カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カンボジアの休日2022

2021年08月31日 | 経済
 来年2022年の祝祭日です(2021年8月19日付政令第145号)。2019年の休日数は28日でしたが、2020年は6日間削減されて22日、2021年は21日、2022年は21日となっています。休日数の削減は、2019年3月の政府民間フォーラムで、民間企業側からの「カンボジアは周辺諸国に比べて休日数が多すぎる」との意見を踏まえて、フン・セン首相が約束していたものです。
 祝日が日曜と重なる場合は、翌平日が振替休日となります。
 なお、カンボジアでは中華正月と呼ばれる旧正月(2021年は2月1日(火))は、休日とされていませんが、前後併せて休業とする企業・職場が多くなっています。

1月1日 土曜 インターナショナルニューイヤー International New Year
1月7日 金曜 虐殺政権からの解放の日 Victory over Genocide Day 
3月8日 火曜 国際女性の日 International Women's Day
4月14日~16日 木曜~土曜 カンボジア正月 Khmer New Year
5月1日 日曜 国際労働者の日 International Labor Day
5月14日 土曜 シハモニ国王誕生日 King Norodom Sihamoni's Birthday
5月15日 日曜 仏誕節 Visaka Bochea
5月19日 木曜 王室始耕祭 Royal Ploughing Ceremony
6月18日 土曜 モニク前王妃誕生日 Queen Norodom Monineath Sihanouk’s Birthday
9月24日 土曜 憲法記念日 Constitution Day
9月24日~26日 土曜~月曜 プチュンバン Pchum Ben Day
10月15日 土曜 シアヌーク前国王追悼記念日 Commemoration Day of King's Father
10月29日 土曜 シハモニ国王即位記念日 King Norodom Sihamoni Coronation Day
11月7日~11月9日 月曜~水曜 水祭り Water Festival
11月9日 水曜 独立記念日 Independence Day

(写真は、2019年の水祭り)

追記: 2021年10月に労働法が改正され、休日が日曜・他の休日と重複した場合、翌営業日への振替えは行わないこととなりました。

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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2021年08月30日 | 一般
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新型コロナ カンボジアの状況 8月30日 ワクチン接種1000万人突破

2021年08月30日 | 経済
 カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、国内感染の第3波はピークを越えつつある模様ですが、デルタ株の感染が確認され、感染拡大が懸念される状況です。8月29日の保健省の発表によれば、死者は1881名(8月22日から89名増)です。累計陽性者数は9万2208名(同2977名増)となっています。治癒数は8万8119名(同3038名増)です。先週の新規陽性者のうち、2268名は2月20日市中感染事件による陽性者でした。それ以外の先週の海外帰国・入国者の新規陽性は770名でした。
 国内でのクラスターとしては、11月3日事変(陽性者4名:終息済)、11月28日市中感染事件(陽性者41名:終息済)に加え、2月20日市中感染事件が発生しました(8月29日現在陽性者7万9278名)。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。なお、海外帰国者の陽性者も、空港や国境での検査や2回目以降の検査等で引き続き発見されています。また、タイからの帰国者を中心にデルタ変異株の感染拡大が進みつつあり、8月28日現在で1752例が確認されています。
 カンボジア日本人会、カンボジア日本人商工会では、在カンボジア日本国大使館と協力して、カンボジア政府に対し在留邦人が日本政府承認済みのワクチン(カンボジアの場合はアストラゼネカ)を接種できるようにすることを請願していましたが、カンボジア政府の承認を頂くことができました。8月30日及び31日にプノンペンの国立母子保健センターで日本製のアストラゼネカワクチンの接種が実施される予定です。
 カンボジアにおける感染防止対策は継続されています。映画館等の閉鎖や酒類の販売禁止等は、8月26日までの予定でしたが、9月9日まで更に2週間延長されています。
 ワクチンについては、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。8月28日現在で、1044万4人(うち12歳~17歳142万7552人)への第1回接種を完了しています。これは、カンボジアの人口(約1600万人)の約65%に相当します。この結果、2021年内に成人1000万人への接種を完了するという目標は10月中にも達成可能となり、12歳~17歳200万人を加えて、人口(約1600万人)の80%への接種を11月中にも完了できると見ています。
 カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために、4月にはプノンペン等のロックダウンに踏み切りました。デルタ株の市中感染が確認されたこともあり、再度規制強化が実施されています。新たな規制については、州毎に状況が異なっていますので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。なお、カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、プノンペン駅近くの薬局。店内には入れません。)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本国大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000431.html


