横浜市内のスポーツセンターで来月16・17日シアターΧでソロ公演をする三雲いおりの稽古を見る。公演まで2週間以上あるので、作品自体はまだ練っている最中かと思っていたのだが、通しでやって見せてくれた。ほぼできあがっていた。この公演をサラの状態で見たい人がたくさんいるだろうから、あえて内容については触れない。でもいい作品になるそんな手応えは、感じた。演じる三雲自身もそれは感じていると思う。構成自体がすっきりしているので、笑わせるポイントが明確になっている。前回のフール祭のオムニバスとか、フールBで20分程度の作品をつくっていたときは、笑いをつくりだす状況設定を説明するのにずいぶんと回り道してしまい、肝心のどこで笑わせるかというところが、ともすればぼけてしまったところもあったが、今回は状況設定の説明をしなくても、ストレートに笑いに入ることができる。ひきこもりの息子、ちょっと乱暴でアクティブな母、そして酔っぱらいの父と三つのキャラクターがはっきりと設定されていることが、シンプルな構成になり、より笑いの核心へ迫っていくことができたのではないかと思う。
エンディングとかつなぎとかで、まだ工夫は必要だし、ネタによっては、もっともっと突っ込んでやってもいいものもあるし、それはこれからの稽古でどんどん厚みを増してくるに違いない。
いまの時点で、いろいろステージものをつくってきた三雲の集大成になるような気がする。ぜひ多くの人に見てもらいたい作品である。
エンディングとかつなぎとかで、まだ工夫は必要だし、ネタによっては、もっともっと突っ込んでやってもいいものもあるし、それはこれからの稽古でどんどん厚みを増してくるに違いない。
いまの時点で、いろいろステージものをつくってきた三雲の集大成になるような気がする。ぜひ多くの人に見てもらいたい作品である。
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