カンボジア経済

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自衛隊の護衛艦 カンボジアを親善訪問

2022年03月23日 | 経済
 3月15日~17日に、海上自衛隊のインド太平洋・中東方面派遣部隊(掃海母艦「うらが」、掃海艦「ひらど」)は、シアヌークビル港に寄港しました。寄港の目的は、海上自衛隊とカンボジア海軍との友好親善及び相互理解の増進と、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けての連携強化としています。
 シアヌークビル港ではティア・バン副首相兼国防大臣が桟橋まで出迎えたことに加え、艦隊関係者がフン・セン首相に表敬訪問する等、カンボジアは大歓迎の姿勢を示しました。フン・セン首相は、日本が支援したカンボジアにおける国連平和維持活動(PKO)30周年にあたり、カンボジアの平和構築とその後の経済発展における日本の果たした役割を高く評価しました。ティア・バン国防大臣も「今回の寄港は両国の防衛協力をさらに強化、発展させるためのもので歓迎している」と述べました。
 海上自衛隊関係者とカンボジア海軍関係者による、機雷等の爆発物処理、無人潜水機(水中ドローン)等に関する親善訓練も行われたとのことです。また、3月16日には、中国軍進出疑惑が取りざたされ、米軍が神経をとがらせているリアム海軍基地も訪問しました。
 米中冷戦が厳しさを増している中で、カンボジアが日本に寄せる信頼感は増しているものと見られます。日本としては、「親中派」と呼ばれているカンボジアが中国に傾き過ぎないよう、様々なルートにより粘り強い外交を継続していくことが重要となっているものと見られます。
(写真は、シアヌークビル港湾公社のフェイスブックより)

海上自衛隊の発表
https://www.mod.go.jp/msdf/release/202203/20220314.pdf


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