カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カンポットにタツノオトシゴ像 観光客集める

2024年07月20日 | 社会・風土
 カンボジア南部カンポット州カンポットのリバーサイドに、タツノオトシゴ像が完成しています。口から水を吐くところ等が、シンガポールのマーライオンに似ているところから、「シンガポット」(シンガポール+カンポット)とも呼ばれている模様です。カンポットのリバーサイドは、これまでは何もなくて、フランス時代の古びたコロニアル建築が良い雰囲気を出していました。最近、元船着き場が良い感じのスターバックスになったりして、観光客の人気を集めつつありました。世界遺産にも申請する準備も進められています。州当局者によりますと、タツノオトシゴ像の効果は大きく、観光客巣は増加しているとのことです。シンガポールのマーライオンは「世界三大がっかり」等と言われることもありますが、カンポットのタツノオトシゴ像は、好感をもって受け止めらえれているようです。
(写真は、ライトアップされたタツノオトシゴ像。読者様ご提供)



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ERIAの渡辺事務総長 カンボジア訪問 首相とも会談

2024年07月19日 | 経済
 7月2日、東アジア・ASEAN経済研究センター(The Economic Research Institute for ASEAN and East Asia: ERIA) の渡辺哲也事務総長は、カンボジアを訪問し、フン・マネット首相と会談しました。
 会談で、フン・マネット首相は、ERIAの長年にわたるカンボジア政府への支援と緊密な協力に感謝の意を表明しました。また、カンボジアの経済発展に貢献する上で、ERIAの実用的な政策提言の重要性を強調しました。渡邊事務総長からは、カンボジア政府のERIAに対する支援に謝意を表明するとともに、引き続き関係省庁と緊密に連携していくと述べました。また、カンボジアの強固で持続可能な発展を目指すとしています。
 渡辺事務総長は、この他、オウン・ポン・モニロット経済財政大臣、ヘイン・スアー労働大臣、チア・スレイ・カンボジア国立銀行総裁等とも会談しました。
 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)は、東アジアの経済統合に資する政策研究および政策提言活動を実施することを目的として、日本が主導して、東アジア16カ国(ASEAN加盟10カ国、日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランド)により、2008年に設立された国際機関です。これまで、アジア総合開発計画(CADP)の策定等、東アジア・アセアン地域の発展のための様々な調査や政策提言を行ってきています。
(写真は、ERIAの発表より)

東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)の発表(英文です)
https://www.eria.org/news-and-views/eria-president-pays-courtesy-visit-to-prime-minister-of-the-kingdom-of-cambodia


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カンボジア GDP等の国民経済計算の基準年を2014年に

2024年07月18日 | 経済
 7月2日、カンボジア計画省の国家統計局(NIS)は、国内総生産(GDP)等の国民経済計算の算出基準年を2000年から2014年に変更すると発表しました。国連の算定基準「国民経済計算体系(SNA)2008」及び「全経済活動に関する国際標準産業分類第4次改定版(ISIC4)」に準拠するとしています。計画省は、国連国民経済計算ガイドライン(UN-SNA)に基づき、経済成長や産業構造の変化を反映することにより、経済計算の正確性を向上させているとしています。
 新しい基準年に基づく経済計算には、2011年の経済センサス、2013年の農業センサス、2014年の中間センサス、2014年の社会経済調査などの主要な調査のデータを利用するとしています。今回の改訂は、国連、スウェーデン、国際通貨基金(IMF)等の技術協力を受けつつ実施されました。
 今回の変更により、GDPに占める第一次産業の割合は29%から22%に低下し、第二次産業のシェアは26%から30%に、第三次産業のシェアは40%から42%に増加し、経済の部門構成も変化しています。既に基準年の変更を反映したIMFの統計では、2024年のGDP予測が旧基準の329億ドルから新基準では452億ドルに引き上げられています。一人当たりGDPも2019ドルから2628ドルに増加しています。
 なお、計画省では、2026年には基準年を2024年に変更する計画であるとしています。
 こうした統計の整備は、カンボジアの経済分析や、政府の政策決定に際して大変重要なものとなります。カンボジア政府が国際機関等の協力を得つつ、統計整備にも地道に取り組んでいくことが期待されます。
(写真は、発展を続けるプノンペン)



