カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

本年はご愛顧頂きありがとうございました

2014年12月31日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」を、本年もご愛顧頂きありがとうございました。2007年11月から始めたこのブログが続いておりますのも皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。また、皆様から暖かいコメントも頂き、本当に元気付けられました。

 カンボジア総合研究所では、毎日更新のブログ「カンボジア経済」、毎週月曜日のメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しております(無料です)。更に、NNA(ニュースネットワークアジア)で毎週金曜日掲載の「カンボジア経済通信」、毎週金曜日のモーニングスター「新興国情報EMeye」、Yahoo!ファイナンス、アジアビジネス情報ポータルサイト「thai-plusone」、毎月更新の三菱東京UFJ銀行のMUFG Biz Buddy、みずほ銀行のMIZUHO Grobal Infostation、隔月発行の雑誌Kroma「カンボジア経済」等の様々なツールを活用して、カンボジア経済情報を発信しております。皆様のお目に留まれば幸甚に存じます。

 2015年も、引き続きよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください。


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カンボジア経済2014年10大ニュース

2014年12月30日 | 経済
 2014年も押し詰まりました。カンボジア総合研究所チーフエコノミスト鈴木博の選ぶ「カンボジア経済2014年10大ニュース」です。

第1位 労働争議が拡大 流血の事態に

 2013年12月中旬から始まった野党・救国党のデモは、12月25日ごろから賃上げを求める労組も加わって大規模化、長期化しましたが、1月3日、暴徒化したデモ隊の一部に政府側が発砲して5名の死者と多数の負傷者を出す最悪の惨事にまで至りました。また、1月4日には、民主広場の救国党デモの本拠地も政府側により強制排除されました。プノンペン市は、この日以降のデモを認めないとし、救国党側も混乱を避けるため、この日以降のデモを見送りました。その後は、プノンペン市内は平穏を取り戻しています。

1月10日 「野党のデモ 一段落か」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/e5f4b5049c69360ad19c3a5ab174a8d2


第2位 イオンモールプノンペン 開店

 イオンモールプノンペンが6月28日に開店しました。これまでカンボジアにはなかったタイプの最新のモールで、日本を始め各国からの投資による出店も多くなっています。初日から大変な人出で賑わいました。

6月30日 「イオンモールが開店 初日から大人気」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/e8af46de6f815870687cd069d65069ab


第3位 最低賃金 大幅引き上げへ

2013年末には80ドルだった最低賃金は、労働争議の激化を受けて2月1日から100ドルに引き上げられました。更に、11月12日に、カンボジア政府は、2015年1月からの最低賃金を128ドル/月(約14700円/月)とすると決定しました。日本企業の立場から見ますと、大幅な賃金増加と円安ドル高のダブルパンチとなります。周辺国の賃金上昇も著しいため、当面はカンボジアの相対的な優位性は保たれるものと考えられますが、今回のような急激な動きは、海外投資家にとって心配の種となることが懸念されます。

11月17日 「2015年1月からの最低賃金 128ドルへ大幅上昇」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/e0fc04abb80a21c15436daea28a256c0


第4位 証券市場に2社目の上場 出来高・株価は低迷続く

6月16日にカンボジア証券取引所に2社目となる Grand Twins International (Cambodia) Plcが上場を果たしました。更に、プノンペン経済特区社が2015年春に新規株式公開(IPO)を実施する方針です。カンボジア証券市場は、現在のところ2社のみしか上場しておらず、出来高、株価ともに低迷している状況ですが、プノンペン経済特区のような有名な会社が上場することにより、証券市場全体の活性化も期待されます。

6月18日 「証券取引所に2社目が上場 初日は軟調」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/d5415d0f4d61a3d73aaf1b4ad5e2cc7f

12月22日 「プノンペン経済特区社 2015年春にも上場へ」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/1659943e91048454a6475a4c272d2b8a


