カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

不動産の過剰供給 懸念強まる

2018年02月28日 | 経済
 大手不動産業者のCBREによりますと、2018年にコンドミニアムの大量供給が予想され、不動産価格の下落に繋がると予測されています。2017年末のプノンペンのコンドミニアムの総戸数は、8600戸となっています。CBREの予測によりますと、2018年中に完成して新たに市場に売り出されるコンドミニアムは、1万3000戸程度と見られます。2017年末のコンドミニアムの入居率は、85%程度と見られていますが、2018年の大量供給を受けて、入居率は大幅な減少が見込まれます。価格については、高額物件、中価格物件は、3~4%程度値下がりすると見ています。また、低額物件については、さらに大きい値下がりが予測されるとしています。
 プノンペンでは、今年中に、スターシティ1697戸、ワンパークレジデンス1639戸、プリンスセントラルプラザ918戸、ザ・ブリッジ762戸等の大型物件が続々完成するものと見られ、過剰供給の状態になるものと見られています。
 カンボジアの不動産価格については、これまで、中国・韓国等の投資もあって、下げ渋っていましたが、過剰供給が進む中で価格下落についての懸念が強まりつつあります。


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高級ホテルのローズウッド ヴァタナックタワーに開業

2018年02月27日 | 経済
 2月12日、香港系のローズウッド・ホテルグループは、プノンペンで最も高いビルであるヴァタナックタワー上層階14フロアに高級ホテル「ローズウッド・プノンペン」を開業しました。超高層ビル内の5つ星ホテルとしては、カンボジアで唯一の例となります。客室数は175室で、うちスイートが37室、部屋の広さは50~225平方メートルとのことです。レストラン、スカイバー、スイミングプール、フィットネスセンター、スパなどの設備も併設されています。
 プノンペンの高級ホテルは、ラッフルズホテル、ソフィテルホテル、インターコンチネンタルホテル(現在は、ザ・グレート・デューク・ホテル)がありましたが、新たな選択肢が加わることとなります。
 カンボジア経済にとって、観光業は重要なエンジンの一つであり、訪問客数を伸ばすとともに、一人当たりの消費額を伸ばしていくことも重要な課題となっています。高級ホテルの整備は、こうした目標の達成に大きく貢献するものと見られます。

ローズウッド・プノンペンのサイト
https://www.rosewoodhotels.com/en/phnom-penh

↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年02月26日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、または右側のブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
http://archive.mag2.com/0001154670/index.html


↓日本ブログ村のランキングに参加しています。ぜひクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年からカンボジアでも年金制度導入へ

2018年02月26日 | 経済
 国家社会保障基金(NSSF)では、2019年1月からの年金制度の導入を検討している模様です。国家社会保障基金では、現在、労災保険(0.8%:雇用者負担)、健康保険(2.6%:雇用者負担)を導入済です。雇用者負担は、給与の3.4%となっています(上限あり)。これに加えられる年金制度は、現在の案では、給与の7%(雇用者負担3.5%+被雇用者負担3.5%)となっています。このため、来年からは雇用者負担分が給与の6.9%に上昇する可能性があります。雇用者側は、最低賃金の上昇に加えての雇用者負担の急増について不満を持っているものと見られ、労働省・国家社会保障基金では、民間セクターとの協議を続けるとしています。年金制度は、本年から導入されるとの案もありましたが、雇用者側からの反発を受けて、労働省が導入を1年間先延ばしにしたという背景もあります。
 カンボジアの労働者は、脆弱な状況に置かれており、病気やけがで貧困層に逆戻りする可能性が高いと言われています。社会保障の拡充によって、労働者の生活の安定を図る必要は高いものと見られます。



↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

センスのいいお花屋さん Poise Mera

2018年02月25日 | 生活環境
 プノンペンに3軒のお店を持つお花屋さん「Poise Mera」です。私が訪れたのは、プノンペン北部カナディアタワー東側のビル「レインツリー」のお店です。店内はお花でいっぱいですが、それに加えて、すごい数の種類の包装紙やリボンが並んでいます。このお店でのラッピングもなかなかでした。また、生花に加えて、プリザーブドフラワーもいろいろと取り揃えています。プノンペンで花束を買うと言えば、セントラルマーケット等の市場で買うことが普通でしたが、おしゃれなお花屋さんも誕生してきているようです。カンボジアでは、ちょっとしたプレゼントやお祝いにお花を贈る機会も多いのではないかと思います。一度お試しください。

Poise Mera
https://www.facebook.com/Poise-Mera-188106841213393/


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと高級なイタリアン Do Forni

2018年02月24日 | 生活環境
 プノンペンのソフィテルホテルのイタリアンレストラン「Do Forni」です。ソフィテルホテル1階でプールに面しています。内装は、オープンキッチンが元気な感じです。デーブルは高級感が溢れています。メニューは、あまり数が多くないものの、イタリア人シェフが本格的なものを出してくれます。メニューにないものも、注文したら出してくれました。ワインも各種揃っています。リーズナブルな価格のワインもいくつかあって好感が持てます。今回は、目の前でスライスしてくれる生ハム「ハモン・セラーノ」、フレッシュモッツァレラチーズ、ゴルゴンゾーラのニョッキ等を頼んでみましたが、いずれも素晴らしいものでした。ちょっと量が多めなので、大人数で行ってシェアしてワイワイ食べた方が良いかもしれません。お客様は、西洋系の方がほとんどでした。お勧めです。お試しください。

