カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

みずほコーポレート銀行もカンボジアに事務所開設へ

2012年07月31日 | 経済
 みずほコーポレート銀行は2012年度中にアジアの拠点網を2割増やす計画です。カンボジアに初の拠点となる駐在員事務所を開くとしています。中国では4カ所、インドで2カ所に新たな支店を開設する計画です。
 カンボジアにはこれまで日本のメガバンクのうち、三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行が今年プノンペンに事務所を開設しています。みずほコーポレート銀行が加わることにより、日系メガバンク3行が揃うこととなり、カンボジアへの日系企業の進出に弾みがつくものと期待されます。
 

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2012年6月の物価上昇率

2012年07月30日 | 経済
 国家統計庁から発表された2012年6月の物価上昇率(対前年同月比)は、1.8%の上昇となりました。物価上昇率は、最近は5%前後で安定的でしたが、5月、6月と大幅に低下しています(2011年7月の上昇率は7.1%、8月6.4%、9月6.7%、10月5.2%、11月5.7%、12月4.9%、2012年1月5.8%、2月5.4%、3月5.4%、4月4.8%、5月2.2%)。5月と比べては0.1%の上昇でした。
 6月の物価上昇率が落ち着いた理由としては、世界経済の減速傾向があります。国際マーケットでの石油価格も下落しています。ニューヨーク市場ではWTIがピーク時には110ドル台まで上昇した後下落を続け、最近は80ドル台となっています。プノンペンのガソリン価格も5000リエル前後で推移しています。また、主要輸入先国の一つである隣国のベトナムも物価が下落しています(6月の物価上昇率は5月に比べて0.23%の下落)。
 品目別(対前年同期比)でみても、食料品は2.3%の上昇、ガソリンは4.4%の下落となっており、物価の落ち着きが鮮明となっています。
 国際通貨基金(IMF)は2012年の物価上昇率を4.3%と予測しています。



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中国茶専門店 香港盛世茗茶

2012年07月29日 | 生活環境
 ホテル・カンボジアーナ1階にオープンした中国茶専門店「香港盛世茗茶(Hong Kong Sheng Shi Brew Tea)」です。各種の中国茶を取り揃えています。最近、カンボジアのお金持ちの間で、高級中国茶は人気が出ているようで、高級レストランでの食事に愛用のお茶を持ち込まれる方も見かけます。
 このお店では、中国茶を伝統の方法で淹れてもらい、試飲することも可能です。
 日本人にはあまりなじみがない中国茶ですが、なかなか奥も深いようです。

香港盛世茗茶(Hong Kong Sheng Shi Brew Tea)
ホテル・カンボジアーナ1階
088 888 77 80

中国式茶道でお茶を淹れていただけます。


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景色の良いビアガーデン German Fresh Beer

2012年07月28日 | 生活環境
 ベトナム公園を見渡す場所に、地ビールのビアガーデン「German Fresh Beer」が開店しました。1階はマスタースキスープです。
 公園を見晴らすテラス席もビールを飲むのには良い感じです。店内にはステージもあって、ライブバンド演奏もあるそうです。メニューは、私が訪問した時はまだソフトオープンということで、タイ料理やクメール料理が中心でしたが、今後は、ドイツソーセージや、ピザ等、ビールに合う料理も増えるようです。地ビールは、ヨーロッパ白ビール系の「Gold」(写真上)と黒ビールの「Stout」の2種類があります。
 場所も良いので、観光客にも人気がでそうです。お試しください。

こちらは黒ビールのスタウトです。



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プノンペン港湾公社 第4のIPO候補へ

2012年07月27日 | 経済
 政府系のプノンペン港湾公社は、新規株式公開(IPO)を行ってカンボジア証券取引所に上場を目指すと発表しました。カンボジア証券取引所には、現在プノンペン上水道公社1社のみが上場していますが、更に政府系2社(シアヌークビル港湾公社、テレコム・カンボジア)が今年中の上場を目指していますので、プノンペン港湾公社は政府系では第4の株式上場候補となります。また、民間企業は、数社(外国貿易銀行、ボナ不動産、縫製企業2社等)が上場準備を進めています。
 プノンペン港湾公社では、2013年末~2015年のいずれかの時点で上場したいとしています。主幹事は韓国系のトンヤン証券、監査人はプライスウォーターハウスクーパースが有力です。プノンペン港湾公社は、上場によって、今後の新規港湾、港湾設備等への投資に必要な資金を賄いたいとしています。
 プノンペン上水道公社の株価の低迷が続いている中での発表であり、カンボジアの株式市場の今後が期待されます。


