デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

船橋さんのお祝い

2022-11-12 05:33:03 | デラシネ日誌
娘と孫は一泊でディズニーランド。舞浜で上京している旦那さんと合流することになっているようだ。ミニーちゃんに会いたいというので、電話しておくからと言って、見送る。妻が途中の八丁堀まで送っていく。
プログラムの原稿を書くために、DVDを途中まで見て、11時すぎに家を出る。ライオン君の住まいは静かなまま。いた気配はまったくない。
13時せりか書房55周年船橋さん在職50周年を記念した集まりの会場、東中野のキャラバンサライの上にあるカフェへ。キャハラバンサライでやるとばかり思っていたが、9階にゲルを模した素敵なカフェがあり、そこが会場だった。
集まった方のほとんどは、せりか書房から本を出した人ではないかと思う。発起人のひとり桑野さん以外はほとんど知っている人はおらず、みなさんのスピーチに耳を傾け、久々の中央アジア風料理を食べることに専念。料理がめちゃめちゃうまかった。これだけでも来た甲斐があったというもの。羊肉を食べるのは久しぶり、昼だからあまり飲めなかったが、ウォッカが欲しくなる。スピーチも心がこもった、心温まるものばかり、そしてせりか書房発足当時のエピソードも知らないことばかりで、いいお話をたくさん聞けた。やはり船橋さんの人柄なのだろうなとつくづく思う。ズームでスピーチしていた中沢新一氏が、癖ある我こそは我こそはという編集者のなかで、船橋さんのような受け入れてくれる人がとても安心できたということを言っていたが、その通りだと思う。サーカス誕生の本を出すときも、サーカス学会をつくるときも、話を聞いてくれて、そして背中を押してくれた、それがどれだけ大きな力になったか。
なにより大学時代バフチンのラブレー論を読んで、まさに魂をゆさぶられ、久保覚さんからサーカス学ということがあることに目覚めされた自分が、ブーイサックの本を出したせりか書房からサーカス学の本を出せたこと、それがうれしいし、大きな勲章になっている。とてもいい会だった。
今日は妻とふたりで、おでんの静かな夕飯。
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