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シアヌークビル港湾公社 ルー・キム・チュン総裁に旭日中綬章

2021年08月29日 | 経済
 8月23日、在カンボジア日本国大使館において、シアヌークビル港湾公社のルー・キム・チュン総裁に、三上正裕大使より、旭日中綬章が伝達されました。令和2年春の叙勲において、ルー・キム・チュン総裁は、「カンボジアにおける港湾開発を通じた日本・カンボジア間の関係強化に寄与」したことが認められ、旭日中綬章叙勲が発令されていました。ルー・キム・チュン総裁は、日本が長年支援しているカンボジア唯一の深海港シアヌークビル港の開発に当初からリーダーシップを発揮して、コンテナターミナルの建設、多目的ターミナルの建設、経済特区の新設等を次々と実現されてきました。現在は、日本からの円借款の支援を受けて、新コンテナターミナルの建設に取り掛かっています。
 ルー・キム・チュン総裁は、大変元気で人柄も素晴らしい方です。ドラゴンフルーツ栽培が趣味ということです。日本政府の支援を得つつ、カンボジア経済にとって欠くことのできない基幹インフラであるシアヌークビル港を発展させてきた功績が認められたことは。大変喜ばしいことと思います。
(写真は、シアヌークビル港湾公社のフェイスブックより)

内閣府の発表
https://www8.cao.go.jp/shokun/hatsurei/r02haru.html


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ハングリー・ゴースト・フェスティバル(中華系お盆)2021

2021年08月28日 | 社会・風土
 プノンペンでも華僑系の人たちが「ハングリー・ゴースト・フェスティバル」の習慣を守っています。これは、中華風のお盆で、地獄の門が開かれる1ヶ月間、祖先の霊が戻ってくるというものです。今年は8月22日に、プノンペンのあちこちで家の祭壇にお供えをし、また御馳走を出す等の行事を見かけました。豚の丸焼や様々なご馳走が並ぶ姿は見ごたえがあります。また、写真のように紙のお金等を燃やして、ご先祖様に奉げます。また、最終日には、身寄りのないゴーストが悪さをするので、早く家に戻らないといけないそうです。
 プノンペン中心部、セントラルマーケット周辺やモニボン通り沿いの商店やレストランでは、このお祭りを行っているお店が多く、プノンペンの華僑系の多さを実感します。また、中華系の人たちがお休みなので、プノンペンの街は車も少なく、ちょっと静かな感じです。

ご先祖様のために色々なものを燃やします。



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中小企業銀行 中小企業向け協調融資スキーム第2期を開始

2021年08月27日 | 経済
 8月16日、カンボジア経済財政省は、カンボジア中小企業銀行を通じ、中小企業協調融資スキーム(フェーズ2)を開始したと発表しました。中小企業協調融資スキームは、協調融資提携金融機関と協力して、金融アクセスのニーズがある中小企業を振興するための経済回復戦略の一環としてカンボジア政府が実施するイニシアティブの一つです。
 融資規模は、総額1億ドル(約109億円)で、うち5000万ドルは中小企業銀行が、残り5000万ドルは提携金融機関が融資します。提携金融機関は、商業銀行21行、特殊銀行1行、マイクロファイナンス4機関の合計26機関です。融資上限額は、設備投資は50万ドル、運転資本は30万ドルです。金利は7.5%/年ですが、優先セクター(工業・サービス・貿易等)と認められる場合は、6.5%に優遇されます。融資期間は、最長7年です。
 協調融資スキームの第1フェーズは、2020年4月1日に開始され、同年10月までに753社に対し融資を行い、予算全額(1億ドル)を融資しています。中小企業は、商業登記済のものだけでも51万社以上があり、カンボジア経済にとって重要な役割を果たしています。その振興の最大の課題は、金融へのアクセスであると指摘されています。特に新型コロナ影響で困難に直面している中小企業にとって、こうした優遇条件での融資は、大きな役割を果たすものと見られます。
(写真は、中小企業銀行のフェイスブックより)

中小企業銀行・経済財政省の新聞発表(英文です)
https://smebankcambodia.com.kh/wp-content/uploads/2021/08/Press-Release-Eng-Version.pdf


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JETROセミナー カンボジアにおけるヘルスケア産業

2021年08月26日 | 経済
 8月18日、日本貿易振興機構(JETRO)は、DXPF 第6回「カンボジア デジタル市場開拓セミナー カンボジアにおけるヘルスケア産業およびカンボジア企業との協業のあり方」をオンラインで開催しました。カンボジア政府が重点を置く、あらゆる産業におけるデジタル化に関連し、今回は「ヘルスケア」をテーマとしたセミナーでした。講師は、カンボジアで日本式の質の高い医療を提供している「Sunrise Healthcare Service Co., Ltd.」の岡和田学取締役と、オンライン診療のプラットフォームを開発する「MeetDoctor Cambodia」のCEO/Co-founderのMr. NIT Buntongyiでした。
 岡和田氏からは、カンボジアの医療の現状、特に医療関連情報の管理体制が説明されました。また、NIT氏からは、オンライン診療システムである「MeetDoctor」について説明がありました。このシステムでは、オンライン診察、病院の予約、電子カルテ、家での検査、薬品の配送のすべてに対応しているとのことです。
 日本でも新型コロナの感染拡大を契機に、オンライン診療の規制緩和が行われましたが、オンライン初診は、活用がほぼゼロにとどまっているのが現状です。これに対し、カンボジアでは、MeetDoctor以外にも複数のオンライン診療システムが稼働しています。MeetDoctorだけでも、今年2月以降で3万件のオンライン診療実績があります。カンボジアでは、先進国のようなしがらみが少ないことから、先進的なシステムを柔軟に取り入れて、先進国に一気に追いつき追い越していく「蛙飛び(リープフロッグ)現象」が見られます。オンライン診療もその好例の一つとなりつつあると見られ、今後の展開が大いに注目されます。
(写真は、サンライズ・ジャパン病院)


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クレジットカードのJCB カンボジアでABA銀行と提携

2021年08月25日 | 経済
 8月18日、クレジットカード大手JCBは、海外事業子会社ジェーシービー・インターナショナルがカンボジアのカナダ系商業銀行であるアドバンスド・バンク・オブ・アジア(ABA銀行)と提携したと発表しました。8月17日にオンラインで調印式典が開催されました。カンボジア国内のABA銀行のカード加盟店で、JCBカードの利用が可能になりました。ABA銀行は、1996年に設立されたカンボジアの大手商業銀行です。カンボジア国内に2498の加盟店と、379のATMを保有し、直近では、マーケットシェア、支店数、顧客数等、いずれも著しい成長を遂げています。モバイルバンキングにも定評があり、クレジットカード、デビットカードの発行業務を含む包括的な金融サービスを展開しています。
 今回の提携は、カンボジアにおける加盟店網を拡大したいJCBと、国際カードブランドとの提携によりサービスを拡充させたいABAの思いが一致して実現したとしています。提携によりJCB会員はカンボジア国内の空港をはじめとする多くの加盟店でカードを利用できるようになります。
 JCBでは、「ABA銀行とは今後もATMを含めた、更なるJCBカードの取り扱い範囲の拡大に加え、両社の強みを生かした幅広い分野での提携を目指してまいります。」としています。
 なお、ジェーシービー・インターナショナルはカンボジアで、ACLEDA銀行やマレーシア系のカンボジア・パブリック銀行とも提携しているとのことです。
(写真は、ABA銀行のフェイスブックより)

