カンボジア経済

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日本への一時帰国 その3 プノンペンへ

2022年03月19日 | 生活環境
 日本に一時帰国した後、カンボジアに戻る旅の実際です。
 カンボジア入国に必要な書類は、陰性証明書とワクチン接種証明書です。カンボジアでは、ワクチン接種済で、出発72時間以内の陰性証明書があれば、入国時の隔離は必要ありません。ワクチン接種証明は、私はカンボジアのワクチンカードを持っていますので問題ありません。陰性証明書は、出発前日に神田北口診療所で、PCR検査を受けて発行していただきました。午前11時までに検査を受ければ、当日15時には証明書を頂けます。料金は、英文証明書(現物)の発効も含めて1万7000円でした(最も安い方と思います)。PCR検査は、鼻に綿棒を入れる方式をお願いしました。検査10日前からオンラインで予約可能です。PCR検査に熟練したクリニックで、予約や検査、証明書発行まで、とてもスムースでした。
 出発当日は、いつものように電車で成田空港に向かいました。久しぶりの成田空港は、がらんとしていました。今回の帰国は、大韓航空でインチョン経由でした。チェックイン時に、ビザ、ワクチンカードと陰性証明の提示を求められました。ビジネスクラスでしたが、残念ながら大韓航空のラウンジは休業でした。代わりに2000円の飲食券がもらえましたので、空港のお寿司屋さんで時間をつぶしました。保安検査、出国手続きはガラガラでスムースでしたが、保安検査は暇なためか全乗客のカバンを開けて検査していました(保安検査が法的に義務化された直後だったせいかもしれません)。成田空港の免税店街は、ほとんど休業で、お土産物屋さんが数軒営業しているだけでした(写真上)。最後に、搭乗ゲートで陰性証明の提示を再度求められました(この種の意味のない屋上屋的な規制が非科学的で非効率であるとして、日本全体の評判を下げていると感じます)。
 大韓航空に搭乗すると、客室乗務員が青い防護服を着ていますが、他は特段変わったところはありません。インチョン空港では、新しい第2ターミナルを利用しました。到着時のチェックやセキュリティーチェックは特段変わったところはないようでした。陰性証明書のチェック等もありませんでした。インチョン空港の免税店は、全店が開店していました。お客さんの数は少ないかと思いますが、地道な努力を続けていると感じました。ほんのわずかな政策的な違いや、やる気の違いが、結果として成田空港と大きな差となっていると思われます。
 プノンペン空港に到着すると、案内の方について行き、あとはベルトコンベア型で、各種の手続やチェック、検査が実施されます。必要書類は、いつもの入国カード・税関申告書と、機内で配布される保健省のフォームだけです。まず、陰性証明書とワクチンカードのチェックが行われます。次いで、いつもと変わらない入国手続きを終え、荷物をターンテーブルからピックアップして、税関を抜けてから、抗原検査を受けます。既に氏名等を入力済の書類が準備されており、日本をしのぐ効率化にびっくりしました。検査は、鼻に綿棒を入れるタイプです。検査のところで陰性証明書は提出となります(戻って来ません)。検査結果を臨時待合所で待っていると15分ほどで結果が出て、陰性の場合は、出口で名前を呼ばれて、パスポートを提示して、黄色いシールを服に貼られて、後は自由放免です。到着からここまでにかかった時間は35分ほどで、非常にスムースでした。成田空港の書類や手続の煩雑さと比べると、非常によくできていると感じさせます。

神田北口診療所
https://kandakita.clinic/

(追記)3月17日からカンボジア政府は、入国規制を大幅に緩和しました。上記のうち、陰性証明書は不要となりました。また、到着時の抗原検査も廃止されました。ビザについても、到着地で発給されるアライバルビザが復活しました。入国時規制は随時見直されていますので、十分ご留意ください。



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