カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

昨年の電力輸入は5900万ドル

2010年03月31日 | 経済
2009年の電力輸入量は、タイからは2267.6億KWh、1900万ドル、ベトナムからは5007.4億KWh、4000万ドルでした。輸入価格は、タイからは2.7バーツ(8.3セント)/KWh、ベトナムからは8セント/KWhと国内でのディーゼル発電価格(18-20セント)に比べると安価なものとなっています。ただ、これでもベトナムでの電力料金の8セントに比べるとカンボジアの電力料金は17セント程度とかなり高いものとなっています。
 鉱工業エネルギー省によりますと、本年も総電力量の25%~30%を輸入に頼ることとなる見込みです。


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大型電気ショップ K four

2010年03月30日 | 経済
 プノンペンに4つの店舗を展開する「K four」は、カンボジアでも最も大きい電気製品販売会社です。
 旗艦店のソリアショッピングセンターのお店を訪ねる機会がありました。薄型テレビやオーディオが並んでいます。また、デジタルカメラや高級な携帯電話もよく売れているそうです。このほかにも冷蔵庫や洗濯機等が大量に並べられており、カンボジアでの消費増大を肌で実感させてくれます。

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シアヌークビル港の取扱量も増加へ

2010年03月29日 | 経済
 2009年は9%減と落ち込んでいたシアヌークビル港の取扱量が増加に転じました。1~2月の取扱量は、昨年の28.7万トンから32.5万トンへと前年同期比13.35%増となりました。輸入が15.5%増、輸出が3.7%増でした。
 シアヌークビル港からの輸出については、引き続き縫製品、とりわけアメリカ向けの動向に強く影響されることが予想されているため、アメリカ経済が早く回復してくれることを期待しています。

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プノンペンのレレレおじさん

2010年03月28日 | 社会・風土
 我が家の前の大通りはきれいなグリーンベルトになっているのですが、毎朝お掃除の人たちがやってきてきれいにしてくれています。落ち葉を掃き集める姿を見ると、「レレレおじさん」を思い出してしまいます(わからない人はこちら)。
 カンボジアでは、ごみの捨て方などでまだまだ問題が多いのですが、その一方で、街をきれいにしようとする人たちもいますし、朝からみんなで家の前を掃除していたりします。こういうところにも「カンボジアは見どころがある」と実感します。


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東京都主催 海外事業展開支援セミナー 

2010年03月27日 | 経済
東京都の主催により、「ベトナム・カンボジアを中心としたメコン地域におけるビジネス展開」と題するセミナーが3月26日(金)13:30~16:30に、東京・浜松町の東京都立産業貿易センターで開催されました。会場には200名以上の参加者が集まり、大変熱心に説明を聞かれていました。
カンボジア関係では、私(カンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミスト 鈴木 博)が、「メコン地域におけるカンボジアへの進出の意義」と題して1時間ほどお話しさせていただきました。
詳細は下記の東京都のサイトをご覧ください。
http://www.tokyo-trade-center.or.jp/TTC/seminar/vietnam_h220225/index.html

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プノンペン港は引き続き好調

2010年03月26日 | 経済
 プノンペン港の2月の取扱量は前年同期比で51.5%増の3271TEUと大幅な増加となりました。ただ、2月は旧正月休みの影響があり、1月の4547TEUからは減少となりました。プノンペン港からの輸出は、ほとんどがベトナムの深海港のカイメップ港で大型コンテナ船に積み込まれ、日本、アメリカ等へ直行します。




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LIPのセミナー

2010年03月25日 | 経済
 カンボジアでのマイクロファイナンスを対象とするファンドを企画したNGOのLiving in Peaceは、若い人たちの集まりですが、積極的にセミナーを開催されています。3月19日に東京・日本財団でセミナーが開催され、私も出席しました。
 今回は、投融資の対象となるマイクロファイナンス機関の調査・審査方法についてのセミナーでしたが、内容も充実しており、知的な刺激に満ちていました。
http://www.musicsecurities.com/blog/community_news.php?ba=b10770a30580

