ローカル食堂の高度成長

　うちの近所にある、焼肉定食を出す人気のローカル食堂が、高度成長を遂げています。いわゆる道端レストランだったのですが、隣の店舗を買収（？）して、立派なお店となり、規模は2倍以上の大きさになっています。人気の焼肉定食は、4500リエル（約90円）に値上がりしていますが、まだまだ人気は続いています。こんなところにもカンボジアの経済の好調と高度成長が表れています。
　焼肉定食は、牛の形の鉄板で濃い味付けの牛肉と玉ねぎを炒め、卵焼きもついています。テーブルに置いてあるニンニクの漬物をたっぷりかけて食べると朝から元気が出ます。以前は朝しかやっていなかったのですが、最近はランチタイムも営業中です。飲み物は、サトウキビのジュース（1000リエル。約20円）がお薦めです。
　ぜひお試しください。場所は、セントラルマーケットの真北、約100メートルです。


ブログ「カンボジア経済」2011年1月22日「朝から焼肉定食」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/165cc9fd1c21d7e8fcc3fd812e899944

結構おいしい焼肉定食です。


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朝日の中で朝食を Malis

　クメール・キュイジーヌの高級レストラン「Malis」では、朝ごはんも始めています。緑溢れるテラス席で池を眺めながらの朝食も気持ちいいです。頼んでみたのは、マリス・ライス・ヌードル・コンボです。クイティウにフランスパン、アイスコーヒー、デザートもついて3.8ドルとお買い得感があります。客層は、お金持ち風のカンボジアの方々がメインです。朝から打ち合わせという感じの人たちもいます。
　ゆったりとした気分で朝ごはんを食べるには、良い場所です。場所は、独立記念塔の南、ノロドム通り沿いです。ぜひお試しください。

Malis Restaurant
No. 136, Preah Norodom,
Tel 023 221 022 Fax 023 221 121
Website www.malis-restaurant.com

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カンボジア通信監督機構が始動

　9月20日に、カンボジア通信監督機構（Telecommunication Regulator of Cambodia (TRC)）が始動しました。この機構は、政府系独立公社として、通信会社の設立・運営、ネットワークの使用、通信サービス等を監督・管理します。カンボジア国内で営業する8つの携帯会社、乱立するインターネット・プロバイダー（約40社）等を監督することとなります。
　カンボジア国内には既に2万キロの光ケーブルが敷設され、国土の90％以上で携帯電話の通話が可能となっています。プノンペン市内では、多くのカフェやレストランで無料でWi-Fiが利用可能です。
　カンボジアでは、通常1か国で3～4社の携帯電話会社が8つもあるため、激烈な競争が展開されており、通信業界では、携帯電話会社数を減らす必要があるとの議論がなされています。


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鉄道車両の入札にむけて

　9月19日にプノンペンで、公共事業運輸省のトラム・イヴ・テック大臣、鉄道運営会社のToll社のケール社長等が参加して覚書の調印式典が行われ、現在リハビリ工事が進められているカンボジアの鉄道用の機関車、貨車等の調達に向けて入札が開始されることとなりました。計画では、ディーゼル機関車4両とコンテナ用貨車100両を調達する予定です。調達は国際競争入札で実施されますが、既にToll社と取引実績のあるフランスのアルストム社が有利と言われています。
　鉄道のリハビリ工事は完成が遅れていますが、プノンペン～シアヌークビルを結ぶ南線が来年早々、プノンペン～ポイペト（タイ国境）を結ぶ北線が2015年に完成する予定とされています。


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タイからの電力輸入枠拡大へ

　9月12日に開催されたASEANエネルギー相会議の際に、カンボジアのスイ・セン鉱工業エネルギー大臣は、タイのアラック・チョンラタノンエネルギー大臣と会談し、タイからの電力輸入枠の拡大を求め、タイ側と合意したとのことです。
　カンボジアの西部の都市、バッタンバンやシェムリアップはタイからの輸入電力が重要な役割を果たしており、これまでの80～90MWから、合意後は120MWまで増加の見込みです。海岸沿いのコッコンでは、これまでの4MWから11MWに増加します。
　カンボジアでは、建設中の水力発電所や送電線が完成するまでは、西部はタイからの輸入電力、プノンペンを含む東部ではベトナムからの輸入電力に頼らざるを得ない状況となっており、現在電力使用量の4割程度を輸入電力で賄っています。


