カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

PwC カンボジアのインフラ市場の近況と概要

2023年10月31日 | 経済
 世界的な会計事務所のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)は、「カンボジアのインフラ市場の近況と概要(Cambodia’s Infrastructure Market Update and Outlook)」と題する報告書を発表しました。報告書では、カンボジアのマクロ経済の概観、カンボジア政府のインフラ開発計画、セクター別分析(港湾、物流、道路、鉄道、航空、建設)、新規事業のリスト等について分析しています。
 カンボジア経済については、1994年から2021年までの平均GDP成長率が7.1%に達する高度成長が続いており、主なエンジンを製造業(縫製等)、観光、農業、建設業であるとしています。2020年~2021年は新型コロナの影響を受けたものの、2022年から輸出増加や堅調な海外直接投資に支えられて回復基調にあると分析しています。セクター別分析では、各セクターの現状と課題、今後のプロジェクト等について分析しています。
 その上で、2030年までの高位中所得国、2050年までの高所得国を目指すとすれば、インフラ開発は必要不可欠であると位置付けています。投資家としての注目点としては、2021年の官民協力法(Law on Public-Private Partnership)、現地企業との合弁事業のメリットと課題、低コストで長期の金融の必要性を挙げています。
 データが新政権発足前のものである点が残念ですが、セクター別の分析がわかりやすくまとめられています。無料で全文ダウンロード可能ですので、ご興味の方はぜひご覧ください。

PwCのサイト
https://www.pwc.com/sg/en/publications/cambodia-infrastructure-market-update-and-outlook.html


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国連 貧困指数報告 カンボジアは過去8年で貧困者数半減

2023年10月30日 | 経済
 10月17日、国連開発計画(UNDP)カンボジア事務所は、2023年世界多次元貧困指数(global multidimensional poverty index: MPI)報告書を紹介しました。この報告書は、国連開発計画(UNDP)と英国オックスフォード大学のオックスフォード貧困・人間開発イニシアチブ(OPHI)により、本年7月11日に公表されたものです。発展途上国110か国における、発展途上国の人口の 92%に相当する 61 億人を対象として、世界の多面的な貧困の最新状況を調査した結果です。
 多次元貧困指数(MPI)とは、UNDPとOPHIが2010年人間開発報告書において導入した、貧困を多面的に捉えるための指数です。通常は金銭的な観点から貧困が定義されますが、このMPIでは健康(栄養状況、小児死亡率)、教育(就学年数、出席状況)、生活水準(調理燃料、衛生、上水、電気、住宅、資産)等の指標を組み合わせて算出された点数に基づいて貧困を定義しています。
 カンボジアについては、MPIが2014年の0.168から2021/2022年の0.070に大幅に改善したと評価しています。貧困者数は560万人から280万人に大きく減少しており、貧困率も36.7%から16.6%に半減しました。わずか7.5年の間に、人口の2割以上が貧困層から脱出したもので、UNDPも高く評価しています。MPI改善の主要因は、健康と生活水準の指数の改善であり、特に小児死亡率、栄養、調理用燃料、衛生、電気の指標が大きく改善したとしています。他方、教育と住宅については、課題が残されていると指摘しています。
 カンボジア経済は、新型コロナやリーマンショックの時期を除くと高度成長を続けており、貧困削減が大きく前進した基礎的な要因となっているものと見られます。フン・マネット首相は、経済成長策を進める一方で、インフォーマル経済・労働者にも目配りをする方針であり、今後も貧困削減が進むことが期待されます。

UNDP Cambodiaのフェイスブック
https://web.facebook.com/UNDPCambodia/posts/pfbid02FNQTmskihuw8BfJ4m56dRFzWx1tf8aKRfvVw17anrEHeCQxcFLZ28qnoamT6bgVLl


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2023年10月30日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
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移転して新装開店 たまや

2023年10月29日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンにある和食の「たまや」が移転して新装開店しました。以前はお寿司屋さんだったお店を居抜きで使われています。今回はランチタイムに伺いました。ランチは、ハンバーグやとんかつといったお肉系メニューがメインのようですが、今回はおすすめのお刺身定食(写真上)をいただきました。お刺身3種盛りにのどぐろの一夜干し、サラダ等もついて11ドルとリーズナブルプライスでした(メニューは日替わりで変わるようです)。オーナーは、沖縄のご出身とのことで、夜のメニューには、沖縄そばやゴーヤチャンプル、ラフテーといった沖縄系メニューもそろっています。なお、泡盛等のアルコール類も各種取り揃えているので、お酒好きの方にもピッタリです。てんべろセット(10ドルでビール2杯と日替わりおつまみ)なるものもあるそうです。カウンター席でちょっと一杯やるのも楽しそうな感じがします。お客さんは、日本の方がメインの様です。お試しください。

