世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ジレンマの果てに  ベストセラーができるまで

2012年04月24日 | 出版
「遊んで暮らせる方法を発見した!」




そう聞いたら


なになに?






多くの人が興味を示すだろうか。




どうせまた


FXだの


アフィリエイトだのといった





胡散臭い商法だろう、



と思うかもしれない。





そうではない。







ここでのキーワードは、


あくまでも


「遊んで」


ということだ。





遊ぶということは


人によって違う。





共通するのは


遊んでいるときは




楽しい


ということだ。




つまり


好きなことをしていると




楽しいし、


遊んでいる感覚になる。





だから


遊んで暮らす ということは




「好きなことをして暮らす」



と言い換えてもいいことになる。






暮らすためには


最低限


食べていかなければならない。




そのためには


お金が必要だ。




稼がなければならない。





ということは



好きなことをして


稼ぐことができれば






すなわち


「遊んで暮らせる」


ということになる。






「好きなことを儲かるビジネスに変える7つのステップ」


というタイトルの本があれば




読んでみたいと思うだろうか。



内容はともかくとしてだ。








売れている本は



タイトルの力が大きい。




中身といえば



ごく当たり前のことだし、


新鮮味も薄い。






ビジネス本も


自己啓発本も



健康本も





どれも中身は


同じようなことをいっているに過ぎない。






ただ


切り口をちょっと変えてあるのだ。





あとは


権威力。






医者が健康について語る。



弁護士が


問題解決について語る。




大金持ちになったものが


金の稼ぎ方について語る。。




大学教授が


もっともらしいことを語る。





有名人が


その道について語る。








それだけで


人は




なるほどと思ってしまうのだ。





内容は


二の次になってしまう。











という訳で


自分は




何を書けば



多くの人が読んでくれるのだろうか。





ベストセラーになるのだろうか。








そうしたことを


日々


悶々と考えながら




時間ばかりが過ぎていく。











書きたいことは数々あれど、





テーマが決まらなければ


内容がまとまらない。






今の読者は


何を欲しているのだろうか?





何を知りたいのだろうか?






手にして


買ってくれる内容とは何か。






仕事、


健康、


人間関係、


子育て、


お金儲け、








タイトルによって

書き方が違ってくる





自分だけの



オリジナルな

切り口を見つけなければならない。






こうして


ブログで


自分の考えを述べている。





テーマによって


アクセスに開きが出る。




それだけでも


読者の興味はなんとなくわかる。








本屋に行って


売れ筋のタイトルを調べる。







なぜオレがこれを書くのか、




なぜ


自分がこれを書かなければならないのか


といった



必然が


必要なのだ。







模索する日々。




それは


だんだん


収斂し



本質に近づいて行っている実感がする。









このジレンマがたまらない



まさしく



自錬魔に取りつかれている。






さあ、


スタート地点は

もうすぐそこだ。







ウォーミングアップも


念入りに行った。




だいぶ体も温まってきた。






ゴールまでの道のりは


まだまだ遠い。





ウォーミングアップで

疲れ果ててどうする。





そろそろ


この辺で

スタートの位置につこうか。