デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

サンクト編4 サーカス本が5冊

2010-09-18 04:12:45 | お仕事日誌
今日の主催者側の予定は、エルミタージュツアー。何度も見ているのでパス。事務局から電話、エルミタージュのあとマリンスキイ劇場観覧の予定になっているという。しまった。これは見たかったのに!なんとか努力するがとは言っていたが、こういう場合はダメ。あきらめて漂流民の会の木村さんのビデオ資料にするために漂流民に関係する場所をビデオ撮影することにする。エルミタージュ、青銅の騎士、ルミリャンツェフ邸、クンストカーメラなどを撮影。部屋に戻る途中、ドームクニーガに寄って、サーカスの本一冊とツォイの歌詞がついている本を購入。この本屋さんほんとうにすごい、すっかり好きになった。また夕立。だいたい17時過ぎになると雨が降る。誕生祝いにもらった傘大活躍。昼飯を食い損ねたので、食料品店でパンとロシア製カップヌードルを購入。先日の寿司のこともあったのでどきどきだったが、ロシア製カップヌードルいけた。
歩いてサーカス場へ。兄弟分が誰もいない。みんなエクスカーションから直帰だったみたい。日本に呼んだことがあるダスバトゥイリョフのアーラとダウレットと会う。アーラはほんとうにきれいになった。結婚したせいか。ダウレットはまだ独身、自分に明後日のシンポジウムでのレポートの準備をしているかと聞かれる。ドキッとする。いろいろ考えてはいるのだが、果たして全体の流れのなかでどんなもんか、まだ自信がないので、決めかねている。
やっと兄弟分がそろう。今日は日本から大プロモーターが来るというので、みんなそわそわしている。今日はこのせいもあるのだろう、マカロフさんと一緒に行動を共にするように事務局から言われる。つまり特別ゲストの席ではなく、一般の席に座れということ。めちゃめちゃ気にしていることがわかる。
いつものように開演前に特別ゲストの紹介、日本の大プロモーターが紹介されると大喝采。自分も紹介され、一般席にいるのに司会の人がちゃんとピンスポの人に指示して照明を当てられる。こっちにも気をつかってくれているのがよくわかる。別にそんな気なんかつかわなくてもいいのに。ただ今日はマカロフさんと一緒にサーカスが見れたのは楽しかった。公演前にマカロフさんから本を四冊もらう。シャーマンの話だったり、中国のサーカスの話だったり、なんか面白そう。
いつものように10分ぐらい押して、開演。サーカスは眉間に皺寄せてみるもんじゃないマカロフさんとワイワイいいながらみさしてもらった。今日の一番はノーミスで演じたカナダのディアボロだろうなあ。完璧な演技。次のハンドバランスは結構自分は好きだったのだが、マカロフさんは不満があるようす、微妙に趣味が違っているのだが、あの馬鹿馬鹿しいアメリカのミュージカルコメディがお好きなよう。これは嬉しかった。しかしクラウンは本当に面白い。これが見れただけでも来た甲斐があったと思う。
公演後また昨日のメンバーで送ってもらったのだが、ハデルハーンとマカロフさんが来るのを待っている間に、ビタリーといろいろ話す。一番面白かったのはほとんど彼のパートナーといっていいだろう北海道の興行師本間さんの話。前から気になっていることのひとつが、アーティストたちが本間さんのことを話すときのうれしそうな顔。大変なことがあったようなのだが、それでも許したい、とても好きな人という感じが伝わるのだ。冗談のように本間さんの伝記書いて、アートフレンド以降の呼び屋伝が終わるかなんて思っていたが、なんとなく本気モードになってきた。




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