まぜ麺 まほろば

　沖縄で屋台から始められたまぜ麺「まほろば」がプノンペン中心部ゴールデンソリヤにお店を開きました。まぜ麺は、スープなしの麺で、あっさりしていながら旨味濃厚なダシで食べます。現在は、スタンダードとスパイシーの2種類が食べられます。この他、ゴーヤチャンプルー等もあります。生ビールが1杯0.75ドル（約70円）というのも嬉しいです。23歳の若い店長さんが頑張っています。お試しください。

Japanese stir noodle mahoroba
Golden Sorya mall 132, No. 80, St. 51

こちらはスパイシー。太麺でピリ辛です。4ドルです。



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H&M 労働者の生活を賄う賃金水準を目指す

　11月25日にドイツ・ベルリンで開催された「国際的サプライチェーンにおける生活賃金」に関する会議で、ファストファッション大手のH&M社は、基調講演を行い、カンボジア等の低賃金諸国で、労働者の基本的生活を賄う賃金の支払を目指すことを明らかにしました。
　多くのファストファッションブランドは、低価格を武器に目覚ましい発展を遂げてきたこともあり、各国の既存ブランドや労働組合から様々な批判を浴びてきました。特に、開発途上国で、多くの労働者を低賃金で酷使することによって製品の低価格を実現しているとの批判は、バングラデシュの工場崩壊事故以降、厳しさを増していました。
　このため、バングラデシュやカンボジアの様に最低賃金の改訂システムが確立していない国において、生活費と賃金の差の見直しを開始するとしています。今後5年以内に、最も重要な750の供給業者（現在、同社製品の60％を生産している）では妥当な生活手当が支払われるべきとしています。H＆Mはバングラデシュの2工場とカンボジアの工場で基本的な生活費について労働者と管理職を対象に慎重に聞き取り調査を行っているとのことです。調査結果を踏まえ、調整すべき賃金を最終的に決めたいとしています。
　適切な賃金水準の決定は様々な困難のある課題ですが、H&M社の新しい取り組みが、カンボジアの最低賃金の適性化や労働争議の鎮静化に役立つことが期待されます。


H&Mの新聞発表
http://about.hm.com/en/news/newsroom/news.html/en/hm-introduces-new-strategy-on-wages-at-our-suppliers-factories.html

ブログ「カンボジア経済」2013年11月13日「H&M社長　フン・セン首相と会談　最低賃金の毎年の見直しを議論」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/1f6ba380189207afd8acd5eef9be8fc7


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住友化学 カンボジア高官に高額手数料支払

　住友化学は、シンガポール現地法人の外国人社員2人が、カンボジア政府高官に総額25万6470ドル（約2600万円）を渡していたと11月25日に発表しました。カンボジア政府からマラリア予防の蚊帳を受注した見返りだったとしています。住友化学は、この社員2人を解雇しました。
　住友化学によりますと、2人は2006～10年に計7回、カンボジア政府のマラリア対策組織の高官2人に対し、蚊帳の受注額の2.8～6.5％を渡したとのことです。マラリアなどの撲滅に取り組むスイスの非営利法人、世界基金の調査で発覚したものです。
　記者会見した住友化学コーポレートコミュニケーション室の安藤洋部長は「不正行為は厳粛に受け止めている。国内外のグループ会社で再発防止に努める」と述べました。同社の米倉弘昌会長も同日、経団連会長としての記者会見で事実関係を認め「カンボジアでは、入札の際にお金を出せという極めて不可解なことを言われていた。我々の理解に苦しむところ（慣習）があった」と釈明しました。
　日本では、国際商取引における外国公務員への不正な利益供与が、国際商取引の競争条件を歪めているという認識の下、これを防止することを目的として、OECD加盟国間の条約に基づき、不正競争防止法に外国公務員贈賄罪を規定しています。


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ゴムの輸出が大幅増加

　今年1月～9月のゴムの輸出は急増し、対前年同期比42％増の5万6202トンとなりました。特に第3四半期（7月～9月）が好調で、2万6403トンを輸出しました。一方、価格は若干下がってきており、ベトナムとの国境での取引価格は、年初は2700ドル（約27万円）／トンでしたが、最近は2280ドル（約22万8000円）／トンまで下がってきています。輸出の大幅増の要因は、国際市場での需要が増加しているためと分析されています。今年1月～9月のゴムの輸出額は、1億3200万ドル（約132億円）に達しました。