 セミナー終了後の懇親会にも参加させていただきましたが、優秀でやる気があって熱意にあふれた若い方々とお話しさせていただくのは、とても楽しいものでした。
 LIPの今後の活躍を期待しています。



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観光業も復調へ

2010年03月24日 | 経済
 観光省の発表によりますと、今年に入ってからの観光客数は順調に増加している模様です。1月の観光客数は、対前年同期比で6.36%の増加、空路での到着数も5%増加となりました。
 これを支えたのは、韓国からの観光客の復活でした。韓国からの到着数は36%増と大幅な増加となり、アシアナ航空のインチョン~シェムリアップ便は満席が続いているとのことです。また、ベトナムからの観光客も引き続き増加しており22%増となりました。このほか、中国(20%増)、台湾(41%増)、オーストラリア(8%増)等も貢献しています。
 日本からの観光客数も、韓国にはかないませんが、2.6%増と増加に転じています。今後ともこの状況が継続すれば、観光セクターは、今年3~7%の成長をするものとみられています。


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久しぶりのホーチミン

2010年03月23日 | 一般
 ベトナム評価セミナーの講師として、久しぶりにベトナム・ホーチミンを訪問しました。高度成長のベトナムではどんどん景色が変わっていきますが、ホーチミンでも新しいビルやショップ、レストランがたくさんできていました。
 その一方で昔ながらの街並みや料理も残っていました。セミナーの合間に食べに行ったフォーは昔ながらの味でした(値段は上がってますが・・・)。
 レタントン通りに並ぶ和食店、居酒屋さんも入れ替わりはあるようですが、繁盛しています。おいしい和食屋さんは、日本企業が進出するのにやはり必要なものと感じます。

昔ながらのフォー(Pho Hoa)。ホーチミンはハノイより量が多いです。34000ドンでした。


レタントンの和食さん。お刺身もいろいろありました。



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発展するダナン

2010年03月22日 | 一般
 ベトナム評価セミナーの講師として、久しぶりにベトナム中部の主要都市ダナンを訪問しました。
 ダナンは、東西経済回廊の起点として、ダナン港を要し、国道一号線を通じてラオス、タイへの物流拠点となりつつあります。この重要な物流インフラは、日本からの支援を受けて完成しました。ダナン港、ダナン港から国道一号線までの連絡道路、国道一号線との立体交差、ハイバントンネル等すべて日本の円借款を活用して建設されたものです。今回完成したこれらの事業を視察する機会があり、昔自分が関係していた事業が立派に完成して役立っているのを目の当たりにして深く感動しました。
 なお、ダナンはビーチリゾートとしても開発がすすめられ、ビーチやビーチ沿いの道路も整備され、おいしいシーフードレストランもたくさんできていました。
 カンボジアのシアヌークビルもこのような開発を進めてもらいたいと思っています。


日本のODAで開発されたダナン港。東西経済回廊の起点です。


ダナン港からハイバントンネルに向かうバイパス道路と国道1号線、ベトナム国鉄との立体交差。素晴らしい効果をあげているとのことです。


ダナンの河口にかかる巨大なつり橋。どんどんと新しいインフラが整備されていきます。


きれいなビーチと美味しいシーフード(しかも安い!)も最高です。



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ベトナム評価セミナー

2010年03月21日 | 一般
 ベトナム政府は、事業の評価に熱心に取り組んでいます。3月11日からの評価セミナー(3月11日~13日:ダナン、15日~17日:ホーチミン)に講師として参加する機会がありました。評価セミナーは、ベトナム計画投資省が旧JBICと締結した業務協力協定に基づき、3年間にわたって実施されているものです。
 セミナーには、円借款事業を担当する実施機関や地方自治体の関係者が多数参加しました。レクチャーだけでなくグループワークも取り入れた研修セミナープログラムはなかなかのものです。また、参加者も積極的にグループワークに取り組んだり、発言したりで、高い熱意も感じられました。
 カンボジアでもぜひ同じような研修を実施してもらいたいと思っています。

詳細は現JICAのサイトをご覧ください。(P.33~34)
http://www.jica.go.jp/activities/evaluation/general_new/2008/pdf/part01_03.pdf
 