たまや
https://web.facebook.com/shinya.japanese.dining


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シアヌークビル 美味しいお刺身 空海

2023年10月28日 | 生活環境
 シアヌークビルで和食と言えばやっぱりここ「空海」です。もう10年以上前から、シアヌークビルに行くと必ず訪問しています。日本人ご夫妻で切り盛りされていて、小さかった息子さんも早や高校生ということでした。隣の中国系のビルの崩壊事故や新型コロナを乗り越えて長く続けてくださっているのは嬉しいです。「空海」で美味しいのは、やはりお刺身です。お刺身はその日上がった地ものだけですので、新鮮で最高においしいお刺身です(写真上: 2種類盛り合わせ)。シアヌークビルに行って、ここでお刺身を食べるのをいつも楽しみにしています。今回は、豚の角煮やおつまみ類もいろいろと頼んでみました。安定した美味しさで、ほっとします。お客さんは、昔は日本の方ばかりだったのですが、今は、地元の方も相当に多いそうです。ここはお薦めです。ぜひおいで下さい。


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パリ和平協定締結32周年 カンボジア和平に日本は大きく貢献

2023年10月27日 | 経済
 10月23日、1991年にパリ和平協定が締結されて32周年となりました。あまり知られていないことですが、カンボジアの和平とその集大成であるパリ和平協定への道は、日本の協力なくしては実現できなかったと言っても過言ではありません。ソ連(当時)や中国の横やりを防ぎつつ、米国の反対を抑え、タイやベトナムといった周辺諸国の同意を取り付けていった日本の独自外交の成功例と言えます。
 また、平和協定締結後も、日本は国内の反対を説得して初の自衛隊の海外派遣を実現し、国連暫定統治機構への協力(明石代表等)、多額のODA供与等でカンボジアの平和と発展を支えました。この日本の協力については、故シアヌーク前国王陛下やフン・セン前首相が何度も感謝の言葉を述べていたと伝わっています。
 パリ和平協定の立役者であった故シアヌーク前国王陛下は、クーデターで自分を追放したロン・ノル派、自分の息子たちを惨殺したポル・ポト派、ベトナムの威を借るヘン・サムリン(フン・セン)派と合従連衡を繰り返し、ついに和平協定締結に至りました。前国王陛下は、国を統べるという重い責務の下で、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、面子を捨て、必要ならどんな妥協でもする一方で、国への愛は決して曲げなかったと思います。また、まだ若かったフン・セン前首相も、大局観を持って和平協定に賛同し、その後のカンボジアの発展の道筋をつけたと言えます。
 1991年に現在のカンボジアの発展を想像できた人はいなかったのではないかと思います。外務省の当時の担当課長だった河野雅治氏が書かれた書籍「和平工作 対カンボジア外交の証言」を読み返してみたいとも思います。カンボジアの「親日」は、こうした多くの諸先輩方のご尽力の積み重ねの上にあるものであることを嚙み締めつつ、この友好関係が今後も繋がれていくことを願ってやみません。
(写真は、1991年の故シアヌーク前国王陛下(左)とフン・セン前首相(右)。AKPより)

岩波書店「和平工作 対カンボジア外交の証言」
https://www.iwanami.co.jp/book/b261869.html


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フン・マネット首相が訪中 習主席と2度目の会談

2023年10月26日 | 経済
 10月19日、「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに出席するため中国を訪問中のフン・マネット首相は、中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で会談しました。フン・マネット首相が習主席と会談するのは、8月の就任以来、早くも2回目となります。習主席が、「一帯一路の共同建設はカンボジアに確かな発展の機会をもたらした」と強調したのに対し、フン・マネット首相も「一帯一路はより大きな成功を得た」と答えたとのことです。
 「一帯一路」国際協力サミットフォーラムには、ロシアのプーチン大統領が参加したこともあり、海外からの首脳級の参加数は大幅に減少しました。また、過去2回の会議では、共同声明を採択していましたが、今回は見送りとなり、議長声明だけが発表されました。一帯一路を巡っては、中国の過剰な融資で途上国が苦しむ「債務の罠」が問題視されており、当初の勢いを失いつつあるものと見られます。
 カンボジアでは、一帯一路の関連で、プノンペン~シアヌークビル高速道路やシェムリアップ新空港等が完成しています。カンボジア政府は、これらの巨大事業については、中国企業による民活のBOT方式で実施しており、国としては債務を負わない形のため、「債務の罠」に直ちに陥る可能性は低いものと見られます。他方、シアヌークビル近郊のリアム海軍基地への中国軍進出疑惑を招いており、中国の戦略性重視の傾向には留意する必要があるものと見られます。小国のカンボジアは、中国と米国の板挟みの状態にあり、引き続き綱渡り外交を続けざるを得ないものと見られます。
(写真は、AKPより)