Do Forni
www.sofitel-phnompenh-phokeethra.com/restaurants-bars/do-forni/

ハモン・セラーノ(15ドル)、フレッシュモッツァレラチーズ(12ドル)。プレゼンも素敵です。


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年カンボジアの観光収入 順調に増加

2018年02月23日 | 経済
 カンボジア観光省の発表によりますと、2017年の観光収入は、対前年比13.3%増の36億3000万ドル(約3850憶円)に達したとのことです。2017年のカンボジアへの訪問客数は対前年比11.6%増の560万人に達しています。このうち、中国からの訪問客が120万人を占め、第1位となっています。次いでベトナム、ラオス、タイ、韓国の順となっているとのことです。
 カンボジア観光省では、2018年の訪問客数は600万人を超えると見ています。また、2020年までには700万人に拡大したいとしています。
 カンボジア経済にとって、観光は主要なエンジンの一つであり、カンボジア政府としても様々な努力を積み重ねています。中国からの観光客誘致のための「チャイナ・レィディ」政策により、中国からの航空路線の拡充や中国語のツアーガイドを増やすなどの方策がとられています。今後は、アンコールワットだけでなく、他の観光地の魅力をアピールして、旅行者の滞在期間を長くすることも重要となってくるものと見られます。


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鉄道北線 タイ国境連結部分が完工

2018年02月22日 | 経済
 公共事業運輸省のスン・チャントル大臣によりますと、プノンペンとタイ国境のポイペトを結ぶ鉄道北線のうち、タイ国境からシソポン近郊までの約60キロメートルの改修工事が完工したとのことです。4月中旬のクメール正月までに試験列車を走らせたいと意欲を示しました。
 カンボジア国内の鉄道については、プノンペンとシアヌークビル港を結ぶ南線が、アジア開発銀行等の支援で改修工事を実施し、現在コンテナの輸送等貨物輸送を中心に使用されています。また、週末限定ですが、旅客列車も運行されています。北線については、アジア開発銀行等の支援が底をつき、その後は政府予算で細々と改修が進められてきました。今回とりあえず、国境でタイ国鉄と連結する部分が完工したものです。この部分については、当初昨年中ごろの完成を目指していましたが、土地取得等の問題で工事が遅れていました。なお、シソポン~プノンペン間も改修工事が進められており、政府では今年中にも完工するとしていますが、橋梁の本格的改修等には多額の資金が必要となるため、本格的な鉄道運行再開にはまだ相当の時間が必要と見られます。
 カンボジア経済にとって、周辺国との連結性を高めるロジスティクスインフラの整備は大変重要な課題です。これまで道路輸送に偏っていましたが、鉄道等を活用して、モーダル多様化に取り組む必要は高いものと見られます。
(写真は、ポイペト国境付近の鉄道工事現場。2016年11月撮影)


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第16回日本カンボジア官民合同会議 

2018年02月21日 | 経済
 日本とカンボジアは、日本・カンボジア投資協定に基づき、1年に2回の定期協議会を実施しています。2月14日にカンボジア開発評議会で第16回官民合同会議が開催されました。会議には、カンボジア側は、ソク・チェンダ・ソピア首相補佐特命大臣兼カンボジア開発評議会事務総長をヘッドに関係省庁の関係者が参加しました。日本側は、堀之内秀久日本大使をヘッドに、日本人商工会、JETRO、JICA等の関係者多数が参加しました。
 会議では、カンボジアの投資環境を改善するために、日本企業が直面する問題について、政策・法律といった大きな課題から、事務手続きの改善といった個別の課題まで、幅広く取り上げられました。今回の会議では、物流の課題を中心に議論されました。具体的には、プノンペンとシアヌークビル港を結ぶ国道4号線の整備、シアヌークビル港周辺の渋滞対策、ベトナム・タイとの陸上国境付近の渋滞対策等について討議されました。この他、投資法改正・SEZ法制定、環境影響評価、VAT還付や税務調査といった税務問題、貿易管理システムの共通化(NACCSの導入)等が取り上げられました。
 多数の問題があり、すぐには解決できないものもありますが、個別の課題について一つ一つ地道に取り組んで解決していくことが重要と見られます。また、日本側も、問題を指摘するだけでなく、解決案を提示したり、問題に詳しい専門家を派遣する等、カンボジア側と協力して対応する姿勢です。この会議を通じて、これまでもいくつもの問題が解決されてきています。今回は、これまで議題となっていた付加価値税の還付が昨年大幅に改善されたことが報告され、日本側も高く評価しています。こうした地道な取り組みが、カンボジアの投資環境の改善とカンボジアでの日系企業の発展、更には、カンボジア経済の成長と日本・カンボジアの二国間の友好関係の深化に繋がることが大いに期待されます。
(写真は、第14回の官民合同会議)


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CDCに外国企業向け税務窓口開設

2018年02月20日 | 経済
 カンボジア開発評議会(CDC)では、外国企業の税務登録等の円滑化のため、CDC内に税務総局職員を置く税務窓口を開設したと発表しました。毎週水曜日8:00~16:45に窓口をオープンするとしています。外国企業の投資に当っては、各種手続きのオンライン化が進められてはいるものの、実態上は、商業登記は商業省、税務登録は租税総局、外国人労働者登録は労働省等に出向いて手続きを完了させる必要があります。
 こうした中で、外国投資を促進する立場のCDC内に税務登録窓口ができることは、外国企業が投資する際のスタートアップ手続きの円滑化に役立つものと期待されます。


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年02月19日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、または右側のブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
http://archive.mag2.com/0001154670/index.html


↓日本ブログ村のランキングに参加しています。ぜひクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年税収 目標上回る

2018年02月19日 | 経済
 租税総局によりますと、2017年の租税総局担当の税収は、前年比30%増の19億3000万ドル(約2050憶円)に達したとのことです。これは、目標としていた17億1000万ドルを大幅に上回るものとなりました。要因としては、経済の好調と、税務関係の改革があるものと見られます。内訳では、法人税収が31%増と最も伸び、不動産税12%増、給与税10%増等となっています。
 関税消費税総局によりますと、関税消費税総局担当の税収は、前年比10.4%増の19億100万ドル(約2020億円)となりました。目標達成率は、104.5%だったとしています。関税消費税総局では、今年も取締りの強化、民間セクターとの協調、関係機関等の関係強化等を通じて、税収の拡大に努めたいとしています。
 カンボジア政府の財政基盤は、まだまだ外国・国際機関からの支援によって立つ部分も大きいため、今後とも徴税の強化等により税収の拡大を図ることが必要と見られます。


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国正月2018

2018年02月18日 | 社会・風土
 2月16日は旧正月で、アジア各国ではお休みのところも多かったと思います。カンボジアでは、1月1日のインターナショナル・ニューイヤーに加えて4月にクメール正月があるのですが、この2月の旧正月も「中国正月」と呼ばれ、正式なお休みでは無いのですが華僑系の方々を中心になんとなくお休みだったり、お年玉が行きかったりと言うところが多いようです。プノンペンの街中は車やバイクも少なくなっていて、閑散としています。セントラルマーケットもお休みです。
 街には中国舞踊団が繰り出し、鉦や太鼓に合わせて獅子舞や龍の舞を披露して回っています(写真上)。ご先祖様のために、家の前で紙のお金や車を燃やしています。燃やす紙のお札が100ドル札だったり、紙の車がレクサスだったりします。


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バレンタインデー2018

2018年02月17日 | 社会・風土
 2月14日のバレンタインデーはカンボジアでも一大イベントです。日本では女性からチョコを贈る日となっていますが、カンボジアでは「A Day for Lovers」として、男性が女性をデートに誘ったり、プレゼントを贈ったりする日として定着しつつあります。街角には、花束やぬいぐるみを売るにわか露店(写真上)がたくさん現れます。街では夜遅くまで、花束を持った女性をバイクの後ろに乗せたカップルがたくさん見かけられました。
 新聞報道によりますとプノンペンの中流階級の若い男性の多くはこの日を「勝負の日」と考えているそうで、「バレンタインデーは1年で最も危ない日」と言われているとのことです。大人側は、この傾向をあまり好ましくは思っていないようで、教育省ではバレンタインデーに関する声明を発表し、学校での適切な指導を行うことを求める等、対策に追われています。
 カンボジアのバレンタインデーは、バブルのころの日本のクリスマスイブを思い出させるような熱気もあり、国内消費拡大には、こういった若者が盛り上がるイベントも重要性が高いと感じさせます。


日本式にチョコをもらうのは、いくつになってもうれしいものです。





↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本産牛肉 今年度もカンボジアが最大輸入国 背景に中国の影

2018年02月16日 | 経済
 日本経済新聞によりますと、カンボジアへの日本産牛肉の輸出量が2017年度は過去最高になり、冷凍牛肉の輸出先として7年連続の世界一となることが確実とのことです。日本の財務省の貿易統計によると、カンボジアへの日本産牛肉(冷凍)の輸出量は2017年4~12月で460トンと前年同期比41%増となり、すでに過去最高だった2016年度の通年実績(410トン)を超えています。カンボジア向けは、国・地域別では2011~2016年度まで世界トップとなっており、2017年度もトップが確実となっています。
 しかし、カンボジアでは、日本産の牛肉を見かけることは滅多になく、そのほとんどは、中国へ迂回輸出されているものと見られます。中国政府は2001年に日本でBSE(牛海綿状脳症)が見つかってから、日本産牛肉の輸入を禁止しています。中国の闇市場では日本産牛肉が日本の数倍の高値で取引されることもあるとしています。
 中国にとっては、カンボジアは使いやすい国と見下されており、日本産牛肉の迂回輸入は、カンボジアにはほとんど利益にならないのではないかと見られます。

日本経済新聞の記事
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26748180Z00C18A2000000/


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする