8月2日、アジア特許情報研究会は、「ASEAN商標統計情報:カンボジア編」を公表しました。ASEAN事務局は、世界知的所有権機関(WIPO)の協力を得て、2023年8月10日にASEAN知的財産登録データベース(ASEAN Intellectual Property Register)を稼働・公開しました。アジア特許情報研究会では、このデータを利用してASEAN各国の知的財産の調査を行う計画ですが、まず、カンボジアの商標統計情報の概要が発表されたものです。
報告書では、カンボジアの商標に関して、出願件数(全出願件数、出願ルート、産業分野別、内国出願・外国出願)、出願人(出願人国籍、出願件数ランキング)、審査期間、登録率等について分析しています。
カンボジアでの出願件数については、2020年から2023年にかけて若干の減少傾向が確認されます。出願ルートについては、各国別に出願する方法(直接出願)とマドリッド協定議定書に基づいて複数国に一括して手続を行う方法があります。2020年から2023年にかけてマドリッド協定比率が高まっており、40%に迫っています。
出願人国籍については、最も出願件数が多いのはカンボジアですが、2位につけた中国が徐々にカンボジアの件数に迫っています。米国・日本・タイが中国に続いています。
審査期間は、平均13~16か月程度で登録されています。2020年~2021年に出願された案件は、ほぼ審査が終了したものと見られます。この2年間は登録率80%弱のレベルに落ち着きました。2022年以降に出願されたものは、まだ審査中の案件も多く、登録率は徐々に上昇していくものと想定されるとしています。
カンボジアの商標登録の状況についてグラフ等も活用してわかりやすく分析した好レポートです。ご興味方はご一読ください。
(写真は、ASEAN知的財産登録データベースの記念式典)
アジア特許情報研究会のサイト
https://note.com/sasiapi_/n/nb1be80ae8d0a
ASEAN知的財産登録データベース(英文です))
https://asean-ipregister.wipo.net/wopublish-search/public/patents?2
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村
報告書では、カンボジアの商標に関して、出願件数(全出願件数、出願ルート、産業分野別、内国出願・外国出願)、出願人(出願人国籍、出願件数ランキング)、審査期間、登録率等について分析しています。
カンボジアでの出願件数については、2020年から2023年にかけて若干の減少傾向が確認されます。出願ルートについては、各国別に出願する方法(直接出願)とマドリッド協定議定書に基づいて複数国に一括して手続を行う方法があります。2020年から2023年にかけてマドリッド協定比率が高まっており、40%に迫っています。
出願人国籍については、最も出願件数が多いのはカンボジアですが、2位につけた中国が徐々にカンボジアの件数に迫っています。米国・日本・タイが中国に続いています。
審査期間は、平均13~16か月程度で登録されています。2020年~2021年に出願された案件は、ほぼ審査が終了したものと見られます。この2年間は登録率80%弱のレベルに落ち着きました。2022年以降に出願されたものは、まだ審査中の案件も多く、登録率は徐々に上昇していくものと想定されるとしています。
カンボジアの商標登録の状況についてグラフ等も活用してわかりやすく分析した好レポートです。ご興味方はご一読ください。
(写真は、ASEAN知的財産登録データベースの記念式典)
アジア特許情報研究会のサイト
https://note.com/sasiapi_/n/nb1be80ae8d0a
ASEAN知的財産登録データベース(英文です))
https://asean-ipregister.wipo.net/wopublish-search/public/patents?2
↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村