カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

安くて美味しい小籠包 中国小籠包

2018年09月30日 | 生活環境
 プノンペン南部にある店名通り小籠包が安くて美味しい中華「中国小籠包」です。プノンペンで小籠包というと、この店を挙げる方が結構います。場所は、中国大使館の向かいの老地方レストランの北側になります。お店は立派とは言い難いのですが、浙江省出身のご夫妻が頑張られています(英語は通じませんが、漢字筆談は可能です)。お目当ての小籠包は、2.5ドルで10個とリーズナブルな価格ですが、確かに美味しく、あっという間に3皿(3籠?)が消えていきました。この他、焼き餃子(焼小籠包?)も美味しかったです。麻婆豆腐も本格的で山椒がピリリと効いています。酸辣湯も5人で分けられる大きさで2.5ドルでした。5人で行って、たらふく食べて、ビールも飲む人は飲んで、合計で27.5ドル(約3000円)という価格設定は嬉しいです。お客さんは、もちろん中国人(と思われる)ばかりです。お試しください。

中国小籠包
#112 St.173
017 652 918

積みあがった小籠包と焼小籠包と麻婆豆腐。


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在カンボジア医療者勉強会 カンボジアのお産と赤ちゃんの話し

2018年09月29日 | 社会・風土
 カンボジアには、様々な医療関係者の方々(お医者さんや看護師さん等)が日本から援助の事業や、NGO、民間事業等のお仕事で来られています。これらの方々が集まって勉強会を開催しています。
 9月22日に開催された勉強会では、国立国際医療研究センターの岩本あづさ先生から「カンボジアのお産と赤ちゃんの話し」について報告されました。日本政府は、日本の支援で建設されたプノンペンの国立母子保健センターやコンポンチャム州病院等で、お母さんと赤ちゃんの健康のための事業を展開してきました。こうした様々な努力の結果、新生児死亡率は出生1000当たり、2000年の37から2014年には18に大幅減少しました。また、妊婦死亡率も出生10万当たり、2000年の437から2014年には170へと激減しています。継続的な事業実施で大きな成果をあげたものと、高く評価されます。他方、まだまだ解決・改善すべき課題も多く見られており、今後の活動も期待されます。
 勉強会では、参加者から様々な質問やコメントが提起され、中身の濃い議論がありました。こうした勉強会はぜひ続けていっていただきたいと思っています。


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中央銀行 IMFとセミナー カンボジア経済の次のステップに向けて

2018年09月28日 | 経済
 9月20日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)と国際通貨基金(IMF)は、プノンペンのラッフルズホテルで「多様化と構造改革に向けた羅針盤: カンボジア開発の次のステップ」と題するセミナーを開催しました。セミナーには、カンボジア国立銀行のネウ・チャンタナ副総裁、チア・スレイ総局長、IMFのアジア太平洋局副局長でIV条協議ミッション団長のマルクス・ロドラウア氏他、関係者200名以上が参加しました。
 IMFからは、他国の分析結果を基に、教育とインフラの改善を行いつつ構造改革に取り組むことが経済多様化の促進に欠かせないと指摘しました。カンボジア経済財政省は、カンボジアの競争力強化を目指して、貿易円滑化、電力・輸送コストの削減、労働者の能力開発等に取り組んでいると説明しました。
 カンボジア経済にとって重要なエンジンとなっている労働集約的製造業(縫製業等)から、次のステップに進んでいくためには、経済の新たなエンジンを見つけて育てていくことが必要です。カンボジア政府としては、イノベーティブ産業等に取り組んでいきたいとしています。

カンボジア国立銀行のサイト
https://www.nbc.org.kh/english/news_and_events/news_info.php?id=396


