カンボジアのカシューナッツ ベトナムへの輸出増加

　カンボジアで生産されたカシューナッツは、多くをベトナムに輸出しています。ベトナムは今年前半に15万7000トンの生カシューナッツを輸入しています。カンボジアだけでなく、アイボリーコースト、ガーナ、ナイジェリア、インドネシア等からも輸入しています。今年は、加工済みカシューナッツに対する世界的需要も増加している模様で、ベトナムは今年下半期に20万トンの輸入を必要としているとしています。
　商業省の統計では、昨年上半期のカンボジアからベトナムへの輸出は392トンでしたが、今年上半期は、その10倍以上の4231トンとなっています。下半期も輸出の増加が期待されます。

ブログ「カンボジア経済」2009年5月15日「カシューナッツ経済」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/228dd400f9dbb0fb062545bcc921cc63


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カンボジアのスマートフォン市場で韓国サムスンがトップシェア

　サムスン電子の発表によると、国際的調査機関のGross for Knowledge（GfK）の調査によれば、カンボジアのスマートフォン市場でサムスンが、販売台数、市場シェアの両方で今年3月以降トップに立ったとしています（詳細は非公開）。ライバルの韓国LGもこの点を認め、今後のシェア回復を目指すとしています。
　サムスンでは、ギャラクシーシリーズが好評で、今後更にGalaxy Tab 2の新しいモデルを投入する予定であるとしています。好調の要因として、カンボジアでは、スマートフォンの便利さが次第に認知され、中所得から高所得層にスマートフォンが広がっており、また、学生の間でも携帯からスマートフォンに乗り換える動きも強いことを挙げています。



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米国通商代表 カンボジア訪問へ

　米国通商代表部のロン・カーク通商代表は、8月30日～31日にカンボジア・シェムリアップを訪問すると発表しています。ASEAN＋８経済関係閣僚会議とASEAN米国ビジネスサミットに参加することを主な目的としています。この他、TPPやAPEC等の議題についても、カンボジアの関係閣僚、ASEAN各国の閣僚と個別協議を行う予定です。また、ASEAN米国貿易投資枠組協定（TIFA）の協議会にも参加し、ASEANと米国との貿易・投資促進について協議するとのことです。
　中国がプレゼンスを高めているカンボジアで、米国も経済面からの巻き返しを図っています。7月のヒラリー・クリントン国務長官に引き続く大物幹部の訪問によって、カンボジアにおける米国プレゼンスの回復を図り、中国の動きを牽制する意図があるものと見られています。

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運輸税の徴税好調

　自動車やオートバイに対する運輸税の税収が好調となっています。2012年の運輸税収は、昨年より36％増加して2500万ドル（約20億円）に達すると見られています。
　運輸税のうち、豪華な自動車に関する税額は、2010年にそれまでの金額の2倍に改訂されています。24馬力以上の新車では、200万リエル（約500ドル。約4万円）を毎年納税する必要があります。
　徴税強化の一環として、経済財政省税務総局では、ACLEDA銀行の本支店で納税を可能とすることとし、8月21日にACLEDA銀行と覚書に調印しました。ACLEDA銀行はカンボジア国内に237支店を展開しており、どの支店でも納税とステッカー（写真）の配布が可能となりました。ACLEDA銀行での納税により、運輸税納税の透明性が更に高まるものと期待されています。


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カンボジア鉄道の建設・運営を中国系企業に変更か

　カンボジアの鉄道は、プノンペンとシアヌークビルを結ぶ南線とプノンペンとタイ国境のポイペトを結ぶ北線があり、現在アジア開発銀行の協力を得てリハビリ工事が実施されています。また、工事完了後は、民間のToll社（オーストラリアとカンボジアの合弁）が運営を行うこととなっていました。
　しかし、フランスの建設会社によるリハビリ工事が大幅に遅れているため、Toll社では今年3月で暫定的な運送を停止していました。これに業を煮やしたカンボジア政府は、中国系企業のSino-Pacific Construction Consultancyを親会社とするRail Service (Cambodia)社の提案を検討しているとのことです。提案では、南線と北線の工事の残り部分、完成後の運営だけでなく、プノンペン～ベトナム国境間の新線建設（総コスト8億5000万ドル（約680億円））も、同社が民間ベースで建設・運営するとしているとのことです。
　カンボジアの鉄道建設では沿線住民の移転問題でももめており、中国企業に任せると、無理やりな実施になるのではないかと懸念する向きもあるようです。


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カンボジアにインド製オートリキシャ

　カンボジアにインドから「オートリキシャ」（オートバイのエンジンを利用した三輪車）が輸入されました。インドのBajaj Viper Auto社が生産しているもので、インドの各都市ではごく一般的なものです。
　現在20台の在庫のうち7台が売却済で、更に20台の到着を待っています。燃費の良さを売りものにしており、カンボジアのローカルで走るトゥクトゥクは1リットルあたり20～30kmほどに対し、インドのRE145Dモデルは1リットルあたり45km走ることができるとしています。価格は2500ドルとなっており、カンボジア製の1600～2500ドルよりも高く設定されています。インド製は小型のため、二人しか乗れない、荷物を積む場所がない等、カンボジア製の方が良いという声もあるようです。


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アールデコ調のレストラン DECO

　バンケンコン地区に新しくオープンしたアールデコ調のレストラン「Deco」です。フュージョン和食レストランのYumiのオーナーが新しく始めたとのことです。元大使館関係の建物を利用して、建築、内装ともアールデコを意識したものです。白黒チェックの床が目を惹きます。メニューの数は少ないのですが、盛り付けにも工夫したフレンチ系です。ワインも手ごろなものが揃っています。店員さんの教育もなかなかです。客層は西洋人中心です。お試しください。

DECO
017577327
Corner of St 57 & St 352
http://www.decophnompenh.com/


インテリアは良い雰囲気です。


料理は盛り付けにも気を使っています。




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携帯電話SIMカード大幅増加 2000万枚へ

　携帯電話用のSIMカードの発行数は、今年上半期に25％増加しました。昨年末の1567万8829枚から、今年6月末には1964万2563枚に急増しました。カンボジアの人口は1400万人程度ですので、人口を大きく上回る発行数となっています。これは、一人で複数の携帯電話を保有していたり、競争の激化で有利な携帯電話会社に次々に乗り換えたりしているためと見られています。
　携帯電話会社間の競争は激化しており、Hello社では、アメリカ、中国等の20か国向けの国際電話料金を1分間3セント（約2.4円）にするキャンペーンを実施しています。日本からカンボジアに国際電話をかけると1分間90円（KDDI）ですので、1／30以下の価格です。


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オートバイ同乗者のヘルメット着用義務付けへ 道路交通法改正案

　カンボジアでは昨年も交通事故死亡が1890名となる等、交通事故が重大な社会問題となっています。このため、道路交通法の改正案が策定、発表されました。
　まず、無免許運転者に対する罰金を、これまでの125,000リエル(約＄31)から、1,000,000リエル(約＄250)へと大幅に増額しています。カンボジアでは、無免許でオートバイを運転しているケースが非常に多いためです。次に、最高速度を、これまでの時速90キロから時速80キロへ、都市部では時速60キロから時速40キロに改訂します。
　最も影響が大きいと思われる改正は、オートバイの乗車人数制限と同乗者へのヘルメット着用の義務付けです。カンボジアでは、3人、4人と多数がオートバイに乗っていることも多く、これまでは子供が入っている場合は黙認されてきました。しかし、今回の改正では、子供かどうかに関係なく2人までに制限されます。また、これまでは、オートバイタクシーのお客さん等、同乗者にはヘルメットの着用義務がありませんでしたが、これも厳格化します。オートバイ事故での頭部損傷による死亡者が多いための措置です。
　
　


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米海軍病院船がカンボジアで無料の医療奉仕

　7月29日から8月11日まで米海軍の医療船「マーシー」が、カンボジア・シアヌークビル港に寄港しました。無料で医療、歯科、獣医師や技術支援を提供するためにシアヌークビル州南部の学校に医療者を派遣しました。毎年行われている「パシフィック・パートナーシップ」の一環として実施されたものです。アメリカ、フィリピン、カナダ、オーストラリアから派遣された50人の医療者が、毎日500～800人の患者を治療しました。遠くタケオ州から来たという患者もおり、大変喜ばれているようです。
　なお、2010年までは海上自衛隊も参加していました。震災以降、派遣が途絶えていますが、ぜひ復活していただきたいと思っています。

