デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

さらばアルマトゥイ

2013-02-27 20:19:00 | お仕事日誌
夜中に何度も目が覚める。ちょっと腹も痛い。昨日食い過ぎなのか、なにかまずいものを食べたのか・・・
6時ぐらいには完全に起きて、パソコンの前に座る。二度ほどトイレに。シャワーを浴びているうちにローマがやっと起きる。彼も腹がちょっと痛いということで、朝は何も食べずにサーカス場へ。ラクダの稽古。昨日より5頭のラクダが指示通りに動いている。ハデルハーンも覗きにくる。ほぼ指示通りに動いていたのではないだろうか。ローマもみんなも満足そう。
ハデルハーンの部屋で軽く打ち合わせ。彼とこんなにみっちりいろんなことを話したことはないかもしれない。ジギドの芸人さんだったのでサーカスのことはよく知っているし、きちんとしたビジネスプランも持っているし、タジキスタンサーカスに対しても援助を惜しまないと言っていただけでなく、実際にムラトやローマを派遣している。サーカス野郎の仲間である。
オリガグループのアーニャが、リングの演技を見せてくれるというので稽古場へ。ハデルハーンも見に来た。こういうところが彼にはある。アーニャはほんとうにいい素質をもった少女である。こんなところでも全然臆することがなく演じた。ハデルハーンがトリックの繋ぎのことでアドバイス。最後にオリガ一家と記念撮影。
ハデルハーンがまた昼飯をご馳走してくれるという。なにがいいというので、できたら軽い食べ物がいいなあ、ということで3年前に行ったことがある日本レストランへ。自分はでかい月見うどんを食べる。この「おすもうさん」という店、なかなかいい日本料理をつくってくれる。ランチタイムだったのが、ほぼ満席。
やはりあまり腹の調子がよくない。
このままローマの部屋まで送ってもらう。メールをチェックしたあと、昼寝。ムラトがやってきたということで起こされる。タジキスタンの音楽や踊りがよくわかるDVDを買ってきてくれた。タジクの民族衣裳はほんとうにカラフルできれいだ。
桃太郎のビデオを見せたり、パルーニンがサンクトのサーカスのアートディレクターに就任したとかの話で盛り上がり、ウォッカを飲み始める。
びっくりしたのはサンクトのサーカスの団長が代わり、新しい役人が就任したときに、パルーニンが自ら手をあげて、アートディレクターを志願したという。
ムラトに送ってもらいサーカスへ。ラクダの稽古を見る。どんどんよくなっているのがわかる。たいしたもんだよなあ。
ローマもとても満足したいみたい。
最後の晩餐ということでもないが、ハデルハーンとローマと3人でヨーロピアンのカフェで食事。
これだけハデルハーンと一緒に過ごしたことはいままでになかった。いろいろなビジネスの可能性について話し合う。
22時にローマのアパートに戻り、メールを再度チェック。そのあとスカイプでローマの奥さんのイリーナと、いま真剣に愛し合っているというスベータと話すはめに。
出発前に景気ずけをということでウォッカを3杯のみ出発。外は雪が降り、つもりはじめている。
空港に24時すぎに到着。とりあえずは遅れずに出発しそうな感じ。問題なくチェックイン。ローマがぎりぎりのところで見送りにきてくれた。相変わらず充実しすぎるぐらいのローマとの旅立ったが、残念だったのはハーリックがつかまらなかったこと。ローマに本は託すことにしたが、ローマも心配していたし、どうしたんだろう。
1時間ほど遅れてチェックイン。明日インチョンでは時間がたっぷりあるのでこのくらいの遅れは問題ないだろう。
座席につき、すぐに深い眠りの世界へ。



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