カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

シアヌークビル港湾公社 ルー・キム・チュン総裁が叙勲

2020年06月06日 | 経済
 4月29日、令和2年春の叙勲において、シアヌークビル港湾公社のルー・キム・チュン総裁が、「カンボジアにおける港湾開発を通じた日本・カンボジア間の関係強化に寄与」したことが認められ、旭日中綬章叙勲が発令されました。また、5月14日に発表された令和元年度土木学会賞でも、日本の土木技術の国際交流に貢献したと認められ、「国際貢献賞」を受賞されました。ルー・キム・チュン総裁は、日本が長年支援しているカンボジア唯一の深海港シアヌークビル港の開発に当初からリーダーシップを発揮して、コンテナターミナルの建設、多目的ターミナルの建設、経済特区の新設等を次々と実現されてきました。現在は、日本からの円借款の支援を受けて、新コンテナターミナルの建設に取り掛かっています。
 ルー・キム・チュン総裁は、大変元気で人柄も素晴らしい方です。ドラゴンフルーツ栽培が趣味ということです。日本政府の支援を得つつ、カンボジア経済にとって欠くことのできない基幹インフラであるシアヌークビル港を発展させてきた功績が認められたことは。大変喜ばしいことと思います。
(写真は、日本の支援で建設・拡張されたシアヌークビル港コンテナターミナル)

内閣府の発表
https://www8.cao.go.jp/shokun/hatsurei/r02haru.html



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プノンペンロジスティクスコンプレックス 予備調査終了

2020年06月05日 | 経済
 カンボジア公共事業運輸省関係者は、アジア開発銀行(ADB)の支援で実施してきた「プノンペンロジスティクスコンプレックス(PPLC)」の予備調査が完了したと述べています。経済財政省等の関係省庁との協議が完了次第、ADBの支援によるフィージビリティ調査を早急に開始したいとしています。この事業は、ロジスティクスマスタープランの一環となるものです。なお、公共事業運輸省では、この事業を官民パートナーシップ(PPP)で実施したいとしています。
 建設予定地は、鉄道北線と南線が分岐する地点(サムロンクロム地区:98ヘクタール)で、鉄道北線と南線と道路の環状3号線に囲まれたところです。この場所は、もともと、南線でシアヌークビルから運んできたコンテナを積降するコンテナヤードの予定地でした。しかし土地取得問題等で、計画は塩漬けとなっていました。この場所は、鉄道北線と南線に直結する好立地です。また、最近整備された環状3号線によって、国道4号線及び5号線、6号線と直結しています。今後の環状3号線整備によって、国道3号線、更にはシアヌークビルへの高速道路にもつながることが期待されます。
 現在、鉄道南線のコンテナについては、国道4号線に近いドライポートで南線本線上で貨車から積降が行われています。今後のコンテナ輸送の迅速化、低コスト化のためにもプノンペン側の大型コンテナヤードの整備は不可欠であり、フィージビリティ調査の結果を活用して、早期に建設が開始されることが期待されます。



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日本 タクマウの浄水場建設を支援

2020年06月04日 | 経済
 5月29日、国際協力機構(JICA)は、カンボジア政府との間で、「タクマウ上水道拡張計画」を対象として34億2100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結しました。この事業は、プノンペン南部に隣接して人口が急増するタクマウ市において、上水道施設を整備することにより、給水サービスの向上を実現するものです。
 タクマウ市では、現在はプノンペン都内の浄水場から配水管を接続し給水を行っています。しかし、プノンペン都及びタクマウ市の急激な人口増加に伴い、水需要が増加しており、既存の浄水場の供給能力のままでは給水が困難になっています。このため、タクマウ市内に市独自の浄水場(浄水処理能力:約3万立方メートル/日)を新規に整備して給水体制を強化し、プノンペン都内の浄水場の負荷を低減するとしています。また、本事業はJICA初の事業・運営権対応型の無償資金協力であり、整備された上水道施設の運営・維持管理にも日本が持つ効率的な運営・維持管理のノウハウが適用されることで、水道料金の引き上げを抑制しつつ、質の高い給水サービスを提供していくことが期待されます。
 プノンペンの上水道は、北九州市が20年以上支援を続けており、無収水率の低下等が実現されてきました。本事業の運営管理は、民間事業者がプノンペン上水道公社と契約を通じて事業権を取得することで、施設運営・維持管理、用水供給を行うこととなっていますが、これまでの経験や日本の技術が活用されて、きれいな水が多くの利用者に届くことが期待されます。
(写真は、日本の支援で建設されたプンプレック浄水場)