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米国商工会議所 米政府に対カンボジア制裁の再考を求める

2018年09月27日 | 経済
 新聞報道によりますと、カンボジアの米国商工会議所は、カンボジアへの制裁強化を検討している米国政府に対し、再考するよう要請する書簡を送ったとのことです。アレン・ドッジソン・タン会頭ら9人の連名で、米国議会や各委員会などに書簡を送付しました。「米国の企業や文化はカンボジアで高い人気がある。特に若年層を支援するためにも、制裁ではなく協力を続けることが、長期的には両国の良好な関係の構築につながる」としています。制裁の強化は、米国企業とカンボジアとの関係悪化も招くと指摘するとともに、縫製労働者などカンボジアの低所得層の生活に悪影響を及ぼす恐れがあると懸念を示しています。カンボジアの米国商工会議所には、130社以上の米企業が加盟しています。
 7月に実施された国民議会選挙について、最大野党の救国党が解党された状態で実施されたため、米国政府は選挙の正当性に疑義を表明しています。他方、欧米の圧力にもかかわらず、フン・セン首相は中国を後ろ盾として強硬な態度を崩しませんでした。このため、欧米による強硬な対応の有効性には疑問の声も出ており、穏健な対話と粘り強い説得で問題を解決しようとする日本型の対応に期待したいとの意見もあります。
 欧米の制裁が、カンボジアの輸出を支えている特別特恵関税制度に及ぶようなことがあれば、カンボジア経済にとって大きな影響が避けられませんが、選挙後、フン・セン首相は拘束していた野党関係者等の釈放や恩赦を打ち出しており、欧米との正面対決を避ける現実的な穏健路線に次第に軸足を移していくとの期待も出てきています。


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マッキンゼー報告書 カンボジアの高度成長を評価

2018年09月26日 | 経済
 国際的コンサルタント会社のマッキンゼーは、「成績優秀国:高度成長新興国とそれを支えた企業群(Outperformers: High-Growth Emerging Economies And The Companies That Propel Them)」と題する報告書を発表しました。
 世界71カ国の経済を分析し。「成績優秀国」として、カンボジアを含む18カ国を選定しました。過去50年間で平均3.5%以上の一人当たりGDP成長の実績を残した長期的優秀国7か国と過去20年間の平均で5%以上の一人当たりGDP成長の実績を残した最近の成績優秀国11か国が選定されました。長期的成績優秀国は、中国(7.3%)、韓国(6.2%)、シンガポール(5.2%)、タイ(4.3%)、香港(4.0%)、マレーシア(3.8%)、インドネシア(3.6%)でした。最近の成績優秀国は、ミャンマー(8.9%)、アゼルバイジャン(8.2%)、トルクメニスタン(6.1%)、カンボジア(5.8%)の順でした。この他、ラオス(5.4%)、インド(5.3%)、ベトナム(5.1%)等でした。
 成績優秀国を分析した結果として、成功要因は、生産性(競争促進、全要素生産性の伸び)、所得(賃金の上昇、中間層の大幅増加)、需要(輸出増加、消費大幅増加、世界経済との高い連結性)等を挙げています。
 カンボジアは、アジア新興国の中でも最も成功した国であることが明確に示されている報告書です。

マッキンゼーのサイト
https://www.mckinsey.com/featured-insights/innovation-and-growth/outperformers-high-growth-emerging-economies-and-the-companies-that-propel-them


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2018年8月の物価上昇率

2018年09月25日 | 経済
 国家統計庁から発表された2018年8月の物価上昇率(対前年同月比)は、1.9%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2013年後半から若干の上昇が続いた後、2014年後半から下降し、2015年終盤から若干の上昇に転じています。その後、2017年初頭に4%台まで上昇しましたが、2017年5月以降は3%未満で安定しています(2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%、9月3.6%、10月2.9%、11月2.4%、12月1.1%、2015年1月0.4%、2月1.6%、3月1.1%、4月1.2%、5月1.0%、6月0.7%、7月0.8%、8月1.0%、9月0.9%、10月1.3%、11月1.9%、12月2.8%、2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%、11月3.6%、12月3.9%、2017年1月4.4%、2月4.0%、3月4.2%、4月3.2%、5月2.5%、6月2.3%、7月2.3%、8月2.6%、9月2.7%、10月2.1%、11月2.3%、12月2.2%、2018年1月2.0%、2月2.3%、3月2.3%、4月2.4%、5月2.9%、6月2.8%、7月2.3%)。なお、7月と比べると8月は0.3%の下落でした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いており、7月の3955リエル/リットルから、8月は3950リエル/リットルに下落しました。ディーゼルは、7月の3684リエル/リットルから、8月は3687リエル/リットルとほぼ横ばいでした。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、2018年6月末には74ドル/バレルを超え、1年で76%も上昇しました。カンボジアのガソリン価格も、この国際価格の動きを受けて上昇し、6月には一時4300リエル/リットルまで上昇しました。7月の総選挙も見据えて、カンボジア政府は、石油製品価格の急激な上昇を緩和するために、7月1日に石油製品の特別税の減税を行い、7月末現在でガソリン小売価格は、3950リエル/リットルまで下がりました。しかし、その後は微妙に上昇してきています。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2018年の物価上昇率について、アジア開発銀行は3.2%、世界銀行は3.2%、国際通貨基金(IMF)は3.3%、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(AMRO)は3.1%と予測しています。
(写真は、プノンペン市内のガソリンスタンド。8月31日撮影)


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年09月24日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
 配信御希望の方は、下記のアドレス、または右側のブックマークから、まぐまぐのページで皆様のメールアドレスのご登録をお願いします。

 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
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国際協力銀行 地方中小企業のカンボジア出店支援

2018年09月24日 | 経済
 9月18日、国際協力銀行(JBIC)は、滋賀県の中小企業ナカザワのカンボジア現地法人に対し、プノンペンのイオンモールへの出店費用に充てる20万ドル(約2200万円)を融資したと発表しました。この融資は、滋賀銀行との協調融資となります。
 ナカザワは、腕時計等の販売・修理を行う、1986年設立の中小企業ですが、2014年に現地法人を設立すると同時に、カンボジア1号店を出店し、今回の出店が2号店となります。カンボジアでは中間所得層の増加に伴う個人消費の活性化が期待されており、ナカザワは2号店の出店によりカンボジアでの販売シェア拡大を図りたいとしています。これまでも中国やベトナムのイオンモールに出店しており、カンボジアでも今後の展開が期待されます。
 国際協力銀行では、「海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献します。今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、カンボジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。」としています。

国際協力銀行の新聞発表
https://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2018/0918-011400.html


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雨季の豪雨

2018年09月23日 | 社会・風土
 カンボジアは5月~10月が雨季です。この間には「バケツをひっくり返したような」スコールに襲われることもたびたびあります。特に、8月後半~10月はプノンペンも集中豪雨に見舞われます。傘も全く役に立たないような激しさです。そんな時はちょっと雨宿りするしかありません。通常、豪雨は30分から1時間ほどで終わります。プノンペンでも町のあちこちはすぐ水たまりと化します(日本政府が支援している排水事業で洪水被害は大幅に減少しているようです)。バイクに乗っている人たちの中には、ビニールポンチョをかぶって走っていく元気な人たちもいます。トゥクトゥクは、雨除けのカバーを出して走ります。プノンペンの街中は、洪水で通行できなくなるところも出て、道路は大渋滞となります。最近は、元は湿地や遊水地だったところが次々に埋め立てられていて、思わぬところが洪水被害にあうこともあるとのことです。
 しかし、この時期の雨は、農家には本当に大切な恵みの雨でもあります。
 なお、プノンペン等の都市の洪水の際は、下水やごみ等が混入している可能性も高く、思わぬ病気の原因ともなりますので、なるべく洪水(水たまり)に入らない・触らない等の注意が必要です。


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カンボジアでオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」9月29日公演

