カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

カンボジアの最新の政治・経済事情セミナー2022

2022年03月18日 | 経済
 日本アセアンセンターは、3月9日(水)15時00分~16時00分(日本時間)にオンライン(Zoom)で、カンボジアにおける最新の政治・経済事情を紹介するウェビナーを開催しました。オンラインで約260名が参加しました。
 カンボジアは、内戦や貧困を乗り越えて高度成長を続け、低位中所得国まで駆け上がってきました。しかし、2020年~2021年は新型コロナウイルスの感染拡大で、大きな困難に直面しています。カンボジアの主要産業は、欧米への輸出がメインの縫製産業、中国等からの観光客に支えられた観光業、海外投資による建設・不動産業等です。輸出は回復傾向にあるものの、観光業や建設・不動産業は不振が長引いています。
 しかし、南部経済回廊による国際的サプライチェーンや低賃金といったカンボジアのメリットが失われたわけではありません。こうしたメリットを活用した部品製造業等も輸出回復に貢献しています。また、日本からは、イオン等の第三次産業の投資も増えてきています。更に、世界に先駆けて、中央銀行デジタル通貨「バコン」を稼働させ、動きの遅い先進国を一気に追い越すような動きも見せています。
 政治外交面では、米中対立深刻化の中で、カンボジアは中国への傾斜を強めつつあります。 他方、カンボジアへの中国軍の進出を懸念する米国は神経をとがらせています。
 そのようなカンボジアの最新の政治・経済事情、日系進出企業の企業戦略について、カンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストの鈴木博が解説しました。多数のご質問もいただきました。新型コロナの影響で大きな打撃を受けているカンボジアですが、日本から引き続き熱い視線を浴びていると見られます。
(写真は、高層ビルが林立するプノンペン中心部。手前は王宮)

日本アセアンセンターのサイト
https://www.asean.or.jp/ja/invest-info/eventreport-2021-42/


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