JCBの新聞発表
https://www.global.jcb/ja/press/2021/202108181200_overseas.html


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カンボジア政府 成長率予測を引き下げ 2021年は2.4%に

2021年08月24日 | 経済
 8月17日、カンボジア経済財政省は、GDP成長率予測について2021年度2.4%、2022年度4.8%と発表しました。今年度については、新型コロナの市中感染拡大の影響により、従来の4.0%から大幅に引き下げました。来年度については、ワクチン接種の進展により、社会・経済活動が再開し、経済は回復に向かうと予測しています。国会で行われた、2022年度予算法策定のための財政政策及びマクロ経済政策枠組構築に関するワークショップで、オウン・ポン・モニロット経済財政大臣より発表されたものです。
 大臣は、コロナ後の経済回復計画(2021年~2023年)にも言及し、国際的サプライチェーンにリンクした高い輸出能力を支える産業基盤に立脚して、競争力強化と経済多様化の促進を図るとしています。高度経済成長に回帰するために、「経済回復策」、「改革」、「強靭性の構築」という3つの優先戦略を掲げました。大臣は、「世界経済の行方は不透明だが、カンボジアは変化する状況に対応する能力を有している」と述べ、優先戦略の実施によって、競争力強化と投資環境改善を促進し、海外からの投資やビジネス誘致に結び付けたいとしています。
 カンボジア経済の主力である縫製品等の輸出は、世界経済の減速により、伸び悩んでいます。また、海外からの観光客がほぼゼロの状況が続き、観光業も大きな打撃を受けています。カンボジアも2021年は市中感染の拡大によって、ロックダウン等の対策を余儀なくされ、経済にもネガティブな影響が及んでいます。カンボジア経済の主力産業の回復には、世界経済の回復が不可欠であり、今後、来年にかけて世界的なワクチン接種の進展や経済回復政策の継続が期待されます。
(写真は、プノンペンでビル建設のために古い街並みを取り壊している工事現場)



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2021年08月23日 | 一般
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新型コロナ カンボジアの状況 8月23日 在留邦人向けワクチン接種決定

