カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カンボジア経済展望会議2008

2008年02月29日 | 経済
 2月28日に、「カンボジア経済展望会議:良質な開発・成長・発展に向けたカンボジアの資源(人的資源、天然資源、金融資源)の活用」が開催されました。
 オープニングスピーチでは、フンセン首相が40分以上も熱弁をふるわれました。また、チャンプラシット商業大臣、イン女性問題大臣、アグラワル世界銀行代表等、数多くの要人が参加されました。会場には、政府関係、外交団、国際機関、NGO、民間企業等から500名を超える聴衆が集まりました。
 経済見通しでは、原油の値上がりもあって、物価が上昇する懸念があるものの、引き続き高い成長率が維持されるとの見方が国際通貨基金(IMF)代表からも示されました。この他、天然資源(森林、水産、鉱物)の最大限の活用、人材の活用、政府・民間パートナーシップ、土地と不動産の生産的開発等について、討議は夜まで続きました。
 詳細は主催者のカンボジア開発調査研究所CDRIのページをご覧ください。
http://www.cdri.org.kh/
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カンボジア投資環境視察ミッション

2008年02月27日 | 経済
 最近、日本からの調査団が増えてきています。国際機関日本アセアンセンター主催の「投資環境視察ミッション」がカンボジアに来られました。様々な業界の方々、大学、報道等、総勢41名の大ミッションでした。
 ベトナム・ホーチミン市から陸路で国境を越えて、プノンペンまで来られました。プノンペンでは、外国からの投資を担当するカンボジア開発評議会(CDC:写真)との会議、ソクアン副首相との会議、篠原日本大使との会議等を精力的に実施されました。さらに、重要な港湾であるシアヌークビル市も訪問されました。
 参加者の方々からは、「危なそうな国と思っていたカンボジアが思ったよりも発展していた」等、前向きのご意見が出ておりました。
http://www.asean.or.jp/
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フォー24

2008年02月23日 | 経済
 ベトナムの「フォー24」が、プノンペンにもオープンしました。メニューは、フォー(麺)や生春巻きの他に、ライスメニューも各種ありました。
 インテリアはおしゃれで、ランチタイムはお客さんでいっぱいでした。
 ベトナムやタイからの海外投資も盛んになってきてると感じさせてくれます。
http://www.pho24.com.vn/index.php

フォー


生春巻き
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山の上の王都 ウドン

2008年02月21日 | 社会・風土
 ウドンは、1618年から1866年までカンボジアの王都でした。小高い山の頂上に、今もたくさんの仏塔が立っています。
 国道5号線でプノンペンの北へ車で約1時間のところです。屋台やレストランに囲まれた駐車場から急な階段(写真1)を登ります。結構きついです。階段には、お布施を求める人たちが列を成していますが、その中にこんな「わんこ」もいました(写真2)。苦労して上まで登ると素晴らしい景色が広がっています(写真3)。真新しいものから苔むした古いものまで、山の上は仏塔と仏像のオンパレードです(写真上)。クメールルージュに破壊されたと言う大仏様は、現在修復が進められています(写真4)。
 なお、お布施を求める人や、仏像に供える蓮の花を売る人、お線香を売る人等がたくさんいますが、気になる方は、階段の下で、100リエル札の札束(100枚。250円ほど)を売っていますので、これを買って、豪勢に配りながら歩くのも、功徳を施すことになるかも知れません。

写真1 急な階段です。


写真2 律儀なわんこ


写真3 山上からの風景。トンレサップ川も見えます。


写真4 破壊された大仏様の修復が進められていました。

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国勢調査2008

2008年02月20日 | 経済
  カンボジアでは、2008年3月3日現在で、国勢調査の実施を予定しています。この国勢調査は、内戦終了後、1998年以来10年ぶり2回目となるものです。カンボジアの人口は、約1400万人、約315万世帯です。この調査をするための調査員は、約2万9千人で、調査員が世帯から調査事項を聞き取り調査票に記入する方式で調査されるとのことです。調査結果の公表は、速報が 2008年7月、確報 は2009年7月の予定です。
日本は、国連人口基金やドイツとともに、この国勢調査に協力しています。詳細は、下記のページ(日本の総務省)をご覧ください。
http://www.stat.go.jp/info/meetings/cambodia/ceremony.htm
 プノンペンでも地方でも、国勢調査をしらせるのぼりがはためいています。

 なお、この国勢調査では、外国人も対象となるとのことで、居住者、旅行者を問わず、3月3日午前0時にカンボジアにいる人は、すべて調査対象となるとのことです。日本大使館からも、調査への協力のお願いが出されています。
http://www.kh.emb-japan.go.jp/pressrelease/2008/20080206.htm
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ゴム産業セミナー

2008年02月17日 | 経済
 2月11日に、ゴム産業に関するセミナーが開催されました。山口大学の廣畑先生が国際協力銀行の支援を受けて実施された研究成果です。
 最近の中国やインドでの自動車生産の増大により、タイヤの需要も増大しています。さらに一次産品の値上がりの中で、天然ゴムの国際価格も上昇しており、2005年からの2年間で2倍となっています。これは、天然ゴムを生産するカンボジアの農民にとっては、大変ありがたいことです。このような状況で、カンボジアでの天然ゴムの生産は、着実に増加しています。
 カンボジアのゴムの品質はかなりいいとのことで、今後の有望な産業のひとつとなりうるとのことでした。そのためにも、農民への資金供給や技術移転が必要とのことでした。
コメント (5)
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パートナーシップ協定

2008年02月16日 | 経済
 日本、イギリス、EC、世界銀行は、協力して、カンボジアの貧困削減・成長オペレーションを支援しています。2月13日に、カンボジア政府と、これらの開発パートナーが集まって、パートナーシップ協定に調印する式典が行われました。調印式には、キエットチョン経済財政大臣、篠原日本大使、リーダー英国大使、アグルワル世界銀行カントリーマネージャー、EC代表他が集まりました。
 この協定によって、カンボジア政府の様々な改革への支援が、更にスムースに協調した形で行われていくことが期待されます。
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カンボジアのバレンタインデー

2008年02月15日 | 社会・風土
 昨日はバレンタインデーでした。カンボジアでもこの日は、若い世代にとっては大変なイベントの日のようです。カンボジアでは、男性から女性に花束等を贈る習慣となっています。また、この日は、デートや食事で楽しむカップルも多いようです。夕方の町は、お出かけの人たちでごった返していました。街角には、花束やぬいぐるみを売るお店がたくさん出現していました。また、夜遅くまで、大騒ぎをしていたパーティも多かったようです。
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ヤシ酒と米の麺

2008年02月14日 | 社会・風土
 引き続き、プルサット州の農村です。村を歩くと、ヤシ酒を作っているところを発見しました。非常に簡単な蒸留設備です。ちょっと一口頂いてみると、さっぱりしたお酒で、アルコール度数はそんなに高くない感じです。なお、ヤシ酒については、下記のブログもご参照ください。
http://thomada.blog117.fc2.com/blog-entry-36.html

さらに歩いていると、お母さんがお米の麺を茹でて、きれいに並べています(写真下。手ブレ写真で恐縮です)。まず、お米を杵でつき、水を加えて液体状にしたものを、ところてん式になべに押し出して、茹でると麺になるとのことです。とてものんびりとした夕方でした。

きれいに麺を並べるお母さん


お米をつく杵


なべの上にある筒にお米の液を入れて上から押すと、ところてん式に麺が出ます。

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カンボジアの農村

2008年02月13日 | 社会・風土
 カンボジアの中央部、プルサット州の農村を訪れる機会がありました。このあたりは、お米の名産地として有名です。まだまだ、貧しいのですが、村人の表情は明るいものがあります。道路は未舗装、電気も来ていませんが、村には学校や保健センターがありました。
一軒の家にお邪魔すると、家の中には、直径2メートルはあるかと言う大きな米櫃(コメビツ)があります。収穫が終わったばかりなので、米櫃には、この家の家族の1年分のお米が一杯に詰まっていました(写真下)。家の周りには、水カメが並んでいます。雨水が流れ込むようにしているものもありますが、主に村の真ん中にある井戸から汲んできた水をためています(写真下)。家の外には、炊事をする小屋とかまどがありました。

