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デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

サンカの真実

2013-06-27 17:08:50 | 買った本・読んだ本
書名 「サンカの真実 三角寛の虚構」
著者 筒井功  出版社 文藝春秋(文春新書) 出版年 2006

服部英雄の「河原のモノ、、秀吉」を読んだとき、この本のことを知り、興味をもち読むことになった。一気に読んだ。サンカ研究の第一人者である三角寛の虚言癖を暴き、彼が発表したサンカ研究がほとんどすべて虚構のものであったということを暴露した本なのだが、こう比較してはいけないかもしれないが、佐野眞一の剽窃を暴いた宝島の本のような不快な読後感はなかった。自らもサンカを研究する筒井本人が、サンカ研究を前に進めるためにもどうしても障害となっている三角の嘘を暴かなくてはならないという使命感をもって書いたということはよくわかる。
ふたつ驚いたことがある。
まず三角のやったことのひどさ。よくもこうしゃあしゃあと話しをつくることができるのだろうかということ。筒井はそれを裏付けるために事実をつきつけるだけでなく、三角の虚言癖まで暴くことになる。サンカたちに写真をとらせていたということが、彼の嘘を明らかにするきっかけとなるのだが、それだけでなくサンカ文字とかサンカ言葉とかよくもそこまで創作できたものである。この嘘ぶりにはほんとうに驚く。
もうひとつはサンカのフィールドワークをするのにまだ(この書が書かれた時点で)間に合うと言われていることである。すっかり滅びいまはないとされているサンカたちの後裔たちから聞き書きをとるなかで、まだサンカの生態、歴史を知るための史料が集めれるとしていることである。
さまざまな人たちから取り上げられているサンカの問題、自分もクグツとの関係で興味は持っているのだが、基礎史料がないということと、三角の嘘のために学問として位置づけることができない。それをなんとかしたいということで、とにかく三角の嘘を暴かなければということになった。
ほんとうに罪作りな人である。そういえば長谷川濬もかつて彼の人世座で働いていたことがあった。

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レ・クザンの解散

2013-06-27 11:29:55 | お仕事日誌
ベイサイドマリーナを走っていると、ホテルの前のところにクレーンがあって、たくさんの人が群がっている。どうやらCMかなんかの撮影のようだ。タレントさんらしき人は見当たらなかった。6時ちょっとすぎだもんな、まだ準備というところなのだろう。それにしてもどうしてこんなに人がたくさんいるのだろう・・・
昨日たっぷりと雨をすってあじさいがきれい。水滴が葉っぱについていると、あじさいがとても元気に見える。
今日はいい天気になりそう。久しぶりに山道から遠く木更津の方まで臨めた。

ふって沸いてきたような仕事の話し、自分たちの担当しているところからだんだん離れていっているような気配。
ネコのトイレのことで返事が来る。猫を飼っている同僚たちからいろいろ聞かれるが、自分はちょっともわからない。
ずっとやっている算数問題については、おじさんは放棄を決断。その旨トゥイチーに連絡。
ヤクーツクのセルゲイに拙著「サーカスは私の大学だった」を送る。すっかり忘れていた。そういえばまもなく松本でやる空中キャバレーに出演するジュロにもあげないといけないな。ジュロといえば、2,3日前にレ・クザン解散のメールがあったなあ・・・日本にも何度かきてもらったし、そもそもカーニバルプラザの仕事で一緒になった3人がつくったグループ。なんとなく感慨深いものが・・・


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