デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

後見デビュー

2012-01-21 18:07:48 | お仕事日誌
6時に起きて、ひと走り。朝飯を軽く食べて、8時すぎに家を出る。ヤフーの路線検索で出された一本前の電車に乗って、仲木戸まで。東神奈川駅の横浜線のホームが人で一杯。京浜東北線が沿線火災のために停まり、その影響で遅れているという。一本前に乗って良かった。なんとかひかりに間に合う。10時すぎに静岡着。10時20分すぎに晃太郎君と落ち合い、車に乗せてもらい、一路川根本町に向かう。この道がなかなかすごい道だった。勾配12度というかなりの傾斜の細い道をひたすら登る。1時間ほどで会館へ。着いて顔合わせをしたのち、弁当を食べて打合せ。早速セッティングをしながら段取りの説明。今回は舞台の手伝いが必要ということであらかじめ予想はしていたが、自分の役割はネタが入っているテーブルの出し入れという責任重大な後見役。手順がいろいろある。15時過ぎから場当たり。やりながら覚えるしかないし、部分的に覚えるのではなく流れで掴んでいくのが大事。そんなことは知っているのだが、自分の性格を考えるとやはりなにかしそうな気がして緊張してくる。本番までの時間なんどもおさらいをするのだが、いまいち自信がない。こんな時に限って電話がよくかかってくる。桑野塾関係のばかり。
さていよいよ18時半開演。黒のジーパンに黒のとっくりと格好だけは後見さん。前半は今回の企画をした甲賀氏と晃太郎のトークショー。さすが静岡大道芸の大プロデューサー。達者な進行であった。そしていよいよ第二部。
思えば自分にはマジック、手伝いにトラウマがある。サーカスと最初に関わることになった中央放送エージェンシーで呼んだ日劇のボリショイ舞台サーカスで、いきなりアシスタントをさせられ、本番5分前に突然イリュージョンの手伝いを命じられ、さっぱりやり方がわからず案の定本番に見事失敗、ステージの上でマジシャンに怒鳴られたことがある。テーブルを倒すとかネタをばらすようなことにならなければいいのだが。
そんな時に携帯に電話がはいる、いま桑野塾で宴会をやっているはずのデスクの大野からだった。もちろん無視。
最初のテーブルの上の盆のネタを変えるところまではよかったのだが、そのテーブルの置く位置が違っていた!晃太郎が自分で直す。中敷きのネタを変えるところでなかなかうまくできないで焦っていると、場当たりではなかった扇子が出てきた。よくわからないのでまたここに入れておく。浮かれ蝶と蒸籠のトリ芸がつづく前に、晃太郎がネタをチェック、載せておいた扇子をとり、下の棚に放り込む。いらなかったのね・・・トホホ。
20時10分ほど前に終演。お客さんの受けもめちゃめちゃ良かったし、袖から見ていても晃太郎の芸に貫祿のようなものがでてきたことがわかる。いいショーだった。
1時間ほどで後片付け完了。千頭駅近くのカフェで打ち上げ。なんとここで鹿の刺身といのしし鍋が出てくる。島田の酒も美味かったな。
でも後見はもういいや。

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