JICAの発表
https://www.jica.go.jp/press/2020/20200602_10.html



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世界銀行 カンボジア経済アップデート2020 新型コロナでマイナス成長へ

2020年06月03日 | 経済
 5月29日、世界銀行は「カンボジア経済アップデート2020年5月: COVID-19におけるカンボジア」を発表しました。
 カンボジアの2020年の成長率については、GDPの71.4%、雇用の39.4%を占める主要セクターである観光、輸出、建設が、新型コロナの影響を大きく受けるため、マイナス1%~マイナス2.9%となるものと予測しています。これは、少なくとも176万人の雇用に影響するとしています。
 カンボジアは、新型コロナの感染は抑え込んでいますが、経済的な影響は、観光、輸出、海外直接投資等を通じて、免れないとしています。まず、観光は、新型コロナが発生した中国からの観光客が多いこともあり最初に大きな影響を受けています。輸出は、縫製品に偏った構造で、輸出先も欧米に集中しています。このため、先進国の需要蒸発の影響は大きいとしています。直接投資も中国からが多いことに加え、建設不動産に集中していたため、大きなマイナスは避けられないものと見られます。
 そのインパクトは各方面に影響します。銀行セクターは、不動産の価格下落、建設ブームの終焉から、不良債権の増加が懸念されます。マイクロファイナンスも、借入人の輸入減少・喪失により、不良債権が増加する等の影響が出ると見られます。財政も歳入が大幅に減少するため、財政赤字は対GDP比9.0%にまで拡大する見込みです。外貨準備については、2019年末よりは減少するものの、168億ドル(輸入の6.8か月分)を維持可能と見ています。
 見通しとしては、ベースラインシナリオで、GDP成長率は、2020年はマイナス1%となるものの、2021年には6.0%にリバウンドするとしています。しかし悲観的シナリオでは、2020年マイナス2.9%、2021年3.9%に留まると見ています。
 必要な政策として、喫緊の課題として、緊急経済対策と感染対策、短期的課題として経済回復政策、中期的課題として金融と社会的耐性の涵養を提言しています。
 なお、特別レポートとして、教育の重要性に関する分析も添付されています。

世界銀行の発表(英文です)
https://www.worldbank.org/en/news/press-release/2020/05/29/covid-19-coronavirus-epidemic-poses-greatest-threat-to-cambodias-development-in-30-years-world-bank


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中央銀行 ドルの小額紙幣に関する通達 思わぬ誤解で混乱招く