第5位 与野党合意 国会も正常化

救国党は2013年の選挙で躍進しましたが、選挙に不正があったとして、当選者全員が国会をボイコットしていました。しかし、7月22 日にサム・レンシー党首とフン・セン首相が会談し、選挙管理委員会の改革や国会の各委員長等の要職配分などをめぐり妥協が成立しました。政治の安定は、外国直接投資の誘致にも欠かせない要件であり、カンボジアの経済界は、この国会正常化を歓迎しています。日本政府もカンボジアの選挙改革を支援しています。

8月12日 「野党議員が宣誓就任 カンボジア国会が正常化」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/cb61a95463f832fb13a23abafebf07fb


第6位 カンボジアに初の金メダル

 韓国・インチョンで開催されたアジア大会で、カンボジアは大会史上初の金メダルを獲得しました。テコンドー73キロ以下級で、ソーン・セブメイさん(Ms. Sorn Seavmey)(19歳)が見事に優勝し、金メダルを獲得しました。カンボジアがアジア大会で金メダルを獲得するのは初めてのことであり、また、メダルを取ったのも1970年のバンコク大会以来44年ぶりとのことです。韓国の代表的スポーツでもあるテコンドーで金メダルを取ったことは本当に価値あることだと思います。心から祝福したいと思います。

10月5日 「カンボジアに初の金メダル!」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/210ef2681393644ea4ed7ad1f63a2047


第7位 日本企業によるカンボジア企業の株式取得

 6月2日、総合商社の丸紅はカンボジアで電力事業に参入すると発表しました。マレーシアのHNG Capital Sdn Bhd傘下で、カンボジア・シアヌークビルに石炭火力発電所(100MW)を保有・運営するCambodian Energy Limitedとコンポンチャム-ノースプノンペン間の送変電設備を保有・運営するCambodian Transmission Limited双方の持株会社の株式20%を取得することで合意し、株式売買契約を締結したとのことです。取得額は40億円程度とみられます。
 また、三井住友銀行は、8月18日に、カンボジア最大手の商業銀行であるACLEDA銀行の株式の12.25%を取得すると発表しました。三井住友銀行はACLEDA銀行の既存株主である国際金融公社(IFC)から株式を取得する予定で、既に8月12日にカンボジア中央銀行(NBC)からの認可も取得済としています。取得金額は100億円強と見られます。

6月6日 「丸紅 カンボジアで発電事業に出資」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/183f884479f5a05d8584a8e983cb41d1

8月22日 「三井住友銀行 カンボジアACKEDA銀行の筆頭株主に」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/70d531088c3bf113fe0d84e1a033742e


第8位 カンボジア映画に注目集まる

 第2回アジアコスモポリタン賞で、カンボジアの映画監督リティ・パニュ氏が文化賞を受賞することが決定し、10月22日にプノンペンで記者発表が行われました。今回受賞が決定したリティ・パニュ監督は、クメール・ルージュを題材とした作品をいくつも制作しており、最新の「消えた画」は、2014年のアカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされています。続いて、10月31日、第27回東京国際映画祭におけるアジア新鋭監督の登竜門、「アジアの未来」部門に本年度より新設された「国際交流基金アジアセンター特別賞」をカンボジアの女性監督のソト・クォーリーカー監督の『遺されたフィルム』(2014年)が受賞しました。カンボジアの映画に国際的な脚光が集まることが期待されます。

10月27日 「アジアコスモポリタン賞 カンボジアの映画監督リティ・パニュ氏が受賞」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/1509384db2fdaf39b9aba57c4d4df5a4

11月18日 「国際交流基金アジアセンター特別賞 カンボジアのソト・クォーリーカー監督に」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/d6d15ecbf3fe7de71a9999ab3fab5113


第9位 日本 カンボジアに過去最大の円借款を供与

 カンボジアに来訪された岸田文雄外務大臣とハオ・ナムホン副首相兼外務国際協力大臣との間で,6月30日に137億8500万円を限度とする円借款3件の交換公文の署名がプノンペンで行われました。金額的には過去最大規模の円借款供与であり、また、まとめて3件という件数も初めてのことです。今回供与されたのは、プノンペン首都圏送配電網拡張整備事業、国道5号線改修事業(プレッククダム-スレアマアム間)、プノンペン南西部灌漑・排水施設改修・改良事業です。

