カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

アジアで送配電網 東京電力・中部電力が新会社

2018年07月11日 | 経済
 6月29日、東京電力パワーグリッド、中部電力およびICMGは、シンガポールに、海外送配電事業、次世代インフラ事業ヘの投資・運営、グローバルリーダーとなる人材の育成等を行う現地法人の合弁会社を設立することで基本合意したと発表しました。資本金は4億5000万円で、東電パワーグリッドが44%、ICMGが30%、中部電が26%出資します。
 新会社では、プロジェクト投資・運営(アジア地域を中心とした、送配電事業や次世代インフラ事業等の開発・運営)、新規事業インキュベーション(顧客が持つ新規事業アイディアの事業化に向けた支援)、グローバルリーダー人材育成(海外実案件による実践の場を通じ、ICMGが保有する研修プログラムを活用し、新規案件を事業化・運営できるリーダーを育成)等を実施するとしています。具体的な案件として、カンボジアでの送配電網構築や、フィリピンの観光地で観光客に貸し出す電動小型バイクの運用などが候補になっているとのことです。
 日本政府は、インフラ輸出を成長戦略の柱の一つに掲げています。新会社は、新興国の送配電事業等の伸びしろのある分野に取り組むことで、日系企業の技術力を生かして海外需要を取り込むことを目指すと見られます。

東京電力等の新聞発表
http://www.tepco.co.jp/pg/company/press-information/press/2018/1499127_8687.html


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする