カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

本年もご愛顧頂きありがとうございました2021

2021年12月31日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」を、本年もご愛顧頂きありがとうございました。2007年11月から始めたこのブログが続いておりますのも皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。また、皆様から暖かいコメントも頂き、本当に元気付けられました。

 昨年・本年と、新型コロナの影響でカンボジア経済も大きな打撃を受けました。2022年は回復するとの見方が多数派です。しかし、海外への輸出、海外からの投資、海外からの観光客に頼っているカンボジア経済の回復には、世界経済全体の回復が必要であり、全面的な回復にはまだ時間を要するものと見られます。

 カンボジア総合研究所では、毎日更新のブログ「カンボジア経済」、毎週月曜日の朝にお届けするメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しております(無料です)。
 更に、毎週金曜日のモーニングスター「新興国情報EM eye」、Yahoo!ファイナンス、アジアビジネス情報ポータルサイト「タイプラスワン」、毎月更新のみずほ銀行のMIZUHO Grobal Infostation、隔月発行の雑誌ニョニュム「ニョニュムタイムズ」等の様々なツールを活用して、カンボジア経済情報を発信しております。皆様のお目に留まれば幸甚に存じます。

 2022年も、引き続きよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください。


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2021年カンボジア経済10大ニュース

2021年12月30日 | 経済
 2021年も押し詰まりました。カンボジア総合研究所チーフエコノミスト鈴木博の選ぶ「カンボジア経済2021年10大ニュース」です。(なお、日付はブログ記事掲載日です)
(写真は、アンコールワットです)

第1位 新型コロナの猛威 市中感染拡大でロックダウン

 今年も新型コロナウイルス問題が世界中を覆いました。カンボジアは、2月20日市中感染事件により感染が一気に拡大しました。この感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。12月26日の保健省の発表によれば、死者は累計3008名、累計陽性者数は12万449名となっています。4月にはロックダウンの導入に踏み切る等、カンボジアも様々な規制により、感染拡大防止を図りました。最も重要な対策であるワクチン接種については、カンボジアは大成功を収め、12月25日時点で成人の99%が2回以上の接種を完了し、陽性者数や死者数を激減させることに成功しています。この成果を受けて、11月には各種規制を撤廃し、入国制限も大幅に緩和しています。しかし、カンボジア経済は海外への依存度が高く、先進国や中国、周辺諸国の経済状況の悪化が直接大きく影響しました。欧米への輸出がメインの縫製業、中国等からの観光客に頼る観光業、中国等からの投資に頼る不動産・建設業等、カンボジア経済の主要エンジンは大きな打撃に直面しました。政府は、貧困世帯への現金支援、失業・一時帰休労働者への手当支援、中小企業への融資支援等を行いました。2020年の成長率はマイナス3.1%でしたが、2021年はプラスに戻し、3%前後の成長率となる見込みです。
 ブログ「カンボジア経済」では、毎週月曜日に前週の新型コロナの状況をお伝えしています。

4月19日 新型コロナ カンボジアの状況 4月19日 ロックダウンに踏み切る
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/d49aae3a8902c09f9c46ec3cf22ebcf7

12月27日 新型コロナ カンボジアの状況 12月27日 治療薬の販売を開始
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/71a5aaeba25e43111c7039edb7f26dba


第2位 米中冷戦 中国軍進出疑惑に対抗して米国は制裁

 米国は、カンボジアへの中国軍進出に神経をとがらせており、「汚職や人権侵害に厳しく対処し、地域と世界の安全保障を脅かす中国軍の影響を減らすようカンボジア政府に促す」として、武器輸出の禁止等の輸出規制の厳格化や、政権幹部の資産凍結等の制裁を実施しています。特に問題となっているのは、シアヌークビル近郊のリアム海軍基地で、万一にも中国軍が進出し、中距離ミサイルや電子線部隊を配備した場合の脅威は見逃せないと米国が判断している可能性があります。米国は今後、制裁をエスカレートさせていく可能性もあり、米国・カンボジアの対応が注目されます。

