アンカー

今日が仕込みの山場ということで、意気込んでホテルを出る。歩いてメンバーの宿舎まで。今日は風が冷たく強い。真冬なみの北風。こんな日に限ってメンバーの集まりが悪い、１５分以上外で待たされる。今日はナージャと男組だけがリトルへいくことに。１２時過ぎから仕込み開始、吊りものの残り、命綱のつり込みに例によってワーニャが天井の梁を猿のように渡りながら、仕込んでいく。見ている方はハラハラしぱなし。今日キエフから到着した先生から電話、昨日モスクワであつしとひろみのショーを見てきたらしい。演技時間がたった４分、ふたりともほとんど技を見せていない、幹雄さんからサーカスに連絡して、もっと技を見せられるように交渉してとまくしたてられる。そういわれてもなあ・・・。
１３時半業者の人がきて、いよいよアンカーの打ち込みが始まる。１・５トン対応のアンカーを4本ずつ打ち込み、予備でそこからまたワイヤーをとって側面に2本ずつアンカーを打つことでとりあえずは対応することに。この作業が終わってから、いよいよワイヤーを張って強度を見る。まさにドキドキものなのだが、荷重をかけて通常の状態にしてみたが、とりあえずアンカーはびくともせず、一安心。今日はバスで帰るしか足がないので、作業はここまで。５時２０分のバスでリトルを出る。犬山で降りるだんになって、気づいてみたらワーニャがいない。ふり返ってみたら、運転手に起こされてバスから降りてくる。この寒さで少し風邪気味らしい。一番の元気ものなのにちょっと心配。アンバールが大丈夫、帰って持ってきた薬を呑ませるからという。明日の様子をみないといけない。メンバーと別れてヨーカー堂で買い物。今日は面倒だからホテル飯にする。
とりあえず一番の懸案だったアンカー問題がクリアーできたのでちょっと気持ちが楽になる。久々にパソコンに向かって原稿書き。２４時すぎに就寝。くしゃみがでてしかたがない、俺も風邪ひいたかもしれない。