2020年06月02日 | 経済
 5月28日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、金融機関向けに通達を発出し、9月1日以降、少額ドル紙幣(1ドル札、2ドル札、5ドル札)の中央銀行への持ち込みに際し手数料を課す可能性があると伝えました。高度にドル化した経済であるカンボジアでは、ドル札が一般に流通していますが、古くなったドル札や余ったドル札を金融機関は中央銀行に持ち込んでいます。このドル札は、香港・米国等に「輸出」され、新札に交換されたり、外貨準備となったりしているものと見られます(NBCは、この種の業務について情報を開示していません)。カンボジア経済の拡大に伴いドル札の扱い量が増えていることに加え、ドルの少額紙幣については、かさばることもあって、輸出のコストがかかるため、NBCとしては、そのコストを民間金融機関に転嫁したいと考えたものと見られます。また、新型コロナの影響で、観光客が激減しているため、ドル現金の持ち込み量、取引量が減っているこの時期ならやりやすいと考えた節もあります。また、少額取引におけるリエルの使用促進の効果も期待していたものと見られます。
 この通達について、思わぬ誤解が広まり、混乱が起きています。市中では、ドルの小額紙幣が「使用禁止」となるとの誤解が広がり、市場やガソリンスタンドでドルの小額紙幣の受取りを拒否したり、受け取りに際して手数料を取るといったことが起きているとのことです。
 このため、NBCに加え、フン・セン首相、マイクロファイナンス協会等が声明を発表し、ドルの小額紙幣の使用には何の問題もないと繰り返して、誤解とデマの打ち消しに務めています。
 カンボジアでは、一般の人々だけでなくマスコミ関係者の金融リテラシーにも不十分なところがあり、誤解とデマが広まったものと見られます。また、カンボジアでは、通貨に対する信認性が低いことも背景にあるものと見られます。高度にドル化した経済が「脱ドル化」することは、大変に難しい政策課題の一つです。一歩間違うと、アルゼンチンやトルコのように自国通貨の暴落等の弊害を招く可能性もあります(アルゼンチンペソは、2000年には1ドル=1ペソでしたが、現在1ドル=68ペソまで減価しています)。NBCも国際通貨基金(IMF)等もカンボジアの脱ドル化については、慎重に時間をかけて行うべきとしています。今回のNBCの通達は、ドルとリエルの交換性に直接影響するものであり、もう少し慎重に取り組んでも良かったかと思われます。
(写真は、2ドル札。カンボジアでは滅多に見かけないため、持っていると幸運が訪れるとも言われます。)

カンボジア国立銀行のフェイスブック(クメール語)
https://web.facebook.com/nationalbankofcambodiaofficial/



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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2020年06月01日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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新型コロナ カンボジアの状況 6月1日

2020年06月01日 | 経済
 カンボジアでの新型コロナウイルスの新規感染者数は4月12日以降ゼロの日が続いていましたが、先々週2名、先週1名の新規感染者があり、5月31日の保健省発表によれば、累計感染者数は125名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は123名となっています。新規感染者1名は、タイ国内での宗教学習セミナーに参加した後、5月28日にタイから陸路で帰国したカンボジア人でした。
 5月25日、プノンペン都は、通達を発出し、引き続き新型コロナ対策を継続することを求めました。具体的には、2020年9月までパーティや宗教的集会の禁止継続、食堂等での防止策(体温測定・消毒等)の継続、ジム、映画館、カラオケ、マッサージ、スパ等の営業停止の当面の継続等です。
 5月25日、カンボジア政府は新型コロナで影響を受けている産業への支援策第4弾を発表しました。借入に関する源泉徴収税の減免、農業農村開発銀行(ARDB)の金利引き下げ等です。
 5月26日、カンボジア政府は、縫製業、観光業等の一時帰休労働者向け補助金の支払を開始しました。83工場・28ホテルの一時帰休労働者3万3231人に対し、総額68万4294ドルを支払いました。支払いは、電子送金のWINGを使用しています。政府は、一時帰休労働者に対し月40ドルの補助金(一時帰休期間によって金額は変動)を支給するとしています。
 5月27日、三上正裕日本大使はオウン・ポン・モニロット経済財政大臣と面談し、カンボジアの保健・教育セクター向けに25億100万円の無償資金協力を供与することを表明しました。新型コロナ対策に寄与する医療機器等が含まれている模様です。三上大使はカンボジアの新型コロナ対策を評価したうえで、日本として引き続き、技術協力や円借款でも支援を継続したいと述べたとのことです。
 カンボジアでは、新規感染者の数が落ち着いていることから、プノンペン等では経済活動が復旧してきています。引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。
(写真は、三上大使とオウン・ポン・モニロット経済財政大臣。AKPより)



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お持ち帰りもあります La Residence

2020年05月31日 | 生活環境
 プノンペンの最高峰フレンチ「La Residence」でも、料理のお持ち帰りができるようになっています。パテやテリーヌといった前菜や各種スープ、メインの煮込み料理等があります。様々なソースやドレッシングもあります。素敵なガラス瓶に入っていて、これも人気です。
 ランチメニューも新しくなっています。セットメニューは、4種類の前菜、4種類のメインから選べて、デザート・コーヒー付きです。セット価格19ドルと35ドルの2種類があります。今回は、前菜にカルパッチョ、メインも大好物のラムシャンクをお願いしました。カルパッチョは、見た目も美しく、アーティチョークがアクセントになっています(写真上)。ラムシャンクは、ほろほろに煮込まれたお肉にソースが絡んで最高です。品数は絞られていますが、アラカルトから選ぶこともできます。
 もともと余裕のあるレイアウトですが、3密対策等のコロナ対策も万全です。加茂シェフによりますと、お客様も少し戻ってきているとのことでした。

