新聞報道によりますと、6月6日、弘前大学医学部附属病院は、カンボジア脳神経外科学会、東南アジアを中心に病院運営や医療提供などを展開するKitahara Medical Strategies International (KMSI)と、カンボジアの医療発展に向けて相互交流に関する協定を締結しました。協定では、カンボジアの脳神経外科医らのスキル向上を図るための人材派遣や、高度医療に関する教育プログラムの策定、臨床留学などを展開するとしています。
カンボジアは、1970年代の内戦以降、医師を含む医療従事者が激減しており、その教育体制、医療・衛生環境もいまだ不十分な状況です。国内の医師6550人のうち、脳神経外科医は35人と少なく、国際水準に達していないと見られます。
弘前大病院は、2023年、国際連携推進を図るため体制整備に着手しました。今年に入りKMSIの協力で、脳神経外科の斉藤敦志教授を中心とするチームがカンボジアで技術指導などを行ってきました。
弘前大病院で行われた協定締結式で、カンボジア脳神経外科学会のシム会長は「教育プログラム、(同病院での)短期、長期の交換留学といった支援を受けながら、脳神経外科医の技術向上、国の医療発展につなげていきたい」と期待を寄せました。KMSIの代表として出席した北原国際病院の林祥史院長は「時間がかかる教育には多くの人たちの力が必要。より高度な医療が求められているカンボジアでの教育活動に、一丸となって取り組んでいく」と話しました。
弘前大病院の袴田病院長は「現地のニーズに合った医療技術、教育などを提供し、カンボジアの人々の健康、幸せにつなげていきたい。さらに両国の医師のスキルアップに貢献していく」と国際的医療貢献を拡大する展望を示しました。
(写真は、弘前大病院。同病院のサイトより)
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カンボジアは、1970年代の内戦以降、医師を含む医療従事者が激減しており、その教育体制、医療・衛生環境もいまだ不十分な状況です。国内の医師6550人のうち、脳神経外科医は35人と少なく、国際水準に達していないと見られます。
弘前大病院は、2023年、国際連携推進を図るため体制整備に着手しました。今年に入りKMSIの協力で、脳神経外科の斉藤敦志教授を中心とするチームがカンボジアで技術指導などを行ってきました。
弘前大病院で行われた協定締結式で、カンボジア脳神経外科学会のシム会長は「教育プログラム、(同病院での)短期、長期の交換留学といった支援を受けながら、脳神経外科医の技術向上、国の医療発展につなげていきたい」と期待を寄せました。KMSIの代表として出席した北原国際病院の林祥史院長は「時間がかかる教育には多くの人たちの力が必要。より高度な医療が求められているカンボジアでの教育活動に、一丸となって取り組んでいく」と話しました。
弘前大病院の袴田病院長は「現地のニーズに合った医療技術、教育などを提供し、カンボジアの人々の健康、幸せにつなげていきたい。さらに両国の医師のスキルアップに貢献していく」と国際的医療貢献を拡大する展望を示しました。
(写真は、弘前大病院。同病院のサイトより)
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