2021年08月23日 | 経済
 カンボジアの新型コロナウイルスの感染状況は、国内感染の第3波はピークを越えつつある模様ですが、デルタ株の感染が確認され、感染拡大が懸念される状況です。8月22日の保健省の発表によれば、死者は1792名(8月15日から109名増)です。累計陽性者数は8万9231名(同3783名増)となっています。治癒数は8万5081名(同4685名増)です。先週の新規陽性者のうち、3398名は2月20日市中感染事件による陽性者でした。それ以外の先週の海外帰国・入国者の新規陽性は1278名でした。
 国内でのクラスターとしては、11月3日事変(陽性者4名:終息済)、11月28日市中感染事件(陽性者41名:終息済)に加え、2月20日市中感染事件が発生しました(8月22日現在陽性者7万7010名)。今回の感染は、中国人女性が隔離ホテルから賄賂を使って脱走し、クラブやサービスアパートメント等で感染を広げるという悪質なケースでした。なお、海外帰国者の陽性者も、空港や国境での検査や2回目以降の検査等で引き続き発見されています。また、タイからの帰国者を中心にデルタ変異株の感染拡大が進みつつあり、8月22日現在で999例が確認されています。
 カンボジア日本人会、カンボジア日本人商工会では、在カンボジア日本国大使館と協力して、カンボジア政府に対し在留邦人が日本政府承認済みのワクチン(カンボジアの場合はアストラゼネカ)を接種できるようにすることを請願していましたが、カンボジア政府の承認を頂くことができました。8月30日及び31日にプノンペンの国立母子保健センターで接種が実施されることとなりました。関係者のご尽力に感謝したいと思います。
 カンボジアにおける感染防止対策は継続されています。映画館等の閉鎖や酒類の販売禁止等は、8月26日まで延長されています。なお、プノンペンの夜間外出禁止(22時~翌朝3時)は、8月19日で解除されました。また、労働省では、企業や工場、特に縫製業等を対象として9月10日までにすべての従業員に最低2回の抗原検査を行うことを義務付ける通達を発出しています。
 カンボジア政府は、12歳から17歳のワクチン接種を進め、9月以降中等教育機関の再開を検討しているとのことですが、幼児・初等教育再開に関する方針は示されていません。日本人会では、多くの教育機関・関係者の提言をもとに、国際商工会議所と連携し、ワクチン接種を待たずに幼児・初等教育を再開することが望ましいとの提言を、8月16日に教育青年スポーツ省等に提出したとのことです。
 ワクチンについては、世界的に見ても早いペースで接種が進んでいます。8月19日現在で、938万8735人(うち12歳~17歳77万6598人)への第1回接種を完了しています。2021年内に成人1000万人への接種を完了するという目標は10月中にも達成可能となり、12歳~17歳200万人を加えて、人口(約1600万人)の80%への接種を11月中にも完了できると見ています。カンボジアのワクチン調達は、順調に進んでおり、中国製(シノファーム・シノバック)2170万回分、アストラゼネカ(インド製)32万回分、アストラゼネカ(日本製)100万回分、アストラゼネカ(英国製)41.5万回分、ジョンソン・エンド・ジョンソン(米国製)106万回分を調達済です。この接種状況について、メコン・ストラテジック・パートナーズは「驚くべき成果。先進国も含め、世界でも高い水準となっている」と高く評価しています。
 カンボジアでは、感染拡大に歯止めをかけるために、4月にはプノンペン等のロックダウンに踏み切りました。デルタ株の市中感染が確認されたこともあり、再度規制強化が実施されています。新たな規制については、州毎に状況が異なっていますので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。なお、カンボジアは、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念がありますので、引き続きマスクやアルコール消毒といった対策の継続が必要と見られます。
(写真は、プノンペンのセントラルマーケット。活気が戻ってきています。8月15日撮影)

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中堅のホームセンター Home-Fix

2021年08月22日 | 生活環境
 プノンペン南部、毛沢東通り沿いの中堅クラスのホームセンター「Home-Fix」です。毛沢東通り沿いにはホームセンターが集まっているところがあって、そのうちの1軒です。今回は、ゴルフで使うニコンの距離計用の電池を探して伺いました。カメラ用の電池なのか、プノンペンではなかなか見つからず、ネットで検索したところ、このお店にたどり着きました。お店は、2階まであって、水回りや掃除用品、自動車用品、食器、雑貨等、色々あります。ローカル向けのお店なので、お値段もリーズナブルです。ちょっと前までは、こうした用品は、市場で買うことが多かったのですが、価格交渉となるので面倒でした。Home-Fixは、価格札がついている定価販売ですし、最近のお店らしくホームページやフェイスブックもしっかりしています。あまり大きなお店ではないのですが、ちょっと一回りするだけでも、色々な商品が見られて、つい買ってしまったりして、楽しめます。お試しください。

Home-Fix
https://homefixcambodia.com/
https://web.facebook.com/homefixcambodia/?ref=page_internal


こんな可愛い雑貨(ランタン)もあります。



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シェムリアップからプノンペンに進出 Temple coffee n bakery

2021年08月21日 | 生活環境
 シェムリアップからプノンペンに進出してきた「Temple coffee n bakery」です。一気に4店舗を展開しているようです。今回は、毛沢東通りと95通りの角のお店に行ってみました。内装はかなり奇抜な感じで。黄色い柱や、吹き抜けが目立ち、アンティーク調の感じも出しています。メニューは、カンボジアの普通のカフェらしいものですが、フードメニューがかなり充実している感じです。今回は、ビーフロックラックピザ、ドライドフィッシュサワースープ、パスタ、フラッペ等を頼んでみました。お客さんは、地元のお洒落な若者が多いようでした。誕生日を祝うグループもいました。お試しください。