ブログ「カンボジア経済」2010年7月2日「自衛隊の医療活動」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/b5f80c9a0f65b13b76c166aeaa7a6052


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今年上半期の自動車輸入台数が大幅増加

　今年上半期の自動車輸入台数は、昨年同期比で45％増と大幅に増加しました。台数は昨年上半期の33万5131台から、今年は48万6827台となりました。金額ベースでは、昨年上半期の1億7945万ドル（約144億円）から、今年は2億3920万ドル（約191億円）に増加しています。輸入先は、タイ、米国、ドイツ等です。なお、輸入車の大部分は中古車です。
　商業省では、増加の要因を、カンボジア経済の好調と関税の引き下げと分析しています。


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社会的ビジネスコンペティション2012

　社会的ビジネスを支援する日本のアルン合同会社は、昨年に引き続き今年も、社会的ビジネスコンペティションをカンボジアで実施し、8月12日にファイナルプレゼンテーションをプノンペンの日本カンボジア人材開発センター（CJCC）で開催しました。
　カンボジア、日本、ミャンマー等の大学生を中心としたメンバーの5チームが、「社会的ビジネスを通じて社会的課題に対する解決策を見出す」と課題として、プレゼンを行いました。第1位に選ばれたのは、「公立学校へのバス通学サービス」でした。この他、「カンポット州へのフルーツツーリズム」や「再利用可能な衛生用品」等のプレゼンがなされました。
　各チームとも社会的ビジネスを通じてカンボジアの問題を解決したいという強い熱意が感じられ、プレゼンも様々に工夫されたものでした。若い方々の熱意に触れる大変良い機会でした。
（写真はアルン合同会社提供）

ブログ「カンボジア経済」2010年2月2日「合同会社ARUN」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/63d31442bfd706cfdb42100649288bcf
　

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ロンドンオリンピック カンボジア選手団

　ロンドンオリンピックが7月27日からイギリスロンドンにて開催されました。カンボジアからも陸上女子200m、陸上男子800m、柔道、テコンドー、水泳自由形女子50m、水泳自由形男子50mに合計6選手（男性3名、女性3名）が出場しました。
　もちろんメダルには全く手が届かなかったのですが、ビティニー・ハェムトン選手（19歳）が競泳女子50ｍ自由形で自己記録を1秒以上短縮した30.44秒を記録し、予選第3組で第2位に入る健闘ぶりを見せました。
恵まれない環境で地道にトレーニングを積んで、国の代表として頑張る姿は、オリンピックの本当の意義を思い出させてくれるものでした。

カンボジアオリンピック委員会（英語です）
http://www.noccambodia.org/website/?lang=en


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ドイツの味 パブレストラン One More

　ドイツ人シェフのおじいちゃんが良い味を出しているパブレストラン「One More」です。場所は、焼肉「四季」のすぐ近くです。内装は、古き良き時代のパブを連想させます。食事は、ドイツ系のソーセージやパテが人気です。飲み物は、もちろんビール、ですが、ワインやカクテルもそろっています。
　シェフが遠い昔に日本人のガールフレンドから教えてもらい、唯一覚えているという「よっこらどっこいしょ」のフレーズで笑わせてくれます。お試しください。

One More
16E0, St. 294
017 327 378
http://www.onemorepub.com/index.html

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スポーツ用品のアルペン カンボジアに新工場

　スポーツ用品販売で日本最大手のアルペンは、カンボジアにプライベートブランド（自主企画）商品の生産拠点を設立することを明らかにしました。土地取得や工場建設などの投資額は約2億円です。海外工場は中国・無錫市に続き2カ所目で、スキーウエアやグローブの生産を中国から移管する予定です。中国で人件費上昇が続いており、将来の採算性を考慮して拠点を分散します。
　新工場は、カンボジア南東部でベトナムとの国境に接するスヴァイリエン州で今秋に着工し、来春の稼働を目指すとしています。取得した約１万6000平方メートルの土地に工場棟（延べ床面積は約3900平方メートル）を建設する予定で、将来の工場棟増設も検討しています。


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