12月14日 米国 カンボジア向け輸出規制厳格化 中国軍の影響拡大を問題視
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/51a0dffd7a6b644c705d7fab8a127a41

10月22日 リアム海軍基地 中国軍疑惑拡大 米国大使館が抗議声明
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/6d6b73e7bcad7f97ec72e6db5c9a3b82


第3位 カンボジア初の油田 産出始まるも開発企業が破たん

 カンボジアの海上油田開発を行っていたシンガポール系のクリスエナジーは、登記上の本社があるケイマン諸島の裁判所に会社清算の申し立てを行いました。クリスエナジーは、シアヌークビル沖のミニフェーズ1Aで掘削した5本の油井からの原油生産量が予測値を大きく下回っていると発表していました。海上油田の生産開始は、カンボジアにとっても明るいニュースでしたが、残念な状況となりました。なお、タイとカンボジアで国境が画定していない海域での両国の共同開発に向けた交渉が期待されています。

6月10日 カンボジアの海上油田暗礁に 開発会社が破たん
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/a55a7a4afdddae1aced4e8df3c8ffc6c

10月21日 タイ 国境未画定海域での海上油田開発 カンボジアと交渉再開へ
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/2606cafb6a7a97535a88ceef0421dcbd


第4位 新投資法施行 18の投資優遇分野に優遇措置

 投資優遇分野や免税等の投資優遇策を定めた新投資法が公布されました。2003年改正投資法を、新規投資誘致、既存投資企業のビジネス拡大を一層促進する観点から改正を実施したものです。今回の新投資法では、今後のカンボジア経済の主軸として期待される分野・業種や、税制優遇の適用範囲および選択肢の拡大に関する規程がポイントとなります。また、適格投資プロジェクト関連手続の迅速化や投資家や投資資産の保護拡充などに関する規程も注目点となります。

11月4日 新投資法施行 18の投資優遇分野に優遇措置
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/1344cf992103e16a71584e8cbb5a7186


第5位 カンボジアも 石炭火力発電所の新規開発停止

 カンボジア鉱業エネルギー省のスイ・セン大臣は、在カンボジア英国大使との面談で、今後新規の石炭火力発電所の建設を行わない方針を伝えました。英国で開催された第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)を意識した発言と見られます。スイ・セン大臣は、今後、発電燃料を液化天然ガス(LNG)や水素に転換していくとともに、太陽光発電等の再生可能エネルギーを振興するとしています。策定中の電力開発計画においては、再生可能エネルギーによる発電の比率を59%にまで高める方向で検討中であるとのことです。これは、これまでの開発計画に比べると温室効果ガスの排出量を34%減少させる効果があるとしています。

11月10日 カンボジアも 石炭火力発電所の新規開発停止
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/4ed955ad5ac4edc79d44f579fb8c5949


第6位 自由貿易協定に期待 RCEP、中国FTAが2022年1月1日に発効へ

 地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が、2022年1月1日に発効することとなりました。RCEPは、関税の削減などを通じて貿易の自由化を進める協定で2020年11月に15カ国(ASEAN10か国、日本・中国・韓国・オーストラリア・ニュージーランド)が署名しました。また、カンボジアと韓国は、自由貿易協定に調印しました。中国との自由貿易協定も2022年1月に発効の予定です。RCEP等の自由貿易協定が、カンボジアにどの程度の輸出拡大効果をもたらすかは、今後の推移を見守る必要があるものと見られます。

11月11日 RCEP 2022年1月発効へ 各国の批准手続き進む
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/3b623f4e9fb41deca27d181af33d6664

11月3日 カンボジアと韓国 自由貿易協定に調印
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/5c8633d7f002e62d866af99b1f8b6374


第7位 カンボジア ついに国債発行へ 来年度予算に3億ドル相当計上

 2022年度予算法において、初めて国債を発行するとしており、3億ドル相当を発行する計画としています。政府では、国債によって調達した資金は、エネルギー、灌漑、インフラ等の公的投資事業35件に使用するとしています。国債を使った民間からの借り入れは、金利も高く、返済期間も短いものとなるため、政府の資金繰り安定化や金融機関のリエル使用促進といったことを目的とした限定的発行とすることが当面は必要となるものと見られます。

