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カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カンボジア 民間航空戦略計画2025-2030

2025年04月01日 | 経済
 3月12日、カンボジア民間航空庁(State Secretariat of Civil Aviation: SSCA)は、年次会議で2024年の実績を総括するとともに、民間航空戦略計画2025-2030を発表しました。
 2024年の航空旅客数は、対前年比22%増の624万人となりました。航空貨物も40%増の7万7800トンとなっています。2024年末で、カンボジアの国際空港(プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル)は、12か国、34都市に接続されています。この結果、2024年のフライト総数も14%増の5万8354便に達しました。
 今後の計画である「民間航空戦略計画2025-2030」の重要ポイントとしては、航空経済の開発、安全性向上、セキュリティ強化、航空管理の効率性改善、民間航空の運用・サービスの管理、インフラ開発、環境保護、国際協力の強化、組織能力強化に向けた人材育成等をあげています。
 2025年7月には、プノンペンの新空港が開港予定であることに加え、2025年中にトルコ航空(イスタンブール-プノンペン)、エティハド航空(アブダビ-プノンペン)、エミレーツ航空(ドバイ-シェムリアップ)等の就航も予定されています。このため、2025年の航空旅客数は750万人、航空貨物は8万トンを突破すると予測しています。
 カンボジア経済にとって観光は主要エンジンの一つであり、重要な役割を果たしています。カンボジア政府としても、新型コロナの影響から回復しきれていない観光業の振興に力を入れています。航空は、観光客誘致に欠くことのできないインフラであり、今後とも官民協力しての拡充が期待されます。
(写真は、建設中のプノンペン新空港。プノンペンポスト紙より)



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