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バタナックタワーに豪華ホテル入居へ

　11月18日にRosewood Hotels & Resortsは、建設中のバタナックタワーの上層階に、豪華なホテル「ローズウッド・プノンペン」を2015年に開業すると発表しました。ローズウッド社は1979年にアメリカのダラスでスタートし、世界9カ国で18の豪華なホテルやリゾートを運営しています。
　計画では、ホテルはバタナックタワーの最上層部14階分を占め、148室の客室に加え、長期滞在者用に27室のサービス・レジデンスを提供するとしています。ビストロやレストラン、スカイバー、スパ等も建設される予定です。レストラン等のデザインは、日系のBond Design Studio社が担当するとのことです。
　プノンペンに高級ホテルが増えることは、ビジネス関係者にとって朗報です。在住者としても素敵なレストランやスカイバーの完成が今から楽しみです。

Rosewood社の新聞発表（英文です）
http://www.rosewoodhotels.com/en/media/press/2013/Rosewood-Phnom-Penh-Scheduled-to-Open-in-2015


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三井住友銀行 プノンペン経済特区と協力覚書締結

　三井住友銀行は、11月15日にプノンペン経済特区を運営するPhnom Penh SEZ Co., Ltd.と日系企業の投資誘致に関する協力覚書に調印したと発表しました。プノンペン経済特区には現在63社が進出していますが、その約半数が日系企業となっています。今回の覚書は、日本とカンボジアのビジネス交流の促進を目的としているとのことです。
　三井住友銀行は、「本提携により、カンボジアにおけるビジネス環境、進出支援に係る各種制度に関する情報へのアクセスを強化し、カンボジアに進出されるお客様へのサポート力をより一層向上させて参ります。」としています。


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国道6号線の拡幅工事

　プノンペンと、アンコールワットのあるシェムリアップ方面を結ぶ国道6号線は、カンボジアの運輸セクターにとって重要な路線です。最近、プノンペン近くでの渋滞が目立つようになったため、プノンペンでトンレサップ川を渡るチョロイチャンバー橋（通称「日本橋」）から、約40キロの区間の拡幅工事が行われています。
　チョロイチャンバー橋の隣には中国の支援で橋がもう一本かかる予定で、来年の完成を目指して工事が進んでいます。橋を渡ったところから約10キロは既に拡幅が完成し、新しいショッピングモール等も開業しています。それ以遠は、既に3年も工事をしていますが、工事の進捗は捗々しくなく、路面も荒れた状態です。拡幅工事の全面完成にはまだ時間がかかるものと見られますので、通行の際はご留意ください。

ブログ「カンボジア経済」2011年6月17日「日本橋の隣に中国橋の建設開始」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/26acb79c21698cf7098823f2f8b5b1b3

ブログ「カンボジア経済」2010年10月9日「国道6号線の拡幅工事が進む」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/29def20ae169ebed028d0c0b370600f9

工事中の区間は、路面も荒れており、注意が必要です。


左が「日本橋」。隣に中国が新しい橋を作っています。



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事業創造大学院大学での講義

　新潟県新潟市にある事業創造大学院大学で、11月12日に「カンボジアの経済事情と企業戦略」と題して、カンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストの鈴木博が講義を行いました。今回は、富山栄子教授のアジア経済とビジネス戦略の講義の一環として講義を行わせていただきました。学生さんたちは、社会人の方やベトナム等からの留学生も含まれていました。日本の地方から、カンボジアへの投資等が少しでも進展するお役にたてればと思っております。
　なお、カンボジア総合研究所では、日本や海外でのこうした大学での講義やセミナー等での講演も数多く行っております。ご希望の方は、お気軽にご連絡ください。

事業創造大学院大学のサイト
http://www.jigyo.ac.jp/index.html


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ACLEDA銀行 クレジットカードを発行

　11月8日にACLEDA銀行は、クレジットカード（VISA）の発行を開始しました。ACLEDA銀行では、これまでキャッシュカード、デビットカードは発行していましたが、クレジットカードは初めての発行となります。ACLEDA銀行では、今年末までに700枚程度の発行を見込んでいます。
　カンボジアで発行されたクレジットカードの保有者数は、まだ1万5000人程度と言われ、小さなマーケットですが、今後、急速な伸びが予想されています。カンボジアは観光が主要産業のため、クレジットカードが使用できるホテルやレストランの数も急速に伸びています。クレジットカードのJCBの子会社であるジェーシービー・インターナショナルも、今年9月9日にカンボジアの大手商業銀行であるSingapore Banking Corporationと、JCBカードの発行について基本合意書を締結しています。