Temple coffee n bakery
https://web.facebook.com/TempleBakery/?ref=page_internal

店内は、ちょっと変わった雰囲気です。


フードメニューの数は多く、若い方のお腹を満たしそうです。



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カンボジア 2021年6月の物価上昇率

2021年08月20日 | 経済
 国家統計庁から発表された2021年6月の物価上昇率(対前年同月比)は、2.7%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2017年初頭に4%台まで上昇しましたが、2017年5月以降は3%未満で安定していました。2018年10月以降3%台となる月が出てきています(2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%、11月3.6%、12月3.9%、2017年1月4.4%、2月4.0%、3月4.2%、4月3.2%、5月2.5%、6月2.3%、7月2.3%、8月2.6%、9月2.7%、10月2.1%、11月2.3%、12月2.2%、2018年1月2.0%、2月2.3%、3月2.3%、4月2.4%、5月2.9%、6月2.8%、7月2.3%、8月1.9%、9月2.6%、10月3.1%、11月2.5%、12月1.6%、2019年1月1.6%、2月2.4%、3月2.3%、4月2.6%、5月2.3%、6月1.6%、7月2.2%、8月3.1%、9月1.7%、10月1.3%、11月1.8%、12月3.1%、2020年1月3.6%、2月2.7%、3月2.8%、4月1.9%、5月2.4%、6月3.2%、7月3.1%、8月2.0%、9月2.9%、10月3.7%、11月3.7%、12月2.9%、2021年1月2.6%、2月1.7%、3月2.1%、4月2.7%、5月3.0%)。なお、5月と比べると6月は0.2%の上昇でした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いています。5月の3639リエル/リットルから、6月は3900リエル/リットルに大きく値上がりしました。ディーゼルも、5月の3345リエル/リットルから、6月は3550リエル/リットルに値上がりしました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、最近は70ドル前後で推移しています。カンボジアのガソリン価格も国際価格に概ね連動して動いており、今年に入って若干上昇してきています。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2021年の物価上昇率について、アジア開発銀行は3.1%、世界銀行は2.5%、国際通貨基金(IMF)は3.1%と予測しています。
(写真は、再開したプノンペン・セントラルマーケット。6月7日撮影)  



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カンボジアの中央銀行デジタル通貨バコン マレーシアのメイバンクも参加

2021年08月19日 | 経済
 8月11日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)とマレーシアの最大手銀行であるメイバンクは、カンボジアの中央銀行デジタル通貨「バコン」を利用した海外送金を開始したと発表し、式典を開催しました。バコンとしては、初の海外送金パートナーとなります。
 メイバンクのモバイルアプリから、バコンのeウォレットにドル建ての即時送金が可能となりました。今のところ、マレーシアからカンボジア向け送金だけが可能で、カンボジアからマレーシア向けの送金はまだできません。1回の送金上限は、2500ドル(約27万円)ですが、手数料は1回あたり10リンギ(約260円)と格安です。更に、今年12月末までは、この10リンギの手数料も免除するキャンペーンを実施中です。
 マレーシアでは、カンボジアからの出稼ぎ労働者が多数働いています。NBCのチア・スレイ副総裁は、「マレーシアで働いているカンボジア人(多くは女性)からカンボジアにいる家族への送金が、簡単・即時・低コストで可能になる」と述べています。
 中央銀行デジタル通貨が、海外送金に使用可能になるのは、世界初ではないかと見られます。カンボジアではしがらみが少ないことから、こうした最新フィンテック技術の開発・導入が可能であるという利点があります。こうした最新技術の活用によって、カンボジアが先進国に追いつき追い越して行く事例がますます増えていくことが期待されます。
(写真は、NBCのフェイスブックより)

メイバンクの新聞発表(英文です)
https://www.maybank.com/en/news-support/newsroom-detailpage.page?detailId=162874741085500


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