11月2日 カンボジア ついに国債発行へ 来年度予算に3億ドル相当計上
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/a190b52e93718e997aeff95317b4272c


第8位 ラナリット殿下 ご逝去

 11月28日、ノロドム・ラナリット殿下は、滞在先のフランスでご逝去されました。77歳でした。ラナリット殿下は、故シハヌーク前国王陛下の次男として1944年にプノンペンで生まれました。国際連合カンボジア暫定統治機構の下で1993年に実施された総選挙では、結成して以来率いていたフンシンペックが外部の予想に反して第1党となりました。第2党となったフン・セン氏率いる人民党との妥協の産物として、ラナリット殿下が第1首相、フン・セン氏が第2首相という2人首相制となりました。フンシンペック党やラナリット党党首を務める等して、王党派を率いることを目指しましたが、人民党の力には抗しきれず、晩年は政治的には不遇となりました。しかし、国外追放や政治からの引退宣言等に負けず、最後まで粘り強く戦う姿勢を見せられていました。

12月1日 ラナリット殿下 ご逝去
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/153677f15d3239a6cddd3e9db382050e


第9位 パリ和平協定締結30周年 カンボジア和平に日本は大きく貢献

 10月23日は、1991年にパリ和平協定が締結されて30周年となりました。あまり知られていないことですが、カンボジアの和平とその集大成であるパリ和平協定への道は、日本の協力なくしては実現できなかったと言っても過言ではありません。ソ連(当時)や中国の横やりを防ぎつつ、米国の反対を抑え、タイやベトナムといった周辺諸国の同意を取り付けていった日本の独自外交の成功例と言えます。

10月28日 パリ和平協定締結30周年 カンボジア和平に日本は大きく貢献
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/ce21d535ed2d470248bff6ece8524742


第10位 カンボジア・デジタル経済社会政策枠組 発表

 カンボジア政府は、新たな経済成長のエンジンとして、勃興するデジタル経済の基盤を整備すべく、今後15年間を対象とする「カンボジア・デジタル経済社会政策枠組2021年~2035年」を策定して発表しました。この枠組では、カンボジアの情報通信技術(ICT)セクターに新風を吹き込み、一気にデジタル時代にジャンプするためにその開発速度を上げることが期待されています。

6月17日 カンボジア・デジタル経済社会政策枠組 発表
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/3f235eb8cbc11f89103325bcc750f367

9月15日 国家デジタル経済社会評議会を設立
https://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/9bb3bd19a82032987a7b8d8c420c0da4


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JBICアンケート調査2021 投資有望国 カンボジアは21位に

2021年12月29日 | 経済
 国際協力銀行(JBIC)では、毎年、海外で事業を行っている日本の製造業企業を対象とした「わが国製造業企業の海外事業展開」に関するアンケート調査を実施しています。今年は515社から回答を得ています。今回の調査では、「事業実績評価」、「中期的な事業展開姿勢」、「有望事業展開先国・地域」などの定例テーマに加え、個別テーマとして「サプライチェーンの中期的な見通し」、「DXに向けた取り組み」、「脱炭素に向けた取り組み」などについて調査を実施しました。
 調査の結果として、「2021年度は、各国・地域で繰り返される新型コロナの感染拡大・収束の波に加え、半導体不足や物流のひっ迫など、解決を見通せない要因を複数抱える中での調査となった。2020年度の海外生産比率はほぼ横ばいの33%台、中期的な見通しは35%台と低く、新型コロナ前の水準への回復は先送りとなっている。こうした中、今後の事業展開についても現状維持とせざるをえない模様で、直後に急回復したリーマンショックの時とは異なり、新型コロナとその余波を受けた不透明要因の影響がやや長期化する様相を見せ始めている。」としています。
 中期的な有望国では、第1位は中国(前回1位)、第2位インド(前回2位)、第3位米国(前回5位)となっています。カンボジアは21位(前回23位)となりました。周辺国では、ベトナム4位(前回3位)、タイ4位(前回5位)、インドネシア6位(前回6位)、フィリピン7位(前回7位)、ミャンマー16位(前回10位)等でした。
 個別テーマのサプライチェーンに関しては、「サプライチェーンを巡る外的リスクについては"疫病"を抑えて"物流の途絶"が最多の回答を集めた。スエズ運河の通航障害や海運の混乱などが意識されており、複雑で長い調達網を抱える企業にとって物流の安定的な維持が最重要課題であることを示した。また、半導体不足の影響は全業種にマイナスの影響をもたらしつつも、わずかではあるが半導体製造関連を中心に幅広い業種からプラスの影響との回答も寄せられ、半導体産業の裾野の広さを印象づけた。なお米中デカップリングについては、昨年度に続き両国のバランスをとる姿勢が示唆されている。」と分析しています。
(写真は、王宮とプノンペンの高層ビル群)