ブログ「カンボジア経済」2013年9月16日「クレジットカードのJCBカンボジアでもカード発行へ」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/910466f624615d295407e8aa7eb9245b


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選挙の影響で銀行預金が大幅減少

　カンボジア中央銀行(NBC)によりますと、今年第3四半期（7月～9月）に、銀行預金が大幅に減少したとのことです。6月末の72億ドル（約7200億円）から9月末には66億ドル（約6600億円）に6.3億ドル（約630億円）減少しました。減少の理由は、7月末の総選挙と見られており、選挙のリスク、選挙後の政治情勢等のため、銀行セクターから預金を引き出されたものと分析されています。この現象は、前回の選挙でも見られたとのことであり、一時的なものと言われます。ACLEDA銀行では、第3四半期に預金残高が2億ドル（約200億円）減少しましたが、10月に入って、1億8650万ドル（約186.5億円）戻しているとのことです。
　選挙後の政治情勢は、今のところカンボジアの実体経済に大きな影響を与えているとは見られていませんが、不安定な状況が長引く場合、今後のリスクの一つになることが懸念されます。


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オリックス ACLEDA銀行の株式一部取得へ

　オリックス株式会社は、11月13日にカンボジア最大手の商業銀行ACLEDA BANK Plcへ資本参加すると発表しました。カンボジア中央銀行(NBC)より株式取得が認められ、年内にACLEDA株式の6％を60億円前後で取得する予定です。日系金融機関のカンボジアへの進出は、SBIがプノンペン商業銀行に出資しており、メガバンク3行（三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行）は駐在員事務所を開設しています。
　オリックスは、「今回初めて進出するカンボジアにおいても、これまでに日本やアジアで培ってきた金融サービス事業のノウハウをもとに、ACLEDAの新規事業展開や企業価値向上に貢献していくとともに、ACLEDAをビジネスパートナーとして新規投資案件の発掘などを図ってまいります。」としています。具体的には、ACLEDA銀行を提携相手とするリースや保険、インターネット銀行といった事業で現地進出を検討すると見られます。
　日系企業のノウハウによる様々な金融サービスが、カンボジアでも展開される意義は大きく、今後の発展が期待されます。


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国際通貨基金（IMF） IV条協議2013

　国際通貨基金（IMF）は、IMF協定第IV条に基づき、毎年加盟国政府と政策協議を行うこととなっています。11月15日に今年のカンボジアとの協議結果についてIMFから発表がありました。（なお、詳細なレポートは、通常2ヶ月ほどで発表されます）
　IMFは、カンボジア経済について、好調な縫製品輸出、観光、建設によって力強い状況を維持していると評価しています。今年の成長率は7.0％、来年は7.25％と見込んでいます。インフレについても、食糧品やガソリン価格が安定するため、今年～来年は3％～4％程度にとどまると見ています。国際収支については、経常収支の赤字を政府開発援助や外国直接投資で埋め合わせて総合収支は黒字を続けており、9月末の外貨準備は、37億ドル（約3700億円）と輸入の3.5か月分以上を確保しているとしています。また、輸出が好調なことに加え、水力発電所の稼働により電力の輸入が抑えられ輸入全体の伸びが抑えられるため、国際収支は中期的には改善の方向に向かうと予測しています。
　リスクとしては、米国の金融緩和縮小の世界経済に与える影響や、EUの経済回復の遅れ等を挙げています。IMFからのアドバイスとしては、競争力の強化や人的資源開発が、産業多様化等を通じて、政府の開発戦略を実現する鍵になるとして、海外直接投資の多様化に資するインフラ開発や、ビジネス環境の改善に引き続き取り組むことを求めています。