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欧州商工会議所 カンボジアビジネスコンフィデンス調査

2023年10月25日 | 経済
 欧州商工会議所は、カンボジアビジネスコンフィデンス調査の結果を発表しています。この調査は、2022年11月から2023年8月まで、欧州商工会議所会員等150社にアンケート調査を行ったものです。投資家から見たカンボジアのビジネス環境の概観を明らかにするとともに、政府関係者等に民間セクターがカンボジアのビジネス環境をどう見ているかを伝えることを目的としています。
 カンボジアの投資環境は、ASEAN諸国と比較して、ほぼ平均的との回答が69%を占めました。優れているとしたのは9%に留まっています。主な優位としては、低コストの労働力を挙げた企業が63%を占めています。しかし、労働者の質の低さや教育の低さが問題であると見ている企業は増加しており、56%を占めました。主な問題点としては、不透明な慣行が1位で37%でした。この他、労働者の不足、不平等な競争、税制等が挙げられています。将来見込みについては、62%が今後1年間の成長を見込み、62%の企業が事業の拡大を計画しているとしています。
 カンボジア日本人商工会でも、ビジネス環境改善に向けて、毎年「政策提言書」を日本側からカンボジア側に提出しています。日本・カンボジア投資協定に基づき1年に2回開催している定期協議会(官民合同会議)の結果を積み上げたものです。
 各国の民間セクターとカンボジア政府関係省庁によるビジネス環境改善に向けた地道な取り組みが、カンボジアのビジネス環境改善とカンボジアでの民間企業の発展に繋がることが期待されます。

欧州商工会議所のサイト
https://www.eurocham-cambodia.org/publications


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カンボジア 2023年9月の物価上昇率

2023年10月24日 | 経済
 国家統計庁から発表された2023年9月の消費者物価上昇率(対前年同月比)は、3.8%と若干上昇してきました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しており、2018年1月以降は概ね3%未満で推移していました。2021年9月からは久しぶりの大幅上昇となっていましたが、2022年7月以降は低下傾向となっていました。今年7月以降、若干の上昇に転じています(2018年1月2.0%、2月2.3%、3月2.3%、4月2.4%、5月2.9%、6月2.8%、7月2.3%、8月1.9%、9月2.6%、10月3.1%、11月2.5%、12月1.6%、2019年1月1.6%、2月2.4%、3月2.3%、4月2.6%、5月2.3%、6月1.6%、7月2.2%、8月3.1%、9月1.7%、10月1.3%、11月1.8%、12月3.1%、2020年1月3.6%、2月2.7%、3月2.8%、4月1.9%、5月2.4%、6月3.2%、7月3.1%、8月2.0%、9月2.9%、10月3.7%、11月3.7%、12月2.9%、2021年1月2.6%、2月1.7%、3月2.1%、4月2.7%、5月3.0%、6月2.7%、7月3.3%、8月3.4%、9月5.9%、10月6.8%、11月7.9%、12月6.7%、2022年1月4.1%、2月6.3%、3月7.2%、4月7.3%、5月7.2%、6月7.8%、7月5.4%、8月4.9%、9月4.4%、10月3.6%、11月3.2%、12月2.9%、2023年1月3.0%、2月2.2%、3月0.7%、4月1.1%、5月0.5%、6月0.0%、7月1.9%、8月3.2%)。なお、8月と比べると9月は0.0%と横ばいでした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズムにより国際価格に概ね連動して動いています。8月の4739リエル/リットルから、9月は4663リエル/リットルに下落しました。ディーゼルは、8月の4700リエル/リットルから、9月は4900リエル/リットルに上昇しました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、ロシアのウクライナ侵略の影響を受けて急激に上昇し2022年3月初めに130ドル台にまで上昇した後、一旦沈静化しましたが、最近再び上昇傾向にあり、足元は90ドル前後にまで上昇してきています。カンボジアはガソリン類を全量輸入に頼っているため、カンボジアのガソリン価格も国際価格に連動しています。2022年中盤に急速に上昇した後、落ち着いていましたが、最近高めで推移しています。
 国際機関は、2023年のカンボジアの物価上昇率については安定的と予測しています。アジア開発銀行は3.0%、世界銀行は2.5%、IMFは2.0%、AMROは2.3%と予測しています。
(写真は、プノンペンを流れるトンレサップ川)  