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カンボジアの輸出増加率に陰り

2012年07月26日 | 経済
 商業省によりますと、今年上半期のカンボジアの輸出は約25億ドル(約2000億円)と昨年同期比で12%増となりました。2011年上半期の対前年同期比増加率は45%でしたので、増加率が鈍っており懸念されています。
 主な輸出品である縫製品の輸出額は8%増にとどまっています。要因としては、欧米の経済減速とカンボジア国内の縫製業での労働争議が挙げられています。また、農産品の輸出は、前年同期比で10%減の1億8730万ドル(約150億円)となっています。
 ヨーロッパ経済危機は今後も続くものと見られており、今年下半期におけるカンボジアの輸出への深刻な影響も懸念されています。外的ショックを和らげるためにも、輸出品の多様化と輸出先の多様化が必要となっています。カンボジアに進出している大手日系企業も今年から生産を本格化しており、輸出への貢献が大いに期待されます。


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キャッサバの作付面積が減少

2012年07月25日 | 経済
 バッタンバン州の今年上半期のキャッサバの作付面積は、5万4000haと昨年同期の6万6000haから18%の減少となりました。原因としては、昨年来のキャッサバの価格低下と、収穫後の倉庫不足が挙げられています。倉庫が不足していると、値段が安い時でも売りに出さざるを得ないため、生産者側に不利となります。また、4月にタイ政府によって、カンボジア産のキャッサバのタイへの輸出が一時差し止めになった事件も影響していると言われます。
 農家ではキャッサバを止めて、トウモロコシに転作しているところもあり、トウモロコシの作付面積は、昨年の2万7000haから今年は5万4000haへと倍増しているとのことです。


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マイクロファイナンス機関 KREDIT

2012年07月24日 | 経済
 マイクロファイナンス機関のKREDITを訪問する機会がありました。KREDITは、1993年にNGOの活動として始まり、2004年に中央銀行からマイクロファイナンス機関ライセンスを受け、更に2010年に預金業務を取り扱うマイクロ預金機関(MDI)ライセンスを取得しています。職員数は、759人で11支店を有します。貸付残高は2012年6月末で約4700万ドル(約38億円)、借入人数は57733人となっています。不良債権比率も優秀で0.34%に留まっています。預金金利は、マイクロファイナンスの中で最も高く、2年定期預金は、ドル建て8.5%/年、リエル建て11%/年です。
 今後は、ITシステムを拡充して、インターネットバンキングやモーバイルバンキングを開発していきたいとしています。マイクロファイナンス業界は好調を続けており、KREDITも今後の発展が期待されます。

KREDIT
http://www.credit.com.kh/


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日系企業の就職フェア開催

2012年07月23日 | 経済
 7月18日にカンボジア日本人材開発センター(CJCC)で、日系企業によるカンボジア人求職者に対する就職フェアが開催されました。カンボジアに進出した日系企業33社が参加しました。王立プノンペン大学外国語学部日本語学科、CJCC、カンボジア日本人商工会(JBAC)による共同開催となります。会場には800人を超す求職者が集まりました。カンボジアに進出する日系企業は、数だけでなく、業種も増えてきています。これまでの製造業だけでなく、カフェや美容院といったサービス産業の参加が目立ちました。
 カンボジアでは、一般ワーカーはある程度集まるものの、日本語を話す等の一定の能力を有するスタッフクラスを雇用することは簡単ではありません。日本企業だけでも需要は2万人から3万人に対し、供給は1万人程度と言われます。良い条件を求めてジョブホッピングを繰り返す場合も多いと言われます。日本型の家族経営の中でじっくり育てることの大切さを、求職者側にも理解してもらう必要があると感じます。


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ラオスのコーヒー Dao Caffee

2012年07月22日 | 生活環境
 ラオスでコーヒーを生産し、インスタントコーヒーの工場も持っているDao Coffeeは、カナディアタワーにカフェを開いています。更にバンケンコンにカフェを開店しました。内装は煉瓦を多用した暖かい感じです。メニューは、コーヒーだけでなく、ヌードルやサンドイッチ等の軽食類が充実しているのが目を引きます。価格は、バンケンコンのカフェの中ではリーズナブルな設定です。
 一度お試しください。

Dao Coffee
#51, St. 57 & St. 334
092 53 86 55

 

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カンボジア日本人会会報誌「にほんじんかい」第61号

2012年07月21日 | 生活環境
 カンボジア日本人会では、会報誌「にほんじんかい」を発行されています。このほど、その第61号(2012年6月号)が発行されました。内容は、日本人会の様々な活動(球技大会、補習校入学式等)の紹介、カンボジア事情(月刊カナモリ、2011年経済センサス、米蒸留酒等)、エッセイ等です。今号では、釣り同好会の楽しい記事も掲載されています。
 日本人会に加入されますと、年4回ご自宅に届きます。様々な情報も得られますし、楽しい記事も満載です。