7月8日 「日本 カンボジアに最大規模の円借款を供与」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/7c9fbf44e880c6ad6220f469cd369593


第10位 外資の撤退 シェブロンは海上油田開発から Tollは鉄道から

 カンボジアの海上油田で最も有望なブロックAについては、シェブロンが中核となって試掘等を行い、カンボジア政府と税率等について交渉してきましたが、交渉が進まないため、シェブロンが撤退を決定し、持ち分である28.5%を全てシンガポールのクリスエナジーに売却しました。
 また、Toll Groupは、持ち分である55%を全て合弁パートナーのロイヤルグループに12月19日付で売却して、カンボジアの鉄道事業から撤退しました。撤退の理由を、Toll側は、予想よりも低い利益と、カンボジア鉄道のリハビリ工事の遅れであるとしています。

8月18日 「シンガポールのクリスエナジー カンボジアの海上油田権益拡大」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/4d88b859d2ca6b8b272e9092a478e067

12月25日 「オーストラリアのToll カンボジアの鉄道事業から撤退」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/f0496a6e6a14fabd89e29296b04025d0


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2014年12月29日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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シアヌークビル 人気上昇中観光都市2014で第2位を獲得

2014年12月29日 | 社会・風土
 トリップアドバイザーが、「トラベラーズチョイス 人気上昇中の観光都市2014」を発表しました。その中で、カンボジアのシアヌークビルが第2位に選ばれました。このランキングは、2013年9月から2014年8月に、トリップアドバイザー上の観光スポットに投稿された世界中の旅行者の口コミを元に、前年と比較して評価や注目度が特に上昇した観光都市をランキングしたものです。1位はベトナムのダナンでした。
 シアヌークビルについては、「シアヌークビルの白い砂浜は、このカンボジアの沿岸都市で最も人気のあるスポットです。タイ湾の温かい海水の中でスノーケリングや水遊びをしながら至福の一日を過ごしましょう。リアム国立公園のマングローブや滝、野生生物を見に行くのも、ダートバイクを借りて最高のオフロード探検に出かけてみるのもよいでしょう。土曜日の晩にオトレスマーケットを訪れれば、陽気な音楽、素晴らしい食べ物、地元ならではの文化に出会えること請け合いです。」と評価しています。
 
トリップアドバイザーのサイト
http://www.qetic.jp/web-app/tripadvisor-141205/122140/


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真っ赤な鳥居が目印 スシガーデン

2014年12月28日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンに新たな和食店「スシガーデン」が開店しました。まずは、真っ赤な鳥居や小川が流れる庭園といった特徴ある外観が目を惹きます。内装も、赤と黒を大胆に使いつつ和風の味を出しています。メニューは、お刺身やお寿司がメインですが、おつまみ類もいろいろありました。刺身セット(5.5ドル)、アサリの酒蒸し(4ドル)、茶わん蒸し(1.8ドル)を頼んでみました。器はなかなか良いものを使っていて、茶わん蒸しの器には、ちょっとびっくりしたほどです。他のメニューもリーズナブルな価格です。生ビールが1杯1ドルというのも、ビール好きには嬉しい価格設定です。カンボジアの方々の興味もひきそうなコンセプトだと感じさせられました。

スシガーデン
#30, St.360
023-225-500

内装は赤と黒が大胆に使われています。


お刺身とアサリの酒蒸しです。


1.8ドル(約210円)の茶わん蒸しが、こんな立派な器で出されてきました。



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プノンペンで味千拉麺

2014年12月27日 | 生活環境
 熊本発祥のラーメンチェーン店「味千拉麺」がプノンペンにも開店しました。味千拉麺は、熊本ラーメンの有名店で、国内92店舗、海外672店舗を展開しています。海外は、中国を中心に、アジア各国、アメリカ、オーストラリア等です。プノンペン店は、カンプチアクロム通りのかなり西側で、立体交差から300メートルほどのところです。メニューは、とんこつラーメンを中心として、餃子等のサイドメニューも充実しています。看板メニューの味千ラーメン(4.95ドル)、ネギトッピング(0.55ドル)と餃子(2.55ドル)を頼んでみましたが、オーソドックスな味を楽しめました。平日のランチ時でしたが、クメールの若い方々や家族連れではやっていました。驚いたのは、レンジローバー等の高級車で乗り付けてくるお客さんが多かったことでした。プノンペンのラーメン業界も競争が激しくなってきたと感じます。お試しください。

味千拉麺
No.789, St. 128
023 92 9999
https://www.facebook.com/ajisenramencambodia

看板メニューの味千ラーメンです。



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大メコン圏首脳会議 中国が巨額の支援を表明

2014年12月26日 | 経済
 12月19日~20日にタイ・バンコクで、大メコン川流域経済協力計画(GMS)第5回首脳会合が開催されました。首脳会合は3年に1度の開催で、今回が5回目となります。今回は、タイのブラユット首相、ミャンマーのテイン・セイン大統領、カンボジアのフン・セン首相、ラオスのトンシン首相、ベトナムのグエン・タン・ズン首相、中国の李克強首相、アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁等が出席しました。地域協力やコネクティビティー(相互連結)などについて議論され、共同声明では「域内の包括的で持続的な開発を進める」ことで一致したとし、今後、2018年までに301億ドル(約3兆6000億円)を投じ東西経済回廊などを整備するとしています。
 目立ったのは、やはり中国で、「インフラ施設分野での協力を深化させる、産業協力モデルを革新する、貿易投資協力に対する金融面での支援を拡大する、国民生活や社会事業の発展を推し進める、地域発展の開放度や連結度を高める」という五つの提案を李克強首相は打ち出しました。資金援助では中国政府系の中国国家開発銀行がインフラ整備に100億元の融資枠を設けるほか、道路整備など地域の連結性向上に10億ドルを拠出するとしています。具体的には、タイのプラユット首相と合意した総距離800キロメートルに及ぶ鉄道整備計画を披露する等、強い存在感を押し出しました。

アジア開発銀行のサイト(英文です)
http://www.adb.org/news/events/5th-gms-summit


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オーストラリアのToll カンボジアの鉄道事業から撤退

2014年12月25日 | 経済
 カンボジアの鉄道の管理・運営は、2009年からオーストラリアのToll Groupとカンボジアのロイヤルグループの合弁会社Toll Royal Railwayにより行われてきました。12月22日、Toll Groupは、持ち分である55%を全て合弁パートナーのロイヤルグループに12月19日付で売却して、カンボジアの鉄道事業から撤退したと発表しました。
 撤退の理由を、Toll側は、予想よりも低い利益と、カンボジア鉄道のリハビリ工事の遅れであるとしています。
 カンボジアの鉄道は、内戦後、劣悪な状態にありましたが、アジア開発銀行(ADB)等の支援により、リハビリ工事が実施され、管理・運営は民営化されました。しかし、リハビリ工事については、南線(プノンペン~シアヌークビル港)は概ね完成したものの、北線(プノンペン~ポイペト)はほとんど未完成の状態で資金不足に陥り、工事はストップしている状況です。南線については、コンテナの輸送も開始されましたが、北線の完成は全く目途が立たない状況です。Toll社の発表では、南線の運行は、ロイヤルグループによりこれまで通り実施されるとしています。
 途上国での鉄道事業の難しさを感じます。

Toll Groupの新聞発表(英文です)
http://www.tollgroup.com/media-release/toll-divests-its-stake-in-cambodias-railway


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JETRO日系企業実態調査2014 カンボジアで高い事業拡大意欲