2018年09月22日 | 生活環境
 9月29日、プノンペンのソフィテルホテルで「日本カンボジア友好65周年記念事業カンボジアオペラプロジェクト「カヴァレリア・ルスティカーナ」」の公演があります。カンボジアオペラプロジェクトとは、カンボジア在住のオペラ歌手の岩崎愛さんをはじめとした日本人の方々により始められたプロジェクトで、カンボジア日本人会も後援しています。
 このプロジェクトでは、カンボジア芸術省と提携し、カンボジア人演奏家、芸術大学、芸術中学高校の学生との共演、定期的なマスタークラスの開催などの活動を行っています。また、現地在住の日本人、外国人にも参加をしていただき、国際都市であるプノンペンならではの活動を行なっていきます。カンボジアで世界水準のパフォーマンスを提供することは基より、その舞台を作り上げる過程においてもカンボジア人演奏家、また演奏家を志す人たちに知識や技術の共有をし、明確な目標を持った人材の育成、そしてカンボジアの芸術文化全体の底上げを図ることを目的としています。
 「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、イタリアの小説家、ジョヴァンニ・ヴェルガによる小説を基に、ピエトロ・マスカーニが作曲したオペラです。題名は「田舎の騎士道」の意味だそうです。シチリアの山間部を舞台として、三角関係のもつれから起きる決闘の悲劇を描いたものです。
 チケットは、下記のサイト等で購入できます。日本人会会員の方には割引があります。カンボジア初の本格的なオペラ公演を鑑賞する貴重な機会です。奮ってご参集ください。

Last2ticket asia: 
https://www.last2ticket.com/en/events/1036/sessions/25076/cavalleria-rusticana

フェイスブック
https://web.facebook.com/cambodiaoperaproject/


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人間開発報告書2018 カンボジアは146位

2018年09月21日 | 経済
 国連開発計画(UNDP)は、「人間開発報告書」を発行していますが、その2018年版が9月14日に発表されました。
 この報告書の中では、各国の「人間開発指数(HDI)」が計算され、それに基づいて各国の順位が発表されています。指数は、3つの要素、長寿で健康な生活(出生時平均余命で測定)、知識へのアクセス(成年人口の平均就学年数と入学年齢児童の予測就学年数で測定)、一定の生活水準(2011 年の購買力平価(PPP)ベースのドル価による 1 人当たり国民総所得(GNI)で測定)を指数化したものです。数字が1に近いほど、人間開発の達成度が高いことになります。
 カンボジアの2018年のHDIは、0.582で、189カ国中146位(前回も146位)でした。1位は、ノルウェー、日本は19位でした。
 カンボジアは、東アジア・太平洋地域平均と全世界平均(各0.733、0.728)を大きく下回っているものの、1990年(0.364)からの伸び率は63.0%と、トップクラスでした。カンボジアの平均余命は69.3年、予測就学年数は11.7年、平均就学年数は4.8年、一人当たりGNIは3413ドルでした。

人間開発報告書2018新聞発表(和文)
http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/presscenter/pressreleases/2018/HDI_2018.html


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中央銀行 外貨建て預金の法定準備預金への金利をゼロに

2018年09月20日 | 経済
 新聞報道によりますと、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)の金融政策委員会は、9月4日に、これまで外貨建て預金の法定準備の一部に付していた金利をゼロにすると決定したとしています。カンボジアにも預金準備制度があり、預金準備率は、リエル建て預金については8%、ドル等の外貨建て預金については12.5%となっています。法定準備金は、中央銀行に預託する必要がありますが、リエル建て預金の法定準備には金利が付きません。外貨建て預金の法定準備についても12.5%のうち8%部分については金利が付きませんが、残りの4.5%部分については、1.08%/年(2018年9月18日現在)の金利が付与されています。今回の決定は、この外貨建て預金の4.5%部分に付与されていた金利を撤廃するものです。
 カンボジアは、高度にドル化された経済であるため、中央銀行の金融政策・金融調整手段は限られたものとならざるを得ず、預金準備率操作は、数少ない政策手段の一つとなっています。これまでの動きを見ると、1997年以降リエル建て・外貨建て共に8%とした後、動かしていませんでしたが、2008年のリーマンショック時に外貨建て預金の準備率を一気に16%に引き上げて金融引き締めを行い、2009年に12%に戻し、2012年に12.5%に変更した後は、全く変動させていませんでした。この間も、リエル建て預金の準備率は8%で、変動なしでした。
 法定準備には、通常、付利しないことが多いのですが、リーマンショック時の大幅引き上げの際の金融機関の不満を緩和する目的もあって、8%超部分については、これまで低金利ですが付利していました。これまで金融機関が受け取っていた金利の額は大きくないため、金融機関には特段の影響はないものと見られます。中央銀行としては、準備率の変動が若干容易になるといった効果はあるものと見られます。今回の決定は、準備率を変動させるものではありませんが、法定準備制度の正常化の流れに沿ったものと思われます。