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日本 カンボジアに円借款を供与 南部経済回廊整備を支援

2024年07月17日 | 経済
 7月6日、プノンペンにおいて、上川陽子外務大臣と、ソック・チェンダ・サオピア・カンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣との間で、首都プノンペンとタイ国境を結ぶ国道5号線の改修等を実施するための82億9300万円を限度とする円借款、及び若手行政官等を対象とした日本への留学支援のための3億8600万円を限度とする無償資金協力に関する書簡の署名・交換が行われました。
 日本が支援している国道5号線改修事業の対象は、プノンペン近郊のプレッククダムから主要都市のコンポンチュナン、プルサット、バッタンバン、シソポンを経由してタイ国境のポイペトまでの区間(366㎞)で、これまでの2車線・簡易舗装の道路を4車線化・アスファルトコンクリート化し、主要都市についてはバイパスを建設する計画です。日本政府はこれまでに8件、総額948億6000万円の円借款を供与してこの国道5号線の改修を支援しています。
 国道5号線の改修工事は、北、中央、南の3区間に分かれて実施されており、北区間は2022年1月に完工、南区間及び中央区間(プレック・クダム~バッタンバン間:246.15km)は2023年11月に完工しています。今回供与された借款は、残るシソポン~ポイペト間を主な対象としています。
 今回の借款の供与条件は、金利:TORF+0.4%(コンサルタント部分は年0.2%)、償還期間:30年(10年の据置期間を含む)という大変譲許的なものです。なお、TORFは、東京ターム物リスク・フリー・レート(6か月物)で、最近は0.15~0.2%程度で推移しています。
 日本の支援のキーワードは「質の高いインフラ」であり、日系企業による高品質の施工が行われており、完成してもすぐに穴だらけになる中国や韓国の支援とは一線を画すものです。
  国道5号線は、南部経済回廊のうちプノンペンとタイ国境を直結する重要なルートであり、プノンペン周辺に進出している日系企業にとっても、サプライチェーンの一環としてタイとの連結性を確保するために必要不可欠となっています。国道5号線改修とタイとの国境のストゥンボット国境施設建設は、カンボジアにとっても日系企業にとっても非常に大きな効果がある事業です。残る部分の工事の完成が待たれます。
(写真は、改修工事が完了した国道5号線。2024年1月撮影)

外務省の発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_00863.html


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日本カンボジア外相会談 地雷イニシアティブを打ち出す

2024年07月16日 | 経済
 7月6日、カンボジアを訪問中の上川陽子外務大臣は、ソック・ チェンダ・サオピア・カンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣と会談を行いました。
 ソック・チェンダ副首相は、上川大臣のカンボジア訪問を歓迎すると述べるとともに、日本の支援で建設された橋が描かれているカンボジア紙幣を示しつつ、日本がカンボジア和平の時代以来カンボジアに寄りそって支援を行ってきたことに謝意を表明しました。また、「包括的戦略的パートナーシップ」の下で、両国間の協力をさらに発展させていきたいと述べました。
 これに対し、上川大臣から、日本とカンボジアは、長年の信頼関係構築を経て、両国が連携できる分野は着実に拡大しており、今後の両国間協力では、人材育成と日本の技術活用に重点を置き、カンボジアの持続性強化と更なる社会的価値の共創に向けて協力していきたいと述べました。更に、上川大臣から、カンボジアの発展と両国間の協力の実績を踏まえ、「3つの新たな協力アプローチ」として社会基盤整備(上下水道、日本企業の進出支援、通信、サイバーセキュリティ)、海の連結性(シアヌークビル港、海上安全保障)、地雷分野(日・カンボジア地雷イニシアティブ)での協力を進めたいと発言しました。
 特に地雷分野に関しては、日本の世界全体における地雷対策のビジョンとして、「地雷対策支援に関する包括的パッケージ」を発表しました。このパッケージのもと、カンボジアと協力して、「日カンボジア地雷イニシアティブ」を立ち上げることを発表しました。このイニシアティブでは、地雷の非人道性の認知向上・地雷削減に向けた国際的な機運醸成、地雷なき世界のための国際協力チームの創設、日・カンボジア連携による第三国での地雷除去支援、最新技術を用いた機材開発の4つの柱の協力を強化するとしています。
 これに対し、ソック・チェンダ副首相は、これら3つにおける日本のこれまでの支援に謝意を述べるとともに、カンボジア政府の開発戦略である五角形戦略に則ったものであり、3つの新たな協力アプローチについての支持が表明されました。両外相は、カンボジアの持続性強化と更なる社会的価値の共創に向けて、協力していくことで一致しました。
 その他、両外相は、カンボジアの民主的発展や経済関係の強化についても、意見交換を行いました。
(写真は、AKPより)