カンボジア日本人会ホームページ
http://www.jacam.cc/


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観光客の来訪順調

2012年07月20日 | 経済
 今年1~5月にカンボジア入国者数は、150万人を超えて150万5734人となりました。前年同期比で26.3%増と順調な増加であり、今年の政府目標の300万人達成に大きく前進しました。入国者数が200万人を超えたのは2007年だったので、わずか5年で1.5倍に達したこととなります。
 国別では、ベトナム30万5748人(30.4%増)、韓国20万4153人(35.2%増)、中国13万1969人(32.6%増)、ラオス8万1059人(87.4%増)、タイ7万8156人(88.8%増)、アメリカ7万7948人(14.8%増)、日本7万5763人(9.3%増)、フランス5万4572人(7.3%増)、イギリス5万1407人(9.4%増)、ロシア4万8803人(46.9%増)となっています。アジア周辺国の伸びが大きく、日本は順位を下げています。
 増加の要因として、トン・コン観光大臣は、チャーターフライトの増加を挙げています。中国、韓国からのチャーター便が大きく増加し、1日5便~7便を受けて入れているとしています。また、ヨーロッパの経済危機中であるにもかかわらず入国者数が増えており、ヨーロッパのカンボジア観光への影響は大きくないと分析されています。




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米ASEANビジネスフォーラム

2012年07月19日 | 経済
 7月13日にカンボジア・シェムリアップで「米・ASEANビジネスフォーラム」が開催されました。米国のヒラリー・クリントン国務長官が、アメリカのビジネス関係者等200名以上を連れて乗り込んできました。ASEAN側は、ホスト国であるカンボジアのフン・セン首相、タイのインラック首相、ミャンマーのティエン・セン大統領が参加し、スピーチを行いました。
 アメリカからカンボジアへの投資は急増しており、2011年には総額1億4440万ドル(約115億円)と前年の4倍となっています。輸出先としては最大で、今年1~5月のカンボジアからの米国向け縫製品輸出は10億8000万ドル(約860億円)となっています。今回のフォーラムでは、カンボジアの投資環境について、多くのアメリカの民間企業に知ってもらう貴重な機会となったと評価されています。


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プレアビヒアからカンボジア・タイ両国軍が撤退開始へ

2012年07月18日 | 社会・風土
  タイとカンボジアの両政府は、カンボジア北部の寺院遺跡プレアビヒア周辺からの兵力撤退を7月18 日に開始するとしています。国際司法裁判所(ICJ)が昨年7月18 日、両政府に兵力撤退を命令してから1年になることを機に、両政府は撤退を開始する予定です。 カンボジアのフン・セン首相が7月13 日カンボジア・シェムリアップを訪問したタイのインラック首相に撤退開始を伝え、タイ側も撤退開始を決めたものです。カンボジアは兵士485 人を撤退させ、代わりに国境警察官と観光警察官の計350 人を配置するとしています。
 インラック政権になって以降、カンボジアとタイの関係は劇的に改善しており、経済面でも両国の協力関係が深まることが期待されます。

このブログの2008年2月3日「世界遺産 プレアビヒア遺跡」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/df52065bb8634c4288437b17c2f550da


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ASEAN外相会議 共同声明発表できず

2012年07月17日 | 経済
 プノンペンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会議は、発足以来45年の歴史で初めて共同声明を採択しないで閉幕しました。焦点となったのは南シナ海の問題です。南沙諸島などの領有権をめぐり中国と対立するフィリピンやベトナムは、中国に厳しい文言を共同宣言に盛り込むよう主張しましたが、今年の議長国で親中的とされるカンボジアが受け入れませんでした。
 また、南シナ海の問題をめぐってASEANは、武力衝突などが起きた場合のルールを定める「行動規範」の締結を中国に求めてきました。南シナ海での航行の自由の確保と武力紛争の回避を目指す日本や米国も、締結を働きかけてきたものです。これに対し中国は、「規範」の締結に後ろ向きであり、ASEAN内部の亀裂が表面化したことは、中国の目論見通りとなりました。中国はこれまでカンボジアに対し札びら外交を繰り返し、圧力をかけてきていました。アメリカはこれに対抗してきましたが、小国のカンボジアとしては中国の圧力には抗しきれなかったものとみられます。
 プノンペンで開催された一連の会合には、日本の玄葉外相も参加されましたが、カンボジアの現地マスコミでは、ほとんど報道されず、最大援助国の日本のプレゼンスの地盤沈下を痛感させられました。ベトナムやフィリピンでの反中デモは先鋭化しつつあり、今後も中国との対立が続くと見られますので、この問題に対する日本の積極的取り組みが期待されます。



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