妻と共に9時前に家を出て、佐倉の歴史博物館へ。自分の狙いは企画展の「ハワイ展」、妻はリニュアルになった先史・古代展示。11時半到着。まずは企画展のハワイ展を見る。石巻の牧野富太郎をリーダーとした元年者と言われた最初の移民から第二次世界大戦、そして戦後のあこがれのハワイになるまでを追った展示だが、なかなか見応えがあった。生活に追い詰められ移民しながら、ハワイ国からアメリカに管理され、移民政策が変わるなか、移民たちの境遇も変っていく。そして真珠湾攻撃、二世たちも米軍の兵士として戦争に加わっていく。大変な変遷を余儀なくされながら、移民から150年、大変な苦労があったのではないかと思う。朝鮮半島から移民してきた朝鮮人たちが日韓併合後、日本のパスポートをももたなければならないという理不尽な扱いを受けていたこともわかった。
レストランでランチを食べたあと、常設展を見学。リニュアルになった先史・古代と中世コーナーはいままでゆっくり見たことがなかったので、時間をかけて見ることになった。新しい発見やその調査結果を踏まえてのきちんとした歴史観が感じられた展示だった。縄文土器や土偶もかなりいろいろな種類を集めてまとめて展示してあったのがとても良かった。複製品も多いがその多様さをしることができた。中世の民衆の芸能や職人に関する展示も充実している。網野さんの視点も入れられているのではないかと思う。忘れていたがここには洛中洛外図もある。複製品の展示だが、ちょっと暗く見ずらかったな。ここまで来るとかなり疲労もでてくる。観覧していた人が案内の人にもう帰りたいけど出口はどこかと聞いていた、彼が言うにはみんな同じような展示じゃないかとということだが、さすがにこれを耳にしたときは、「みんな違うぞ」とつぶやいてしまった。近世コーナーには例の早竹虎吉の足芸の模型が。前にも見た近代と現代はパスして、ショップを見て、カタログを買って帰宅の途へ。19時前に帰宅。
夕食後会報発送のセッティング。なんとか明日には発送できそうだ。
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