外務省の発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/kh/pageit_000001_00803.html


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上川外務大臣 カンボジア訪問 フン・マネット首相やフン・セン上院議長と面談

2024年07月15日 | 経済
 上川陽子外務大臣はカンボジアを訪問し、7月6日にフン・マネット首相を表敬訪問しました。また、フン・セン上院議長(前首相)、ソック・ チェンダ・サオピア外務大臣と会談しました。また、1992年から1993年にかけてのカンボジアにおける国連平和維持活動の中で命を落とされた故高田晴行警視(国連カンボジア暫定機構・文民警察官)及び故中田厚仁氏(国連ボランティア)の慰霊碑に献花しました。
 首相との会議では、上川大臣から、日本とカンボジアは、長年の協力を経て、両国が連携できる分野は着実に拡大しており、今後の両国間協力では、人材育成と日本の技術活用に重点を置き、カンボジアの持続性強化と更なる社会的価値の共創に向けて協力していきたいと述べました。
 これに対し、フン・マネット首相から、上川大臣の訪問を歓迎すると述べるとともに、長年にわたる日本政府・日本国民からの支援に感謝する、「包括的戦略的パートナーシップ」の下で、両国間の協力をさらに発展させていきたいと述べました。
 上川大臣から、カンボジアが重視する持続可能性やデジタル経済社会の発展のため、日本が強みとする水及びデジタル分野で協力を進展させたい、デジタル分野では、オファー型協力を推進するとともに、5Gを含む基幹通信インフラ整備で、日本の知見も生かして協力していきたい、サイバーセキュリティ強化の協力も継続したいと述べました。また、シハヌークビル港を地域の中核港及び物流拠点として発展させるための協力、日本企業の投資誘致のための協力も進めたいと述べました。
 これに対し、フン・マネット首相は、水分野やデジタル経済社会の発展を重視しており、日本との協力を推進したいと述べました。また、カンボジア政府としてもシハヌークビル港を重視しており、引き続き協力して進めていきたいと述べました。
 上川大臣から、安全保障分野においては、海上自衛隊のリアム基地寄港を含め協力していきたいと述べました。フン・マネット首相は、日カンボジア間の安全保障分野における協力の進展を歓迎しており、この分野でも日本と協力・連携を強化していきたいと述べました。
 この他、カンボジアの民主的発展や、東・南シナ海情勢、イスラエル・パレスチナ情勢といった地域・国際社会の諸課題についても意見交換を行い、北朝鮮、ロシアのウクライナ侵略、ミャンマー情勢を始めとする国際情勢に関しても連携していくことで一致しました。
(写真は、故中田氏(国連ボランティア)慰霊碑に献花する上川外務大臣。外務省の発表より)

外務省の発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/kh/pageit_000001_00795.html


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2024年07月15日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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フードメニューが充実のカフェ KAIFUN

2024年07月14日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコン288通りのカフェ「KAIFUN」です。マレーシア系のお店とのことです。緑も多く、店内は天井も高くて広々とした感じです。メニューは、カフェメニューに加えてフード類が充実しています。今回は、おつまみにパドロン・ペッパー(1.5ドル)、焼き野菜(1.5ドル)をいただき、〆にチキンカレー(3.8ドル)をいただきました。いずれも、いい味出していました。飲み物には、映えるものも多く、アルコール類もあります。お客さんは、地元の方が多いようで、パソコン作業をされている方も多数でした。午後の時間帯でしたが、ほぼ満員の盛況でした。お値段は、プノンペンのカフェとしてはリーズナブルです。ここはお薦めです。ぜひお試しください。。