国際協力銀行のサイト
https://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2021/1224-015678.html


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カンボジア 2021年11月の物価上昇率

2021年12月28日 | 経済
 国家統計庁から発表された2021年11月の物価上昇率(対前年同月比)は、7.9%と大幅上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2017年初頭に4%台まで上昇しましたが、2017年5月以降は3%未満で安定していました。2018年10月以降3%台となる月が出てきていましたが、今年9月・10月・11月は久しぶりの大幅上昇となっています(2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%、11月3.6%、12月3.9%、2017年1月4.4%、2月4.0%、3月4.2%、4月3.2%、5月2.5%、6月2.3%、7月2.3%、8月2.6%、9月2.7%、10月2.1%、11月2.3%、12月2.2%、2018年1月2.0%、2月2.3%、3月2.3%、4月2.4%、5月2.9%、6月2.8%、7月2.3%、8月1.9%、9月2.6%、10月3.1%、11月2.5%、12月1.6%、2019年1月1.6%、2月2.4%、3月2.3%、4月2.6%、5月2.3%、6月1.6%、7月2.2%、8月3.1%、9月1.7%、10月1.3%、11月1.8%、12月3.1%、2020年1月3.6%、2月2.7%、3月2.8%、4月1.9%、5月2.4%、6月3.2%、7月3.1%、8月2.0%、9月2.9%、10月3.7%、11月3.7%、12月2.9%、2021年1月2.6%、2月1.7%、3月2.1%、4月2.7%、5月3.0%、6月2.7%、7月3.3%、8月3.4%、9月5.9%、10月6.8%)。なお、10月と比べると11月は0.9%の上昇でした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いています。10月の4300リエル/リットルから、1月は4500リエル/リットルに大幅に上昇しました。ディーゼルも、10月の3911リエル/リットルから、11月は4150リエル/リットルに上昇しました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、80ドル台に値上がりした後、70ドル台で推移しています。カンボジアのガソリン価格も国際価格に概ね連動して動いており、世界的な資源価格高騰等の影響を受けて、値上がりしています。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2021年の物価上昇率について、アジア開発銀行は2.9%、世界銀行は3.5%、国際通貨基金(IMF)は2.8%と予測しています。
(写真は、プノンペン市内のガソリンスタンド。11月24日撮影)  


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2021年12月27日 | 経済
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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新型コロナ カンボジアの状況 12月27日 治療薬の販売を開始