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カンボジアアンコールエアー

2010年03月20日 | 社会・風土
 カンボジアアンコールエアーは、カンボジアの長年の夢「フラッグキャリアー」を実現して2009年7月28日に運航を開始しました。ベトナム航空との合弁会社で、ベトナム航空の支援を受けながら運航しています。
 これまではベトナム航空から借りた機体で運航していましたが、今年に入り初めて航空機(ATR-72)を購入しました(プロペラ機です)。この1番機に搭乗する機会がありました。3月10日にプノンペンからホーチミンに飛ぶときの飛行機がこれでした(写真)。翼のマークは、アンコールワットとアンコールワットのレリーフにある鳥の翼を表したものです。
 日本とは状況が違いますが、日本航空のようなことにならないよう、カンボジアアンコールエアーには無理のない地道な努力を期待しています。

http://www.cambodiaangkorair.com/Home/tabid/98/Default.aspx

アンコールエアーのロゴマーク


こちらはCGです。


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2009年の観光収入は2%減少

2010年03月19日 | 経済
 新聞報道によりますと、2009年の観光関連収入は、15.61億ドル(約1404億円)と2008年の15.95億ドル(約1436億円)に比べて約2%の減少となりました。観光省によりますと、昨年の観光客数は、220万人と2008年に比べて1.7%増となりました。航空機での来客数は10.3%減少しましたが、隣国のベトナムからの観光客は51%増、ラオスからは55%増などと周辺国からの観光客が増加したことによるものです。ただし、やはり先進国からの観光客に比べると周辺国の観光客の使用金額は低く留まっています。ベトナムからの観光客の平均滞在日数は3日、1回の旅行あたりの使用金額は150ドル程度とのことです。
 ただ、今年に入ってから、アンコールワットへの観光客数は増加傾向にあるとのことで、今年の観光産業の回復が期待されます。


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2010カンボジア展望会議

2010年03月18日 | 経済
 3月17日にカンボジアプノンペンのプノンペンホテルで「2010カンボジア展望会議:高度成長経済への回帰―成長とサステナブルな開発のための行動と優先政策」が開催されました。毎年開催されており、今年で4回目となります。スポンサーは、研究機関のCDRIと、ANZ Royal銀行です。フンセン首相、キエットチョン経済財政大臣、日本大使ほか要人が参加され、会場は500名の参加者で埋まりました。
 いつも通りにフンセン首相の元気なスピーチで始まり、MEFのナロン官房長とIMF代表からのマクロ経済についての説明等が行われました。注目は、フンセン首相が2009年の成長率をプラス0.1%と述べたことでした。第一次産業の成長が5.4%、第三次産業が2.3%で、第二次産業のマイナス9.4%(縫製業はマイナス9%)を埋め合わせたとの説明でした。2010年については、4~5%の成長が見込まれています。
 午後には、さまざまな分科会(インフラ、農業、観光、産業等)が開催され、夕刻にラップアップしました。大変情報量の多い会議でした。個別テーマについてはまたご報告します。

CDRIのサイト(英文)会議資料もダウンロードできます。
http://www.cdri.org.kh/index.php/events/157-2010-outlook-conference-returning-to-a-high-growth-economy-policy-priorities-and-action-for-growth-and-sustainable-development

2009年の展望会議
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/f27707905f0ff9e2256678c60f947345

2008年の展望会議
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/3b718be501f6b9e9ef3d4aee64594abf


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携帯電話送金サービスが好調

2010年03月17日 | 経済
 カンボジアでは金融システムがまだ未整備で、地方への送金等は簡単ではありません。その中でANZ銀行グループがAusAIDの支援を受けて始めた「Wing」サービスが好調です。これは携帯電話を活用して、各地の小規模商店等で受け取れる送金サービスで、既に利用客数は10万を突破したと発表されました。これまで金融サービスを受けられなかった貧困層や地方の人々に低コストのサービスを供与する試みの成功は、うれしいものがあります。

ANZ銀行のページ(英文)
http://www.anz.com/resources/0/e/0e7cde004e27fb57ac63af4d5a1f09ce/ANZ-Corporate-Responsibility-Newsletter-May-2009.pdf


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