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シェムリアップ新空港 10月16日に開港 アクセスに課題

2023年10月23日 | 経済
 10月16日、シェムリアップの新空港「シェムリアップ・アンコール国際空港」が開港しました。同日に旧空港は業務を停止しました。ボンセイ・ビソット副首相・閣僚評議会大臣が開港式典に参加しました。なお、正式な開港式典は、フン・マネット首相の参加を得て12月1日に開催される予定です。
 シェムリアップ新空港は、シェムリアップ市街の東約60キロメートルに位置し、敷地面積約750ヘクタール、滑走路延長3600メートル、ターミナル面積8万平方メートル、旅客処理能力年間700万人、貨物取扱能力年間1万トンの計画です。契約期間55年間のBOT方式で建設されました。中国の雲南省投資控股集団(雲投集団)傘下のアンコール・インターナショナル・エアポート・インベストメントが請け負いました。総工費は当初の約8億8000万ドル(約1310億円)から、11億ドル(1640億円)に膨らんだ模様です。新型コロナの影響もあり、工事は遅れていましたが、なんとか開港にこぎつけた形です。
 旧空港は、シェムリアップ市街からすぐ近いというメリットがありましたが、周囲にアンコール遺跡等があり、運用に様々な規制がありました。そうした中で、かなり遠くとなりますが、大型機も発着可能な空港がコロナ明けと共に完成したことは、新型コロナで深刻な打撃を受けてきたカンボジアの観光業界には朗報と言えます。
 他方、市外から遠く離れているため、アクセスが課題となっています。唯一の公共交通手段となるシャトルバスは、一日4往復しかなく、不便な上に混雑がひどい模様です。なお、料金は片道8ドル、往復で15ドルです。また、定額タクシーも片道35ドル(約5200円)とカンボジアとしてはかなり高額です。また、アクセス道路の整備が完全ではないこともあり、交通渋滞も発生していて、片道2時間近くかかった例もあるようです。空港内店舗やレストランも、開港に間に合わなかったところが多いようです。
 今後、きちんとした工事の完成、ハード・ソフトインフラの整備、稼働後の維持管理等が重要な課題と見られますので、カンボジア政府の厳格な監視と指導が期待されます。
(写真は、AKPより)



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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2023年10月23日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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週末にハワイ料理 Aloha Ono

2023年10月22日 | 生活環境
 プノンペン西部にある「Aloha Ono」は、プノンペン中心部バンケンコンにあるJapan Shopで、週末だけの出張営業を始めました。金曜日と土曜日の夜だけとなりますが、Japan Shop奥のイートインスペースで営業するとのことです。結構広いスペースで、カウンターとテーブル席があります。メニューは、Alohaの人気メニューを厳選して提供するということです。ロコモコやポキ丼といったハワイメニューに加えて、おつまみ類や食事類がいろいろあります。今回は、おつまみにチリコンカンとザワークラフトをお願いし、〆にライスオムレツをお願いしました。いずれも美味しく、リーズナブルプライスで楽しめました。お客さんは日本の方が多いようでした。お勧めです。お試しください。

Aloha Ono
https://web.facebook.com/alohaono.kh

おつまみにチリコンカンとザワークラフト


ライスオムレツ。お酒の後の〆に良いのか、美味しく感じました。



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ベトナム ダラット 雰囲気の素敵なカフェ

2023年10月21日 | 生活環境
 ベトナムは、カンボジアと同じでフランスの植民地だった影響か、カフェ文化が根付いています。ダラットにも素敵な雰囲気のカフェがたくさんあります。
 ランチでお世話になったのが、Bep1985です。路地を入ったところにあって、ランチタイムは、日替わり定食しかありません。というわけで、言葉が通じなくてもなんとかなります。ドリンクだけ選べます。定食は、たっぷりのご飯に、スープ、おかず(魚や肉)、サラダ、温野菜、フルーツ等が付いてきます。野菜が多くてヘルシーな感じがします。これで8万8000ドン(約550円)とリーズナブルプライスです。店内の雰囲気も良くて、落ち着きます。お客さんは地元の方ばかりでした。おすすめです。
 もう一軒、伺ったのは有名店らしい「An Café」です。坂道の途中にあって、傾斜を生かした作りになっています。緑もたっぷりで、秘密基地といった雰囲気です。こちらでは、エッグベネディクトとベトナムコーヒー(アイス)をお願いしました。エッグベネディクトは彩も鮮やかで、いい味を出してました。べトナミコーヒー(コンデンスミルク入り)は、昔ながらの感じで、やっぱり甘いです。お客さんは、地元のかっこいい若者たちが多かったようです。こちらもおすすめです。
  また、ダラット駅の構内(おそらく元貨物上屋)には、ダラット名産のチョコを使った「チョコ・カフェ」があります。美味しいチョコや、チョコレートドリンクを楽しめます。
 余談ですが、ダラットは高原のため、坂と階段だらけです。ダラットの標高1500メートルは、高高度に分類されるようで、空気が薄く感じます。そのせいか、ちょっと坂や階段を上っただけで、結構きつく感じました。歳のせいかも知れませんが。
(写真は、ダラット駅のチョコ・カフェ。ホットチョコレートは、クロワッサンを浸して食べる用とのこと)

参考にさせていただいた「ダラット観光通信ブログ」
https://vn-kankou.com/best-cafe/

いい雰囲気のBep1985の店内。落ち着く感じです。気候がいいので開けっ放しです。


Bep1985の日替わり定食。野菜が多くてヘルシーな感じです。日本人の口にも合います。


An Café。緑も多い中で、目にも鮮やかなエッグベネディクト。ベトナムコーヒーも併せて約720円。


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シアヌークビル高速道路 開通から424万台が利用

2023年10月20日 | 経済
 新聞報道によりますと、プノンペン~シアヌークビル高速道路は、有料化された2022年11月から2023年9月までの11か月間で、利用台数が424万台に達し、通行料収入は3200万ドル(約48億円)となったとのことです。この高速道路は、2022年10月1日から試験運用が開始され、当初1か月間は、料金無料で開放されていました。
 プノンペンとシアヌークビルを結ぶ高速道路は、プノンペン近郊の環状3号線からスタートし、シアヌークビル近郊までを結ぶ片側2車線、総延長187キロメートルの高速道路です。カンボジア初の高速道路となります。プノンペン市内からシアヌークビルまで、これまで5~6時間かかっていたところを3時間程度に短縮しています。乗用車の高速料金は、シアヌークビルまでで片道12ドル程度です。
 中国政府系の中国路橋工程(CRBC)の現地法人のカンボジア・プノンペン・シアヌークビル・エクスプレスウエー(柬埔寨金港高速公路)が、BOT(建設・運営・譲渡)方式で受託しています。総工費は、20億1900万ドル(約2930億円)とされています。
 経営状況を含めて課題も多いと見られますが、カンボジアのような途上国ではこうした基盤インフラの整備による時間短縮効果は非常に大きいものがあります。シアヌークビル出張は、これまでは1泊が普通だったのですが、現在は、余裕で日帰りが可能です。しかし、9月に実走したところ、日曜日・月曜日でしたが、ミニバス、コンテナトラック等はほとんど見かけず、ガラガラの状況でした。一日平均1万3000台が利用しているようには見えませんでした。今後の利用状況、維持管理状況には、留意していく必要があるものと見られます。
(写真は、9月11日撮影)



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カンボジア消費者レポート2023 カンボジアの明るい未来

2023年10月19日 | 経済
 市場調査会社のスタンダード・インサイツ(Standard Insights)は、カンボジアの消費者動向についてのレポート「カンボジア消費者レポート2023(The Consumer Report Cambodia 2023)」を発表しました。2023年1月に、カンボジアの消費者(18歳以上、世帯収入250ドル/月以上)、約1000人にインタビュー調査を実施した結果です。内容は、社会、eコマース、観光、健康、美容、eスポーツ、インターネット、自動車、銀行サービス、食事等、多岐に渡っています。
 注目される結果としては、社会では、将来について楽観的が91.8%(非常に楽観的46.8%、ある程度楽観的45.0%)を占めているとのことです。まだまだ貧困なカンボジアですが、高度成長期にあり、将来に夢を持つ人が多いことがわかります。インターネットについては、コネクション数は2216万と人口の131.5%に達しています。携帯会社別では、スマート57.2%、メットフォン46.4%、セルカード33.5%の順となっています。スマホのメーカー別では、OPPO36.3%、アップル22.0%、Vivo14.4%、サムスン13.2%、ファーウェイ4.4%等となっており、所得が低いためか、安価なメーカーが強みを見せています。移動手段についてみると、自家用バイク67.5%、自家用車8.4%、自転車7.8%、トゥクトゥク5.2%等となっています。オートバイが圧倒的な比率を占めています。
 大変に興味深いレポートで、様々な部門での消費動向のヒントが含まれていると見られます。無料で全文のダウンロードが可能ですので、ご興味の方は是非ご覧ください。

スタンダード・インサイツのサイト
https://standard-insights.com/consumer-report-cambodia-2023/


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