米櫃


水甕

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灌漑事業

2008年02月12日 | 経済
 カンボジアの中央部、プルサット州の農村で日本の国際協力機構(JICA)が、灌漑に関する技術協力事業を行っています。今回は、その農村を見学させて頂きました。
 農村では、自分たちの力で末端灌漑水路を建設し、またその水路を使って水を管理していく必要があります。このために、農民グループを作り、さらに水を管理する組合を作り上げていくことが重要となります。この農村では、まず何人かの代表を、他のうまく行っている農村に見学に連れて行き、その結果を見に行った村人自身から広めてもらうという活動をしたところ、大変好評で、効果も大きかったそうです。さらに、農民のグループ作りや代表選挙、水路建設のための支援等を行っているそうです。
 見学した日は、農民総出で水路の建設を行っていました(写真上・下)。また、みんなで集まって、これまでの活動の報告をしていました(写真下)。
 米を作ると言うのは、大変なことなのだと、もう一度認識させてくれる見学でした。

完成した部分の水路


集会で、資料を熱心に見る村人たち
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バリ・カフェ

2008年02月11日 | 生活環境
 トンレサップ側に面したリバーサイドにある落ち着いたカフェです。2階のテラスにあるので、川の景色も良く見えますし、この時期、川風もさわやかです。お客様は、西洋系の方が多いようです。料理は、インドネシア料理(サテー、ナシゴレン等)がメインとなっています。
 雰囲気が良いので、つい長居をしてしまうカフェです。
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シチリア料理 Le Duo

2008年02月10日 | 生活環境
シチリア料理(イタリア料理に似てます)のレストランです。実際に泳げるプールに面したテラス席もいい感じです(写真下)。また、ブルーを基調とした、ごろ寝もできるクッションコーナーもありますので、くつろげる感じがします。シチリア系と思われるオーナーが、ラテン系のいいのりで、お店の雰囲気がぐっと楽しいものとなっています。
 料理は、イタリアン系ですが、種類も多くて目が回りそうになります。お魚のカルパッチョを試しましたが、美味でした。また、デザートも、シチリア風のものもあって楽しめます。シチリアのデザートがメニューだけでは良くわからないときは、室内のショーケースに並んでいますので、ご覧になってください。

詳細は、以下のアドレス(英語)もご覧ください。
http://www.phnom-penh.biz/cambodia-guide/phnom-penh/Restaurant/le-duo-restaurant-pizzeria

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地雷除去

2008年02月09日 | 社会・風土
 地雷の除去作業を見る機会がありました。カンボジアと言うと「地雷」と言うイメージもあるかと思いますが、日本の方々が行かれるところ(大きな都市や観光地)は、カンボジア地雷除去センター(CMAC)の活動により、ほぼ除去が終わっています。除去が終わったところには、除去が完了しているとの看板が立っています(写真上)。このCMACの活動には、日本も様々な支援を行ってきました。
http://www.cmac.org.kh/index.asp

 今回、行ったのは、カンボジア北部のプレアビヒア州です。写真下のような地雷除去作業を見ることができました。
なお、遺跡見学等で地方に行かれる際には、①みんなが歩いているところを歩く、②変わった物に触らない、③現地の人の言うことを聞く、といった注意事項に留意して頂ければと思います。

地雷除去。赤いドクロマークが目印です。


地雷探索中。危険な作業です。

コメント (2)
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スピエン・コンポン・クデイ遺跡

2008年02月08日 | 社会・風土
 石橋の遺跡です。シェムリアップからプノンペンに向かう国道6号線を60キロほどいったところにあります。11世紀ころの建設と言われています。
 数年前に新しい橋ができるまで、この橋は、国道6号線の橋として使われ、この橋の上を車やトラックが普通に渡っていたとのことです。
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