デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

かもめ座イスのねじ締め

2005-04-15 00:17:21 | お仕事日誌
これが普通なのかもしれないが、暖かくなったもんだ。10時出社、メールチェック、返事など雑用をこなしたあと、早飯して11時50分すぎに会社をでる。横浜駅で三雲君とばったり。そのまま日ノ出町へ。こうじと落ち合い、かもめ座へ。はぢめちゃんはすでに到着。A支配人は、外回りを掃除。みんなであいさつして、舞台の下見。前回は行かなかった2階も見学、何故か畳敷きの楽屋があるではないか、昔の撮影技師の宿直室だったらしい。映写室も見学、これって映画館だなあと思う。映写機のフィルムのまわる音がいまにも聞こえそうな感じだ。どうしてこんな映画小屋をなくしてしまうのだろう。出演者はすっかりこの小屋の雰囲気にぞっこん。福田さんの話しによると、この2階はゲイのみなさんの暗黙のランデブー場所だったらしい。A支配人はとても親切にしてくれる。みんなで今日の一番の目的、イスのねじ締め作業に。結構時間がかかると思ったのだが、それほどでもなく。ねじがまったくないようなイスは撤去することに。外でVJと一服。目の前にある店の名前がなまこ屋、シャッターがおりている。店の前にはがちゃぽんの古い機械と、使えない壊れたパチンコ台。店の名前とミスマッチな情景である。まわりはあやしげな店ばかり。ホテルに、ゲイバーなどなど。こんなレトロな風景、めったにお目にかかれない。A支配人から昔映画館でつかっていた入場券をもらう。なつかしいよなあ。1時間半ほどで下見、作業は終了。映画館をでると、さっきまで閉まっていたなまこ屋のシャッターが開いている。駄菓子屋だった。
ますます気に入った。みんなすっかりこのレトロな小屋にすっかりほれこんでしまった。時間がなぐ、集客の準備が整わなかったのが口惜しい。こんな場所、めったにない。
そのままフラスコへ、音響器材のチェック。今日から流し芸ということで、バタバタ状態。このあと構成の打ち合わせ。三雲君があらかた考えてきてくれていた。今回は徹頭徹尾レトロと酔っぱらい、そしてアンプラクトな感じでせまろうと思う。今回初の顔合わせとなる進行役の三雲とはぢめのかけあいも楽しみ、なによりもこうじと村田さんのあやしげなストリップはどういう展開になるのだろう。そしてこのレトロな映画小屋を見たらVJの血も騒ぐであろう。詩吟に、バナナの叩き売り、それに野毛大道芸の特別ゲストのハンガリーのバラッシュも、この映画館でBMXをやることになっている。楽しみだ。
4時前にばらけて、会社に戻る。
19時からシルクールのACCの打ち上げ。今回はほんとうにみんな、自分のできる範囲で、全力を尽くしたと思う。プロデューサーの大野が最後に締めの言葉。大野の長年の夢がかなえられたこと、これも良かった。
ACC的には大きなハードルであったが、クリアーしたといえる。そしてこれをクリアーできたことで、また新たなハードルへ挑戦できる体力もついたのではないだろうか。
急にやることが決まってほぼ一カ月、ある意味ではたのしかった。これだけ高いテンションを維持しながら、燃えつくしたそんな充実感がある、こればACCの皆が持った感想ではなかっただろうか。
22時すぎにお開き。

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