KAIFUN Café+Eatery
https://web.facebook.com/KaifunCambodia

ドリンク類は、映える感じでです。


安くて美味しいパドロン・ペッパーと焼き野菜。


高い天井と全面ガラス窓に外の緑も映えて、広々とした開放感があります。



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美味しいお蕎麦と天ぷら 挽きぐるみ蕎麦屋 禅開

2024年07月13日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンに開店した美味しいお蕎麦と天ぷらのお店「挽きぐるみ蕎麦屋 禅開」です。北海道の旭川発祥のお蕎麦とのことです。プノンペンのお店は、木材を多用した和風な感じです。メニューはお蕎麦や天ぷらが中心ですが、丼ものや定食もあります。そば前のおつまみもいろいろとあるのがうれしいです。今回は、だし巻き卵や蕎麦みそ焼き、なす揚げびたし等をおつまみにいただいた後、「にら」(写真上:ざるそばににらの薬味が付いてます)をいただきました。いずれもいい感じでした。今回は昼だったのでビールだけでしたが、次はぜひ日本酒もいただきたいものです。プノンペンで本格的な美味しいお蕎麦がいただけるの嬉しいです。お客さんは日本の方が多いようでした。お勧めです。お試しください。

挽きぐるみ蕎麦屋 禅開
https://www.facebook.com/profile.php?id=61558757541061

そば前と言えばだし巻き卵


蕎麦みそ焼きも渋いです



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野口元郎氏のクメール・ルージュ裁判最高審国際予備判事就任

2024年07月12日 | 社会・風土
 7月1日、クメール・ルージュ裁判事務局は、野口元郎氏のクメール・ルージュ裁判最高審国際予備判事への就任を発表しました。野口元郎氏は、2006年の裁判立ち上げから2012年までの間、同裁判最高審国際判事を務め、第一事案の最高審判決のほか、司法行政委員会や規則手続委員会の委員として裁判の司法プロセスに貢献しました。日本では、最高検察庁検事、外務省国際司法協力担当大使等を歴任されています。
 クメール・ルージュ裁判は、カンボジアのクメール・ルージュ政権期における政権幹部のジェノサイド条約上の犯罪や人道に対する罪等重大な罪について国際水準で裁くため、2006年に国連の協力の下、国内法廷として設置されました。日本は、この裁判をカンボジア和平プロセスの総仕上げとして重視し、国際社会による裁判への支援において主導的役割を果たしてきました。
 裁判は2022年に全ての裁判プロセスを完了し、2023年に残余機構に移行しました。同機構では、刑執行の監督、広く一般に利用できるようにすることを目的とした裁判文書の再分類、裁判文書及び非裁判文書を含むクメール・ルージュ裁判のアーカイブの保存及び管理、カンボジアをはじめ他国でのアウトリーチ活動等を実施する予定です。野口氏は最高審の国際予備判事としてこれらの活動に携わります。
 日本の外務省は、野口元郎氏のクメール・ルージュ裁判最高審国際予備判事への就任を歓迎しますとの外務報道官談話を発表しています。
 中国の支援を受けたクメール・ルージュは、カンボジア国民を200万人近く虐殺したと言われています。他方、クメール・ルージュは、ベトナム戦争時の米軍のカンボジア越境爆撃を恨んだカンボジア国民の感情を利用して拡大したとも言われます。フン・セン首相をはじめ、クメール・ルージュの兵士であったカンボジア国民はまだ多く、カンボジア政府は、これらの国民の責任を追求することは決してないとの立場をとっています。悲劇の歴史を忘れないことと、クメール・ルージュの兵士であった人々を許すことの両方がうまくいくことが期待されます。
(写真は、クメール・ルージュ特別法廷。クメールタイムズ紙より)

日本の外務省の発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/pageit_000001_00770.html


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