2021年12月27日 | 経済
 カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、ワクチン接種の進展に伴い市中感染は大幅に減少しています。12月26日の保健省の発表によれば、死者は累計3008名(12月19日から3名増)です。累計陽性者数は12万449名(同33名増)となっています。治癒数は11万6861名(同69名増)です。先週の新規陽性者のうち、市中感染は17名、海外帰国・入国者の新規陽性は16名でした。
 12月20日、フン・セン首相は、2月20日市中感染事件の終息を宣言しました。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。終息の理由としては、ワクチン接種の進展により、死者がゼロの日もあるようになったことをあげています。また、ワクチンを供与してくれた中国、米国、日本、英国、オランダに感謝すると述べています、なお、12月26日及び28日にオーストラリア提供のファイザー製ワクチン合計230万回分が到着予定です。
 12月14日、カンボジアで初のオミクロン株の陽性者が確認されました。12月23日発表で8例が確認されているとしています。今のところ、全て海外からの入国者で市中感染は確認されていません。フン・セン首相は、国民に対しパニックとなる必要はないと述べ、引き続きこれまでと同じ感染対策を徹底することを求めています。
 12月22日、カンボジア政府は、新型コロナウイルス感染症治療薬「モルヌピラビル」を輸入し、国内で医療機関等に販売すると発表しました。12月23日から購入可能となっています。数量限定で、個人向けにも販売可能としています。政府販売価格は、推奨の5日間分40カプセル入りで55ドル(約6300円)となっています(病院等で処方・販売する場合は上限価格65ドル)。郵政電気通信省で販売されます。
 カンボジアでのワクチン接種については、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。既に、5歳以上~成人についてはほぼ接種を完了しており、未接種は0歳~4歳の幼児のみと言ってもよい状況と見られます。12月25日現在で、1424万4105人(うち12歳~17歳180万9884人、6歳~11歳199万4029人、5歳29万9034人)への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の89.0%に相当します。成人(18歳以上約1000万人)への接種について見ると、既に目標の101.4%に第1回接種を、97.9%に2回目を完了しています。なお、中国製ワクチンの効果が不十分であることから、ブースター接種(3回目)を実施しています。12月25日現在336万5389人が3回目接種を完了しています。これまでは成人のみが対象でしたが、1月3日以降、12歳~18歳に対しても3回目接種を行う計画です。また、医療関係者等については、ファイザー製のワクチンで4回目の接種を行っていく方針です。
 カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために4月にはプノンペン等のロックダウンに踏み切る等、厳しい規制を行ってきましたが、大幅緩和の方向となっています。ただ、オミクロン株の動向次第で規制が変更される可能性もあることから、十分ご留意ください。日本大使館は、「カンボジアへ入国する際や日本へ帰国の際に、入国後又は帰国時の日程に影響が及ぶ措置が導入されることも想定し予定を計画することをおすすめします。」との注意喚起を発出しています。なお、カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、治療薬「モルヌピラビル」。AKPより)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000431.html



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ヴァタナックタワー南側の公園が完成 地下にはモール

2021年12月26日 | 生活環境
 プノンペン駅の東、ヴァタナックタワーとカナディアタワーの間で建設が進められていた公園が、ようやくほぼ完成しました。地下1階はショッピングモール「Vattanac Capital Lifestyle Park」、地下2階・3階は駐車場となっています。地下のショッピングモールは、ヴァタナックタワー地下ともつながっています。お店は、まだ数軒しか完成していませんが、きれいで近代的なモールとなることが期待されます。
 プノンペン駅正面から東に延びるこの地区は、元はトンレサップ川に繋がる掘割だったそうです。今は公園を挟んで、ヴァタナックタワー、カナディアタワー、エクスチェンジスクエア等、高層ビルが立ち並ぶ美しい地区になりつつあります。
 なお、完成した公園の隣の部分も高いフェンスに囲まれています。こちらも地下駐車場と公園となる予定とのことですが、今のところ工事は始まっていないようです。ここは、2013年の選挙時に野党の救国党の本拠地となっていたところです。
 プノンペンは、きれいでないところもまだまだ多々あるのですが、こうした公園や街区の美化・整備は、一歩ずつですが進められてきており、街をきれいにしていこうという強い意志を感じさせます。今後も引き続き地道な努力が期待されます。

Vattanac Capital Lifestyle Park
https://web.facebook.com/pages/Vattanac%20Capital%20Lifestyle%20Park/100517815797444/