詳細はIMFの新聞発表（英文）をご覧ください。
http://www.imf.org/external/np/sec/pr/2013/pr13451.htm


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安倍首相 カンボジアを訪問

　11月16日、安倍総理大臣はカンボジアを訪問しました。まず、1993年に国連カンボジア暫定統治機構（UNTAC）の文民警察官として活動中、武装集団に殺害された高田晴行警視の慰霊碑とUNTACの選挙監視要員として活動中に殺害された中田厚仁さんの慰霊碑を訪れ献花を行いました。
　また、およそ１時間、フン・セン首相と会談しました。この中で安倍総理大臣は、日本の安全保障政策について、「『積極的平和主義』の立場から、地域や世界の平和と安定に貢献していく決意だ。安全保障政策を見直すことになるが、平和国家の理念は決して変わらない」と述べ、理解を求めました。これに対しフン・セン首相は、「世界の中で日本の役割は大きくなっており、日本の貢献は世界の安定に資することになる。全面的に支持したい」と述べました。また、カンボジアの経済発展に向け、ODA等を通じて、日本が引き続きインフラ整備や教育支援などを行うことや、日本企業の進出を後押しするため、官民合同で投資環境の整備を進めること、それに日本の先進的な医療技術や制度を生かし、カンボジアの医療の向上に協力していくことを確認しました。また、日本側のビザの緩和や二国間直行便についても話題になりました。両首脳はこうした内容を盛り込んだ共同声明を発表しました。
　親日国のカンボジアに日本の首相が訪れ関係を強化するのは、大変重要で貴重なことです。両国間の友好関係がますます深まることが期待されます。

外務省のサイト「安倍総理大臣のカンボジア及びラオス公式訪問（概要と評価）」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/page3_000540.html


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新しいゴルフ場 Garden City Club

　プノンペンの北、約15キロ（車で20～30分）のところに新しいゴルフ場が今年4月にオープンしています。今回、日本人ゴルフコンペでこのゴルフ場でプレーする機会がありました。
　巨大なクラブハウスはまだ建設途上ですが、豪華なロッカールーム等は既に完成しています。ゴルフコースは、概ね平らですが、池が多く、距離も長めなので、かなりタフなコースです。まだ新しいこともあって、コースのコンディションは素晴らしく、大変に美しい緑と水をたのしみながらプレーできます。
　建設しているのは、カンボジアの財閥の一つであるＬＹＰグループです。ＬＹＰグループは、国道5号線から6号線を結ぶ道路、トンレサップ川にかかるプレックプノブ橋等も全て建設し、この地域一帯の開発を行っていく計画です。
　プレー料金（ビジター）は、カート込みで週末133ドル、平日113ドルです。ぜひ、プノンペンでゴルフをお楽しみください。

Garden City Clubのサイト（英文です）
http://gardencityclub.com/

ブログ「カンボジア経済」2010年9月28日「民間によるインフラ開発　プレックプノブ橋完成」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/abb8b00b829765e69eda0bbc20587fcc

巨大なクラブハウスは建設中です（ロッカールーム、シャワー等は完成しています）。


1番ホール。美しいコースです。


きれいな緑の中でのプレーは気持ち良いです。これでスコアさえ良ければ。。


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異業種交流会「金曜懇話会」での講演

　11月8日に、異業種交流会の「金曜懇話会」が東京で開催され、カンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストの鈴木博が「カンボジア　投資先としての魅力と課題」をテーマに講演しました。金曜懇話会は、「エネルギー」と「新興国」をキーワードとし、「会員相互の顔が見えるプラットフォーム創設」を目指して運営され、多岐に渡る民間企業会社員に加え、公務員、地方議会議員、弁護士、学者、研究者等多彩な分野の方々が参加しています。これまで、榊原英資氏（青山学院大学）や野口悠紀夫氏（早稲田大ファイナンス総合研究所）が講師として講演されるような会で、カンボジアについて話をさせて頂く機会を得て、大変光栄でした。（写真は金曜懇話会フェースブックより）
　なお、カンボジア総合研究所では、日本や海外でのこうしたセミナー等での講演も数多く行っております。ご希望の方は、お気軽にご連絡ください。

金曜懇話会のフェースブック
https://www.facebook.com/search/results.php?q=%E9%87%91%E6%9B%9C%E6%87%87%E8%A9%B1%E4%BC%9A&init=mag_glass&tas=0.24653451184452502&search_first_focus=1384213311855#!/platform.japan


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