世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

苦しみが楽しみに変わるとき

2012年02月13日 | 苦境
分かってる。



今こんなに苦しんでいるのは


変わろうとしているからなんだ、と。





殻を破るってことは


こんなにも大変なことなんだ。





蝶がさなぎから孵化するとき、


鳥が卵から出る時、



蛇が脱皮するとき。


セミが殻から出る時。

(セミの抜け殻を見て

手にしたとき

いつも思う。



こんなに硬くて

背中の

狭い切れ目から

抜け出すなんて



きっとすっごく痛いんじゃないだろうか、って)





そして

女性の出産のとき。




若葉が


芽から吹き出るときだって


痛みを感じているのかもしれないナー。






どれも


経験したことがないから




痛みも


喜びも分からない。






だけど





想像するに難くない。







自分の人生を振り返ってみた時にも



新しく生まれ変わる時って


成長を遂げる時って




決まって


その前は




苦しみぬいた日々があった。






その辛さに耐えかねて


あるいは




苦しみを想像しただけで





何かを


諦め


何かを



捨ててきた。







その苦しみの先にある


喜びを




強く感じ



イメージした時に





今の


激しい痛みさえ




楽しむことができるのかもしれない。






だが


今まさに


痛みの只中にいて




心底

楽しめるのだろうか。





咽喉元に引っかかる


熱さに



どれだけ耐えられるだろうか。












苦しいときにこそ



笑え!



という。




涙を流しながらでも


笑って見せろ!






嬉し泣きはできるけど


悔し涙は流せるけど、




泣き喜びや


悔し笑は




どこまででできるのだろう。





悲しいときには


笑えなくても





苦しいときには


笑えることを知った。









狐の嫁入り


が好きだ。



日照り雨のこと。

a rain(fall [shower]) in the (sun)shine




明るい雨だから。



自然に顔が上を向く。


自然に顔がほころぶ。






強い陽射しも



冷たい雨も


そこにはない。





中途半端な


曇り空とも違う。







も一つ


2~3度経験したことがある。




雨と晴れの境目だ。




それは




大草原で、


大海原で




会った。





いずれも



旅の途中。





なぜか


幸せな気持ちになった



ことを


覚えている。






人生には



そんな日は少ない。







でも


足元の、


目の前の




小さな小さな



出来事や


人々の中に




そんな光景は


いっぱい潜んでいるものなのだ。





それに


気付くには




時間がかかる。






手遅れの時もある。






無くなって、



居なくなって





初めて気づかされるものの



なんと



多いことか。





【追記】


雨のデイオフが


ボクを




感傷的にさせる。




The day off in the rain

makes me sentimental.