公園の中ほどから地下のモールに降りるエスカレーター。右奥に行くとヴァタナックタワーの地下に繋がっています。


カフェや家具屋さん等、一部のお店は営業を開始していますが、8割がたの店舗は工事中です。



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日本人会主催 ジャパンフェア

2021年12月25日 | 生活環境
 12月18日・19日に、プノンペンのイオンモールで、カンボジア日本人会主催のジャパンフェアが開催されました。在カンボジア日本国大使館、カンボジア日本人商工会の後援も得て、18日には三上大使も参加されました。
 イベント内容は、マグロ解体ショー、浴衣着付け体験、利酒選手権、型抜きゲーム、ビンゴ大会等、盛りだくさんでした。カンボジアではワクチン接種も進み、新型コロナも収束傾向にあり、会場は多くの人で賑わいました。今年は新型コロナの感染拡大で大変の年となりましたが、ようやくこうした元気の出るイベントが開催されるようになったのは、本当に喜ばしいことです。大変なイベントを企画・実施された関係者の方々に感謝したいと思います。

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia

大盛況だったマグロ解体ショー



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H&M イオンモールプノンペンにカンボジア1号店開店へ

2021年12月24日 | 経済
 12月21日、 イオンモールカンボジアは、「イオンモール プノンペン」に2022年春にも国内初となるファストファッションブランド「H&M」をオープンすると発表しました。イオンモールは、2014年6月にオープンして以来、毎年1200万人を超える来客があったとのことです。また、2022年以降には、オープン以降初めての大規模増床リニューアルを計画しています。このリニューアルによって、より高感度なモールに進化し、新たな価値を創造していきたいとしています。その第1弾として、国内初出店となる「H&M」を導入し、カンボジアのファッションシーンを次のステージに繋げたいとのことです。同社では、「エンターテインメントを中心とした2号店(イオンモール センソックシティ)と併せて、カンボジア未進出のブランドや海外有名ブランドの誘致を積極的に行うとともに、最新の情報や様々なサービス、価値、機会をお客さまにご提供します。」としています。
 イオンモールは、かなり早い時点でカンボジアに進出し、モール業界を牽引してきました。新型コロナの影響もかなりあったようで、テナントの撤退や入れ替えも見られます。しかし、新型コロナの収束傾向の中で、客足は戻ってきている模様で、新たなブランドの導入やリニューアル工事、テナントの入れ替え等によって活力ある成長を呼び込む積極的な方針をとるものと見られます。
(写真は、新聞発表より)

イオンモールの発表
https://www.aeonmall.com/MallNews/index/1666


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国際通貨研究所 新型コロナ禍におけるカンボジア経済の現況

2021年12月23日 | 経済
 12月20日、国際通貨研究所は、「新型コロナ禍におけるカンボジア経済の現況」と題するレポートを公表しました。著者は、経済調査部の小宮佳菜研究員です。
 レポートではまず、新型コロナ感染状況として、最近のワクチン接種の進展による新規感染者数の減少、これに伴う外出禁止規制等の解除、入国規制の緩和等を説明しています。経済情勢については、2020年は新型コロナの影響で、GDP成長率がマイナス3.1%となり、特に観光業は壊滅的影響を受けたとしています。経済を支える対内直接投資(認可額ベース)は、コロナ禍の 2020年においても前年比+4.3%、2021年上期は同+42.7%と堅調に推移したと分析しています。
 財政収支については、2020年は、世界的な新型コロナ感染拡大に伴う経済活動の停滞により、税収が大きく落ち込んだことや公衆衛生関連や雇用対策への歳出が増加したことで、GDP比 2.9%(約7億米ドル)の赤字となり、2021年はさらに悪化が見込まれるとしています。しかし、公的債務については、安全性の目安に収まり持続可能かつ低リスクと見込んでいます。
 今後の見通しと課題としては、主要産業の観光業は回復の遅れが懸念されると指摘しました。また、対内直接投資が堅調に推移していることに加え、潤沢な外貨準備高を維持しており、当面は国際収支に問題が生じる懸念はないとみられるものの、グローバルな金融不安や地域金融不安が起こった場合の影響には注意を要するとしています。中長期的な課題としては、持続的な成長に向けて、産業や輸出先の多角化が必要と提言しています。
(写真は、プノンペン市内)

国際通貨研究所のレポート
https://www.iima.or.jp/docs/international/2021/if2021.23.pdf


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プノンペン新空港 工事進む 空港名決定

2021年12月22日 | 経済
 12月9日、フン・セン首相は、タクマウ市の南で工事が進むプノンペン新空港を視察しました。首相は、まず、新空港の名称「タクマウ・デチョ国際空港」を発表しました。「デチョ」は、歴史上有名なカンボジアの大将軍「デチョ・メアス」にあやかったとしています。
 プノンペン新空港の建設は、カンボジアの建設業大手Overseas Cambodia Investment Corp (OCIC)とカンボジア民間航空局(SSCA)との共同出資会社により進められています。新空港は、2600ヘクタールの広さで、総工費約15億ドルとなっています。新空港は、プノンペンの南約30キロメートルの湿地帯を埋め立てて建設中であり、A380等の大型旅客機の利用も可能な空港となる計画です。空港建設工事は、3期に分けて進められており、第1期は2023年までに供用を開始したいとしています。
 また、完成予想図(CG)や建設現場のドローン撮影動画等が公開されています。雨季に撮影されたと見られる動画を見ると、新空港の工事現場が、湿地帯の真ん中にあることがよくわかります。
 新型コロナの影響を受けて、海外からの観光客が2020年4月以降は、ほとんどゼロとなっています。このため空港需要も激減していますが、新型コロナが収束すれば、外国からの観光客の大幅増加が見込まれることから、プノンペン、シェムリアップでの新空港建設、シアヌークビル空港の拡張等が実施されています。2022年以降、新型コロナの一日でも早い収束と、カンボジア観光業の回復が期待されます。
(写真は、完成予想図。クメールタイムズ紙より)

建設現場のドローン撮影動画
https://youtu.be/Y9W0vXlIS7s

ターミナルの完成予想図


ターミナルの工事現場


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スタートアップ国家プログラム開始 スタートアップ企業を支援

2021年12月21日 | 経済
 12月8日、カンボジア経済財政省は、「スタートアップカンボジア」国家プログラムを開始したと発表しました。スタートアップカンボジアは、カンボジアデジタル経済社会政策枠組の一環となる国家プログラムであり、地場のスタートアップ企業を振興すること、特に、活力ある起業家のための環境を整備することを目的としています。
 スタートアップカンボジアでは、まず、多くの関係者のための情報収集・情報提供のためのデジタルプラットフォームの開発を行いました。このプラットフォームでは、関係者の一覧表、スタートアップ支援プログラム、イベントカレンダー、情報ライブラリー等の情報を提供しています。また、今後は、協力・協業を望む関係者のスマートマッチング等も行っていくとしています。
 カンボジア産業開発政策では、外資の誘致、地場中小企業の振興に加えて、イノベーション産業の振興を行うとしています。カンボジアは、先進国のような既得権益層や過去のしがらみが少なく、また、法規制もまだ厳しくないことから、様々なビジネスの開発、試験的運用、展開等について比較的自由にやりやすいという長所があります。特に、ITやフィンテックといった先進的分野での可能性は大きいものがあると見られます。そのためにも、地場のスタートアップを振興し、育成していくことは、カンボジア経済の将来にとって重要な課題となっています。情報の提供や資金的な支援、人材の育成等、スタートアップ向けの総合的な環境整備について、官民協力して実施していくことが重要となっているものと見られます。
(写真は、スタートアップカンボジアのフェイスブックより)

スタートアップカンボジアのサイト(英文・クメール語)
https://startupcambodia.gov.kh/


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2021年12月20日 | 経済
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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新型コロナ カンボジアの状況 12月20日 初のオミクロン株を確認