2014年12月24日 | 経済
 日本貿易振興機構(JETRO)は12月16日、アジア・オセアニア地域に進出する日系企業の活動調査結果を公表しました。2014年10~11月、北東アジア5カ国・地域、ASEAN9カ国、南西アジア4カ国、オセアニア2カ国の計20カ国・地域に進出する日系企業4,767社(有効回答)に対し行ったアンケート調査の結果となります。調査結果は、営業利益見通し、今後の事業展開、経営上の問題点、製造・サービスコストの上昇、原材料・部品の調達、輸出入の状況、経済統合への期待、賃金の8点にまとめられています。
 カンボジアについては、景況感を示すDI値が2014年39.4ポイント(20か国中3位)、2015年64.9(同2位)と大変明るいものとなっています。このため、事業拡大意欲が20か国中第1位の79.5%となっています。カンボジアでの経営上の問題点としては、従業員の賃金上昇、原材料・部品の現地調達の難しさ、従業員の質、電力不足・停電、人材( 中間管理職) の採用難等が挙げられています。経済統合への期待としては、通関手続きの簡素化、CLMV( カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム) での輸入関税撤廃、CLMVのインフラ開発等が挙げられます。賃金については、2014年の製造業・従業員の年間実負担額を比較すると、中国8204ドル、タイ7120ドル、ベトナム2989ドル、ミャンマー2062ドル、カンボジア1887ドル(20か国中18位)、ラオス1718ドル、バングラデシュ1580ドルとなっています。また、2014年から2015年へのベースアップについても、カンボジアの最低賃金の大幅上昇はありますが、周辺諸国の上昇率も引き続き高いこともあり、カンボジアの低賃金の優位性は当面は続くものと見られます。

JETROの発表
http://www.jetro.go.jp/world/asia/idn/reports/07001901


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民主化支援の一環で衆院選視察 カンボジア等から

2014年12月23日 | 社会・風土
 外務省は、議会選挙を巡って混乱のあったカンボジアとパキスタン、ネパールの民主化支援の一環として、3か国の政府関係者を日本に招き、衆議院選挙の投票や開票の作業などを視察してもらいました。
 カンボジアとパキスタンでは、去年行われた議会選挙で選挙に不正があったなどとして、大規模なデモに発展したほか、王制から共和制に移行したネパールでも去年の議会選挙を巡って混乱が起きました。
 外務省は、これらの国々の民主化支援の一環として、今回の衆議院選挙に合わせて3か国の政府関係者を招くことになり、一行は12月11日から6日間の日程で日本を訪れました。各国の政府関係者は滞在中、候補者の選挙運動の様子や、投票日(12月14日)には千葉県庁に設けられた投票所や開票所での投票や開票の作業を視察しました。カンボジアからは、与党人民党のポリー・ダー内務省法務評議会議長、野党救国党のウー・チャンリット国民議会議員が参加しました。
 外務省では、選挙が公平・公正に行われることは民主化の進展にとって重要であり、こうした取り組みを通じて各国の発展に貢献したいとしています。

外務省の新聞発表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001562.html

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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2014年12月22日 | 一般

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プノンペン経済特区社 2015年春にも上場へ

2014年12月22日 | 経済
 プノンペン経済特区社は2015年春に新規株式公開(IPO)を実施する方針です。年明けにもカンボジア証券取引所への上場を正式に申請し、審査を経て2015年3月末から4月にも上場できる見通しであるとしています。IPOでは新株を発行し、1500万ドル(約18億円)前後の資金調達を目指しています。株式市場から調達した資金は、タイ国境沿いのポイペトでの新たな経済特区の開発に使用する計画です。新たな経済特区は、「タイ・プラスワン」の製造業拠点の受け皿となることを目指し、タイに進出している日系企業などのカンボジアへの進出需要を取り込みたいとしています。開発面積は当初50ヘクタールを予定しており、総コストは1500万ドルの見込みです。2015年中に開発・販売を開始し、日系の自動車部品や精密機械部品の企業誘致を進める方針です。
 カンボジア証券市場は、現在のところ2社のみしか上場しておらず、出来高、株価ともに低迷している状況ですが、プノンペン経済特区のような有名な会社が上場することにより、証券市場全体の活性化も期待されます。なお、IPOの幹事証券会社は、カンプー証券とのことです。