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カンボジアの産業政策立案セミナー

　9月3日にプノンペンで「カンボジアの産業政策立案に向けて」と題したセミナーが、カンボジア最高国家経済評議会（SNEC）と国際協力機構（JICA）の共催で開催されました。
　カンボジアでは、経済成長のエンジンとして海外直接投資を重視し、その誘致に努めてきました。しかし、最近のミャンマーの動き等、誘致競争も激化しています。
　カンボジア政府は、一人当たりGDPを2020年に倍増させる目標を掲げており、この目標を達成するには、まず、年7.5パーセントの成長率が必要とされます。それに加え、製造業のGDP比率を現在の約15パーセントから25パーセントに上昇させ、製造業で毎年約5億8,000万ドルの海外直接投資を誘致し、雇用者数を現在の54万人から140万人程度まで拡大させる必要があります。そのための手段として、経済特別区（工業団地）を活用した海外直接投資の促進、カンボジア企業の大多数を占める中小零細企業の振興策、これらを推進するために横断的に必要とされる政策などの提言が発表されました。
　これらの提言が、来年策定される予定のカンボジア政府の国家戦略開発計画(NSDP)や四辺形戦略に活かされていくことが期待されます。

JICAのサイト
http://www.jica.go.jp/topics/2012/20120918_01.html


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カンボジアにもiPhone5 SIMカードが不足

　アップルのiPhone5が日本でも発売されましたが、カンボジアでも今週中にも発売される模様です。価格は1000ドル（約8万円）以上となるものと見られています。ただ、カンボジア国内では、この新型iPhoneに使用する新しい小型のnano-SIMカードが不足していると言われます。携帯電話会社のMobitelやHelloでは、まだこのnano-SIMを発注中で、発売までに若干時間を要するとしています。唯一、Smart社のみがnano-SIMの在庫を保有しており、通常のSIMを持っていると下取り交換で2ドル（約160円）、新規購入の場合は4ドル（約320円）で販売するとしています。
　カンボジアでもスマートフォンの人気は高まってきています。


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韓国料理の美味しいランチ Le Seoul

　韓国料理の有名店「Le Seoul」のランチが好評です。値段は約5ドルで、キムチチゲ（キムチ主体の辛いスープ）、カルビタン（写真。骨付きカルビのスープ。辛くありません）、プルコギ（牛肉の鍋）、冷麺等の各種の韓国料理をお手軽に食べられます。本場の韓国と同じように、キムチやナムルといった小皿がたくさん出てきて食べ放題（お代わり自由）というのも嬉しいです。場所はラッフルズホテルの北側で、モニボン通りに面しています。ぜひお試しください。

Le Seoul Korean Restaurant
No. 62, Preah Monivong (St. 93)
Tel 023 427 000


食べ放題の小皿がこんなに出てきます。


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Feel Good Mekong メコン4カ国（カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム）展示商談会

　9月25日（火）から10月4日（木）まで、日本アセアンセンターは、アセアンホールにて「Feel Good Mekong －メコン4カ国（カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム＝CLMV）展示商談会－」を開催します。
　日本アセアンセンターでは「近年、アセアン10カ国の中でも新たに注目されているメコン流域4カ国から、手仕事の温かみを感じさせるインテリア用品・雑貨を集めました。伝統とモダンの融合、日本にはない独特のデザイン、職人の丁寧な仕事など、大量生産にはないハンドメイド商品の魅力を、優しくゆったりとした雰囲気の中でお届けします。」としています。
　各国貿易促進機関担当者によるセミナー「メコン4カ国の最新貿易情報」も同時期に開催されます。カンボジアについては、10月2日（火）11:00からの予定です。

詳細は日本アセアンセンターのサイトをご覧ください。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000001319.html

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CLMV4か国 2015年までに観光客倍増を目指す

　9月17日にベトナム・ホーチミンで開催されたCLMV（カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム）観光大臣会議で、2015年までに観光客数を2500万人とするとの目標が合意されました。これは、2011年の実績の2倍に相当します。
　カンボジアからはトン・コン観光大臣が参加し、各国による観光客誘致活動と、各国間での協力の強化が必要と述べています。また、カンボジア旅行会社協会のアン・キム・アン会長は、カンボジアだけでも2015年には450万人の観光客を呼ぶことができるとしています（今年のカンボジアへの観光客数は300万人程度）。
　CLMV諸国には世界遺産も10カ所以上あり、今後の観光業の成長が期待されています。


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たばこ税 増税検討

　9月17日に開催されたたばこ税に関するワークショップで、たばこ税の増税が検討中であることがわかりました。現在、カンボジアのたばこ税率は10％で、周辺国の税率（タイ85％、ベトナム65％、マレーシア25％等）と比べて著しく低くなっています。このため、世界保健機関（WHO）は、カンボジアの若者を喫煙者としないようにするためにもたばこ税の増税によるたばこ価格の引き上げが必要との立場です。経済財政省のハン・チュオン・ナロン次官は、政府はたばこ税の増税を検討中であるが、コンポンチャム州等のタバコ生産農家への影響を十分考慮する必要があるとしています。
　カンボジアでは、マイルドセブン等の外国たばこも安価で買うことが可能であり、海外からの旅行客も購入される方が多いと見られています。


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日本メディカルプロダクツ カンボジアに新工場

　日本メディカルプロダクツは、カンボジアに手術着などの新工場を建設し、国内外で生産を拡大する計画です。新聞報道によりますと、カンボジア工場はプノンペン経済特区に建設されます。敷地面積約４万１千平方メートル、延べ床面積6600平方メートルで2015年の完成を目指すとしています。現地従業員を50人採用、将来は１千人まで増やす計画です。カンボジア工場では、医療用マスク、ガウンなどを生産します。
　日本メディカルプロダクツ株式会社は、本社を北海道旭川市に置く医療用不織布製品メーカーです。手術用ガウン・マスク・キャップなどを製造・販売しています。注射針、縫合針、輸液ライン、電気メスなどをパック化した手術キットも人気商品となっているとのことです。

日本メディカルプロダクツ
http://www.hopes.co.jp/


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ASEAN＋3及びEASエネルギー大臣会合

　9月12日にプノンペンにおいて、ASEAN+3 エネルギー大臣会合及び東アジアサミット（EAS） エネルギー大臣会合が開催されました。日本からは、経済産業省の北神大臣政務官が出席しました。両会合の成果は「共同声明」としてとりまとめられています。
会議では、増大していくこの地域のエネルギー需要や、既存のエネルギーインフラに及ぼす自然災害によって生じ得る影響を考慮し、エネルギー需給に関する中長期的な見通しの共有が重要であるとの認識で一致しました。
また、日本の支援により東アジア・ASEAN経済研究センター（ERIA） によって、5つのテーマについて調査が開始されることとなりました。テーマは、（1）中長期エネルギー需給見通しの策定、（2）クリーンコールテクノロジーによる石炭の戦略的活用、（3）電力インフラの最適化、（4）原子力発電の安全管理、（5）スマート都市交通による運輸部門の省エネルギーです。

経済産業省の新聞発表
http://www.meti.go.jp/press/2012/09/20120913002/20120913002.html

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2012年7月の物価上昇率

　国家統計庁から発表された2012年7月の物価上昇率（対前年同月比）は、1.3％の上昇となりました。物価上昇率は、ここ1年ほどは5％前後で安定的でしたが、5月、6月、7月と大幅に低下しています（2011年7月の上昇率は7.1%、8月6.4%、9月6.7％、10月5.2％、11月5.7％、12月4.9％、2012年1月5.8％、2月5.4％、3月5.4％、4月4.8％、5月2.2％6月1.8％）。7月の物価指数は6月と比べては＋0.0%の上昇でした。
　7月の物価上昇率が落ち着いた理由としては、世界経済の減速傾向があります。しかし、国際マーケットでの石油価格は一旦下落した後、上昇に転じています。ニューヨーク市場ではWTIは80ドルを切るところまで下落した後、最近は95ドル前後まで上昇してきています。プノンペンのガソリン価格も5500リエル程度に上昇してきました。国際市場では、アメリカでの干ばつの影響もあって穀物価格も上昇してきています。これらの国際市場の動きがカンボジアにも早晩影響してくるものと懸念されます。
　国際通貨基金（IMF）は2012年の物価上昇率を4.0％と予測しています。カンボジア政府は、2012年の物価上昇率をこれまでの5.5％から3.6％に引き下げています。



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アカデミー賞を目指して カンボジアからも18年ぶりに参加

　カンボジアのアカデミー賞選考委員会は、カンボジア人のチェイ・ボラ監督による映画「ロスト・ラブ（Lost Loves）」を、米国で開かれるアカデミー賞の外国語映画賞のカンボジアからのエントリー作品に推薦することを全会一致で決めました。カンボジア映画のアカデミー賞応募は、1994年以来、18年ぶりとなります。
　「ロスト・ラブ」は、1970年代後半のポル・ポト時代を生き抜いた女性とその家族を実話に基づいて描いた映画です。今年1月に封切られて以来、カンボジアで人気を博してきました。
　アカデミー賞外国語映画賞は、各国の選考委員会から推薦された映画の中から5本を選んでノミネートし、その中から選定されます。日本映画では2008年に「おくりびと」が受賞しています。




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