2021年12月20日 | 経済
 カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、ワクチン接種の進展に伴い市中感染はかなりの減少を見せています。12月19日の保健省の発表によれば、死者は累計3005名(12月12日から20名増)です。累計陽性者数は12万416名(同61名増)となっています。治癒数は11万6792名(同84名増)です。先週の新規陽性者のうち、市中感染は56名、海外帰国・入国者の新規陽性は5名でした。
 12月14日、カンボジアで初のオミクロン株の陽性者が確認されました。陽性者は、ガーナからアラブ首長国連邦のドバイとバンコク経由で12月12日に帰国した23歳のカンボジア人女性です。抗体検査とPCR検査で新型コロナの陽性が判明した後、12月14日にオミクロン株への感染が確認されました。続いて、12月16日には、ケニアから入国したアイルランド人がオミクロン株の2例目として確認されました。フン・セン首相は、国民に対しパニックとなる必要はないと述べ、引き続きこれまでと同じ感染対策を徹底することを求めています。
 12月17日、シェムリアップ空港に国際線再開第1便となるシンガポール航空便が到着しました。21か月ぶりの国際線再開であり、外国からの観光客が途絶えて、困難な状況にある観光業界等から歓迎の声が上がっています。
 12月14日、日本のデジタル庁は、海外からの入国手続きに必要な情報を、スマホを使ってオンラインで事前入力できるようにするサービスを12月20日から始めると発表しました。書類の提出を原則不要にして空港職員や入国者の負担軽減につなげるとしています。他方、オミクロン株対策として導入された世界基準とはかけ離れた厳しい入国規制は、当初12月末までの予定でしたが、期間が延長される見込みです。
 12月19日、日本政府がCOVAX経由でカンボジアに提供した日本製アストラゼネカワクチン約30万回分がプノンペン空港に到着しました。到着式典には、マム・ブンヘン保健大臣、三上正裕大使等要人も参加しました。今後、3回目接種等に活用されることが期待されます。
 カンボジアでのワクチン接種については、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。既に、5歳以上~成人についてはほぼ接種を完了しており、未接種は0歳~4歳の幼児のみと言ってもよい状況と見られます。12月18日現在で、1422万4202人(うち12歳~17歳180万8781人、6歳~11歳199万1733人、5歳29万3566人)への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の88.9%に相当します。成人(18歳以上約1000万人)への接種について見ると、既に目標の101.3%に第1回接種を、97.7%に2回目を完了しています。なお、中国製ワクチンの効果が不十分であることから、ブースター接種(3回目)を実施しています。12月18日現在304万1361人が3回目接種を完了しています。これまでは成人のみが対象でしたが、1月以降、12歳~18歳に対しても3回目接種を行う計画です。
 カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために4月にはプノンペン等のロックダウンに踏み切る等、厳しい規制を行ってきましたが、大幅緩和の方向となっています。ただ、オミクロン株の動向次第で規制が変更される可能性もあることから、十分ご留意ください。日本大使館は、「カンボジアへ入国する際や日本へ帰国の際に、入国後又は帰国時の日程に影響が及ぶ措置が導入されることも想定し予定を計画することをおすすめします。」との注意喚起を発出しています。なお、カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、プノンペン空港に到着した日本製アストラゼネカワクチン。AKPより)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000431.html



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南国のクリスマス カンボジアで涼しいクリスマス 

2021年12月19日 | 社会・風土
 カンボジアは、仏教国ということもあって、クリスマスはまだ一般に浸透しているとは言い難い状況です。「サンタクロース」を知らないカンボジア人もまだ相当に多いものと見られます。ただ、外国人やプノンペン等の若い層は、クリスマスパーティやコンサート、プレゼント等のクリスマスのイベントを楽しむようになってきています。クリスマスを前にして、バザーやクリスマスフェアも開催されています。12月5日にラッフルズホテルで開催されたフェアや、オドムガーデンで開催されたファーマーズマーケットは、多くの人出で賑わっていました。イオンモールでもクリスマス用品売り場が設置されています。また、ラッフルズホテル(写真上)やソフィテルホテル等では、クリスマスツリーの点灯式が華やかに行われていました。
 カンボジアでは、新型コロナを何とか乗り越えて、クリスマスを迎えられる状況となっています。この時期は、プノンペンやシェムリアップでは最低気温が20度ほどにまで下がります。南国のカンボジアでのちょっと涼しいクリスマスもなかなか良い感じです。 

南国ながらクリスマスデコレーションのラッフルズホテル


オドムガーデンのファーマーズマーケット。クリスマス用品もありました。木漏れ日の中でいい感じです。


ソフィテルホテルのクリスマスツリー点灯式



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