 カンボジア証券市場への投資には、カントリーリスクに加え様々なリスクがあります。投資に当っては、これらのリスクについて十分・慎重な検討が必要です。この記事は、情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。


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コッコンでエコツーリズム

2014年12月21日 | 社会・風土
 調査団に同行してコッコンに行く機会がありました。コッコン市内から南東へ車で10分ほどのところに、「ペアム・クレソープ・ワイルドライフ・サンクチュアリ」があります。マングローブの森の中に桟道が設けられており、自然を満喫できます(入場料5000リエル:約150円)。桟道は結構長くて、1キロほどではないかと思います。終点付近には、東屋がいくつもあって、地元の若者が集まってのランチを楽しんでいました。また、吊り橋や見晴台もあります。帰路は、終点からボートが出ているので乗ってみました(1隻で5ドル)。風が心地よく感じられます。のんびりできるスポットです。お勧めです。コッコンに来られた際はぜひお試しください。なお、桟道には手すり等もなく、一部破損しているところもありますので、歩く際には安全にお気を付けください。

The Community Protected Area of Peam Krasoap Wildlife Sanctuary

美しいマングローブの森を見ることもできます。


終点近くの見晴台からの大眺望。揺れる吊り橋もあります。


帰りは船で。5~10分ですが、気持ち良いです。


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フレンチの名店 Van’sのシガーバー 大人の雰囲気

2014年12月20日 | 生活環境
 プノンペンのフレンチの名店「Van’s」の3階には外が見渡せるバー(通称「大人のバー」)がありましたが、最近リノベーションして、大人の雰囲気で隠れ家風のシガーバーとなっています。レストランから細い階段を上がると、屋根裏がバーになっていて、一人でゆっくりするのにも、カップルでいい雰囲気で過ごすのにも最適な空間を提供しています。従来通り、フレンチコロニアル建築の中央郵便局を眺められるテラス席もあり、夕暮れ時に訪れたいなと思わせるバーです。お勧めです。ぜひお試しください。

Van’s Restaurant
NO.5, St. 102
023 722 067
http://vans-restaurant.com/
https://www.facebook.com/vansrestaurant

ブログ「カンボジア経済」2008年3月1日「フレンチレストラン Van’s Restaurant」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/0f050347d26b0225907755eb99ddf5aa

フレンチコロニアル建築の中央郵便局を見るテラス席もあります。


レストランでのチェリートマトのサラダ。素晴らしいプレゼンです。



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2014年10月の物価上昇率

2014年12月19日 | 経済
 国家統計庁から発表された2014年10月の物価上昇率(対前年同月比)は、2.9%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移していますが、2013年後半から若干の上昇が続いた後、2014年後半からは下降トレンドにあります(2011年9月6.7%、10月5.2%、11月5.7%、12月4.9%、2012年1月5.8%、2月5.4%、3月5.4%、4月4.8%、5月2.2%、6月1.8%、7月1.3%、8月2.2%、9月1.4%、10月1.2%、11月1.4%、12月2.5%、2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%、9月3.6%)。なお、9月と比べると10月は0.4%の下降でした。
 中国等の新興国の経済状況の足踏み状況や、アメリカの量的緩和の縮小等によるドル高傾向等から、国際市況での一次産品価格は安定してきています。6月には100ドルを超えていた国際石油価格(WTI)も値下がりを続け、12月初旬には60ドル台中盤まで大幅に低下してきています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は安定的に推移しています。10月のガソリン価格は9月(5295リエル)とほぼ同じ5297リエル/リットルでしたが、11月の政府による口先介入で、11月下旬には店頭価格は4700リエル台まで下がってきています。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ていますが、若干予測を引き上げています。2014年の物価上昇率について、国際通貨基金(IMF)は最近の世界経済見通しで、これまでの3.8%から4.5%に引き上げました。アジア開発銀行は最近のアジア経済見通しで、予測を3.5%から4.4%に引き上げました。世界銀行は5.0%(変更なし)と予測しています。
(写真はプノンペンのガソリンスタンド。12月3日撮影)


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