カンボジア国立銀行の預金準備に関するページ
https://www.nbc.org.kh/english/monetary_policy/reserve_requirements.php

同 当日の金利
https://www.nbc.org.kh/english/economic_research/interest_rate.php


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AMRO カンボジア調査ミッション結果2018を発表

2018年09月19日 | 経済
 9月12日、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(ASEAN+3 Macroeconomic Research Office:AMRO)は、9月4日~12日にカンボジアで実施したサーベイランスの結果を発表しました。このサーベイランスは原則として毎年1回実施されています。なお、詳細なレポートは、後日公開される予定です。AMROは、この地域の経済・金融の監視・分析を行うとともに、ASEAN10か国と日本、中国、韓国による外貨融通の取り決め「チェンマイ・イニシアティブ(CMIM)」の実施を支援するために設立された国際機関です。
 2018年のカンボジアの経済成長率を7.2%、物価上昇率を3.1%と予測しました。AMROは、高度成長を維持するためには、引き続き構造改革の推進、金融安定化政策の強化、成長を促進する方向への財政支出の組み換え等が重要であると提言しています。対外収支については、外国直接投資の流入で好調であるとしており、外貨準備が2016年67億ドル、2017年86億ドルと順調に増加し、2018年末には100億ドルを突破する見込みであることを評価しています。高度成長を維持するためには、競争力強化も重要であり、そのためにも、インフラの拡充、熟練労働力の確保、教育の質・量の拡充等が必要であると指摘しました。
 AMROとCMIMは、アジア通貨危機の際の国際通貨基金(IMF)の対応が失敗続きであったために、日本が主導して設立したアジア版IMFです。2016年の設立協定発効以降、活動を本格化しており、アジアの視点に立った経済分析・監視を実施していくことが期待されます。
(写真は新聞発表より。オウン・ポン・モニロット経済財政大臣との面談)

AMROの新聞発表
http://www.amro-asia.org/cambodia-continued-structural-reforms-needed-to-enhance-competitiveness-and-resilience-amid-strong-growth/


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河野外務大臣 フン・セン首相表敬

2018年09月18日 | 経済
 9月12日、ASEANに関する世界経済フォーラム出席のためベトナム・ハノイを訪問中の河野外務大臣は、フン・セン首相を表敬しました。
 河野大臣からは、8月の外相会談でも伝えた7月の国民議会選挙に関する日本の考えを説明し、カンボジアが国際社会から後押しを受けつつ民主的発展の道のりを歩み続けて繁栄することを望むと述べました。その上で、フン・セン首相の指導の下、国内の民主的プロセスを促進していくことを期待すると伝えたとのことです。
 また、記者会見で河野大臣は、救国党の党首だったケム・ソッカ氏の解放に関連して、同氏の体調の問題も含め、日本側からは非常に懸念していると伝えてきているとし、今後もきちんと人権が尊重されるように働きかけていきたいと述べました。
 今月18日~19 日には、プラク・ソコン外務大臣が日本を訪問するのに続き、10月には日メコン首脳会議のためフン・セン首相も訪日する予定であり、日本とカンボジアのハイレベルでの協議が続けられる予定です。
(写真は、新聞発表より)

外務省の新聞発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/kh/page6_000191.html


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2018年09月17日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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