアにとっては、情報交換や金融の量的補完、質の改善といった観点からみて大きな価値があるものと見られます。
(写真は、カナディア銀行本店(右))

国際協力銀行の発表
https://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2020/1111-013988.html


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地域的な包括的経済連携(RCEP)ついに調印 カンボジアへの効果は未知数

2020年11月18日 | 経済
 11月15日、テレビ会議形式にて第4回RCEP首脳会議及び協定署名式が開催され、RCEP協定が署名されました。地域的な包括的経済連携(RCEP)は、ASEAN10か国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)と、日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの15カ国による経済連携協定です。2012年11月の交渉立ち上げから8年の歳月を経て、ついに調印に至りました。交渉に参加していたインドは参加を見送っていますが、15カ国は「インドのRCEP参加に係る閣僚宣言」を発表し、引き続きインドに対してRCEPへの参加が可能であると明示しています。
 RCEP協定は、署名国15カ国で、世界のGDP、貿易総額及び人口の約3割、日本の貿易総額のうち約5割を占める広域な経済連携協定です。RCEPにより、地域の貿易・投資の促進及びサプライチェーンの効率化に向けて、市場アクセスが改善され、発展段階や制度の異なる多様な国々の間で知的財産、電子商取引等の幅広い分野のルールの構築が期待されます。日本にとっては、これまで自由貿易協定がなかった中国、韓国と経済連携協定が初めて結ばれたことに大きな意義があるものと見られます。
 カンボジアにとっての利益は、未知数のところがあります。ASEAN 域内については、既にASEAN物品貿易協定(ATIGA)があります。また、日本との間では、日ASEAN包括的経済連携協定(AJCEP)が既にあることに加え、カンボジアからの輸出については、日本は後発開発途上国(LDC)に対して適用される特別特恵関税制度をカンボジアにも適用しており、多くの品目の関税が既に免除されています。この他、カンボジアは、中国と二国間自由貿易協定(FTA)に調印したばかりであり、韓国とも二国間自由貿易協定の交渉中です。このため、今回のRCEP調印によって、どの程度輸出が有利になるかについては、今後の動きを見る必要があるものと見られます。なお、日本からカンボジアへの輸出については、35%の関税が課されていた自動車の一部について20年間で撤廃すること等が合意されています。
 RCEPは、アジアに世界最大の自由貿易地域をもたらすものであり、ついに調印に至ったことは、大きな意義があるものと見られます。カンボジアにとっても、すぐに大きな効果は期待できないものの、中長期的に高度経済成長を続けるためには必要不可欠なプラットフォームになるものと期待されます。
(写真は、AKPより。調印に臨むオウン・ポン・モニロット副首相兼経済財政大臣)

日本の経済産業省の発表
https://www.meti.go.jp/press/2020/11/20201115001/20201115001.html


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする