カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年12月31日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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本年もご愛顧頂きありがとうございました

2018年12月31日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」を、本年もご愛顧頂きありがとうございました。2007年11月から始めたこのブログが続いておりますのも皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。また、皆様から暖かいコメントも頂き、本当に元気付けられました。

 カンボジア総合研究所では、毎日更新のブログ「カンボジア経済」、毎週月曜日にお届けするメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しております(無料です)。
 更に、NNA(ニュースネットワークアジア)で毎月第三金曜日掲載の「カンボジア経済通信」、毎週金曜日のモーニングスター「新興国情報EM eye」、Yahoo!ファイナンス、アジアビジネス情報ポータルサイト「タイプラスワン」、毎月更新のみずほ銀行のMIZUHO Grobal Infostation、隔月発行の雑誌ニョニュム「ニョニュムタイムズ」等の様々なツールを活用して、カンボジア経済情報を発信しております。皆様のお目に留まれば幸甚に存じます。

 2019年も、引き続きよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください。


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ラーメン屋さん シャングリラ翔

2018年12月30日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンに開店したラーメン屋さん「シャングリラ翔」です。プノンペンでは有名なラーメン屋さんのシャングリラから発展したお店ですが、店名には店主さんのお名前から「翔」を付しています。場所は、テラッツァの並びです。店内はカウンター席もあってゆったりとした雰囲気です。メニューは、美味しそうなラーメンやおつまみ類がたくさんあります。お酒も、日本酒各種が並んでいます。今回は、淡麗鶏がら塩つけ麺(6.5ドル)とトッピングの全部のせ(4ドル)をお願いしました。柑橘系の香るあっさりした味で楽しめました。お客さんは、場所柄、西洋系の方もいました。ラーメン大好き派や飲んだ後の〆にぴったりのお店です。お勧めです。お試しください。

シャングリラ翔 Japanese Noodle Bar Shangri-La Sho
#13, St. 282
096 495 2856

トッピングの全部のせ(4ドル)。大きなチャーシューに隠れてますが、大量のネギとメンマも付いてます。これをつまみにして一杯やってから、おもむろに麺に取り組むのが好きです。



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初鹿野先生の「こじらせ系女子が食べてきた珍食」

2018年12月29日 | 社会・風土
 アジア経済研究所のウェブマガジン「IDEスクエア」に掲載されているコラム「続・珍食紀行:第7回」に初鹿野直美先生が書かれた「こじらせ系女子が食べてきた珍食」が掲載されました。「私は気持ち悪いなんて言わないわとばかりに、ほぼヤケになって食べてきた」カンボジアの3種類の珍食が面白おかしく書かれています。
 最初は、スクンのタランチュラ(蜘蛛、現地ではアーピン)です。私も一度だけ食べましたが、その後二度と食べていません。次は、山盛りの蟻とハーブの炒めものです。これはカンボジアでは、結構有名なのですが、私はまだ食べるチャンスに恵まれていません。最後は、孵化直前のアヒル卵(ポンティアコン)です。初鹿野先生は、「唯一「おいしい」と人に勧めることができる」と書かれていますが、私は不得意です。
 初鹿野先生は、カンボジア研究の第一人者ですが、こうしたコラムもお上手です。ぜひご一読ください。
(写真は、スクンで見かけた巨大バッタ。)

アジア経済研究所 IDEスクエア
http://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Column/ISQ000009/ISQ000009_007.html


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カンボジア経済2018年10大ニュース

2018年12月28日 | 経済
 2018年も押し詰まりました。カンボジア総合研究所チーフエコノミスト鈴木博の選ぶ「カンボジア経済2018年10大ニュース」です。(なお、日付はブログ記事掲載日です)

第1位 国民議会選挙 与党人民党が全議席を獲得

 7月29日に投票された国民議会選挙の結果は、与党のカンボジア人民党が全125議席を占めるという圧勝に終わりました。
 今回の選挙では、最大野党の救国党が解党され、政権に批判的なマスコミが様々な形で圧力を受ける等、政権側の強権的な手法がとられたため、欧米を中心として強い批判が寄せられました。残念ながら、中国を後ろ盾としたフン・セン政権は、強気の態度を崩さず、結果的には全議席を占めるという圧勝でした。

7月29日 注目のカンボジア総選挙 本日投開票
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/d671f8c01eb57a3bba9810bf7685ffb4

7月30日 国民議会選挙結果速報 与党人民党が圧勝
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/834c727f25917a3be4e91ccdb54f5ebc

8月20日 カンボジア総選挙 与党人民党が125議席全議席を獲得
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/4a68f1c857fa939622abd0eb10e15b2f

12月13日 2018年総選挙を終えたカンボジア アジア経済研究所
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/828f738ac17179b01ccc5e235f8a6902


第2位 フン・セン政権強権化に 欧米は制裁 日本は我慢の外交

 国民議会選挙に向けて、フン・セン政権は、新聞等のマスコミへの圧力や野党党首の逮捕、最大野党救国党の解党等の強権的な対応を続けました。欧米は、制裁をちらつかせて圧力をかけましたが、中国を後ろ盾とするカンボジアはかたくなな態度を崩しませんでした。この中で日本は我慢の外交を続けて一定の影響力を維持しました。なお、選挙後は、拘束・逮捕されていた活動家やジャーナリストらを相次いで釈放し、クム・ソカー救国党党首も保釈されました。

3月6日 EU外相理事会 カンボジアへの制裁検討へ
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/686369b89f0c23c9b6137cbf62d1a0e4

7月31日 米国下院 カンボジア民主主義法案を可決 制裁強化へ
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/4081efa766bc3b3f36f9941ed4a750be

8月4日 カンボジア総選挙 日本経済新聞が多数の記事
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/9e456b072e0042db321badad42b5807b

10月15日 EU カンボジアへの特恵関税 再検討手続に着手か
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/d8f24f1b65bcbbf8ec54b8456ea76ff9


第3位 カンボジアの中国化が進む 特にシアヌークビルで

 カンボジアでは、中国による不動産投資の急拡大や中国人観光客・労働者の急増で、街中に中国語が溢れ、「中国化」が進んでいます。特に港町のシアヌークビルで顕著です。中国は、カンボジアに浸透しつつあり、政治的な影響力も行使し始めています。一方、カンボジアの一般的な人々の間にも反中感情が積り始めており、その摩擦問題は次第に大きくなってきています。

4月23日 シアヌークビルの現状 その1 中国化が進む
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/93b880f72347b6bd585a73c3a898350a

11月9日 中国化するカンボジア アジア経済研究所レポート
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/1207568b0fa2559912d5a02afa0198b3


第4位 カンボジア鉄道復活 北線全線開通 空港線も

 カンボジア鉄道北線のプノンペン~ポイペト間約390キロメートルが開通しました。今後は、タイ国鉄と接続することが期待されます。また、プノンペン駅から空港までの空港線も開通しました。

4月17日 鉄道 プノンペン空港線が開通
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/fdb6a5f493f9034756f174775c6e3a43

4月21日 鉄道 プノンペン空港線に乗ってみました
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/d2c70ef1f8ace81f915f64777d7bd0f8

5月24日 南部経済回廊 その3 鉄道北線
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/8f88446424917d63cb930f0970b797df

7月10日 カンボジア鉄道北線 全線開通
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/51129dd5709b01f5d943ed211a3013e8


第5位 イオン2号店開店 3号店計画も発表

 1号店の開店からわずか4年で、カンボジアで2号店となる「イオンモール センソックシティ」が開業しました。また、2023年には3号店を開店する計画も発表されました。

6月5日 カンボジア・プノンペンのイオンモール2号店開業
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/0770a0457150b5b3b51ff7bf6101dfa0

6月24日 イオンモール カンボジア2号店開業
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/e734a80b918c5edd9f2f90f0f6342373

10月12日 イオンのカンボジア3号店出店決定
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/9e58bd09a2f422164f9bb8b8aa30d648


第6位 カンボジア初の社債の発行と上場

 マイクロファイナンス機関大手のハッタ・カクセカー(Hattha Kaksekar Limited:HKL)は、カンボジア証券取引所に社債を上場しました。カンボジアとしては、初めての社債発行・上場です。

12月10日 マイクロファイナンスのHKL 初の社債上場
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/bb7f72d9c5f0ccf1344d47ffbdafbf9c

12月18日 カンボジアで初の社債発行 国際通貨研究所
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/1c81a9c3c2bc799a810ce6b41c3289aa


第7位 マイクロファイナンスの買収相次ぐ

 今年は、カンボジアのマイクロファイナンス機関が次々と外資に買収されました。AMK、サミック、チャムロン、ビジョンファンド等です。

9月5日 マイクロファイナンスの買収相次ぐ
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/c77da776ce143c433576a6f425cf2967


第8位 カンボジアフィンテック協会設立

 カンボジアフィンテック協会が設立されました。カンボジアはフィンテックの開発・展開にとって大きな可能性があるものと見られ、今後のフィンテック協会の活動とフィンテック業界の発展が注目されます。

8月27日 カンボジアフィンテック協会設立
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/6adacf4871124934d316602ac0dddd7f


第9位 給与の月2回払い 退職金を廃止して年功手当に切り替え 省令公布

 労働法が改正され、これまでの退職金(解雇保証金)の条項を廃止し、毎年賃金の15日分の年功手当を支払う方式に変更されました。これは、退職金を支払わずに夜逃げする縫製企業があり、その度に大きな問題となっているため、毎年支払う方式に変更したものです。また、賃金の月2回支払いが定められました。

10月4日 給与の月2回払い 退職金を廃止して年功手当に切り替え 省令公布
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/8e7e5acf35195cf1c7eb5e9662cbf2fd


第10位 対ロシア債務問題 解決へ

 カンボジア政府は、ロシアに対する債務約15億ドル(約1680億円)を「投資」に変更することにつき、ロシア政府と合意しました。カンボジア政府は、ロシアと米国に内戦時代に借り入れた債務を有していますが、フン・セン首相はこの両国に対する債務は「汚れた借金」であるとして返済を拒んできました。カンボジア政府は、長年にわたり、両国と交渉を続けてきましたが、今回の合意により、対ロシア債務は事実上の債務帳消しとなる見込みです。

10月26日 対ロシア債務問題 解決へ
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/cf463fa2934efaf0e97d1ee018a8ef3b


番外 サッカーの本田圭佑選手が実質的なカンボジア代表監督に

 サッカー日本代表としてワールドカップでも活躍した本田圭佑選手は、サッカーのカンボジア代表チームの実質的監督に就任しました。日本代表で活躍した本田選手がカンボジア代表チームの監督となり、チームの強化に貢献してくれることは、大変素晴らしいことであり、日本とカンボジアの友好関係も更に深まるものと期待されます。

8月18日 サッカーの本田圭佑選手が実質的なカンボジア代表監督に
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/4912217cf18f7f08a152b3d96f104f6b



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カンボジア南部の旅 その4 シアヌークビル

2018年12月27日 | 経済
 シアヌークビルは、もともと港町でしたが、最近はビーチリゾートとしても人気を集めています。
 シアヌークビル港は、これまでも日本の支援でコンテナターミナル等を完成させてきました。本年6月に多目的ターミナルが完成しました。更に、日本政府が2017年に円借款(約235億円)を供与した新コンテナターミナル整備事業が進められており、5万トン級のコンテナ船も接岸可能な350メートルのバースを備えた新たなコンテナターミナルを2022年までに完成させる計画です。
 シアヌークビルでは、本当に「中国化」が進んでいます。インディペンデンスビーチ周辺には、高層マンション、カジノ等が数多く建設中です。街中にも、中国語の看板があふれ、スーパーやレストランも中国語だらけになっていました。この状況で、中国人とカンボジア人の摩擦も強まっている模様です。中国人の投資等によって、不動産価格や賃貸料の上昇は激しいものがあり、賃貸契約の更新を断られて、廃業せざるを得ない企業も出てきているようです。また、カジノなどを通じたマネーロンダリングや人身売買等の違法ビジネスへの懸念も広がっています。
 シアヌークビル港は、カンボジア唯一の深海港として、カンボジアの貿易を支える最も重要なインフラの一つです。2017年のシアヌークビル港湾公社の新規株式公開では、日本政府や民間企業の支援によって、株式が中国に取得されるのを何とか阻止しています。周辺の不動産開発等は、中国資本に圧倒されていますが、この港だけは、カンボジア政府が日本と協力して、カンボジア・ファーストでの開発を進めていくことが期待されます。
(写真は日本の支援で完成したシアヌークビル港コンテナターミナル)

ビーチでは、カジノやホテルの建設が目白押しです。


街中は中国語の看板だらけ。中国人と元々の住民とのトラブルも多いとのことです。


インディペンデンスホテルに新設されたインフィニティ・プール。この優雅だったホテルにも、けたたましい中国語が響き渡っていました。


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カンボジア南部の旅 その3 カンポット

2018年12月26日 | 経済
 カンポットは、フランス植民地時代に港で栄えた街です。市内には、フランス植民地時代の雰囲気を残す歴史的建造物も多く残っており、現在、世界遺産への登録を目指して準備中とのことです。
 ケップからは、国道33号線で30分ほどです。ケップ~カンポット間の国道33号線は、一度整備されたのですが、低品質な施工のためか、既に穴だらけとなっていました。また、ケップと国道4号線を結ぶ国道3号線もひどい状態でした。安全確保、観光振興のためには、抜本的な補修が必要なものと見られます。なお、今回は訪問できませんでしたが、国道3号線のプノンペン~カンポット区間も、状態が悪化したため、現在整備が行われているとのことです。
 カンポットの名産は、果物の王様と言われるドリアンです。匂いがきつく苦手な方も多いようですが、現地で食べるとほとんど臭わず、ねっとりとした味を楽しめます。また、「カンポット・ペッパー」は地理的表示(GI)を所得済で、お土産としても好評です。カンポット北部は、石灰岩を産出するため、セメント工場の投資が進められており、カンボジアのセメント生産の一大拠点となっています。
 カンポットは、欧米系の観光客に人気で、今回も多数の観光客を見かけました。カンポットの街のカフェ巡りも楽しそうです。カンポットの西には、ボコール山があり、素晴らしい眺望を楽しめます。こちらもフランス時代からの保養地でしたが、現在は、カジノホテルや、一時廃墟と化していた古いホテルをリノベーションした高級ホテル等ができています。
(写真は、カンポット中心部にあるドリアンの像)

国道3号線は穴だらけです。質の高いインフラの必要性を痛感します。


フランス時代の建物を活用したレストラン


街中には欧米系の観光客の姿があちこちで見られます。



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カンボジア南部の旅 その2 ケップ

2018年12月25日 | 経済
 ケップは、フランス植民地時代からの海沿いの高級リゾートです。今回は国道3号線が工事中とのことで、タケオから国道2号線、国道31号線、国道33号線を走って向かいました。
 ケップは内戦前は、王様の保養地でもあったのですが、ポルポト時代に全て破壊されてしまい、残骸が未だに残っています。現在は、ビーチリゾートとして売り出し中で、道路等のインフラの整備も進んでいます。高級リゾートホテルもありますし、欧米系のお客さんも多いお洒落なリーズナブルなホテルも続々とできてきています。
 ケップでは、海に突き出した半島の先端に砂浜があり、海水浴が楽しめます。こちらでは、水着になることはまれで、みんな服を着たまま海に入っていました。海岸沿いには、ゴザをひいたり、ハンモックを吊ったりしている「休憩所」があり、お休みできます。また、ここでは、近くのレストランに料理を注文することもできます。中国人客はまだ多くないようで地元客中心なのも安心です。
 地元客に人気なのは、カニ市場で、新鮮なカニやシーフードを楽しめます。ケップとカンポット周辺は、昔ながらの塩田による塩の生産も盛んで、現在地理的表示(GI)の取得も目指しているとのことです。

国道31号線は概ね状態もよく、かなりの交通量も見られました。


ケップの名物はカニです。大きくて食べ応えがあります。


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2018年12月24日 | 一般
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カンボジア南部の旅 その1 タケオ

2018年12月24日 | 経済
 プノンペンから南部のタケオ、カンポット、シアヌークビル等のインフラを見て回る機会がありました。
 まずは、プノンペンから国道2号線で南に向かいます。プノンペン市内モニボン橋以南からタクマウ市までは、両側に縫製工場や住宅が立ち並び、渋滞が激化しています。このため、国道2号線の西側1キロほどのところに、国道2号線とほぼ平行に走る「フン・セン・ロード」が建設されました。この新道は、モニボン橋付近から、新しいワールドブリッジSEZ付近を結ぶもので、タクマウ市をバイパスする形となります。国道2号線の渋滞緩和に大きな役割が期待されます。また、この沿線の開発も進んできており、イオン3号店もこの付近に建設される計画です。
 国道2号線のタケオまでの区間は、高規格化は進んでいませんが、地道な補修のおかけで、路面状態は悪くなく、概ね順調に走行することができます(写真上)。タケオ近郊だけは、きれいに整備が進んでいます。
 タケオには、ベトナムからの送電線とシアヌークビルからの送電線が集まる変電所もあり、プノンペンへの電力供給の要となっています。
 タケオ周辺はあまり大きな観光地はありませんが、名物は手長エビです。プリプリした大きなエビを湖に面した「エビ通り」のレストランで楽しむことができます。

タケオと言えば、やはりこの手長エビです。12月はシーズンだったので、最高でした。



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メコンの河イルカ ようやく写真が撮れました

2018年12月23日 | 社会・風土
 メコン河には、淡水イルカ(イラワディ・イルカ)が生息しています。戦争前には何千頭もいたそうですが、その後激減してしまいました。90年代以降、日本のNGO等が保護に立ち上がったことや、地元の人々の努力により、現在は80~100頭ほどになっているといわれます。
 このイルカは、クラチェ州の州都クラチェから北に15kmほどの村、カンピで見ることができます。イルカは、昼間はあまり行動せず、朝方と夕方が見つけるチャンスということです。カンピで、小さな船に乗りメコン河に出ると、すぐに「プシュー」というイルカの潮吹きの音が聞こえ、船の上は、「あっちだ」「3時の方向!」等の声がこだまします。1時間ほどの間に、10回以上は、イルカの背中を見ることができました。船賃は、外国人は一人9ドイル(約1000円)になっています。
 これまで、何度も見に来ていたのですが、イルカはすぐに潜ってしまうので、まともな写真が撮れたことがありませんでした。しかし今回、ようやくイルカだと何とかわかる写真が撮れました。
 夕陽を見ながらのイルカ・ウォッチングも結構風情のあるものです。クラチェに行かれた際は、ぜひお試しください。

夕日が沈む中、ボートでメコン河に出ていきます。川風が好い感じでした。



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カンボジア北東部からのお土産 ナエムとクロラン

2018年12月22日 | 社会・風土
 カンボジア北東部からのお土産は、色々とあります。モンドルキリのコーヒーやはちみつ、ラタナキリの宝石「ラタナ・ブルー」、胡椒、カシューナッツ等です。
 ストゥントゥレン州の名物お土産は、「ナエム」です。写真のように葉っぱに包まれて売られています。中身は、魚のすり身に香辛料を加えてちょっと発酵させたものです。味はちょっと酸味のある味付かまぼこといった感じです。ビールのつまみには最適です。
 クラチェのお土産は、「クロラン」です。クロランは、もち米に小豆とココナッツミルクを入れて、竹筒に詰めて炊いたおこわです。ほんのり甘い感じで、小腹が空いたときにぴったりです。クラチェ市街や国道沿いに屋台がたくさんあって購入できます。値段は、1本2000リエルくらい(約50円)です。

ナエムは、こんな感じで屋台の軒先につるされています。


並んでいる竹筒がクロランです。おこわの食感も良くて、結構おいしいです。



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災害リスク保険ファシリティ カンボジアを含む6カ国で覚書

2018年12月21日 | 経済
 12月14日、日本、カンボジア、ラオス、ミャンマー、シンガポールは、東南アジア災害リスク保険ファシリティ(SEADRIF:Southeast Asia Disaster Risk Insurance Facility)の設立に関する覚書に署名しました。このファシリティは、気候変動や自然災害についてのリスクマネジメントや保険ソリューションをASEANメンバー国に提供し、地域における自然災害プロテクションギャップを埋める一助となることが期待されています。具体的には、SEADRIFは、主に洪水リスクを補償する災害保険機構として、世界銀行の技術支援のもと、シンガポールに設立される予定です。日本政府は、ドナーとしてこの取組を支援してきました。
 まず、ラオス、ミャンマーが、日本、シンガポール、世界銀行の支援を受けながら、SEADRIF のもと、自国が受益者となる地域自然災害リスク保険プールを2019年に設立する予定です。カンボジアについては、地域災害リスク保険プールへの加入の判断は現在実施中の予備調査の結果に基づき、今後検討されるとしています。今般の覚書への署名により、6か国が協働してSEADRIFの設立及び運営を行うことに合意しました。また、SEADRIFの今後の活動方針を決定するための会議体を立ち上げ、日本及びシンガポールが共同議長を務めることに合意しました。
 カンボジアを含めて途上国では、災害に対する備えが不十分であることに加え、災害が起きた後の復興支援体制も整備が進んでいないのが実情です。こうした国際的な取り組みにより、災害の防止だけでなく、災害が起きた後のダメージを少しでも軽減する努力は、被害を受けた人々への支援に大きな役割を果たしうるものと期待されます。

財務省の新聞発表
https://www.mof.go.jp/international_policy/financial_cooperation_in_asia/seadrif/20181214.htm

ブログ「カンボジア経済」2018年5月10日「東南アジア災害リスク保険ファシリティ設立 カンボジアも参加へ」
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/5cc7ab9bb2197c4b573f7e5bb0d19b5e


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カンボジア国家生産性基本計画書

2018年12月20日 | 経済
 12月13日、サンティ・カノクタナポーン・アジア生産性機構(APO)事務局長はプノンペンにてカンボジア工業手工芸省のチァム・プラシット大臣と会合し、「カンボジア国家生産性基本計画2020‐2030」とこれを実現するための提案書を手渡しました。
 今回の「カンボジアの国家生産性基本計画」では、2020年から2030年の10年間に年平均5.2%の生産性成長率を達成することを目指しています。また、こうした数値目標に加え、「カンボジア生産性2030ビジョン」として5つの目標を掲げ、2030年の目標達成に向け、戦略的主眼となる課題を定めました。具体的には、中小企業支援、高生産性地場企業のコアグループの形成、生産性向上への組織的対応、経済多様化、バリューチェーンの活用、作業モードの近代化等を挙げています。
 カンボジアはアジアでの相対的低賃金を活かして、労働集約的産業を梃に発展を進めていますが、今後発展を続けていくためには、生産性向上が必要不可欠となっています。カンボジア政府としても生産性向上委員会を設置する等してきましたが、今回の基本計画によって包括的な対応が進められていくことが期待されます。

アジア生産性機構のサイト
http://www.apo-tokyo.org/jp/news/3085/


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道路の損傷 利用者からスマホで情報

2018年12月19日 | 経済
 12月13日、カンボジア公共事業運輸省は、道路の損傷を利用者が簡単に通報することができるスマホアプリ「道路修復モバイルアプリ(Road Care Mobile App)」の運用を開始し、スン・チャントル大臣も出席して記念イベントを開催しました。このアプリでは、道路の損傷に気が付いた利用者が、写真やショートビデオ等を添付して、公共事業運輸省に直接通報できるものです。現在は、アンドロイドだけに対応していますが、今後iPhoneにも対応したいとしていています。通報を受けると、公共事業運輸省は、道路修繕チームを派遣して損傷部分を早い段階で修理することが可能になるとしています。
 スン・チャントル大臣は、このアプリがアセアンでも初めてのものであり、カンボジア人によって開発されたことを評価しています。また、利用者が直接参加して、道路の損傷による事故を防ぎ交通安全を達成していくことも重要であると述べています。
 カンボジアでは、国道の舗装・改良が進められてきましたが、中国や韓国による低品質施工もあって、完成後短い期間で損傷が広がる状況に苦しめられており、損傷と修復の鼬ごっこが続いています。日本が提唱している「質の高いインフラ」によって、損傷を抜本的に減らしていくことが本質的な対応ですが、当面はこのアプリ等を活用して道路の損傷が大きくならないうちに早期に修復工事を行うことによって、修復期間の短縮と修復費用の節約を図っていくことが期待されます。
(写真は、韓国が建設し、中国が補修した国道3号線。あっという間に穴だらけです。)


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