La Residence
https://web.facebook.com/LaResidenceRestaurantPhnompenh/

大好物のラムシャンク


お持ち帰り用のショーウインドウ。素敵な瓶入りです。



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ボリュームたっぷりランチ ハードロックカフェ

2020年05月30日 | 生活環境
 プノンペン北部、エクスチェンジスクエア内のハードロックカフェには、平日はランチセットもあります。10種類ほどありますが、今回は、ホットドックを頼んでみました(写真上)。ワンドリンク付きで9.9ドル(税別)です。ホットドックはとにかく大きくて、口に入れるだけでも大変です。炒めた玉ねぎがのっていて、マスタードとケチャップもたっぷりです。手と口が汚れてしまうのもやむを得ません。アメリカンらしい美味しさがあって、気に入っています。他にも巨大なハンバーガーとかもあります。飲み物はアイスレモンティーにしましたが、レモンたっぷりで、さっぱりしたいい感じでした。お昼から、ロックのミュージックビデオが、ガンガンに流されています。なお、新型コロナの影響もあって、お客さんの数は限られているようです。3密対策と体温測定、アルコール消毒等はきちんと行われています。

ハードロックカフェ プノンペン
https://web.facebook.com/hardrockcafephnompenh/

とにかく大きいクラッシック・ハンバーガー


ランチメニューは10種類ほど。平日のみです。



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プノンペンシアヌークビル高速道路等 工事進む

2020年05月29日 | 経済
 カンボジア公共事業運輸省によりますと、新型コロナの影響はあるものの、主要道路の工事は進捗しているとことです。
 プノンペンとシアヌークビルを結ぶ高速道路は、プノンペン近郊の環状3号線からスタートし、シアヌークビル港近くまでを結ぶ片側2車線、総延長190キロメートルの計画です。中国政府系の中国路橋工程(CRBC)の現地法人のカンボジア・プノンペン・シアヌークビル・エクスプレスウエー(柬埔寨金港高速公路)が、BOT(建設・運営・譲渡)方式で受託しています。2019年4月に着工し、現在の進捗率は20.5%で、予定通り2023年の完工を目指すとしています。
 公共事業運輸省のスンチャントル大臣は、事前通告なしで道路工事現場を査察し、工事の品質チェックを行っています。5月3日に国道2号線・22号線の建設現場を査察しました。この工事は、韓国の借款により、韓国の韓信工営が建設工事を行っています。大臣の査察により、舗装の厚さが基準に達していない等の品質不良が発見されたことに加え、建設機械が少数しかいない、工事が遅れている等の指摘もありました。建設機械を増やして工事を促進することや、品質不良部分の工事のやり直しの命令等の厳しい指導がなされたとのことです。
 国道3号線は、プノンペンとカンポットを結ぶ134.8Kmの道路改修工事で、中国の借款で中国路橋工程が建設工事を行っています。こちらも事前通告なしで査察したスンチャントル大臣は、大きな品質不良は発見できなかったとしています。工事の進捗率は74%で、予定通り、2022年の完工を目指すとしています。
 主要国道等の基幹インフラにとって、工事の品質は非常に重要なものです。これまでも、韓国や中国の施工業者による品質不良工事が散見され、すぐに穴だらけになる道路や接合部分に段差が発生している橋梁等がありました。日本は「質の高いインフラ」をキーワードにしており、日本の質の高いインフラがカンボジアでも展開されることが期待されます。
(写真は、国道2号線の工事現場。2020年1月撮影)

公共事業運輸省のフェイスブック(クメール語ですが動画も多数です)
https://web.facebook.com/mpwt.gov.kh/



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